ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

罪と罰(3) ソフトウェア・オブジェクトのライフサイクル

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 Webシステム開発部では、毎週月曜日の10時から定例ミーティングを行っている。メンバーが順番に先週の作業内容と今週の予定を報告し、最後に中村課長が連絡事項などを話して終わる。月に1度ぐらいは瀬川部長も参加して、毒にも薬にもならない叱咤激励をすることもある。先週は五十嵐さん抜きで行われたが、今週から参加するようにしたようで、瀬川部長の隣の席に座り小声で何かを話している。

 誰もが新しい副部長の五十嵐さんを意識せずにはいられないようで、いつもならミーティングが開始されるまでは、全員が好き勝手に私語を交わしているのだが、今日はせいぜい3バカトリオがヒソヒソ話をしているぐらいだった。どこでも新人というのは注目されるものだが、五十嵐さんの場合は少し意味合いが違っていた。

 これまでと異なる点はもう1つあった。いつもなら定例はミーティングルームで行うのだが、今日は来客時にも使用されるプレゼンテーションルームに集合するように指示があったのだ。

 「じゃ、始めようか」中村課長が宣言した。「まず、順番に報告をお願いします。今日は、木下くんから時計回りで行こう」

 「はい」木下が話し始めた。「先週はツバサ部品製作所さんの納品管理システムの二次開発で、車型メンテナンス画面の改修を続けてます。CSVファイルでの初期登録の承認部分に不具合があって、一時テーブルにあるデータが......」

 私は木下の報告を聞き流しながら、五十嵐さんの様子を観察した。手元のプリントアウトに何か書き込みしながら、熱心に耳を傾けていた。

 「......以上です」

 「はい、ありがとう。何か質問はある人?」中村課長は全員をぐるりと見回した。

 中村課長のこの問いかけは、いつもなら単なる修辞疑問でしかないし、質問をする人もほとんどいない。だが今日は、私たちの視線が示し合わせたように五十嵐さんに集中した。何かコメントがあるのではないか、という期待を込めて。だが、五十嵐さんはそんな私たちの期待に、無言で肩すかしを食らわせた。

 「はい。じゃあ次、守屋くん」

 木下はホッとしたようだったが、私は逆に五十嵐さんが何もコメントしなかったことで気を引き締めた。自分の存在感をアピールするためだけに、どうでもいい発言をするような管理職なら「その程度の人か」と安心できたかもしれないのに。

 その後もメンバーが順番に報告を行っていく間、五十嵐さんはしっかり聞いているようではあったが、何の質問も発しようとしなかった。何度か顔を上げて発言者を見ることはあったが、すぐに顔を手元のメモに落としてしまっていた。

 その状態が変化したのは、カスミさんに順番が回ってきたときだった。

 「......じゃ、次、進藤さん」

 「はい」カスミさんが手元のメモを見た。「東雲さんの、調達システムで、ランク別集計表の手直しをやっています。だいたいできていて、今はテスト中です。今日中にメールで畑中さんに送って......」

 他のメンバーのときと同じように、下を向いたまま聞いていた五十嵐さんだったが、カスミさんがこう結んだときには顔を上げた。

 「......で、インストールの予定です。あ、それから、今日は16:00上がりになります。以上です」

 「はい、ありがとうございました」中村課長が言った。「何か質問は?」

 「ちょっといいかな」五十嵐さんが軽く手を上げた。

 「はい」カスミさんは少し驚いたようだったが、持ち前のにこやかさで答えた。「なんでしょう?」

 「16:00上がりというのは何のこと?」

 「は?えーと、どういう意味でしょう?」

 「9:00出社で16:00上がりというのは、勤務時間が少し短くないのかな?」

 「......そうですけど」

 「五十嵐さん」中村課長が助け船を出した。「進藤さんは下のお子さんを保育所に預けていて、早く帰る日があるんですよ」

 カスミさんは2人のお子さんを持つシングルマザーだ。実家で父親と同居している。父親は腎臓疾患のため、週に3回、透析に行かなければならず、その日は保育所に迎えに行けないため、カスミさんが早く退社することになる。

