習得希望スキル「Ruby on Rails」の回答が3割超え
2011年12月19日に集計が完了した「@IT自分戦略研究所読者調査 2011年秋期版」で、今後身に付けたいスキルは何ですかとの問いに対して、「Ruby on Rails」を回答に含めた人の割合が30.2%となりました。昨年同時期の調査で24.2%だったものが大きく伸びています。現在保有しているスキルとして「Ruby on Rails」を回答に含めた人は、7.1%ですから、「今はまだやっていないけど、これからやってみたい技術」としてRuby on Railsの人気が高まっているものと見て良いのではないかと思います。Objective-Cも同様に人気で、市場からの開発者需要を反映しているのかもしれませんね。
この調査は、@IT(アイティメディア)が年に1度、継続して行なっているものです。ちょうど1年前に保有スキルとしてRuby on Railsを上げた人は2.8%、身に付けたいスキルとして上げた人は24.0%でした。つまり、昨対比で「2.8%→7.1%」(保有スキル)、「24.0%→30.2%」(習得希望スキル)と、「Railsができる人、できるようになりたい人」ともに伸びています。昨年の調査ではTwitterやFacebookでの呼びかけをしていなかった分、少し母集団が違っていて、平均年齢が今年は2.4歳ほど下がっています。その影響を差し引いても、傾向としてはRuby on Railsへの注目度が高まっているということは言えるかと思います。
調査はWebアンケートで行いました。リンクは@IT自分戦略研究所に置き、同Facebookファンページ、同Twitterアカウントでの呼びかけを行いました。調査期間は2011年11月14日~11月22日、サンプル数は550。回答者全体の平均年齢は36.9歳で、30代前半がボリュームゾーンとなっています。職種としては「システム分析・設計/SE」が21.6%、「プログラミング/テスト」が14.3%と多くなっています
(情報開示:私は@IT編集部のスタッフとして、Ruby on Railsの資格試験「Rails技術者認定試験」に運営組織にメンバーとして参加しています)