ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

罪と罰(48) ツーマンセル

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 カスミさんの退職が公になると、社内、特にWebシステム開発部には少なからぬ動揺が走った。ただし心の底から驚愕した、という人はおそらく1人もいなかったのではないだろうか。誰もがカスミさんの行き場を心配しつつ、その姿が見られなくなる日が遠くない将来に訪れることは、もはや不可避だと考えていたからだ。

 予想していたこととはいえ、すんなり受け入れられなかった社員も少なからず存在していた。まだ話がウワサの段階から、どこからともなく聞きつけたクミもその1人だった。クミは涙をポロポロこぼしながら、猛烈な勢いでカスミさんに翻意を迫っていたが、残念ながら思うような成果を上げることができなかったようだ。

 もう1人、カスミさんの考えを変えようとしたのが足立だった。こちらは涙も流さず平静な口調で、カスミさんがうちに残るべき理由を20通りほど理路整然と並べ立てたが、やはり結果は同じだった。

 私も完全に断念したわけではなく、機会を捉えては慰留を試みてはいたが、カスミさんの決意の固さを確認しただけだった。カスミさんは、いつも笑みを絶やさない温和な人だが、意外なほど頑固な部分もあるのだ。

 カスミさんの退職の意向を、私は上長として瀬川部長と人事課に伝え、一連の手続きが始まった。人事課の山下課長がカスミさんと話し合って調整した結果、希望通り10月31日付での退職が決定し、9月30日に全社に通知された。それは奇しくも、東雲工業の新人事・給与システムのカットオーバーと同じ日だった。

 「東雲工業の方へはどうします?」私は訊いた。「私から伝えましょうか?」

 「ああ、それなら大丈夫」カスミさんはあっさり答えた。「もう知ってるから」

 「あ、そうなんですか」

 「号口過ぎてからだと、いろいろ迷惑かけそうだからね。ただでさえ、あっちは忙しそうだし。あ、こっちもだけど」

 「......確かに、いろいろ問題があるんですよね」

 「飛田さんか」カスミさんは少し心配そうな顔になった。「大丈夫そう?」

 「まあ、なんとかしなきゃとは思ってるんですけど」私は恨みがましくカスミさんを見た。「本当はカスミさんに残ってほしいんですけどね」

 カスミさんは笑っただけだった。

 東雲工業の新人事・給与システムは、スケジュール通りに号口を――つまりカットオーバーを――迎えたものの、課題管理表には未だに30以上の未解決項目が残っていた。その多くは、飛田が要件をしっかり把握していなかったことによるものだった。運用がストップしてしまうような重要度:高の課題は号口までに潰すことができたが、残った項目も放置しておくわけにもいかない。しかも正式運用開始後、毎日のように行が追加されていた。

 10月の第1週に一気に10件の課題が追加されたとき、私は飛田と木下を呼んで状況を確認した。飛田は要件定義の細部の詰めが甘かったことは素直に認めたが、問題解決に対する私の危惧については歯牙にもかけなかった。

 「問題が出たら修正すればいいじゃないですか」飛田は少し苛立った様子で言った。「これまでだって対処してきたんですよ」

 確かに実装レベルにおいてならば、飛田の対応は素早いものだった。ソースの隅々まで理解している飛田は、ロジックを修正し、テーブルに新しいフィールドを追加し、必要なら過去データに対して修正値を更新する作業を、誰よりも手際よく行うことができた。ただし私が問題にしたのは、その段階に至るまでに要している時間だった。ひとたび課題が発生すると、飛田が実際に対応を開始するまでに、ちょっとした金融詐欺行為ぐらいの時間が費やされていた。それも飛田自らが招き寄せている時間だ。

 嶺井課長が宣言したIT統制は、東雲工業において少しずつだが着実に実施されていき、システム絡みの案件は情報処理管理課を通すことが厳格に求められるようになっていた。どんなに些細なバグであっても、課題管理表への記述と、経緯と対策の詳細な報告が必要となったのだ。飛田がトラブルを起こしているのは、この部分だった。