 中村課長が簡単にそうした事情を説明している間、カスミさんはもちろん、メンバー全員が緊張した顔で待っていた。あるいは、そうした変則的な勤務時間について何か注意などがあるか、とも思ったが、案に相違して五十嵐さんは納得したようにうなずいた。

 「わかりました。次の人、どうぞ」

 室内の空気がホッと弛緩した。

 次は私の番だったが、特に何か言われることもなかった。その後のメンバーも同様だった。

 「じゃあ、私から」メンバー全員の報告が終わると、中村課長が老眼鏡をかけて、メモに目を落とした。「えーと、2月分の経理締めは今日いっぱいなので、手元に請求書がある人は17時までに入力終えておいてください。それから総務からの連絡で、健保からのレクリエーションクーポンが......」

 中村課長の伝達事項は10分ほど続いた。それが終わると課長は五十嵐さんの方を見た。

 「では、五十嵐さん、お願いします」

 いよいよか、と私は座り直した。

 「先週、君たちの職務経歴書を読んで面談をした」五十嵐さんは手にしたプリントアウトを指で叩いた。「私はあまり遠慮ということをしない人間だし、君たちのためにもならないと思うから正直に言うが、とてつもなく失望した」

 重苦しい沈黙がほとんど物理的な質量を得て、私たちの上に落ちてきた。誰かがゴクリと唾を飲み込む音が聞こえた。

 「何に失望したか知りたいかね?知りたくない人は、今すぐここから出て行ってもらいたいぐらいだが、そんな人はいないだろうから話そう。私が失望したのは、君たちの危機感のなさにだ」

 五十嵐さんは立ち上がると、壁際のホワイトボードに2つの数字を書いた。

 2:98

 「この数字が何かわかるか?」五十嵐さんは私たちに問いかけたが、最初から答えなど期待していなかったようだ。「今年度の新規案件と継続案件の割合だ。つまり、君たちがやっていると思っている仕事の、98%以上が継続案件なんだ。新規に受注した案件は、なななんと全体の2パーセントしかない。なぜ、このことに危機感を抱かないのか不思議でならない」

 「あの、いいですか」武田さんが手を上げた。「それは開発部門の責任ではないんじゃないでしょうか?」

 「どういう意味だ?」

 「つまり営業が継続案件ばかり受注してくるから、必然的にそういう数字になる、という意味です」

 「ほう」五十嵐さんは武田さんに冷徹な視線を投げた。「つまり、自分たちに責任はないというのだね」

 「まあ、そうですね」

 「みんな、今の言葉を聞いたかな」五十嵐さんは全員に向かって問いかけた。「危機感のなさも、ここまで極まると逆に感心してしまうな。じゃあ聞くが、君は何か手を打とうとしたのかな?」

 「手って......」武田さんは同意を求めるように、左右に首を動かして、私たちの顔を見た。「どうしようもないでしょう。受注した案件をこなすのが、私たちの仕事なんですから」

 「ははは」五十嵐さんは笑い声を上げた。「やれやれだね。自分のことしか考えていないんだな、君は」

 「......」

 「君はいくつだ?49だったな。君が考えているのは、自分の定年までの、残り10年ぐらいは今のままで食いつないでいけるだろう、ってなもんだろう。確かに受注は先細りだが、担当のクライアントはいくつかあるし、なんだかんだでメンテナンスの案件はなくならない。あえて新しいことをやらなくてもねえ、ってところだろう。君はそれでいいかもしれない。だが、君の若い後輩たちはどうなる?」

 五十嵐さんは守屋、木下、足立が固まって座っているあたりを、次にマサルと風邪が治って出勤していた藤崎クミを、最後に私を順番に見ていった。どうやら、私も「若い後輩」の範疇に入れてもらえたらしい。

 「武田くんが開発から離れる頃には、君の後輩の仕事は、もうなくなっているだろうな」武田さんに視線を戻した五十嵐さんは、容赦ない苛烈な言葉をぶつけた。「最新のWeb技術など何もやっていないから、新しい案件を受注することもできない。あるのはレガシーシステムのメンテナンスのおこぼれだけで、それも年々減っていくことは目に見えている。そんな仕事にモチベーションが上がるはずもない。そのうち、君と同じことを考えるようになるんだな。何とかして、自分が定年を迎える日まで、自分にできる仕事がありますように、と祈りながら、自分をごまかして毎日をこなしていくだけの、虚無のような生活だ。うわあ、ぞっとするね。私ならとても耐えきれないな」

