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35歳の高校生ならぬ、45歳の新入社員

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  「ばばぁ! じゃなくって馬場さんっ」

 先日から、日本テレビ系のドラマ「35歳の高校生」が始まった。米倉涼子が演じる馬場亜矢子は35歳で公立高校に入学してきた。その目的は今のところ謎だ。

 「ばばあ」こと馬場さんは独自のやり方でクラス内のイジメ問題などを解決していく。今後の展開が楽しみだ。

■45歳の新入社員

 みなさんの職場に、「45歳の新入社員」が入って来ることはないだろうか? 別に45歳でなくても、40歳でも50歳でも構わない。新入社員でなくても、他の部署から来た一般社員でも構わない。歳は食っているがその部署の仕事の経験がない素人を、ここでは「45歳の新入社員」と呼ぶこととする。

 45歳の新入社員は、今までの社会経験を活かして、未経験の仕事にも速やかに対応してバリバリ働き始める。そうあるべきだ。そうであって欲しい。そうだといいな。でも……。

 中には「使えない45歳の新入社員」もいる。仕事に対して違った常識を持っている。変にプライドだけが高い。新しいことを覚えられない。覚えようとしない。こうなると、新人よりもよっぽどタチが悪い。会社の都合でお荷物を押し付けられちゃったよ。そう思った経験がある人も少なくないのではないだろうか。

■明日は我が身

 でもでも、20代や30代でバリバリやっている人も、お荷物を押し付けられたという被害者意識を持ってるだけではいけない。あなたが得意とする技術や言語が、10年後も安泰ということはない。運が悪いと急に得意分野がすたれてしまって仕事がなくなるかもしれない。するとあなたの部署は消滅し、未経験の部署に飛ばされて「45歳の新入社員」になってしまう。

■45歳の新入社員から学ぶべきこと

 20代や30代の今のうちに、使える方の「45歳の新入社員」をよく観察しておこう。物忘れが多くなりつつある中年が、どのように新しいことを吸収していくのか。どのように職場の人間関係を築いていくのか。

 使えない「45歳の新入社員」からも、いったいどこがいけないのか、どうすべきだったのか、を観察しておけば反面教師になるだろう。

 良くても悪くても学ぶべきことはありそうだ。

 で、私も「使えない45歳の新入社員」と言われないようにしなきゃっ(^_^;)。

 abekkanでした。

 35歳の高校生にもしもなったら

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