 ある小さなバグで説明を求められたとき、情報処理管理課の若手社員の前で、飛田は苛立ちを隠そうともしなかった。

 「理由はタグのid が、birthday ではなく、birtyday になっていたため。それだけです。単純なタイプミス。h と y は近い位置にありますからね。打ち間違えた。それだけです。再発防止策と言われても、以後気をつけます、としか言いようがないですね。いったい何を期待してらっしゃるんですか?」

 「いろいろあるでしょう」1行のコードも記述したことがなさそうな若手社員は、神経質そうな顔で言い返した。「別の人が必ずチェックするとか。デスクデバッグですか、あれをしっかりやるとか。システム管理基準にもありますよ。重要プログラムは、プログラム作成者以外の者がテストすること」

 この社員が言っているシステム管理基準とは、嶺井課長が言及した経済産業省が出している文書のことだ。木下と飛田に読ませてある。木下は一読した後、バカにしたように笑い、飛田にいたっては、あからさまな嫌悪の表情を浮かべていた。

 「ダブルチェックしようが、トリプルチェックしようが、見落とすときは見落とすもんですよ。そんなことより、バグが発生したら該当箇所を迅速に特定し、影響範囲を調査できるスキルが重要なんです。そうすれば対応も早くなります」

 「何だか開き直っているように聞こえますねえ。こちらとしてはバグを発生させないスキルの方が必要だと考えているんですけどね。ちゃんと全項目テストしてるんですか?」

 飛田の顔に険悪な表情が刻まれた。同席していた木下も、素人が知ったような口をきくな、とでも言いたそうな顔をしている。いち早く危険を察知した私は、飛田が致命的なことを口にする前に、素早く割り込んだ。

 「とにかくバグの修正は完了していて、生年月日は正しく表示されるようになっています。今後は表示項目のチェックも強化しようと考えていますので」

 「そうですか」若手社員は飛田に視線を向けながらうなずいた。「じゃあ再発に対して、一応の対策を取っていただける、ということでいいんですね?」

 この社員が気にしているのが、システムの品質などではなく、手続きの方だということは明らかだった。後で嶺井課長に訊かれたときに「業者の」責任にすることばかり考えている。飛田がまたもや何か言いたいような顔になったので、私は急いで答えた。

 「はい」

 「わかりました。そのように報告しておきます」

 東雲工業を出た途端、飛田は顧客の前で言えなかったことを、私に向かってぶちまけた。

 「あのど素人担当者、システム開発のなんたるかを、これっぽっちもわかってないですね。バグをなくすことなんて不可能だってことぐらい、どうしてわからないんでしょう。金型から作ればいいだけの金属部品とは違うんですから。こんなことでいちいち呼び出されたんじゃ、仕事ができやしませんよ。何とか打つ手はないもんでしょうかね」

 「何とかってたとえば?」

 「瀬川部長に出張ってもらって話をつけてもらうとか」

 同じ言葉を他の人間が口にしたら、虎の威を借る狐か、と思うところだが、飛田の場合は違う。こいつは単に自分の仕事を邪魔されるのを極端に嫌っているだけだ。障害物を排除するために、部長だろうが課長だろうが、遠慮なく使えるものは使う。

 「だいたいこんな細かいことに、なんで私が出てこなきゃならんのですか」飛田の非難の矛先が私に向けられた。「私は社内で課題に対応していた方が、ずっとこの案件に貢献できるのに」

 名目上のプロマネは私だが、実質的なリーダーが飛田であることは、東雲工業側だって知っている。トラブルがあれば責任者が出て行くのは当然のことだ、という一般的な考えは、こいつには通用しないだろう。