 武田さんはもともと沸点が高いとは言えない人だが、半ば演技で大声を出しているようなところもある。だが、ここまで言われて本気で立腹したようで、五十嵐さんを睨みながら低い声で訊いた。

 「じゃあ、何か対策があるんでしょうね?」

 「もちろんあるよ。聞きたいかな?」

 「聞きたいですね」

 「答えは簡単。受託開発に将来が見いだせないなら、自分たちで商品を売り出すしかない。つまり新製品を自社開発して、販売することで利益を出すんだよ」

 

 ざわ・・ざわ・・

 そんな擬音が聞こえてきそうだった。

 実際には誰ひとりとして声を出したメンバーはいなかった。ただ、隣の人間と顔を見合わせながら、自分の疑問に対する答えを見出そうとしていた。もちろん私も例外ではなく、カスミさんと視線を交わして、「新製品」という言葉を正しく理解しているのかどうか自問自答していた。

 瀬川部長と中村課長は、事前に聞いていたらしく、驚いた顔をしてはいなかったが、2人の表情は対照的だった。瀬川部長は期待に満ちた明るい顔、中村課長はほとんど敵意に近いような疑惑の表情。

 「新製品......ですか?」村瀬さんが顔をしかめて訊いた。

 「そう言ったよ」

 「どんな製品を作ると仰るんですか?」

 「安心しろ。別に家電や食品を作ろうというのじゃない。タブレットやスマートフォンでもない。この会社はSIerだから、作るのはもちろんソフトウェアだよ」

 「つまりパッケージ商品を作ろうということでしょうか?」武田さんが訊いた。

 「少し違う。我々が作ろうとしているのは、ヨドバシやビッグカメラに並んでいるような箱に入ったソフトではないし、サイトからダウンロード販売するようなソフトでもない。BtoCではなくBtoBのアプリケーションを作成する」

 「どんなアプリですか?」

 「それはこれから考える......と言いたいところだが、私がここにいられる時間は1年と短く、営業活動を含めたソフトウェアのライフサイクルから考えると、製品開発に充てられる期間は、せいぜい4ヵ月、多くて5ヵ月と言ったところだろうね。この会社の営業ルートは受託開発がメインで、新製品を売り込むルートなどゼロに等しいらしいから。これから何を作るかを悠長に決めているヒマなんかは、全くないと言っていいだろう。だから、そこだけは私が決めた」

 五十嵐さんは言葉を切ると、壁際に歩み寄り、照明を消した。続いて、手元に置いてあったリモコンを手にして、天井に設置されているプロジェクタのスイッチを入れる。低い作動音とともに、スクリーンが下がってきて、ややあって薄闇が長方形の光で切り取られた。

 表示されたのはパワーポイントの画面。

Webシステム開発部 第1開発課 新製品開発プロジェクト

大学向け就職活動支援システム

 「我々が開発するのはこれだ」五十嵐さんの声が聞こえた。「これなら、どこかがパッケージを作っていると思われるが、もう一つの特徴はこれだ」

 五十嵐さんがキーを叩いた。

スマートデバイスをプラットフォームとするシステム

 ざわ・・ざわ・・

 今度は、現実の音声によるざわめきが室内に満ちた。

 「スマートデバイスって」カスミさんが私に囁いた。「つまり、スマホ?」

 「そう......ですね。タブレットも入ると思いますけど」

 「なんか、かっけえ」そうつぶやいたのは、守屋だった。

 五十嵐さんはゆっくりと壁際に歩き、パチリと照明を点けると、私たちの方に向き直った。

 「訊きたいことや言いたいことがたくさんあるだろうから、自由に発言していいよ」私たちの動揺など想定内、という顔で五十嵐さんは言った。「ただし、発言は挙手してからにしてな」

