「シェリル・ノーム」に学ぶプロフェッショナル仕事の流儀
本屋に行ったら『なんちゃら・D・ルフィのDはドラッカーのDだった』みたいなすげえ本を見かけたので。
で、最近では某軽音楽部の映画がまったくもって云々なわけですが、僕も久しぶりに映画を見ました。「劇場版 マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~」です。
これが個人的に「プロフェッショナルとは何か」を考えさせられる内容だったので、今回ご紹介させていただきたく。
■ ご存知ない方へ
この「マクロスF」のストゥリィ(森博嗣風)ですが、「スティーブン・セガール主演作」並に非常に濃厚かつ複雑なので、僕のひんそーな語彙力ではうまく説明できません。
ですが端的に言えば、「ガ◯ダムに変形する戦闘機のパイロットが、アイドルの歌で敵を倒す」話です。
本当にご存じない方にはまったく意味がわからないかと思いますが、まあ、そういう話だと思ってください。本コラムを読む上では特に問題ありません。
■ どっちを選ぶ?→クリームソース
特筆すべき点ですが、ヒロインが2人いるんですね。簡潔に言うと、ボインボイーンな方と、ひんそーな方。
我々の業界でわかりやすく言うと「Emacs」と「vi」みたいな、そんな感じ(超適当)。
で、ボインな方はボイーンな上に実力派で、やたらと歌が上手い。その上ツンデレ。
……うん、これは汚いですね。さすが銀河の妖精。あと言ってるわりによくサービスしてくれる。汚い。
一方、ひんそーな方は超時空シンデレラとか言われてるんですが、主に胸部とかが残念な感じで、かわいいんだけど歌はまあ……みたいな。
あとなんか虫っぽい成分が入ってる。要はミドリムシ的な感じで、光合成とかできそう。キラッ☆
■ 私のコードでネットを震わせたいの!
で、まあミドリムシの方は今回どうでもいいんですよ。
ボイーンな方のヒロイン、「シェリル・ノーム」さん。彼女のプロフェッショナリズムがすごい。
具体的にいうと、謎の病気であと1回歌うと死ぬって状況で、「私が死んでも、歌は死なない!」「もしも死ぬなら舞台の上よ!」と言い放って歌い、銀河を救って意識不明の重体。
オゥ……これぞ……プロフェッショナル……。
これがエンジニアだとしたら「私が死んでも、コードは死なない!!」「もしも死ぬならIDCの中よ!!」って言って徹夜明けに本番サーバ上でソースコンパイルしてバイナリ実行して倒れる感じですか。
うーん……かくありたいものですね……(白目)。
■ 私の提案を聞けぇ!
あともう1点。シェリルさんが本当にプロフェッショナルだなーと思うのは、お仕事に対してのスタンスです。
観客に対してミドリムシが「抱きしめてぇ!」とか明らかに受身調なのに、シェリルさんは「私の歌を聞けぇ!」ですよ。命令口調。客に。すげえ。
これがシステム提案だとしたら、「本提案は御社の事業改善に最適だと存じますので、ご検討いただけますと幸いです」と「我々のシステムを入れろ!!」くらいの温度差ですよ。どっちがインパクト大かは正直、言うまでもないですね。
「その自信はどっから来るんだよコノヤロウ」ってムカっとくる人も当然いると思いますが、この業界見てると、わりと強気に言ったもん勝ちなところもありまして……。
まあ、そのへんの駆け引き云々はおいといても、やはりプロフェッショナルとしてはシェリルさんのように言動に見合う実力を備えた上で、誰だろうと自分に自信を持って強気にいけるようになりたいなあ……などと、明らかに中の人死ぬだろ的な超機動の戦闘機を見ながらおもいました。
でないと、「お前の気持ちに応えられなくて……ごめんな。だけど……ありがとう」などと、丁重におことわりされてしまう……かもしれません。
■ 結論
ですが、僕はクランさんが好きです。
コメント
Anubis
初めまして。Anubisと申します。
このコラムを読んでいて、ふと去年書いた黒歴史を思い出してしまいました・・・。
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/101sini/2011/02/post-583f.html
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/101sini/2011/02/post-c0fc.html
ちなみに私は、オペレータさんが好きです。
主役だけじゃなく、きちんと脇役にも手抜きをしない。
それが作品の質を底上げをしているように思う。
そこにプロフェッショナルを感じます。
terukizm
僕も黒歴史になりそうですが、たぶん月光蝶がなんとかしてくれる、そう信じています。
とかげ
私もクランさんが好きです。
マイクローンなクランさんはもっ(ry