気難しいプログラマとの人間関係に必要ないくつかのポイント

1. はじめに

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  •  あいつは仕事はよくできるが、どうも馬が合わない
  •  いつもツンケンしてて、しゃべっていて腹が立つ
  •  コミュニケーションが取りづらい

 このようなプログラマを部下に持つリーダーの方へ。

 「コミュニケーション能力が低いから」などという言葉とともに、彼らとの関係改善を放棄しようとしていませんか。

 あなたの気持ちは痛いほど良く分かります。なぜならわたし自身がそういった経験を持つリーダーだからです。

 彼らの態度やこちらからの問いかけに対する反応は、奇妙で理解しがたく、何がそんなに気に入らないの? と聞いてみたくなるほど複雑怪奇に見えます。

 彼らとの円滑な人間関係を保つために必要なことは、相手の気持ちや状況を理解し、思いやりを持って接することです。当たり前ですよね。特にこれといって特別なことではありません。

 こんなことをいうと、

 「いや、そもそも相手の気持ちが分からないから困ってるんじゃないか」

という反論が返ってきそうです。おっしゃるとおりです。

 しかし、わたしにはなぜ彼らが上司に対してそういった奇妙な態度をとるのか、その理由や原因をきちんと理解できています。なぜならわたし自身が今現在もなお、表題に表されたような、現役の「気難しいプログラマ」だからです。

 ここでは便宜上、上司側の立場に立って話を進めていきます。ですので、もしあなたが上司側の人間であれば、本テキストは単なるアドバイスのように見えるかもしれません。

 しかしあなたが部下側の人間であるならば、常日ごろから感じている不平不満が文章化されているように見えることでしょう。

 できれば、このテキストが上司と部下、両者の目に触れ、かつ双方の共感が得られることを祈ります。

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