 真っ先に手を上げたのは、守屋だった。

 「はい、守屋くん」

 「スマートデバイスっていうのは、iPadとかKindleとかも入るんですよね?」

 まず、そこかよ、と突っ込みたくなったものの、五十嵐さんは苦笑するでもなく大きくうなずいた。

 「もちろんだ。iOSとAndoroid OSの両方をターゲットにする」

 「じゃあ、そういう最先端な開発をやるってこってすね」

 「そういうこったよ、守屋くん」五十嵐さんはニヤリと笑った。「君の若い感性に期待してるのは言うまでもない」

 守屋は得意満面な笑顔で両隣の木下と足立を見た。木下が、お前に感性なんかあるのかよ、とか何とか言っていたが、珍しく守屋は言い返したりしなかった。

 次に挙手したのは、武田さんだった。武田さんの顔は、守屋とは正反対に疑念に満ちていた。

 「大学向けとありますが、うちの営業は、K自動車さんや、その関連企業向けのルートしか持っていないと思います。全く未経験の業界に対しての営業活動は難しいのではないでしょうか」

 五十嵐さんはうなずいた。

 「武田さんの懸念はもっともなことだけどね。我々はここで思い切ったことをやる必要があるんだよ。普通に考えたら、1年で新製品を開発し、営業し、利益を出すなんて不可能だろうな。でも、それぐらいをやらないと、この課というか部の将来はないと思ってもらいたいね」

 「でも......」

 「まあ、武田さんの言いたいことはわかる。Webシステム開発部に関しては営業部隊が満足に動いてくれない、ってことだろう。それは後で考えればいい。というか、中村課長と私、それに瀬川部長で営業部と話をするから、君たちは開発を行ってくれればいいんだ」

 武田さんは憮然とした顔で沈黙した。入れ替わるように発言したのは、村瀬さんだった。

 「その開発ですがね」村瀬さんも疑念だらけの顔だった。「うちはスマートデバイス向けの開発なんて経験がないですよ。Android はJavaだから、まあ言語的には何とかなるでしょう。でも、iOSのアプリ開発は、確か、Objective-C を使うんじゃなかったでしたか?」

 「一般的にはそうだね」

 「私はC言語は使えますが、うちのメンバーで、Objectiveかどうかに限らずC言語ができる人間はいません」職務経歴書をきちんと読んだのか、とでも言いたげな顔で、村瀬さんは指摘した。「ということは今からC言語の勉強をして、Objective-C を勉強しなきゃならんということですね。それだけでも大変なのに、iOSのアプリの作り方のクセみたいなものも憶える必要があるってことです。なおかつ、Androidの方も並行してやらなきゃいけない。それぞれ抱えている業務がある中でですよ」

 「つまり村瀬さんは、無理だと言いたいの?」

 「......まあ、その可能性が高いというか......」

 「君は本当に後ろ向きというか、現状維持志向というか」五十嵐さんは天を仰いだ。「もう少し前向きな発言はできないもんかなあ。どうして、やってみもしないで簡単に諦める?」

 「私は現実的なことを......」

 「おいおい、君はあらゆる可能性を考えたのか?考えてそんなことを言ってるのか?君がライト兄弟のお父さんじゃなくてよかったよ。もしそうなら、いまだに私たちは太平洋を横断するのに船しか使えなかっただろうからな」

 村瀬さんは紅潮した顔で腰を浮かせかけたが、隣に座っていた久保主査が挙手したのを見て椅子に戻った。

 「はい、久保くん」

 「今、村瀬が言ったことは確かに現実的な限界だと、ぼくも思います」久保さんはゆっくりとした口調で話した。「副部長には、何かブレイクスルーの妙案がおありなんですか?」

 「あるとすれば何だと思う?」五十嵐さんは逆に質問した。

 「そうですね」久保さんは真剣な顔で考え出した。「HTML5とCSSによる、Webアプリケーションにすることぐらいでしょうか。HTMLベースであれば、ほぼ全員がそれなりの知識を持っていますし、1つのソースで両方のOSに対応することができますから」

 そんなところだろうな、と私も思ったが、五十嵐さんは小さく首を横に振っていた。

 「いい点をついているよ。1つのソースで両方のOSに対応、ってとこはな。それは開発期間の短さから言っても必須要素だな。でも、それ以外は違うね」

 久保さんは顔をしかめた。

 「つまりWebアプリケーションではなくて、ネイティブアプリにするということですか?」

 「そう。Webサイトを作るぐらいなら、どこだってやってるだろう?それじゃあ、差別化にならないよ」

 困惑した表情で、久保さんは周囲のメンバーの顔を見た。それに答えるように、再び武田さんが発言した。

 「ネイティブアプリってことは、やっぱりObjective-C を使うってことじゃないですか。でも、Androidアプリは、Objective-C じゃ無理ですよね。1つのソースってのは実現できないでしょう」

