エンジニア歴20年のおっさんが語る、いろいろな経験やこれからのソフトウェア業界についてです。

第16話 モバイルに思いを馳せて

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 非常久しぶりです。取りあえず、生きてマス。

 別に修羅場を脱したわけでもなく、これからまだひと山ふた山あるとは思いますがあまり間を空けると(いや、充分空いてるけど……)忘れ去られそうなのと、ストレスも溜まってくるのでちょっと書いてみました。

 そんなわけで、ずいぶん前に内容を予告をしたような気もしますが、それは忘れて(笑)ちょっと別な話題を。

■Windows7登場

 わたしは基本的に新しいもの大好きです。Windows98 から最新の Windows7 までだいたい発売と同時に購入、インストールして使っています。例外は「Windows Me」ぐらいでしょうか。わたしの自宅のパソコンはハードディスクを入れ替えられるように(リムーバブルケースで)してあるので、開発用はWindowsXP Pro、普段使うものは Windows7 Ultimate として使っています。WindowsVista も何のかんのいいながら、発売直後から使っていました。今回はどうしようか考えましたが(プリンタドライバなどがまだないので)XPモードを使ってみたら取りあえずなんとかなりそうだったので(たくさん印刷することもないし)そのまま移行しました。

 わたしの奥さんもそうですが、良く「SP(サービスパック)が出るまで新しいOSは使わない」という人がけっこういます。わたし自身は良くも悪くも使ってなんぼ、みたいな考えなのでなんだかもったいないなぁ、と感じてしまいます。もっとも仕事では安定が大切ですけど。

 そういえばMacも新しいOS(Mac OS X Snow Leopard)の発売後すぐ買ってインストールしたっけ。

■モバイルを考える

 わたしは割と外出が多いので、普段はパソコンも持って出かけています。ネットブックというカテゴリのパソコンが出てからかなり小型・軽量のパソコンも増え、インターネット環境も充実してきました。

 わたしのモバイルパソコン歴はけっこう古く、最初は初代リブレット(東芝)でした。当時、世界最小のWindows95 パソコンと謳われていて、アンチインテル、アンチマイクロソフトでずっと Mac を使っていたわたしがすぐさま飛びついて初めて買ったWindows 搭載パソコンでした。その後、Pentium になったリブレットやVAIO が登場してから505やC1、Uなども使っていました。

 いま使っているのは「SONY VAIO Type P」です。スペックもそこそこ良いものを買ったのでなかなか重宝しています。場所を取らないので外出先でも使いやすいです。難を1ついえば、画面領域が大きい割にディスプレイが小さいので見づらいところでしょうか。特にだんだん老眼が近付いているアラフォー世代にはちょっと厳しいかも。でも、他人に覗かれてもちらっと見ただけでは分からないので、作業にそんなに気を使わなくて気に入ってます。

 当然、このVAIO も Windows7 Pro にしてあります。

 外出先でパソコンを使う場合、さすがにプログラムをゴリゴリ書いて……とはなりませんが、ちょっとした修正(緊急性があり、エディタで修正できる程度)ならやりますが、もっぱらスケジュール管理と暇つぶしが主となります。ここのコラムやドキュメント作成も少しやるかな。メールはWeb メール使ってやります。

 場所的にはカフェ(喫茶店)が多いです。土地柄、あちこちにあるので。昔から読書する時は必ず行っていたので、その延長線で今でも外出するとほぼ100%お気に入りのカフェに寄ってます。

 場所、インフラ、ハードウェアが本当にモバイルに向いてきたと実感しています。

■インフラの誘惑

 わたしはかなり昔から外出先でインターネット(携帯を除く)を模索してきました。具体的には金額(これが一番大事!)と使えるエリアです。パソコン通信(死語?)の時代はモデムカードをグレーの公衆電話につないで……とかでしたが、インターネットではそうもいきません。

 東京など首都圏ではまだしも、地方都市ではどのサービスが良いのか試してみないと分かりませんでした。試行錯誤とずぼらな性格で現在は「ウィルコム」「イーモバイル」「UQ WiMAX」を契約しています。全部定額ですが、合わせると1万円はゆうに超えます。普段使っているのは「UQ WiMAX」なので(VAIO Pに内蔵モジュールを搭載しているので)それ以外は解約しようかと考えていますがなかなか実行に移せません。

