ゾーホージャパン社のZohoサービスの開発現場で繰り広げられる、インド人エンジニアと日本人エンジニアによる共同作業が映し出すIT業界での新しい働き方について紹介する。

インド式、学ぶ姿勢について(1)

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 はじめまして、ゾーホージャパン新入社員の本田と申します。今年4月にゾーホージャパンに入社し、現在はインド南部の東海岸沿いに位置するタミルナディル州の州都、チェンナイでIT研修を受けています。

 IT研修とはいうものの、約1カ月間ITの基礎を習った後、自ら希望してマーケティングチームに配属されました。ですので、本当のところマーケティングの修行中と言った方が正しいかもしれません^^

 さてさて、今日わたしは初めて記事を投稿しますが、「何を書こうか……」と考えて、ぱっと思いついた話題、「インド式・学ぶ姿勢」についてお話したいと思います。というのも、研修社員であるわたしにとって、ここでの役割はもっぱら「学ぶ」こと。実際、わたしはマーケティング初心者なので、チームに配属されて以来、新しく学ぶことだけには毎日事欠かないのです!

 そんなわけで、日本でいたときとの違いを最も体感できることの1つが、「学ぶ姿勢」の違いについてでした。ただし、チェンナイで研修中のわたしの個人意見ですので、その点はご了承くださいm(_ _ )m

 ではまず、チームに配属されてすぐの様子をお話ししましょう。配属先のチームリーダー(インド人)に開口一番で言われたのは、

 「研修って言っても、テキストとかはないからね。実践で学んでちょーだい」

という言葉でした。

 とりあえずの任務として、わたしが担当することになったのは、Zoho CRMのホームページ管理。とはいうものの、チームに配属されたばかりの2カ月前は「CRMって何ですか?」「マーケティングって何をするんですか?」という状態だったわたし。とりあえず基本事項を学ぼうと、いろいろな資料を読んでいたところ……椅子の背もたれをトントンと叩く手が……。

 突如現れたチームリーダーがおもむろに差し出したのは携帯。……インドの携帯ですが、これが何か? と思っていると、

 「携帯を使うとき、お前は説明書を全部読むのか?」

 「理論的になりすぎるな、動け!」

と熱弁されたのでした。

 ……なるほど、それもそうだ。と思って、とりあえずZoho CRMの製品を使ってみたり、ホームページをいじってみたりしたものの、やはり使うだけでは分からないことがあります。そんな時は、仲良くなったチームの同僚のデスクまでおもむき、「教えてー」と頼んだりしていました。

 そのうちに気付いたのは、こちらでは質問者に対してとても寛容だということです。日本人の感覚として、「相手の時間を取るのは悪いし、分かるところまでは調べて……」となりそうなのですが、ここでは、「分からない」となればさっさと専門家のところへ赴いて、「これ分からないよ」と尋ねていける雰囲気が漂っているのです(チェンナイオフィスに限るのかもしれませんが……)。

 なぜそうなのでしょうか? 最近思うのですが、この違いは、学びの姿勢そのものの違いにあるのかも知れません。

 ……・と、ここまできておいて申し訳ないのですが、もうだいぶ長くなってしまいましたので、続きは次回にまわそうと思います。ここまで読んでくださった方、どうもありがとうございます。次回もぜひ読んでください^^

 ちなみに、文章中に紹介したZoho CRMのホームページですが、今月初めにリニューアルされました! 新しくなったホームページはこちら

 また、少し後の話にはなりますが、現在はZoho CRMのデモビデオ制作にも携わっています。記念すべき第1作目の日本語版デモビデオは、下記のリンクから。Zoho CRMに関心のある方は、ぜひご覧になってみてください^^


YouTube: Zoho CRM デモビデオ:リードの作成&フォローアップ

 以上です。ありがとうございました!

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