 その日は飛田は直帰し、私と木下は帰社することになった。帰りの電車の中で、あれこれ考えている私に、前髪をいじくっていた木下が話しかけてきた。

 「あいつはもう東雲に連れて行かないで、社内で実装に専念させておいた方がいいんじゃないですかね」皮肉な口調だった。「関係者全員の精神状態安定のためにも」

 その魅惑的な選択肢は、私も一度ならず考えた。飛田は三吉さんを筆頭に、東雲工業の担当者に好意を持たれているとは言い難い。私が全面に出て行くわけにはいかないが、たとえば木下であれば、カスミさんほどでなくても信頼を得ていくこともできるだろう。今後の東雲工業との関係を考えるならベターな選択かもしれない。先ほどの言動からすると、飛田自身それを望んでいるようでもある。

 しかし私は首を横に振った。

 「それだと飛田が単なる技術バカで終わっちゃうでしょ」木下にというより自分を納得させるように言葉を選んだ。「カスミさんが前に言ったことがあるのよ。飛田が対人折衝技術を身につければ最強になるって。あたしもそう思う」

 「あいつがそれを望んでるんですかね」木下は疑わしそうに言った。「技術だけを突き詰めていきたいと思ってるんじゃないですか?イニシアティブなんですから」

 「そこなんだよね」私はため息をついた。「飛田がわかってないのは。五十嵐さんはさ、決してコミュニケーションスキルをおざなりにしていいなんて主張していたわけじゃないでしょ。技術者である以上、技術がファーストであるべきだとは言ったけどね」

 どうも飛田は、技術力があることを、他人に好かれなくてもいい言い訳にしているように思えてならない。社内でもプログラマとしては一目置かれているが、誰に対してもあまり笑顔を見せるということがない。好意度が数値化できるとしたら、飛田はカスミさんのポイントに遠く及ばないだろう。

 「対人折衝セミナーでも受講させるとか?」木下はそう言ったが、すぐに首を横に振った。「いや、講師とケンカするのがオチでしょうね」

 「うん。あたしもそう思う。だからそういう手段は取らない」

 「じゃ、どうするんですか?」

 「ツーマンセル方式を採用することにする」

 「ツーマンセル?」

 「要するにペアで行動させるということよ」私は――自分としては――優しい微笑を木下に向けた。「もちろん相手はあんたよ」

 「は?」木下は目を剥いた。「ぼくですか」

 「反対する前に、ちょっと考えてみてよ。あんたと飛田は、お互いに足りない部分を相手から吸収できる。飛田は勉強熱心だし、新しい技術を実業務に反映する応用力も高い。木下はお客さんと相談して仕様をピックアップするのがうまいし、お客さんにもよく好かれる。その前髪を触るクセさえなければね」

 木下は前髪をいじるのを中断した。

 「だからってあいつとペアで行動って......うまくいくとは思えませんけど。あいつとは気が合わないんですよ」

 「それは残念ねえ。でも慣れるしかないわね。これはお願いじゃなくて命令だから」

 「勘弁してくださいよ」木下は呻いた。

 翌日、私は朝一番で2人をミーティングルームに呼んで、正式にペアを組むように命令した。飛田が示した反応も、木下と似ていた。

 「はあ、こいつとですか」飛田は木下に顔をしかめてみせた。「私に、どんなメリットがあるんでしょうか」

 「それに気付いてないってことは、あんたもまだまだ勉強が足りないってことね」私は軽くいなした。「とにかくやってみてよ。詳細設計書作るより、まずコードとテストケースを書くでしょ。それと同じよ」

 「いや、しかしですね......」

 「うるさいわね。2人で東雲工業で発生している各種問題に対応し、適切な解決に導くこと。あんたたちに責任を取れとは言わないから。2人で相談して、2人で行動して」

 私は「2人で」を強調した。できるなら2人の手の甲にでも入れ墨してやりたいぐらいだ。

 木下と飛田は、互いに牽制し合うような非友好的な視線を交わし合っている。

 「言っておくけどね」私は釘を刺した。「成果も失敗も、2人で等分するから。相手を出し抜いて自分だけで事を進めたり、逆に作業の漏れやミスを相手のせいにしてもムダよ」

 最初は誰もがこの組み合わせに危機感を抱いた。命令した私自身、この2人がうまくやっていける確信があったわけではない。ペアになった2人もそう思っていたようで、最初のうちは、命令だから仕方なしに一緒に仕事を「してやっている」という態度が露骨に見えた。それを解きほぐしてくれたのは、カスミさんだった。

