オフショア開発企業を選定する際に見るべきポイントとは？
こんにちは、ベトナムオフショア開発会社を運営しております、IDS Vietnam CEOの柴田達真と申します。
今回は、「オフショア開発企業を選定するに見るべきポイントとは？」についてお話しをさせて頂きます。
オフショア開発を成功させるにはインターネットに載っている企業情報だけで判断はせず、その企業の得意分野や管理体制などを直接確認することをお勧めします。
事前に選定ポイントを確認し企業選定を行うことで、プロジェクト成功に大きな影響を与えます。
それではどのようなポイントに気を付けるべきが見て行きましょう！
関連記事：「オフショア開発企業を選ぶ前に整理しておきたい前準備」
https://el.jibun.atmarkit.co.jp/shibatatsu/2023/09/post.html
①企業の得意分野・開発実績を確認
オフショア開発企業の選定において、企業の得意分野と開発実績の確認は不可欠です。
まずは、依頼したい企業の開発実績を確認しましょう。
過去にどのようなプロジェクトを成功させてきたか、依頼したい案件と近しい開発実績があるか、業界に精通しているかどうかを確認します。
依頼したい案件と近しいプロジェクトの成功実績を有する企業の方が、
信頼性や専門性があり、初期の段階からスムーズに開発を進めることができます。
②開発プロセス・品質プロセスの管理体制があるか
オフショア開発プロジェクトを成功させるためには、開発プロセスと品質プロセスの効果的な管理が重要です。
開発プロセスについては「プロジェクト計画」・「プロジェクト管理」・「レポーティング」などはどのように管理されているか、品質プロセスについては「品質管理」・「テストプロセス」がどのように実施されるのかを企業に確認してみましょう。
管理がしっかりしている企業の方が、スケジュール遅延や納品物の乖離が生じるといったことが起こりにくいでしょう。
③リソースプールやバックアップ体制があるか
海外の人材を活用するオフショア開発は、日本と比べて離職の可能性が高いです。
リソースの突然の欠如や退職に備え、リソースプールについて事前に確認しておきましょう。
プロジェクトの進行に応じて必要なリソースを柔軟に増やしてもらえるか、依頼したい言語やスキルをもつリソースプールがあるのか、または退職になった場合どのような対応をしてもらえるのかなど、事前に確認しておくことで安心してお任せすることができます。
また、離職を防ぐためにメンバーのモチベーションを維持することも重要です。モチベーションを維持するために会社としてどのように取り組んでいるかを確認し一緒に考えながらオフショア開発の体制を維持していくことをお勧めします。
④コミュニケーションの確認
オフショア開発において、効果的なコミュニケーションは成功の鍵となります。
オフショア開発企業を選択する際には、営業担当者に日本語スキルを確認するのではなく、必ず現地スタッフを事前の面談を依頼し、日本語能力や日本の商習慣、エンジニアスキル、業務理解などを確認しましょう。
さらにオフショア開発では定期的な報告が課題の早期発見に繋がります。
どのような進捗報告を実施しているか、またコミュニケーションツールの活用についても事前に確認しておきましょう。
また、言った言わないを防ぐために、議事録を取ったり、文書化を行ってくれる企業の方が透明性がありコミュニケーションの質を向上させます。
⑤日本法人があるかを確認
依頼したいオフショア開発企業に日本法人があるかどうかを確認しておくと良いでしょう。特に初めてオフショア開発に取り組む企業様は気を付けたいポイントです。
日本法人がある場合は、契約等を日本式で行うことができるため、契約書も日本語にて締結、やり取りも日本語で実施します。日本法人と契約を締結することで、法的透明性が向上します。
また、日本法人の場合、プロジェクト管理において日本人のサポートを受けられることもあります。プロジェクトで問題が発生した場合などは、スムーズなコミュニケーションにより早期解決に繋げることができるでしょう。
ただ、コストとしてはベトナム現地法人の方が安いこともあるので、コストとメリットのバランスをみて検討することが重要です。
まとめ
オフショア開発企業を選ぶ際の重要ポイントは、経験と実績、技術スキル、コミュニケーション、品質保証、セキュリティ、コスト、契約、プロジェクト管理能力などが挙げられます。
これらを総合的に評価し、最適なオフショア開発パートナーを選択することがプロジェクトの成功に繋がります。
少なくとも3社のオフショア開発企業を比較して自社に合うオフショア開発企業を選ぶことが、良いでしょう。
また、オフショア開発企業を選ぶ際は、実際に委託国の現地へ赴き、スタッフのスキル確認ややセキュリティなどを確認する企業も多くいらっしゃいます。
「オフショア開発視察ツアー」などをうまく活用することが有効です。
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ここまでお読み頂きありがとうございます。
本記事では書ききれないアドバイスやオフショア開発を開始するまでに確認しておいた方がよいことなど、お伝えできることがまだまだありますので、もっとお話しを聞きたいという方はぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
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