 携帯電話でもそうですが、最近のモバイル機器には良く「2年縛り」契約があります。つまり、機器を安くする、もしくは安くパソコンを買えるようにするので2年間は使ってね、というものです。わたしが契約している「ウィルコム」「イーモバイル」もその類いで、解約は即違約金(機器代)が必要です。もっとも満期まで払っても使わなければ同じなのでそれはあまり問題ではありません。

 あとは解約のしづらさです。まぁ、企業からみると契約と同じぐらい解約も手軽にできると、わたしのようなずぼらな人間でもすぐに解約してしまいそうなのでそれはしかたないと思います。しかし、もう少し何とかならないもんでしょうか。

 万が一、も少しあります。つまり、今のように3つの手段があればどこに行っても1つぐらいはネットが使えるだろう、というある意味バックアップ的な感覚です。ただ、個人としてコストを考えると非常に「無駄」なんですけどね。企業と違ってまぁ、携帯電話さえつながればどこでもネットまでは必要ないでしょうけど。

 わたしの自宅のPCはVPNで接続できるようになっています。ですからあまりたくさんのデータを持ち歩く必要もありません。ただ、そういう意味ではネットが使えることが前提なのでそれも現在みたいにひとつに出来ない要因かもしれません。

 結局、解約しないままに次の契約を皮算用で行ってしまい「どうしよう」といまだに考えてしまいます(自業自得)。

■スケジュール管理はしますか?

 わたしは主に iPhone と手帳で日々のスケジュール管理をしています。自宅などパソコンが使えるところでは当然パソコンでも行っています。本当は手帳は手放したいのですが、機械が急に壊れた時にその場で困るのと、場所によってはパソコン、携帯電話持ち込み禁止の場合もあるので手帳も使ってます。もっともメモなどは手帳かノートが必要なんですが。

 最近の携帯電話は非常に多機能で電話以外にメールやテレビ(ワンセグ)、音楽プレイヤーとほぼそれ1台でOKです。実際、わたしが普段使っている携帯電話(iPhoneではない)もそうです。

 でも多機能な分、あれこれ使っているとすぐにバッテリーが無くなってしまいます。昔よりは電池の性能も格段に上がっていますがそれでも毎日充電は必要です。そういうこともあって、わたしは携帯電話は電話とメールとWeb(ニュースなど読むため)のみ使用しています。iPhoneはメールとスケジュール管理(典型的なPIM用途)のみです。

 本当は何でも1台に集約してしまうのが良いんでしょうが、そこはまだ考えが古いのかなかなか踏ん切りがつかなくてできません。

 複数の機器でスケジュールを管理しているのでその連携も必要になっています。ポピュラーなのはGoogleカレンダーですが、本当はプロジェクトの予定なんかも一緒に管理したいので(出来ないことはないでしょうが)どうにかならないか思案中です。

 年々、いろいろな予定が増えてちゃんと書いておかないと覚えきれない時も多々あります。スケジュール管理を行う前は時々約束をすっぽかして迷惑をかけたりしたので今は携帯電話、手帳、iPhone、モバイルPCは外出時には手放せなくなりました。

■どこへ行くのか

 インターネット接続が生活の中に普通に溶け込み、ますます切り離せなくなってきています。パソコンだけではなく、携帯電話もネットワークに接続しているので、モバイルという意味ではもうほとんどの人が何らかの形で利用していると思われます。

 昔、携帯電話が普及する前に仕事で年末年始など長期休暇の時にポケットベルを持たされていましたが、休みまで縛られるのがイヤで(まだ20歳そこそこの若造だったので)机の引き出しに入れっぱなしにしていた記憶があります(ちなみに上司が呼び出したら机の中で鳴っているのでバレてしまい、すごく怒られたというオチがあります)。

 家の電話も黒電話で留守番機能すらイヤでしたが、それが今では携帯がないと落ち着かず、ネットにつながらないと大騒ぎするようになってしまいました。余談ですが数年前、長期主張時に携帯電話を忘れてしまい、仕方ないので急遽現地で購入しました。電話帳は奥さんに頼んでパソコンで読みだしてそのデータをメールで送ってもらい、こちらで入れ直しました。

 つくづく便利になったと思いますが、その半面セキュリティや個人情報などこの業界で働いて仕組みをある程度知っているだけにコワい部分もあります。その発展の中で自分の仕事もあるので、どうするべきかは真剣に考えていく必要はあると思ってます。

 さすがに以前ほど頻繁に更新できないと思いますが、それでももうちょっと頑張ろうと思います。

 次回からどうするかまだ考えていませんが、間が空いてしまった分、心機一転新しいテーマを考えようと思います。

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