 カスミさんは退職が正式に決定してから、10月は有給休暇の消化のために週に1日か2日ほどしか出社していなかった。その数少ない出社日には、カスミさんのデスクの前に、社内の各部署からお別れを言いに来る老若男女が引きも切らなかったが、そんな合間を縫って東雲工業の課題解決に付き合ってくれていた。私も時間が許す限り同席した。

 「後を託せるのが2人で良かったわ」カスミさんは打ち合わせのときに何度も言った。「安心して任せられる、というより、ずっといいものにしてもらえると信じてるから」

 それを聞いた木下はつらそうな顔をしていたが、その後、少しづつだが行動や態度に変化が見られるようになった。飛田と仲良くしないまでも、同じ仕事をする同僚として敬意を持って接するようになったのだ。たとえば、飛田が提示するロジックなどを、以前なら頭ごなしに反発していたものを、クレバーな技術者として検討する姿勢になった。最初はカスミさんから託されたシステムを守っていかなければ、という思いからだったのだろうが、次第に自分と飛田、それぞれの長所と短所をどのように補完し合うかを真剣に考えているように見えた。

 飛田の方はもう少し時間がかかったが、カスミさんの退職が知らされると、それなりに危機感を抱いたらしく、課題の打ち合わせの際にも、カスミさんの話に素直に耳を傾けていた。飛田がカスミさんを技術者として認めることは決してなかっただろうが、東雲工業の件で自分に足りないものに気付き、それを持っているカスミさんに、ある種のリスペクトを抱いていたのかもしれない。10月の後半、カスミさんが参加する打ち合わせとしては最後の日、飛田は思いがけない言葉をかけた。

 「進藤さん。もう少し、この会社にいてもらうわけにはいかないんですか?」

 カスミさんが驚きながらも、どこか嬉しそうに否定的な言葉を返すと、飛田は肩をすくめて木下を見た。

 「まあ進藤さんには及ばないでしょうが、こいつなら何とか東雲工業の人たちとやっていけると思いますよ」

 木下は憤慨した顔をしていたが、後でこっそり私に言った。

 「あいつも何とか変わろうと努力はしているみたいですね。いけすかない野郎だってことには変わりがないですが」

 「ちょっと。バカって言う奴がバカだって小学校で習ったでしょう」

 私はたしなめたが、内心では安堵のため息をついていた。何とかツーマンセルとして、うまくやってくれそうだ。飛田がこの調子で、少しでも軟化してくれればいいのだが。

 イニシアティブに関するニュースが飛び込んできたのは、私がそんな楽観的な気分になりかけていた11月後半のことだった。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(64)

コメント

MUR

「技術力があることを、他人に好かれなくてもいい言い訳にしているように思えてならない」
飛田はここのコメント欄で沸騰する連中を象徴するキャラクターでしたが、木下と組まされて変わり始めたのが意外ですね

もう

だらだら感がハンパない。

なあき

結局ひとを変えるのは理想ではなくてひとだということには納得。
50回までいきそうだ。

p

おまえらも飛田を見習って成長しろよ

ま、まだ続くのか…
一年以上の長期連載になるのか?

