PCインストラクタからシステム開発へ異動した私が「いっちょまえ」になるまでのエンドレスストーリー

シス研2009!Summer ~その1 開催にあたりまして~

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 ある新入社員がこんな話をしていました。

 「わたしもOracle勉強してみたいです。勉強会を開いてください!」

 「僕も資格が欲しいんです!」

 ……ついに、この時がきたー!!

■社内勉強会 始めます

 ということで、突然ですが、勉強会を開催したいと思います。今のわたしがあるのも、ある1人の先輩が勉強会を開催してくれたお陰なのです。それに参加したことがわたしのターニングポイントでした。その勉強会がなかったら、この業界にはもう属していないでしょう。

 先輩が教えてくれたことを今度はわたしが伝えよう! 先輩への感謝の気持ちが今回の勉強会を開催する本当の理由です。ということで、せっかくですのでこの場を借りて、わたしが社内勉強会を開催するまでの準備から終了までを連載していきたいと思っています!

■レベルを決めること

 まずはどういう研修にするか、自分なりにプランを考えてみました。

題して、「シス研!2009Summer ~Oracleマスターへの道~」

 この研修を終える頃にはOracleマスターのBronzeレベルの知識になっていることが目標です。そして、この研修を受講した人が全員Oracleマスターとなり、それぞれの現場で活躍してほしいのです。

 わたしがインストラクターだった頃に学んだ、講習を開催する上で重要なことがあります。

 「研修のレベルを明確にすること」

 どういうレベルの人が参加すべき研修なのか、受講後にどのような知識が身に付くようになるのかなど、開催側が考えている受講生のレベルをできるだけ明確に公開することです。

 研修を開催すると、色々な方が参加してきます。受講生のレベルもバラバラです。少人数の研修であれば、できない人にはフォローを入れ、できる人にはプラスアルファの課題を与えるなんていうことも対応可能ですが、人数が多い場合やレベルにバラつきがありすぎる場合にはなかなか対応しきれません。

 これは、受講者の研修に対する「満足度」に大きく影響します。受講生が期待している研修内容と実際の内容に差がある場合、満足度は低くなってしまいます。レベルが高い人からすれば「この程度の知識ならすでに知っていたので、参加する意味がなかった」となり、逆に低い人からすれば「参加したのに全然分からなかった。苦痛だった」ということになってしまいがちです。

 そんな気持ちを少しでもなくするために、決まっていることは公開することが重要です。今回の研修での対象者は、

  • Oracleマスターを取得したいと考えている
  • Oracleを勉強したことがない、初心者である
  • データベースの役割は知っている
  • OSはWindows、Oracleのバージョンは11gとする
  • 毎週1回の開催に参加できる
  • ヤル気がある!

 といったメンバーを募集しようと思っています。さぁ、何人くらい集まってくれるのでしょう。

■上司を味方に!

 定時後とはいえ、会社で開催しますので、上司の許可はあった方が良いでしょう。勉強したいという熱い気持ちというのは、普通に考えれば純粋に応援していただけることが多いのですが、忘れてはいけないことがあります。

 本当に当たり前のことですが、定時後に勉強会を行っても(色々な面で)日中の作業には影響しないことが前提となります。定時後の研修に熱が入るあまり、本来の仕事をおろそかにしないということは忘れてはいけません。本来の仕事をしっかりやってこそ、プラスアルファの定時後の研修が認められるのです。

 特に、体調管理はしっかり行いたいところです。実はわたし、先日、帯状疱疹になりました。もちろん上司にも報告し、何回かお休みをいただきました。今はすっかり治りましたが、さすがに病院通い中に「定時後に勉強したい」といっても、だれも応援してくれないでしょう。

■次回予告

 実は、この記事を書いている今、勉強会を開催するということはまだ誰にも伝えていません。上司にも先輩にも後輩にもです。これから実行してみます!

 次回は

  • そもそも、上司から許可は取れた?
  • 開催にあたり、講師が準備したこと
  • メンバー募集の結果

などをご報告できればと思っております。どうぞ、応援よろしくお願いします!

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