リーダーの権威づけ、賛成と反対と、黄金パターン
サーチマン佐藤です。
こんにちは。
前回、
「リーダーの権威づけ、民主主義をはき違えるな」
という話をしました。
いくつかお便りが届いています。
（本当にありがとうございます）
そこで今日は、「賛成」「反対」の代表的な意見と、
そのフォローをお送りしておきますね。
まずは「賛成」から。
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全くその通りです。
リーダーポジションの方が、部下の顔色を伺ったり、
民主主義的に意見吸い上げなどすると仕事になりません。
毅然と命令を出し従わせなければなりません。
仕事には金銭・利益・打算が絡んでいます。
ソフトウェア推進プロジェクトは、
町内会や家族会とは全く別物です。
むしろ逆の志向にあると思っています。
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ですね。
「毅然と命令を出す」のは当然ですし、
民主主義をはき違えないことですね。
でも、部下の顔色は見たほうがイイとは思いますよ（笑）
さて、こんな賛成意見が多かった一方で、
このような「反対」意見もきています。
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「命令に従わせる事」論理は、
下手をすると協調性を疑われる結果にならないでしょうか。
会社の文化も影響するのかもしれませんが、
自分の場合、チーム内で
「このようにやってみてください」的な事を言ったところ、
メンバーの１人が
「そんな言い方は気に食わない」となり、
チームの関係づくりに失敗していたようです。
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おそらく、リーダーが自分勝手な命令を出すことによって、
チーム内がバラバラになることを恐れているんですよね。
確かに、その心配はあります。
「合理的じゃない非常識な命令」こそが、
リーダーの権威づけになると言っても、
この命令は両刃であるし、
使うのは、ここ一番の勝負です。
その一番の勝負の時に、
バラバラにならないように演出しておくことも大事。
ちなみに、演出とは何か？
それが、
「リーダーシップの黄金パターン」です。
そう。
その黄金パターンとは、以下の３ステップ。
・踏み絵を踏ませる（筋を通す）
・粘り強く説得する（感動を作る）
・ダメなら勝負にでる（強権発動）
何が欠けても駄目だし、順番を間違ってもダメ。
そして、この最後の強権発動の時に、
非合理で非常識なことをやってもいい。
リーダーをやってれば、
必ず抵抗勢力は出てきます。
その抵抗勢力に対して、どのような態度をとるべきか？
いくら「大義名分」があって、こちら側の筋が通っていても、
いきなり強硬手段をとったら、人はついてきません。
「暴君」と呼ばれて、リーダー自身が潰れるだけ。
まずは、（例え大義名分があっても）
抵抗勢力に対して、粘り強く説得する。
アナタが真摯に説得する姿は、
人の心を打つんですね。
もちろん、計算してやったら
人の心は打てませんが、
あくまで結果として、人の心に感動を呼ぶまで努力する。
（このへんが、まあ微妙ですが）
その努力を観て、周りのみんなが、
「リーダー、よく耐えてますね」
なんて言ってくれたら、
もうそれ以上の我慢は必要ありません。
我慢し続けると、逆になめられるし、
自分の精神衛生上もよくない。
いざ、勝負の時です。
（ケンカしてもいいのです）
その抵抗勢力を切る。
（強権発動の行動に出る）
抵抗勢力に対して、
会議で吊し上げてもいいし、
別室に呼び出して説教してもいい。
そして、どうでもだめなら、クビにすべきです。
ここで、
非合理で非常識なことをやってもいいのです。
結果、バラバラになることなく、
いらない不平分子が切られ、
自分のチームは引き締まっていく。
これが、リーダーシップの黄金パターン。
郵政選挙の時、小泉さんの取った行動は、
まさにこのパターンでしたね。
非常に参考になりますので、
よかったら参考にしてみましょう。
ではでは。
今日は、前回のフォローでした。
またお会いしましょう。
ありがとうございました。
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