いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

迷い人オーバーラン

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■迷うと人の動きは鈍くなる

 仕事を早く進めるために必要なこと。それは迷いをなくすことだと思う。

 迷いをなくすことで大きく2つの利益がある。1つは迷って悩んでる時間が省けることだ。その分、精神力も消費しないで済む。もう1つは、正しく判断できることだ。思考がぶれないので、その分判断の精度は増す。

 迷いは精神的なものとして片付けられることが多い。しかし、迷うには必ず原因がある。原因が必ずあるので、細かく解析していけば必ず解消できる。迷いを随時解消していけば、ストレスが少なく迅速に仕事が進むようになる。それができれば理想的だ。

■迷いへの対処方法

 迷う理由は不安があるからだ。例えば、分からない情報がある、やり方が正しいのか分からない、失敗に対することへの恐怖などだ。成功ノウハウなどの本を読むと、これらをリストアップして理論的に考えるという話がよく出ている。

 しかし、それだけでは片手落ちだ。充分な対処はできない。頭で分かってても不安とか、理論立てて説明できない不安だってある。経験を積むとか、精神的に成長するという方法でしか解消できない不安もある。

 つまり、不安を解消するには理論的なアプローチと精神的な強さによるアプローチと、2通りの方法がある。それさえ押さえておけば、不安に対して適切にアプローチができる。

■業務の進捗は管理するが、不安は管理しない

 不安は放っておくと増大する。不安が多いと迷うようことも増える。こういう状況で仕事をしていると、大きく作業効率を落としたり、突然の大失敗に繋がりやすくなる。

 そんなことで、迷いに対してアプローチを行う事は、業務を円滑に進める上で重要ではないだろうか。もちろん迷いに対してアプローチするには、迷ってる人に対して大きく関わることになる。労力もそれなりに必要だ。しかし、それだけの価値はあるはずだ。

 業務の進捗を管理するように、不安や迷いを管理してはどうだろうか。確かに管理をしにくいものではある。しかし、ノウハウを積んでいけば、いろいろな対処方法を編み出すこともできるかもしれない。決して無理ではないはずだ。

■迷いが一線を超えた時

 これは個人的な経験だが、迷いすぎると物事が考えられなくなる。時間が過ぎて考えると、簡単なことがなぜ分からなかったんだろう、ということがある。あぁ、あの時ああしていれば……と後悔する。

 そんな物事が考えられない状態で仕事をすると、やっぱりはかどらない。そして無駄に残業時間が増えていく。そんな状況を考えていたら、ふと思い浮かんだ一言。

 「迷い人、オーバー・ラン(過剰稼働)」。

 なんか、似たようなタイトルのアニメがあった気がする。

 振り返るってみると、迷いが多いことで残業時間が増えてた。無駄な仕事を随分してしまったものです。落ち着いて対処すれば、もっと残業減らして楽々仕事ができたのではないかと反省してみた。

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