iPhoneアプリ”楽天ブックス”の開発事例について発表します
楽天株式会社 開発部 河村圭介 (@kkawamura)
こんにちは。楽天でエンジニアをしております、@kkawamuraです。ちょっと時間が経ってしまいましたが、先日AppStoreに楽天ブックスの iPhoneアプリ”楽天ブックス”をリリースしました。
iPhoneをお持ちの皆さま、お使いいただけてますでしょうか? このアプリはユーザの声に答える形で、有志のエンジニア4名(@osho_4192、@mistakah、@sohei、@kkawamura)で開発を行なうという、ちょっと特殊な形態でのプロジェクトでした。以前、このコラムで楽天ではジャングルというエンジニアの自主開発を支援する仕組みがあることをご紹介しましたが、このアプリはエンジニアの”ジャングル時間”からの成果です。
今回開発したアプリは「iPhoneアプリ内でお買いものできるアプリ」をコンセプトに開発いたしました。基本的にはWEB同様の機能をほとんどアプリの中
でできるように実装しております。また、iPhoneアプリを使っていると時折ある、「なかなか表示されずにイライラする」ことがなるべく
少ない状態で買いものをサクサク行えるよう、処理速度にはこだわりました。
ただ、このプロジェクトが何もかも順調に進んだかというと、そういうわけでもありませんでした。メンバーはそれぞれに本業のプロジェクトを持っている中、10%ルールのもとで開発を進めていました。そのような時間的制約の中、サービスとしてユーザーの皆さまへ提供できる品質のものを開発する難しさがあり、いろいろと課題を残すことになりました。開発合宿を行ったり、時間を捻出する工夫はいろいろ試みたのですが、今後同じようなプロジェクトを行う際にはもう少し効率
的に進められるよう改善したいですね。
開発の様子。会議室に集まって打ち合わせながら開発を行なったりもしました。
さて、来る10月16日に楽天主催の技術イベント「楽天テクノロジーカンファレンス2010 -Hello, World!
-」があります。このカンファレンスの中で、今回ご紹介した楽天ジャングルから生まれたiPhoneアプリ、”楽天ブックス”の事例紹介を行います。講演者は、開発者であ
る和田(@osho_4192)、高橋(@mistakahです。このコラムでは詳しく触れてない実装のTipsやプロジェクトの裏話もお話しいたしますので、興味のあるデベ
ロッパーの皆さまはぜひお越しください。
また、このコラムでは、今後も社内の様子をつぶさに発信していきたいと思います。不定期更新になってしまいそうですが。それでは、また。
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