47歳のハローワーク→それからどうした

転職活動

» 2013/11/07

　今年の7月に『47歳のハローワーク』というコラムで、次の仕事を決めないで仕事辞めちゃいました、的なことを書いたんですけど、なんだか心配してくださってる方がいるようなので、後日談をば。

　実は、7月の半ばにASP.NETな傭兵さんのお仕事がみつかりまして、1カ月半ほどそこでお世話になり、9月からはVisual C++な傭兵さんのお仕事に移り、今もそこでお世話になっています。

　というわけで、無職状態は半月程度で終わってしまいました。

　仕事がみつからなかったらみつからなかったで、これからのことをのんびりと考えながら、ちょっと長めの夏休みを過ごすのもいいんじゃない？ と、最初のころはのんきに構えてたんですが、家にひきこもってみると、意外と「これからのこと」なんて考えられませんでした。なんだか、思考がムダに拡散するばかりでうまくまとまらない感じで。

　たまには立ち止まって先のことを考えてみるのもいい、とよく言われますが、あれはどうも私にはできそうにないです。立ち止まったら思考も止まるのか、意外とワーカホリックで仕事が生活の中心にないと何も回せないのか、とにかくダメダメな感じになってました。

　ためしにちょこちょことプログラムを書いてみたんですが、これまた思考が拡散してちっともうまく動きません。よくもわるくも職業プログラマで、リクエストと締め切りがないと燃えない（苦笑）。集中力が上がらない状態でやるコーディングほどつまらないものはありません。

　そんなわけで、無職中は技術書ばかり読んでいました。技術書を読むのはいつもどおり楽しかったです。コーディングはテンションあがらないのに、技術書読むとテンションあがるとか、我ながら不思議です（苦笑）。

　とかまあ、そういった生活をしていたら、知人が仕事を紹介してくれまして、1カ月半の契約で仕事をゲットすることができました。そして、それをこなしている間に、別の知人が仕事を紹介をしてくれまして、切れ目なく仕事を続けることになり、再び無職状態になるのは回避できました。

　要するに、知人のツテを頼って、今のところ生き延びています。いやあ、人間、年をとったら一番、頼りになるのはコネなんですねえ（←身もふたもない）。

　さらにぶっちゃけますと、人見知りで、基本ひきこもりで、仕事以外ではほとんど外に出ないわたしの人脈がそんなに広いわけがなく、仕事を紹介してくれたのは、このコラムを載せてくださっているエンジニアライフさんつながりで知り合った方々でした。

　このコラムを書き始めて4年ちょっと。1円も儲からないのに、なんでわざわざあっちこっちでdisられてまで書いてるかね、と思いながらもなんとなく続けてきたんですが、こんな形で生活を助けてもらうことになるとは本当に予想外でした。

　条件が折り合わなくて（主に勤務地的な問題）、もったいないことにお断りした話もあったりで、実際に働かせていただいた2件以外にも、いろいろと声をかけていただいて、とてもうれしかったです。

　わたしってば年長組（？）なのに、若い人たちにお世話になるばっかりで申し訳ないと思いつつも、今回は全面的に甘えさせていただきました。頼りがいのない先輩どころか、世話の焼ける先輩で本当にすみません。もっとちゃんとした大人になりたいです（←手遅れすぎる）。

　そんなこんなで、希望どおりコーディングが半分以上なお仕事をさせていただけてて、本当にありがたく思っています。

　安定した生活とは言いがたいし、プログラマを続けていくこと以外、この先のことを何も決めていないんですけど、そんなに不安は感じていません。

　だって、まだプログラマで食べていけてるもの！