人間関係に効く"サプリ" で「やらされ感」をプラス思考に!
「人間関係に効く"サプリ"」 ってなんだ?
「田中淳子の"言葉のチカラ"」を執筆している田中さんの電子書籍 「人間関係に効く"サプリ"」-職場で役立つ30のコミュニケーション術 を読んでみた。
■「しなければ」を前向きな言葉に置きかえてみる
「早く片付けないと締切も迫っているし、お客さんにも怒られそうだし」 と思ってしまうところを、「早く片付けちゃおう。そうすれば締切にも余裕で間に合うし」 とあえて前向きな言葉を使ってみる。
言葉には力があるので、自らが発した言葉によって、自分の考えや想いは影響を受ける。(以上引用)
こんな「サプリ」が紹介されていた。
■MustとCan
これを読んで英語の"Must"という単語が思い浮かんだ。「しなければいけない」は、中学の英語の教科書では"Must"あるいは"have to"だと習った。でも実際の英文を見ると、"Must"や"have to"ってあまり出てこない気がする。
~をするためには~しなければいけません、というような文章は、You Must ~ to ~ ではなくて You Can ~ to ~ って書かれていることが多い。
これって、「しなければ」を前向きな言葉に置きかえているようなものだ。You Mustで強制されるよりも、You Can~と言われた方がやらされ感もなくて気分がいい。英語圏の人たちはプラス思考で「しなければ」を前向きな「Can」に置きかえていたようだ。もし、オバマ大統領が "Yes We Can!" じゃでなくって "Yes You Must!" なんて言っていたらきっと大統領にはなれなかったことだろう。
■前向きな言葉はどこでも効果がある
人間のやることなんて所詮は気持ちに左右される。特にスポーツだと、「負ける」と思ってプレーしたらまず負ける。「勝てる」「きっとできる」と信じ込んでプレーしたときに思わぬ結果が出る。
先日、星稜高校野球部が9回裏に8点差をひっくり返してサヨナラ勝ちした。9回裏に「8点取らなければ」と思っていたらきっと負けていたことだろう。「笑えば前向きになれる」という合言葉が功を奏したようだ。
私も、いつもなら、「しなければ」と、やらされ感を持ってやったであろう仕事を、「してしまおう」に置きかえてやってみた。するといつもより気分がノッて仕事がはかどった気がした。「しなければ」を前向きな言葉に置きかえてやらされ感を払拭するサプリは効果がありそうだ。
えーと、最後はどうしようかな。オチをつけなくては...
「そういうやらされ感がダメなんでしょ!」
abekkanでした。
田中淳子さんの「人間関係に効く"サプリ"」はここで入手できます。
ついでに、abekkanの「忙しいSEも『育児ナシ』を卒業」はここで250円で入手できます。
コメント
Pairing
私は「~しないといけない」って口癖のように言う人はそれだけ余裕がないのかな、
と考えていました。
しかし最近思うに、どうやら「~しないといけない」「~するしかない」で発言に重みを持たせようとして”盛る”ために口癖化しているのではないかという結論に
至りました。
ご本人は盛れたつもりでも、こちらからするとそれほど大した話じゃなくて滑稽なんですけどね。そういう視点から、やっぱり過剰な強制力(+滑稽な自己陶酔感)を漂わせる言葉づかいには気を付けようと感じた次第であります。
abekkan
>Pairing さん
コメントありがとうございます。
語尾を少し変えると、滑稽に思われてしまうこともあるんですね。日本語って難しい(^_^;)。