ya

次回「アンチイニシアチブ具現化」ないしは「轟沈!イニシアチブ」にご期待ください

m

> おまえらも飛田を見習って成長しろよ

きついお言葉だけど、1エピソードでキャラを決めつけたり、短絡的な人がいますね…

まさか本業の仕事でも短絡的に他人を決めつけてないと思いたいけど。

どんなことを書くにしても、その人の普段の態度や考え方や行動が多かれ少なかれ浮き上がってくると思っています。

たけぞ

この回で一番成長したのは実は「主人公」という気がしてならない

DEADBEEF

成長したというか、最後までカスミさんに助けられたというか。
まあ、部下を巧いこと使うのが上司の仕事だから、
適材適所、上手に使いこなして丸く収めたのも
みのわさんの手腕と言うべきか。

匿名

どうでもいいけどカスミさんは俺の嫁

なび

この物語で一番非現実的存在なのは、飛田でもイニシアティブでもなく、進藤カスミだった・・・。
こんな人、現実に存在するわけないわ・・・w
どんだけ好感度高いんだよ、信者がいっぱいってレベルじゃねぇ、退職して神か仏にでもなるのか?

カバ

なびさん
ずいぶんと殺伐とした会社にお勤めなのですね。
うちにはカスミさん的なひといますよ。
癒やしの存在です。

b

不要だと言われて円満退社する人がいるかね

もう

飽きた。前半の内容無くても良くない?

ここから風呂敷包むんだよね?
作者の悪い部分が連載回数増加と共に目立ってきたな。前々作あたりから終わらせ方が雑になってきてる。初期くらいの連載数なら上手に書ける人なんだろうけど、こんだけ長いとあらが出たね。

次は、できれば小説じゃなく普通のブログでここに書いてほしいな。

msat

ブログで書いて欲しいの意味が分からない。

連載といっても、コラム投稿サイトだからブログみたいなもんだし、
リアルを書けっていっても、無理に決まってるし。
このおっさんの「この間こんなことあったよ」ブログ読みたい人なんかいないでしょ。

hoge

N氏の反撃開始かな?

なび

勝手に殺伐とした会社務めのレッテル貼りやめてもらえますかね。
あんたは俺の何を知ってるって言うんだい?
大量の、他部署まで含めた良い大人達が会社辞める程度で泣いて懇願してるんだぜ。
海外に引っ越すとか、死ぬとかいうわけでもないのにw
会社辞めたってプライベートであったり、連絡取り合ったりなんて幾らでもできるのに。
そんな後光が差してそうな人が本当にいるなら是非見てみたいわ。

DEADBEEF

いや、これフィクションなんで…。

というのはともかく、カスミさんの転職については
「ああ、最初に言った技術のある人が引き継いでくれて安心云々
ってセリフは、本心から出たことなのだなあ」としか。
そもそも丸ごと引き継ぐ気マンマンで、引き継いだ後はやることナシ、
となれば、もう会社辞める以外に道はないでしょう。
次の職場も、あるていど心当たりもあったんだろうし。

?

単純にイニシアティブとか、カスミさん武田さんといったあたりが
作者の取り上げたいテーマだったけどコメ欄が荒れる割には建設的な話にはならず
もう決まってるかあるいは考えたストーリに繋げる為にも閑話休題的な回が必要だったのだと
東雲とかIT統制の話が盛り上がらなかったというのもあるのだとは思いますが

屑二号

読後に何かモヤモヤしたものが残る、というお話の作りがこの作者さんの真骨頂だと思って読んでまして、むしろ最近のほうが面白いですね。
私にとっては。

なび

フィクションなのは知ってるよ。
だから、飛田でもイニシアティブでもなく進藤カスミが一番フィクションだったって冗談交じりに言ったら
進藤信者のカバとかいうのが、勝手に人を殺伐とした会社勤めのかわいそうな奴
みたいなレッテル貼りしてきたのに反論したんだよ。

DEADBEEF

はあ、そうですか。

カスミさんの好感度ね。
どこの会社にも、一人くらいは居ると思いますけどね。
好感度というか人徳というか、そういうもののカタマリみたいな人。
ふだん何をしているのかよくわからないけど、
その人の身になにかあったときなどに
どこからともなく人が集まってくるような人。

