1985年生まれ。保守系の現場で、プログラムを修正したりテストをしたりしているITエンジニアです。資格取得に励みます。

メンタルヘルス・マネジメント検定3種を受けてみた

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 3月13日、メンタルヘルス・マネジメント検定3種受けてきました。

 今回はメンタルヘルス・マネジメント検定のご紹介と、その資格対策の振り返り、そして知ってて損はないメンタルの豆知識を書いてみたいと思います。

 メンタルヘルス・マネジメント検定は大阪商工会議所が実施している、労働者の心の健康の管理・保持促進を扱う認定試験です。

 出題範囲は3段階に別れてまして、3種(当方受験)は労働者個人のセルフケアが中心で(一般社員向け)、2種は部下のメンタルヘルス管理(上司・管理職向け)、1種は全社的なメンタルヘルス計画(人事部・経営陣向け)となっております。詳しくは公式ページを参照ください。

■資格対策振り返り

 自分で言うのもアレですが、メンタルの弱さには定評がありまして、今回はやんわりおさらいで試験に挑みました。

 まず章末問題を1周してみまして(2時間程)、模擬試験を解いてみました(解答時間:約1時間、確認復習:約30分)。

 模擬試験で合格ラインを満たしてましたので、あとはノート2ページに怪しい所を抜き出してまとめた感じです。

 この試験に関しては、普段の生活習慣や意識によって、必要な学習範囲も個人差が大きいと思います。一度、過去問か模試を解いてみて、どの程度勉強が必要な試験なのか確認するのがオススメかもしれません。

■当日の感想

 3月13日当日、2日前の震災を受け、全面中止となったTOEICをはじめ、中止になった試験は多かったようです。

 本試験は仙台会場のみ中止となりましたが、私の受験した千葉会場を含め、他の会場では通常通り実施されました。

 なかなか異様な雰囲気でもありましたが、何時も通りのメンタリティで、何時も通り本番を迎えるという過程自体、セルフケア能力を問う良い機会になったと思います

 内容は上記テキストで見たことのない問題もありましたが、1冊で大体カバーできた感じです。「知ってるか知らないか」という知識に尽きる試験ですので、日頃の意識やアンテナが重要かもしれません。

■改めて「メンタルヘルス・マネジメント」を

 常時より、非常時に必要とされるメンタルケア。

 「今学ばずして、いつ学ぶのか」という感じもしますので、上記のテキストから、知ってて損はなさそうなセルフケアの豆知識をまとめてみたいと思います。

・「心の病」⇒一番多い年齢層は30代。ついで40代。「心の病」のうち94%は鬱。

・若者労働者の一部で増えているメンヘル不調の特徴

 「組織への帰属意識が希薄」「自己愛が強い」「自己中心的」
 「責任感が強い」「協調性や忍耐力が乏しい」

・仕事や職業に関する強い不安、悩み、ストレス

 男性⇒1位:仕事の質 2位:職場の人間関係 3位:仕事の量

 女性⇒1位:職場の人間関係 2位:仕事の質 3位:仕事の量

・行動面の不調のサイン

 仕事の能率低下、ミスやロスが増える
 遅刻・早退・欠勤が増える。口数が減る、考え込む
 挨拶や付き合いを避ける、腹を立てたり反抗する
 他人の言動を気にする、落ち着かない

・睡眠。※個人差あり

 寝床で長く過ごしすぎると、熟睡感が減る
 通常、年齢が高くなると睡眠時間は短くなる
 睡眠薬代わりの飲酒は、睡眠の質を悪くする
 夕方以降の昼寝は、夜の睡眠に悪影響
 定期的な運動は、熟睡をもたらす 

・職場におけるストレッサー(ストレス要因)

 仕事の質・量の変化
 役割・地位の変化
 失敗、過度な責任の発生
 事故や災害の発生
 対人関係
 その他(適正、雰囲気、報酬度合など)

・鬱を疑うサイン

 悲しい、憂鬱
 何も興味が沸かない、楽しくない
 疲れやすい、だるい
 集中力低下
 寝つき悪い、早く目覚める
 食欲なし
 人に会いたくない
 夕方より朝が不調
 考え堂々巡り
 失敗、悲しみから立ち上がれず
 自責、自分に価値が無いと感じる

■非常時における受験で思ったこと

 今回、この状況下で受験するにあたり、資格試験について1つ思ったことがありましたので、ついでながら記載します。

 非常時の懸念事項として、「携帯電話その他の情報端末の電源OFF」は大きいと思います。教室内で一斉受験のタイプの試験(本検定含む)の場合、電源をOFFにしても手元の鞄に置いておけますが、PCルームなどで個人で受験するベンダ試験などは、鍵付きロッカーに鞄ごとしまう会場も多いのではないでしょうか。

 昨今のカンニング対策強化と天秤にかける必要もありますが、「震災時に電源が落ちるジャミング装置」などを導入し、なるべく必要なモノを肌身離さず持てるような試験体制にしていただけるといいな、と今回ふと思った次第です。

■次回……

 4月にIPAの応用情報技術者試験を受験する予定……でしたが、延期に伴い次回の受験は未定です。

 計画停電や交通事情などの懸念もありますので、ここは気づけば受けるのを忘れ日が経っていく柔軟に日程変更の効く、ベンダ主催の試験を検討してるところです。

 UML・LPIC・XMLを、密かにやっつけていきたいこの頃です。

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