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熱収縮チューブの使い方

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 試作や小ロットの製品に欠かせないパーツが熱収縮チューブ。今回はそんな熱収縮チューブについて取り上げます。

強電ではビニー ル・テープが使われますが、絶縁しようにも細かな部分には巻けません。 熱収縮チューブは、ケーブルの先端や小さなプリント基板全体を絶縁するときに用いられます。

次の写真は、BitScope社の小型オシロスコープ を透明な熱収縮チューブでパッケージングしています。

shrinksleeves1.png次の写真は、ケーブルの先端を補強、絶縁しています。二重同軸ケーブルという小ロットの製品です(KEITHLEY)。

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熱収縮チューブの選び方

熱収縮チューブは、薄いプラスチックの筒状製品で、熱を加えると、直径方向に収縮します。低温タイプは80℃、一般的な製品は120℃ぐらいから収縮を始めます。直径方向の収縮率は2:1が多く、3:1もあります。
製品では、さまざまな直径と色が用意されています。試作を行う場合、写真のように、詰め合わせセットを購入していると便利です。私がよく利用しているRSコンポーネンツでは幅広く扱っています。

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作業にはヒートガンが必要

 低温タイプは、ヘアードライアでも収縮しますが、一般的に入手できる120℃のチューブは専用工具のヒートガンを使います。

heat1.png

 熱収縮チューブの使い方はとても簡単です。

(1) 適切な色と、約1.3~1.5倍の直径の熱収縮チューブを選ぶ

(2) 事前に通しておく(写真ははんだ付けでケーブルを延長した部分を保護する目的で使用)

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(3) はんだ付けの部分に移動 し、ヒートガンで熱風を吹き付ける。

shrinksleeves5.png

熱して収縮したチューブは、曲げにも強く、ビニール・テープのように剥がれたりせず、長期にわたって利用できます。

以上です。

いかがでしたでしょうか?

実はいろいろなところで活躍してくれている熱収縮チューブについて少しでも理解を深めていただけたら嬉しいです。

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