個人的には「こういう人っているんだなあ」と
思い当たる節はあるんで、特に違和感は持ちませんでした。

DEADBEEF

というか、そこまで重要なことですかね。
カスミさんのスーパー好感度。
人事異動通知が出たタイミングで、
いろんな人が挨拶にくる光景って、
わりと普通にあることだと思いますけど。
引きも切らずに、って表現が
大げさだって言いたいのだとしても
大げさな表現なんだな、と思えば済む話では。

ヒッキー

昔、イケメンのメガネ男子が東京から九州へ異動となったとき、最終日はお別れを言いに来る女性が引きも切らなかった。
そのときこういう人もいるんだなと感心した。
しかし後で聞いたところによると、その男が異動になったのは、新人の女の子と同期の女の子で二股かけてて、片方を妊娠させたが理由だった。笑えなかった。

どりみ

下らない揚げ足取りされてイラついてる人の返しに対して、前後読まずに(もしくは意図的に無視して)頓珍漢な上から目線突っ込み入れてるのは滑稽ですね。
この場合、カスミさんの好感度が非現実的かどうかについてカッカしてるんじゃないのは明らかでしょうに。

前後読んでないでの返しならただの短慮な人ですし、前後読んだ上で持論展開するためにこういう返し方してるならだいぶ歪んだ人です。
いずれにしても見てていい気はしないですね。

なび

別に重要なことじゃないよ、オレは冗談交じりに言っただけだし
それに変なレッテル貼りして煽ってきたから反論しただけだ。
というか、重要なことじゃないとコメントしちゃいかんのか?ここは。

DEADBEEF

はい、重要じゃなくても書いていいと思います。
「大げさだよね」で済む話だと思ったから書いただけです。
気に障ったのならすみません。

lav

箕輪課長、飛田さん操縦術を覚え始めたな。

こりゃ、あるか?やはり。
箕輪×飛田!

わるを

IT統制の話で盛り上がらなかったのは、ちょっと残念。
俺はどちらかというと統制側の人間なので、エンジニアのみんなの、呪詛の声を見たかったんだが。

Jairo

typoでバグって逆ギレするとは、飛田氏もまだまだ青いな。

n

バグのないシステムなんてないのは同意するが、テスト不足で問題を潰せなかったことを開き直り、客にしょうがないことだと押し付けるのはNG

kawa

>飛田が実際に対応を開始するまでに、ちょっとした金融詐欺行為ぐらいの時間が費やされていた
これはなんでこんなに時間がかかってるんでしょう?

p

問題が出る度に呼び出されたり、事情説明したりしなきゃならないということでは

匿名

774

とは言え、Typoでなぜなぜ分析しろとか言われても、って気持ちは分かるなぁ(笑)
お前は誤字脱字が初版本に全く無い世界に生きているのか、と。
勿論それが致命的なバグに繋がってるなら大問題だけれども、テストや平行運用期間中に気付けるレベルなら問題ない…と現場は思うのですけどね。
そりゃ、10行20行を1ヶ月かけて作る世界ならバグ無しも可能かもしれないけど、その分お金出してくれるんですよね?という。
まあ、お金貰ってもそんな仕事お断りしたいけど(笑)

bodum

フィクションの小説に何熱くなってるんだ?
もっと楽観的にみなよ。

名無しPG

冗談交じりに書いたつもりが図星刺されたんだから熱くなっても仕方ないw

もちろん冗談ですよw

名無しPG

いや、同調してくれると思って書いたのにいきなり反論喰らったから、冗談だったのに、と言い訳し始めたのかな?

どちらにしろ面白かったです
滑稽という意味でw

あ、もちろんこれも冗談なので、変な反論はやめてくださいねw

サルーン

>774
カットオーバー後の本番環境で出てるので
「ちゃんとテストやってるのか?」は至極まっとうな疑問と思います。

?