 一本取った、と言いたげな顔の武田さんに、しかし、五十嵐さんはあっさりとリターンを打ち返した。

 「実現できるんだな、それが。1つのソースで、iOSとAndroidの両方に対応するネイティブアプリを作成する方法があるよ。AdobeのAIRを使うのがその方法だ」

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(18)

コメント

みねるば

「実現できるんだな、それが。1つのソースで、iOSとAndroidの両方に対応するネイティブアプリを作成する方法があるよ。私の会社で開発した"JavaでiPhoneアプリを作れちゃうよシステム"を使うのがその方法だ」
とかなんとか言うのかと思ってたら…Adobe Airでしたか。まあ、五十嵐はそんな単純な問題児じゃないですよね(笑)

この先が楽しみです。

N

自分の会社だけだとチャレンジできる案件が限られるから,他の会社のコンサルと称しつつ,他社の人やお金でやりたいことをやっちゃおうという作戦かな?

上手いことあたれば実績としてアピールできるし,その後も続けていけそう.

ABC

強力(あるいは強引)なリーダーシップでメンバーを引っ張る人になるか
自分の任期中になにかやりたい端迷惑なだけの人になるか

はてさて

笑うコン猿タント

「イニシアティブは、IT企業にコンサルを派遣して、システム開発における業務改善を行うということを主業務にしています。」
と言っていたのはなんだったのか。この時点でほとんど詐欺。

ここまで来ると業務コンサルタントとではなく、経営コンサルタントじゃないかなあ。業務改善とかプロセス改善ではなく、経営方針そのものの変更。そんなものを現場判断でやっていいわけがない。

> 「つまり村瀬さんは、無理だと言いたいの?」というか……」
> 「君は本当に後ろ向きというか、現状維持志向というか」五十嵐さんは天を仰いだ。「もう少し前向きな発言はできないもんかなあ。どうして、やってみもしないで簡単に諦める?」

このコン猿は言い訳だけは達者なようだが、現実というものを見ていない。出来もしないことを人に押しつけて、失敗したらハイサヨナラという最悪のコン猿の匂いがプンプンします。

>>他の会社のコンサルと称しつつ,他社の人やお金でやりたいことをやっちゃおうという作戦かな?

の可能性もあるし、怖い怖い。

「これからの時代はスマートデバイスだ!」とかって、阿呆な経営者が、日経ソフ○ウエアあたりを読んで短絡的に思いつきそうなネタですよね。そりゃスマフォやiPadはある意味で最先端だけど、その上で動くアプリの開発なんて競合他社が腐るほどいて、その中で利益を出すのは簡単じゃねえよ。このコン猿にその勝算はあるのか?たぶんないんだろうね。

だからこそ他人の金で開発をやる。もし勝算があるなら、自分でベンチャーキャピタルを説き伏せて出資させ、自分の会社で事業化すればいい。それをやらないってことはリスクが大きすぎて、成功するとは自分でも思ってないってことだろう。

elseorand

所期の「システム開発における業務改善」ではなくいきなり新規事業とは、
詐欺コン猿の香りが出だしたなぁ。

そういうのはシステム開発の業務改善をして「ゆとり」を生み出さないことには始められないのに。実際、「人手が足りないから無理」と言おうとしてるし。

後、Airか・・・。このスキルの会社で早期立ち上げなら、仕方が無いとは言え、不穏な香りはしてくる。

匿名

まず、B to B じゃないだろ。
学生が使うなら、B to C じゃないのか。
最初から、AIR使ってネイティブに挑戦は無謀。
慣れているWEBからやってネイティブに移行すれば楽だ。
そもそも、WEBの仕事取れない営業がネイティブなら仕事取れるはずがない。
営業も開発も難易度上げすぎだろ。
Javaに慣れているなら、GWTかHTML5で開発したほうが楽。

