@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

TOEIC900点。英語ぺらぺら? 答えはノーだ

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。「地方からの戯言」「海外でも通用するエンジニアになる」「ITエンジニアの憂鬱」からコラムを取り上げる。

  • 声にならない声を出す
  • 海外IT企業で必要な英語力
  • 「指名」されるエンジニアへの道

何かいいたいことがあるなら、ためらわずに声を出せ

 地方で働くITエンジニア Ahf氏による『地方からの戯言』。いいたいことがあるけれど、情報発信をしない人への提言。

 情報発信をしない技術者がいる。一体なぜだろうか。Ahf氏は2つの理由を挙げている。まず、「自分が持つ知識や話題が、世間でどれくらいのレベルとして認められているかが分からない」ということ。次に、「発信しても、無反応で終わってしまうのではないか」という恐怖感だ。

 しかし、何か伝えたいことがあるなら、ためらわずに声を出すべきである。外部に向けて情報発信をすれば、自分とは異なる意見をもらう可能性や、新しい人と出会う可能性が増えるからだ。文章、プレゼンテーション、Twitter、表現方法や場所はなんでもかまわない。まずは始めることが重要なのだ。

 「声を出してみなければ、何も始まらない」。Ahf氏はそう主張する。

TOEIC900点あっても、英語を話せるわけではない

 海外で働いた経験を持つ鹿島和郎氏による『海外でも通用するエンジニアになる』。海外で働くためには、どれくらいの英語力が必要なのだろうか?

 英語力を測る指標として、日本ではよくTOEICが用いられる。では、実際のところTOEICの点数がどれくらいあれば、海外で仕事ができるレベルになるのだろうか?

 鹿島氏のTOEICの点数は、渡航前で600点ほどだった。海外暮らしを始めて数カ月後には、あっという間に900点近くになったという。これは相当高い点数だ。600点をボーダーラインとして設置している日本企業は多い。

 しかし、TOEIC900点を取得しても、会話では非常に苦戦したと鹿島氏は告白する。TOEICの点数がいくら高くても、「英語で話せる」わけではない。TOEICは、英語力を測る指標の1つでしかない。仕事で英語を使うようになるためには、勉強だけではなく日々の実践が大事なのだ。

 

顧客視点に立つために必要な3条件

 顧客を感動させられる人材になる方法を提言する猪目大輔氏による『「指名」されるエンジニアへの道』。「顧客に信頼される人材になる」、後編。

 前編で、猪目氏は「顧客に信頼される人材」を、「専門スキル・知識を持ち」「顧客視点で専門スキルを活用できるヒューマンスキルや考え方を兼ね備え」「満足する品質を提供できる」人と定義した。後編ではさらに掘り下げて解説している。

 「顧客視点」に立ってアウトプットをするためには、具体的にどのようなスキルが必要か? 猪目氏は、下記の3点を挙げている。

  • 「情報の伝え方は相手によって異なる」と認識する
  • 情報の受け手の視点で客観的に考える
  • 同一テーマであっても、相手の視点や情報リテラシーによって伝え方を変える

 「アウトプットをする前に、必ず利害関係者の視点で考える癖を付けるべき」と、猪目氏はアドバイスする。視点を広げて、顧客ごとに伝え方を変える。そうすることによって、自分目線でしか考えられない人材からの脱却を図るのだ。

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