サルーンさんは全項目チェックしてますか??
してれば出ないかテストケース漏れですよね
要求全部満たすような事はまずしませんよね
予算がそうなんですから

Jairo

> 要求全部満たすような事はまずしませんよね

テスト仕様書を作って、そのテストケースに全項目を挙げるかどうかは別問題だが、動作チェックくらいは全部するでしょ。
今回のケースは、動作チェックすらしてないんじゃないのと疑われてもしかたがないレベル。

サルーン

>?
実装はするけどテストしません なんてのは業務ではありえないわけで。
工数が厳しいなら「単体」「結合」「総合」のいずれかは簡略版でやります。
その場合単体テストでは動いたけれど、本番環境では動きませんでした
なんてケースが発生しうるわけですが、あらかじめ許容してもらう取り決めしますね。

今回はどの環境でもテストさえすれば発覚していた内容なので論外
というわけです。

はど

どんなに綿密に動作チェックしたところで、実際の運用フェーズでシステム障害が起きる可能性は常にあるでしょ。

システム運用する側は開発チームに完璧さを求めるものだけど、あらゆる使用状況を想定した完璧なシステムを構築するなんて不可能に近い。使用環境と運用ルールを厳格に定めて、動作保証の範囲と運用による損害額の上限を厳密に決めて契約しないと、怖くて保守管理なんてできないわ。

構文エラーで動作停止する程度ならまだ発見しやすいけど、誤った入力方法や要件定義ミス等による論理エラーの積み重ねで、システムが不安定になったりするのを未然に防ぐのは難しい。
ありとあらゆるヒューマンエラーを想定して、膨大なテスト項目にリストアップして1つずつ検証するしかないけど、複数のエラーが影響し合ってコンフリクトするような障害を事前に想定するのはムリだと思う。

サルーン

>はど
今回話しているのはただのTYPOなので。

ブランク

カスミさんに会社にいても未来がないのを知っていて、慰留しまくるなんて残酷ですね。
もし残ったとしてもどうしてあげることもできないのに、無責任ですね。
現実に嶺井さんのような人がいたら、ドン引きしちゃいます。

Jairo

> はどさん

> どんなに綿密に動作チェックしたところで、実際の運用フェーズでシステム障害が起きる可能性は常にあるでしょ。

だからといって、今回のようなケースで逆ギレするのはどうなんでしょうね?
今回のケースは、
・該当コードを一度も実行せずに納品した
・実行はしたが、正しくうごかなかったのを見逃した(まあ、これはありえないと思いますが)
のどちらかでしょう。

DEADBEEF

早い話が「どうせ出すなら、もっといいバグ出そうよ」ってことで。

はど

>Jairoさん

納品が終わっても、検収が終わるまではテスト運用の段階とみて不具合を潰していくしかないでしょうね。

検収が終わって正式運用しているのであれば、ユーザー側にも瑕疵担保責任が半分あるはずですが、契約上で明確な検収基準が示されていなければ、いくらでも引き延ばし可能なようで不安が残ります。

検収が遅れれば入金も遅れる訳で、会社経営的にもダメージは大きい。
営業サイドからしてみたら気が気じゃないでしょうね。

orz

>飛田は要件定義の細部の詰めが甘かったことは素直に認めたが、問題解決に対する私の危惧については鼻にもかけなかった。

× 鼻にかける (自慢する、得意がる)

⇒ 歯牙にもかけない (問題にしない。無視して相手にしない)
もしくは、鼻に拘るなら
  洟もひっかけない (眼中に置かず相手にしない、見向きもしない)

ですかねぇ。

orzさん、ご指摘ありがとうございます。
歯牙ですね。

kawa

まあタイプミスで動かないっていうのがここで出るのはかなりまずいですかね。
同じ原因のバグがないかって指摘をしたくなるのはしょうがない気がします。
でもタイプミスならスペルチェックとかコードの自動チェッカーを強化します
って言えばいいだけじゃないのかと思ったり。

