プログラムをはじめたきっかけ
ゲーム業界に興味を持っている学生に対して、少しでも役に立てたらと思い、前回の記事から数回に分けて、論理的思考能力のないプログラマだったわたしがどうやってゲーム業界にもぐりこんだかをマンガにして少しずつ書いてみようと思っています。
【一芸入試】
プログラマの方は人それぞれ色々なきっかけがあってプログラムにのめり込んでいったと思いますが、わたしの場合は少し変わっていました。
それは、高校2年の頃、勉強が大嫌いだったわたしは何とかして楽して大学に入れないか、かなり真剣に悩んでました。
そして、そんな中発見したのがこの「一芸入試制度」だったのです……。
当時コンピュータ将棋のAIを作って大会に出場すると、それだけで「世界最年少出場記録」という一見かなり大そうな冠記録が手に入ったのです(実は参加者が20人位しかいない、申し込みすれば誰でも参加できるマイナーな大会だっただけです)。
「これはかなりの穴場だ!!」と思ったわたしは、今までサンデープログラマ的に趣味でやっていたつたないプログラム技術を駆使して、初めて完成を目標に本格的にプログラムの勉強を開始しました。
そして結果的に、このプログラムが今後のプログラマとしての自分の方向性を決めたと思っています。
ちなみに当時はVisual Basic 2.0をフロッピーで立ち上げて、コードをフロッピーディスクに保存していた古きよき時代。
そんな、ゆったりとした時代に、わたしのつたないプログラムはエラーの連続。
そんなエラーの連続に頭きて本当にパソコンを叩いたこともしばしば。
ただそうするとフロッピーで起動していたので、強い衝撃にもろく、一瞬にしてフリーズ。作っていたプログラムをセーブしてないときはそれはもう、さらに悲惨な自体に……。
だからそれから二度とパソコンを叩かなくなりました(アタリマエ)。パソコンは叩いてもダメなのだとこの時悟りました。
ちなみにそれだけがんばって作ったプログラムだったのですが、一芸入試は見事に落ちました……。
やはり穴場は穴場でしかないのです……。
人生楽しようとしちゃだめですね。マジメが一番。
と少し考えさせられた17歳の冬でした。