仕事するなら狭いところと広いところとどっちがいい?
「嘘だ・・・俺は今嘘をついている! 本当は天井が低くて狭いところが大好きなのに!」
わかる、わかる!
■天井が低い方がお好き?
「天井が高い家にして本当によかったわね」とボール遊びをしている娘たちを見ている妻役の中村優子に言われて、「そうだな」と答えた夫の竹野内豊が「嘘だ・・・俺は今嘘をついている。本当は天井が低くて狭いところが大好きなのに!」と心の中で呟く大和ハウスのCMがある。私はこの竹野内豊の気持ちがよく分かる!
■カプセルに引きこもって
今月から私は職場がちょっと遠くなった。と、思ったら早速トラブル発生で終電を逃すことに。
こんなときは職場の裏にあるカプセルホテルを利用する。3000円程度で泊まれるし大浴場とサウナがある。リラクゼーションルームにはマンガや雑誌がたくさんある。食堂もあるしカプセルの中にはテレビもある。
私はカプセルホテルが好きだ。大浴場で手足を伸ばしてゆったりして、リラクゼーションルームでビールを飲んでまったりすると残業の疲れが癒される。そして、カプセルに籠もる。カプセルは狭い。でもこの小さなカプセルに引きこもると結構落ち着くのだ。私の家が大家族で常に賑やかで、就寝中でも寝相の悪い息子のキックをしばしばくらうという環境のせいもあるが。
■狭い区切られたところで集中して
パソコンで仕事をするエンジニアの職場の中には、一人ひとりの机がパーティションで区切られているところがある。周りの人の顔が見えず自分だけの閉ざされた空間になる。コーディングやドキュメント書きなどを集中して行えそうだ。打合せや相談をするとき以外はこういった閉ざされた空間のほうが効率が上がるのではないだろうか。昼食後などは居眠りしてしまうかもしれないけれど。
■広いオープンなところで発想を広げて
一方、机が固定されずにノートパソコンを持ってテーブルの好きなところで仕事をするようなオープンな環境の職場もある。私もコラムを書くときなどは家でじっとパソコンに向かうよりも、喫茶店などのオープンな環境のほうがアイディアが浮かぶことが多い。周りがガヤガヤとうるさいけれどかえって刺激になって発想が広がるのだ。
■集中と解放
集中したり発想を広げたりとメリハリをつけることが仕事の効率化にとっても健康にとっても大事だと思う。狭いところや広いところはメリハリをつけやすくするための道具だ。いい仕事がしたければ、1か所に引きこもってばかりでも、ノマド生活で放浪ばかりしていてもいけない。ときどき移動してメリハリをつけるのだ。
そして家の天井は低いほうがいい。狭いほうが落ち着くのだ。日本人ならウサギ小屋に住め。そしてボール遊びがしたいなら外に行け、外に! ちょっとばかし天井の高い家よりも、空のほうがずっと高いのだから。
と言いつつ、狭い部屋にミニ卓球台が置いてあるあべっかんでした。