新米武装派フリーランスプログラマ男子(0x1d歳)

とある社会人大学の教育課程(カリキュラム)【前編】

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 どうもー。早速@ITでも問題児扱い※、terukizmです。

 いつものように「イカの娘がかわいい」「イカの人かわいい」「イカが」とか書いてると、本格的に干されてスルメ的なものになってしまいそうなので、たまには他の人の参考になるような、エレガントでグゥレィトゥなコラムでも書こうかなと思います。

 ※編注:そんなことないですヨ!

■社会人大学院じゃなイカ?

 とはいっても、僕にはカンボジアでポルポト派にカラシニコフを突き付けられたりしながらも迫撃砲で水牛をふっ飛ばした経験や(そんなジョン・ランボーみたいな経歴の上司がいた)、いいぜお前の幻想をぶち殺す的なレベル0の能力が右手にあったりとかするわけではないので、まったく困ったものなのですが、そういや僕、社会人大学院を出てたんでした。

 最近ではいつも「保持資格はボイラー技士2級です」でドッカンドッカン笑いを取っていたので、すっかり忘れており。

 ちなみに僕のいた頃(2~3年前?)はいつも定数ギリギリだったので、正直そろそろ潰れるんじゃないかなーと思ってたんですが、どうやらまだ頑張ってるみたいなので、まあいろいろと参考になれば幸いです。

■メリットじゃなイカ?

 メリットを簡潔に列挙すると、以下のような感じになります。

◯コストが少ない

 僕が通ったのはいわゆる国公立だったので、学費は2年間で100万円くらいでした。

 この金額がどうなのかは人によるかと思うので、一概には言えませんが、一発で「畜生……持っていかれた……何十万!!(某錬金術師風で)」とか言いたくなるベンダ資格やセミナー研修の類に比べたら、まあ理解できる範囲かと思います。公的な奨学金制度とかもありますし。

 あとは入学すると学生扱いになるので、各種アカデミック版が大手を振って買えるのは地味に良いかもしれません。

 某画像編集ソフト系のアレとか、某ソフトウェア開発環境のアレとか、まともに買うと結構なお値段がしますので。趣味で動画編集やってる人が……とは聞きましたね。どうも初音さん関係とからしく。してやんよ~♪

◯早帰りの理由になる

 社会人向けでは夜間(と言っても我々の業界では昼間に相当する18時くらい)から授業があるので、早く出社して早く退社する、格好の理由になります。

 僕の周りにはたまたま理解のある人が多かった、というのはあるかもしれませんが、「スキルアップのために社会人大学院に通うので、申し訳ありませんが、週3日は早帰りさせてもらいます」って言われたら、上司の立場から「ダメだ」とは、なかなか言えないんじゃないかと。僕の場合は「そうか、頑張れ」みたいな感じでした。ありがたいことです(五体投地)。
 
 同級生でも職場の理解を得て、多少便宜を計ってもらってる人は多かったようです。この業界、なんだかんだで自己研鑽に励んでる人には優しいですよね。そうじゃない職場とかはあんまりない……といいなあ……。

◯人脈ができる

 良くも悪くもグループワークという形の授業が多かったので、他の学生と仲良くなる機会が多いです。出身も年齢も立場も考え方も、本当に様々な人がいるので、いろいろ刺激を受けられるんじゃないでしょうか。

 僕の通ってた学校の場合は教授陣との距離感も非常に近くて、卒業後でも仲良くしてる人たちが多いみたいですね。らしいです。

 まあ僕の場合はまったく音沙汰ないですけど、これは完全に僕の人間的な問題だと思います。しかたないね。

◯プレゼン、ドキュメンテーション力がつく

 少ない自由時間内で大量の課題をなんとかしないといけないので、ほぼ必然的に、効率的なドキュメンテーション作成能力が身につきます。逆に言うと、身につけないと厳しいです。
 
 あと、課題はプレゼン形式で発表する場合が多かったので、プレゼン慣れもできるんじゃないでしょうか。あまり普段プレゼンしないって人には特に良いかも。

 必然的に他の人のプレゼンを見る機会も増えるので、非常に勉強になります。特に営業さんみたいにそれで食ってるような人のプレゼンは、やっぱさすがだなーと思いました。

◯技術力がつく

 この項目はやや評価しづらいんですが、僕が大学の情報工学科でやったものよりは、おおむね専門的な内容をやりましたので、それなりに効果はあったんじゃないかと思います。たとえば僕の場合、ほとんどWindows機しか使ったことなかったんですけど、Linuxとか触ってひととおり鯖立てたりとかできるようになりましたし(成果には個人差があります)。

 ただ、どうしてもさまざまなバックグラウンドの生徒がいる以上、包括的、もしくは入門的なカリキュラムに落とし込まざるをえない感はあり、その辺のさじ加減は講師陣も苦労しているようでしたね。

 あとはやはり一種の強制力というか、「やらなきゃいけない環境だとやらざるを得ない理論」で身につくってのはありますよね。これは学校だからとかは正直関係ないですけど、普段の仕事が「ちょっと今、俺にはぬるま湯だわー」「このままじゃ茹でガエルだわー」ってミノワ顔してるような人には、生活のスパイスとしてよいかもしれません。

……

 とまあ、ざっとこんなとこですかね。

 後半ではデメリットについて挙げていきたいと思いますので、引き続きお付き合いいただけますと幸いです。

後編

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