カスミさんの件、なんとなくわかる気がします。
癒しというかみんなに好かれてる人います。
でもその人の分の給料を自分のからさっぴかれるとかなったらどうかって話は
ありそうに思います。

BEL

久々に思わせぶりな終わり方。いままでの流れからして作者さんが意味もなく
長く続けてることはなさそうなのでなにかしらの仕掛けがあるのかなと思う。
丸一年続くな。ここからまた小説っぽいというか伏線回収モードになるのかな。

カスミさん個人的には箕輪さんが課長ってのがいまだに違和感あるというかしっくりきていないんですよね。
(主人公が管理職って設定になれていないだけなのかな)

>「こいつなら何とか東雲工業の人たちとやっていけると思いますよ」
お前が言うなw

>「ダブルチェックしようが、トリプルチェックしようが、見落とすときは見落とすもんですよ」
これはダブルチェックすべきではないという理由にはならない。

要求をもらってそれを満たすための見積をだすんだから、
予算がたりなくて要求を満たせないなんてのはナンセンス。

これ、受注側で見つかって受注側で直したバグの説明をことこまかく求められてるの?
そうだとしたらかなり無駄行為だけど。。。

(東雲側でみつかったんなら、)
原因がスペルミスだろうがなんだろうが、仕様である"生年月日の表示"ができてなかったんだよね。
説明すべきは「なぜスペルミスしたのか」じゃなくて「なぜバグが見逃されたか」だよね。
「いったい何を期待してらっしゃるんですか」ってことはないだろう。

TKFM

まぁ、birtydayは「でもそちらもテストしてそちらもOKしたじゃないですか」って話なんですけどね。
テストフェイズで見つかってれば言い訳できないかもしれませんけど。

?

某メーカの独自開発環境で辞書登録してあるidしか使えず、登録外のもの使用だとコンパイルエラーになるものがありました、それだと属性値の単純なスペルミスは防げますよね
ただ辞書登録がネックでデスマーチぽかったですけど、実際の現場は

服の0

>金型から作ればいいだけの金属部品とは違うんですから

技術に対するリスペクトが皆無である糞素人的なセリフである件について

24

木下X飛田で
そこは飛田受けですよ

?

所詮人間のする事だから.....
技術が無かったらダメ
技術が優れていても、技術を使う側がダメだったらやっぱりダメ
技術を上手く使えていても本業がダメならやっぱりダメ

なんか単純にソフトウェアが問題な訳ではなく、下請けとか他社のシステムを作っているとかが問題な気がしています

わざわざ他所のシステムなんか作っていい事あるんですかねえ???

屑二号

>なんか単純にソフトウェアが問題な訳ではなく、下請けとか他社のシステムを作っているとかが問題な気がしています
「問題」ってのが即ち「悪い」という意味ではなく、「原因はそこにある」的な意味合いなのであれば割と同意。

>わざわざ他所のシステムなんか作っていい事あるんですかねえ???
下請けを経営する側からすると良い事しかないです。
食いっぱぐれることが殆どない。
資金の乏しい人出し専門の中小が乱立出来ちゃうのはそういうこと。

n

内製ならバグが出ないって?
妄想にもほどがある。

てす

内製なら、仕様で済むことが良くありませんか?

屑二号

>内製ならバグが出ないって?
>妄想にもほどがある。
「バグ一つの扱いを取ってもユーザとの間には齟齬がある」ことに関しての話なので、見当違いです。

kawa

>TKFMさん
ユーザの受け入れテストでは細かいところをすべてはできないですよね。。。
作成側のテスト結果を見てそれでOKとすることになるでしょうから、末端の
機能だとこういうこともあるかもしれません。

n

>「バグ一つの扱いを取ってもユーザとの間には齟齬がある」ことに関しての話なので、見当違いです。

本当に?
切り口はそうかもしれないけど、?さんの主張してるのは何ヶ月も前から言ってることでしょ?

ponde

>どうでもいいけどカスミさんは俺の嫁
屋上

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