コンピュータ、管理はしても管理されるな
今日の取り組み
<国語>4月号 第8回 がんばりもんだい 15分
こんなメールが私の携帯に送られてきた。
■タブレット端末でお勉強
次女がやっている通信教育のチャレンジ2年生。今年度からテキスト冊子でなく、タブレット端末の教材になった。タブレットだと親が確認しにくいだろうと思っていた。ところが進捗が親にメール送信されてくる。これならお勉強の状況がよく分かる。さらには「よくがんばったね」などの応援メッセージを携帯からタブレット端末に送ることもできる。便利なシステムだ。よく考えたな。
でもよく考えたら、職場で使われているタスク管理システムと同じだ。個々の仕事の進み具合を入力するとプロジェクトマネージャやリーダーにメールが飛んでチェックする。「よくがんばったねメール」が来る代りに、ダメ出しメールが届く。職場でも家でもコンピュータシステムで管理する。そんな時代になったか。
■コンピュータが管理する未来の世界
昔読んだ手塚治虫のマンガ、「火の鳥(未来編)」を思い出した。国の政治は全てホストコンピュータが決定して国民を管理する。ホストコンピュータの計算は完璧で間違うことはない。政治家の私利私欲が絡むこともないので世界は平和になった。人間は安心してコンピュータに政治を任せている(そのあとの話で平和ではなくなるのだが)。そんなふうになるわけないだろう、と私は思っていた。けれども、なんでもコンピュータで管理する時代になってきたのだから、あり得ない話でもなくなってきたのかも。
■どっちがコンピュータ?
でも、すべてをコンピュータに任せてしまうというのは危険なことだ。ホストコンピュータが考えたプログラムを人間たちが実行する。それって反対だ。人間が考えたプログラムを実行するのがコンピュータの役目だったはず。コンピュータの意のままに人間が動かされてしまったら本末転倒。どっちがコンピュータなんだか分からない。人間がコンピュータのために生きているみたいになってしまう。コンピュータを使って「人が」人を管理するのはいい。しかしコンピュータに任せきって、人間が「考える」ことをやめることがないようにしないといけない。
「コンピュータを管理しても、コンピュータに管理されるな」。なんだか、「酒は飲んでも飲まれるな」みたいになってしまった。
abekkanでした。
コメント
Jitta
今日の取り組みに、15分かかりますか?
うちは、5分いないに終わっています。
これを読んで不安になったので、子供会で聞いたり、娘の様子を伺っていたのですが、周りも5分以内で終わっているとのことでした。
どうも、「授業」の時間はカウントされておらず、問題を解いている時間が報告されるようです。
本当に15分かかってます?
abekkan
> Jitta さん
冒頭の一行は実際のメールをそのまま載せたわけではありません。
もとのメールは消してしまったので覚えていませんが、他の科目などと足したりして水増ししたような気もします。
参考にならなくてごめんなさい。
うちの娘は問題が来ると1日の分量は関係なしにどんどん進めてしまいます。ちゃんと理解してから進めているのかちょっと気になってます(^_^;)