第1回 スタッフとして参加している3つのコミュニティ
【自己紹介】
はじめまして、水越明哉といいます。
株式会社チェンジビジョンでモデリングツールJUDEやプロジェクトマネジメントツールTRICHORDといったパッケージソフトウェアの開発をしています。
また、会社での仕事とは別にいくつかのコミュニティに参加して、またそのうちのいくつかではスタッフとして活動しています。
このコラムではコミュニティのスタッフとしての活動の紹介や、コミュニティの近況報告などをいたします。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
【参加コミュニティの紹介】
わたしがスタッフとして参加しているコミュニティは3つあります。
アジャイルプロセス協議会、XPJUG、そしてオブジェクト倶楽部です。
この3つのコミュニティは活動内容がけっこう似ていて、大雑把に言うと『アジャイル系』コミュニティといえるでしょう。
活動のテーマは似ている3つのコミュニティなのですが、組織の形態がそれぞれ違っているので、スタッフとしてはそれぞれのコミュニティが持っている特徴を感じることが出来て面白いです。
実はこのほかにも全日本腰リールカンファレンス(第1回、第2回)や、ファシリテーション・グラフィックの会など、単発的なイベントのスタッフをしたこともありますよ。
今回は第1回目なので、わたしの参加している3つの代表的なコミュニティとそこでのわたしのスタッフとしての活動を紹介いたします。
【企業のコミュニティ:アジャイルプロセス協議会】
まずはアジャイルプロセス協議会です。
英語では Agile Process Association なので、略してAgPAでアジャパと呼んでいます。
企業単位で参加する企業コミュニティで、企業の規模に応じて1万円から3万円の年会費が必要です。
いっけん高そうに見える年会費ですけど、会員企業になったらその会社に所属している人は全員会員になるわけなので、3万円でも十分安いですよね!?
主な活動はイベントやセミナーで、今年は5周年記念セミナーを7月30日(木)に開催して、一区切りついたところです。
アジャパ全体の活動というのは5周年記念セミナーや年に1回の総会(今年は6月)の他はあまり無くて、アジャパに所属する7つのワーキンググループが活発に活動しています。
アジャパのワーキンググループの活動については次回以降にお話しますね。
アジャパでは、スタッフと言わずに運営委員と言います。
運営委員としての活動は、毎月1回の運営委員会に参加して運営に関しての議論やワーキンググループの活動報告などを行っています。
運営委員会は平日の夜7時から2時間くらいに、主に新宿の株式会社豆蔵の会議室で行われます。
ちなみにほかの2つのコミュニティでも、やっぱりスタッフの会議は夜7時から2時間です。
仕事が終わってから参加するので、これくらいの時間がちょうど良いのです。
アジャパの運営委員は肩書きが取締役の人もたくさんいて、他のコミュニティよりもえらい人率が高いです。
でも運営委員はアットホームな雰囲気なので楽しく参加しています。
【もっともコミュニティらしいコミュニティ:XPJUG】
次はeXtreme Programming Japan Users Group、略してXPJUGです。
エックスピージャグと言う人もいればエックスピージェイユージーと言う人もいます。
個人単位で自由に参加出来るし、年会費もいりません。ほとんどのイベントは参加費無料です。
毎年XP祭りと言う大規模イベントを行っていて、今年は9月6日(土)に開催します(注:このコラムは8月中旬に書いています。XP祭り前であたふたしているところです。ちなみに明日はスタッフミーティングです)。
XP祭り以外にも、XPユーザー会というイベントを年に数回開催しています。
XPJUGはわたしがもっともコミュニティらしいと思うコミュニティです。
イベントには申し込みさえすれば誰でも参加できます。
スタッフをやってみたいと思う人は、イベントの懇親会でスタッフをつかまえて『やりたい!』と言えばなれます。
忙しくなってきたらスタッフをしばらくお休みしてもいいし、時間が出来てきたらまたスタッフに戻ってもいいし。
参加するのも、仕事をするのも、抜けるのも、自由にできるところがコミュニティらしいですね。
実はわたしが初めてスタッフになったのはXPJUGです。
だからわたしにとってはXPJUGはとても大切なホームコミュニティなのです。
【超社内コミュニティ:オブジェクト倶楽部】
最後にオブジェクト倶楽部、略してオブラブです。
オブラブは株式会社永和システムマネジメントの社内のコミュニティなので、厳密には永和システムマネジメントの社員にならないと入れません(わたしはチェンジビジョンの社員なのですが、永和システムマネジメントの社員でもあります)。
しかし、毎年2回の大規模なイベント(夏イベントとクリスマスイベント)は社外の人が約200名参加する業界の恒例行事になっていますし、社外の参加者が積極的にイベントを盛り上げるといったコミュニティらしい動きも見られて、単なる社内コミュニティとは言い切れない面があります。
このコラムではオブラブを社内コミュニティとしてではなく、スタッフ全員が永和システムマネジメントであるちょっと特別なコミュニティという立場で扱っていきます。
オブラブの活動は、まずは大規模な夏イベントとクリスマスイベントがあります。
他に規模は小さくなりますが春イベントや秋イベントを開催することもあります。
また、毎週発行しているメールマガジン『週刊オブジェクト倶楽部』は2003年から毎週発行されています。
メルマガにはわたしも『がんばれ小さなプラクティス』という連載(4~5週に1回)をしていますので、どうぞよろしくお願いいたします。
オブラブはスタッフ全員が永和システムマネジメントの社員という、コミュニティとしてはある意味特殊な状況にあります。
これは良い点でもあるし、コミュニティとして難しい点でもあるので、おいおい語って行こうと思います。
【次回は】
初回だったのでわたしの参加するコミュニティの概要を説明しましたが、今後はもっと具体的な活動やエピソードを紹介いたします。
次回は7月30日(木)のアジャイルプロセス協議会5周年記念セミナーの裏側についてお話しする予定です。