ロック生まれの経営工学育ち、現在はR&D部門にて日々勉強中。

オフショア開発でR&D

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 初めまして、某SIerのR&D部門で若年エンジニアとして働く sutani とお申します。

 生まれは横浜。育ちは一都三県内という普通の幼少期をすごしました。

 高校でロックに明け暮れ、大学では経営工学という、なんちゃってIT領域でぬるま湯に浸かる。そこから本格的にITの世界に飛び込みました。

 現在はオフショア開発にて社内ツールの開発に携わっています。

■なにはともあれアウトプット

 縁あって、ここでコラムを書かせていただくことになりました。ここでは、オフショア開発や、R&Dという独特の組織の中での経験談を書かせていただければと思います。モットーは「難しくない・難しくしない」。仕事をしていく中での難しい問題は多いですが、物事はシンプルに考えるのが好きです。ここでもなるべくシンプルに書くことを心掛けていきたいと思います。

■インドでオフショア開発

 さて、わたしはただいまオフショア開発の支援のために、インドのムンバイに来ています。いわゆるブリッジSEというやつです。1カ月ほどの滞在です。日本からインドから仕事がたくさん降ってきます。

 日本とインドの違いは、なんと行っても国民性。

 「国際会議において有能な議長とは、インド人を黙らせ、日本人を喋らせる者である」というジョークがあるぐらい、国民性の違いは大きいです。その違いをいかに両国間で吸収させるかが、我々ブリッジSEの手腕にかかっていると思います。

 しかし、なんといっても相手は人間。まだまだ滞在日数は少ないのですが、インド人と友好な関係を作り上げることが重要です。その上で彼らのやり方を良く学び、日本が提示する開発プロセスの不適合な点をうまく吸収できるようなやり方を見つけられれば、と思っています。

■インドの生活

 インドの生活は、あらゆる点で日本とは違います。一番の苦労は、食。

 普通の日本人が食べてお腹を壊すものが多すぎます。カレーは香辛料が利いていてかなり辛いです。食後、お腹の中から燃え上がる何かを感じることでしょう。生野菜や、カットフルーツはより危険です。どんな菌が付いているか分かりません。火の通ったものだけ食べるようにします。水道水などもってのほか。レストランで出てくる水は、かならず水道水かどうかを確認する必要があります。ジュースに入っている氷も水道水から作っているのでアウトです。

 また、蚊と犬は危険です。蚊といえば、マラリアなどは非常に有名ですが、デング熱という聞き慣れない病気の危険があります。最大の予防法は蚊に刺されないことです。万が一、犬に噛まれたら、かならず病院に行きます。放置しておくと、狂犬病で死に至る可能性は非常に高いです。

 道を歩くときは、車に気をつけます。そもそも歩道がありません。インドでは歩行者より車が優先です。道を渡りたいときは、他のインド人に付いて渡るのが賢い方法です。

 このように、インドは危険がいっぱいですが、それほど神経質になる必要もありません。どんなに気をつけていても、お腹ぐらいは必ず壊します。最低限のことだけ気をつけて、あとはなんでも来い、という身構えが大事です。それがインドでの生活のしかたです。

■方向性など

 さて、初回はここまで。次回はインドでのオフショア開発経験についてもうちょっと詳しく書きます。今後ですが、仕事のことも書きつつ、わたしのバックグラウンドを『エンジニアライフ』に絡めて少しずつ小出しにしていきたいと思います。たとえばこんなテーマ。

  • 経営工学でいうエンジニアって?
  • 学園祭ライブでPAエンジニア!
  • R&D部門にいる人ってどんな人?

 ぜひとも今後ともお付き合いいただければ、と思います。それでは。

Comment(3)

コメント

第3バイオリン

sutaniさん

はじめまして、コラムニストの第3バイオリンです。
プロフィールの画像が楽器の写真だったので、とっても気になってしまいました(笑)。

sutaniさんはインドでブリッジSEをされているのですね。
外国で働くエンジニアの生活とか、オフショアの話には私も興味があります。

しかし、私が一番気になったのはこちらです。

>学園祭ライブでPAエンジニア!

私は会社の余興でバンド演奏をすることがありますが、PAのことは
経験者にまかせっきりです(オーケストラの人間なので)。

ただ、PA担当の人は機材の調達からリハーサルでの調整、本番、
そして後片付けといつも忙しそうです。
彼が扱っている機材も、私にはどれが何をするためのものなのかサッパリわかりません。

しかし、管楽器やバンド系の楽器にバイオリンパート1名という編成なので
バイオリンはPAがないと確実に息の根が止まります(笑)。

というわけなので、PAエンジニアの舞台裏の話も期待しています。

組長

はじめまして。組長と申します。

わたしもバイオリンさんと同じく・・・、

>学園祭ライブでPAエンジニア!

すごい楽しみです!三十路過ぎてもロックに明け暮れている(ライブ行くの専門ですが)わたしとしては、バイオリンさんとは全く別の観点から楽しみです(笑)。

sutani

第3バイオリンさん

記念すべき初コメントありがとうございます。
ブリッジSEはお腹を下しながらがんばっております。
思わぬところに引っかかりましたね!
大学のサークルでは、珍しく自前でPA機材を持っていたので、
本当に自分たちですべて運営していました。
バンド系にバイオリンとは面白いですね!
それでは、近いうちに書いてみようと思います。


組長さん

同じく、コメントありがとうございます。
三十路ロック!すばらしいです!
私はライブに行くと必ずPAブースを見てしまいます。
それで、あーこれは気合い入ってるなー、とか分かったりします。
PAは、如何にひっそりと、かつ如何にプレイヤーが演奏しやすいように
仕事をするかというのが、肝ですね!

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