文系新卒、世界にひとつだけのJAVA。

» 2014/04/09

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唄 ： SWAP

■暇をつぶして何が悪い！シンゴー！シンゴー！

眠いときは眠い。それはもう、どうしようもなく。かと言って寝るワケにもいかない。我が社の懐から出ているお金で受けてる研修なのだから。寝るな、寝たらダメだ。しかしまぶたが重い。まどろむ私に容赦なく睡魔は襲い来る。フリスク三粒一気食いでも撃退出来ないぞ。やばい。何とかして気を紛らわせねば。どうにかして目を覚まさなきゃ……。

そうだ、聞いてるだけだから眠いんだ。何もしないから眠くなるんだ。とにかく手と頭を動かせばいい。出来るだけ楽しく、疲れなくて、それでいてほどよく頭を使えるような感じで。しかも講師から見てサボってるように見えなければ最高だ。何か、何かないのか！

そうだ、替え歌を作ろう。

■意外とこれが利いた。

重たい目をこすりながら研修に使っているテキストの索引をめくる。かの名曲、世界にひとつだけの花。この歌詞に合わせてキーワードをはめ込んでいく。母音と子音、語感、リズム…いずれが欠けても成立しない。一瞬の油断も許されない。程よい緊張感の中、次々と言葉を埋める。何だかジグソーパズルをやっているような気分である。パシっと言葉がハマった時の快感、筆舌に尽くしがたい。その努力の粋…それこそが冒頭の単語の羅列だ。

「何をバカなことしてんだバカ！研修中だろバカ！話聞けバカ！」とおっしゃる方々。叱責は少しばかり待って頂きたい。この遊び、意外と馬鹿にできない。やってみて分かったが、これがなかなか良い。適度に集中できるし頭もそれなりに使う。居眠りせずに眠気も覚ませる。そして何より、パッと見た感じ熱心に何かを調べているように見える。まさに一石二鳥。我ながら素晴らしい方法を思いついてしまった。あ、目が覚めたあとはキチンと話を聞いてました。

■頭のリフレッシュは人それぞれ

集中することは素晴らしい。何かに集中して臨んだ時のパフォーマンスたるや、計り知れないものがある。しかしその状態を持続するのは非常に難しい。しかも一度集中力を切らしてしまうと、しばらく休息を取らなければ同等のパフォーマンスは発揮できない。人間である以上は、どこかしらでリフレッシュが必要になることだろう。

リフレッシュの方法は人それぞれ。一般的なのは「目の前のことから離れてみる」ことだろう。気晴らしと言い換えても差し支えない。体を動かしたり、お酒を飲んだり、談笑したり…これらは全て気晴らしだ。私の場合、それがたまたま替え歌だっただけの話である。何の問題もない。問題ないと思う。問題ないんじゃないかな。ま、ちょっとは覚悟しとく。

■「くだらない」を楽しんでみる

気晴らしが出来れば様々な効率があがる。アクティブな人が要領がいい理由は、個人的にはここにあるんじゃないかと思う。リフレッシュの仕方が上手いからだ。他人より多く動いてる割りに元気そうなのは、気のせいじゃないはず。

ちなみに私はアクティブな方ではない。あんまり動きたくない。そうすると、気晴らしの方法も限られてくる。だからこそこんなくだらない暇つぶしでリフレッシュできた。くだらなくても問題ない。どうでもいいことに楽しみを見出す。「気付き」の力が重要であるとするならば、これほど贅沢なことはない。身の回りで出来る暇つぶし……意外と馬鹿に出来ないかもしれない。