匿名

後、ネイティブアプリなんて金にならないだろ。
ほとんどの企業が「お小遣い」程度にしか稼げないものに時間かけても無駄。
SNSの会社なんて2,3年で倒産してるところに、社運かけてる時点で部長がアホ。

匿名

最初にいくらくらい、いくらで売るのかを計画として出してほしいですよね。

10名で年間コスト6,300万。これは間接費も含めてだとして…なんか安すぎな気も
します。でもこの規模だと直接費の割合が大きいのでしょうか。

p

一番腹たつのは部長の戦犯っぷりかなあ…

通りすがり

いつも楽しみにしてます。今回は前回よりAIRとかFLASHという文字を見て
さらに興味深く見ています。自分は初心者に毛が生えた程度の人間で、
AIRでそれなりに動いている業務アプリケーションも使ったことがあり、
同じコードでWinとMacが動くのはそれはそれで感動し、いろいろ開発環境など
模索しているところでした。巷の情報を調べたり、ここの書き込みの雰囲気
もあれはだめなもの、という前提で話は進んでいますが、そんなにだめなん
ですかね? いろんなことふくめてどうダメになっていくのか興味は尽きません。

やじうま

確かにこりゃ業務コンサルじゃないや。
どのくらいの規模か知らないけど社内稟議とかしたのかなー
部長すごいです。

育野

AIRでの新規開発がどの程度難しいのかわからないので,この提案がまっとうなのか判断に困るのですが,
通常業務と並行してかつ五十嵐氏の任期内という縛りがあっては相当なギャンブルに見えます.
既にいろいろトラップのトリガーも埋まっているようですが,いつか発動してしまうのか,
巧妙にかいくぐられるのか,踏み込んだけど幸運に恵まれて不発に終わるのか,
今後を楽しみにしています.

まずは教育期間等を考えた実現可能なスケジュールが出てくるかですね.
間違ってもワタミ的な精神論ベースのものではありませんように.

#五十嵐氏が他人の財布でギャンブルする人に見えてしかたない.
#コンサル料は着手10%残り90%は出来高(もちろん労働管理が原因の労災発生時は減額)
#とかだったら個人的には納得できるかも.

DumbObj

過去の作品はわりと業界あるあるネタだったけど、今回のは実際には聞いたことがない展開。でも、いろいろと考えさせられて面白い。

甘えがあるというのはもっともな指摘。だが、それを部下のマインドセットの問題にしてしまうとチームは育たないと思う。部長・課長の無能っぷりは改善の余地がないとしても、自分がいなくなったあとに成長した組織ができているかどうかが重要。
組織の成長を促す施策として、新製品開発を立ち上げるのは悪くはないと思う。ただ独善的で、コンテキストの説明が無いのため、チームのベクトルを統一することは難しそう。

「スマートデバイスをクライアントとするシステム」なら理解できるけど、プラットフォームって何だろう??
あと、Titaniumはないとしても、PhoneGapは有力な選択肢だったんじゃないだろうか?

X

B2Bであれば募集側の企業向けということなんですかね。
就活サイトみたいにそっちからお金をとる?のは難しいですよね。
学生が主ユーザならB2Cですよね。

それともお金を出してくれるのが大学だからこの会社からみるとB2Bだってこと
でしょうか。なんかよくわからなくなりました。

あとこれってSaaSをやるってことじゃなくて各大学に置くんですかね。
確かに各大学いろんなものがあるようですが。

オレンジ

大学からお金とるならBtoBで、学生一人一人からとるならBtoCじゃないのかな。
で、このシステムは大学向けだからBtoBと。

就活支援なら一回契約すれば一年毎の更改になるだろうから当たれば結構美味しいってことですかね。

X

お金をとるところで決まるわけですね。
とするとNHKはB2Cで民放はB2Bってことですかね。

オレンジ

放送局を例にするとちょっと違うかな。
民放は商売ではなくスポンサーを募ってるという名目なので。

まぁNHKは「コンテンツを提供している」、民放は「広告枠を提供している」という商売とみなすとそういう区別になると思います。

パイナップルケーキ

実現できるんだよ、それが・・・の後に続く言葉はUnityかと期待しましたが
Adobe Airですか、そうですか・・・。

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