ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

罪と罰(36) チャタムハウス・ルール

»

 私たちが待ち合わせ場所に指定されたサイゼリヤに着いたとき、その男性は先に到着していた。本名は秘密なのでエヌ氏と呼ぶことにする。エヌ氏の前には、すでに4分の1を残すばかりになったビールのジョッキが置かれていたが、私たちが店の入り口から、窓際の席に移動する短い時間で、その残り半分がなくなってしまった。冬の日が短いと言っても、まだ15:00を過ぎたばかりだ。おまけに年明けから続く寒波の影響で外気温は5度を切っている。私ならビールを注文する気にはなれないが、これから話を聞かせてもらう予定の人は、時間帯も温度も気にしていないようだ。

 「お久しぶりです」

 アツコさんは、やや堅苦しい声で挨拶するとエヌ氏の正面ではなく、斜め前に座った。自分は紹介しただけで、話をするのは私たちだから、ということだろう。私は一礼して相手の正面の席に腰を下ろし、木下が隣に座った。

 エヌ氏はでっぷりと太った50がらみの男だった。残り少なくなってきている髪は白いものの比率が高く、それを整髪料でべっとりと撫でつけているのが何とも見苦しい。着ているスーツやワイシャツはパリッとしていたし、椅子の背にかけてあるベージュのコートも安物ではなかったが、これは求職活動中だからかもしれない。

 私たちが簡単に自己紹介をしている間に、エヌ氏はジョッキをぐっとあおり中身を空にした。ジョッキを置くと、間髪を入れずコールボタンを押す。そして私たちの誰とも顔を合わせずに、囁くような声で訊いた。

 「あんたらも何か頼んだら?」

 早速、木下がメニューに手を伸ばしたが、先に私がつかんだ。

 「ドリンクバーでいいよね」

 「えー」木下は不満そうに私を見た。「せめてパスタぐらい」

 ウェイトレスがにこやかな笑みとともに現れた。エヌ氏は、メニューも見ずに「グラッパ」と注文を告げる。聞き慣れない名前に、メニューを開いてみると、アルコール分40%のお酒だとわかった。呆れた私は、メニューを閉じて注文を告げた。

 「あと、ドリンクバー3つお願いします」

 「かしこまりました。グラッパがおひとつ、ドリンクバーが3つでございますね。他にご注文はございますか?」

 以上で、と言いかけたが、木下の訴えかけるような視線が頬に突き刺さるのを感じたので、仕方なく追加した。

 「じゃ、小エビのカクテルサラダも」

 ウェイトレスがいなくなると、私は木下に命じた。

 「ドリンクバーから飲み物持って来て。私は紅茶。砂糖はスティックに半分」私は横を見た。「アツコさんは何にします?」

 「じゃあハーブティーをお願い」

 木下が腰を上げたとき、エヌ氏が当然のような顔で「俺は冷たい水を頼む」と言った。木下はムッとしたようだが、私が「早く」と言うと、渋々ドリンクバーの方に歩いていった。

 飲み物と食べ物が揃うまでの間、会話が弾んだとは言えなかった。アツコさんがエヌ氏との共通の知人の消息を聞いたりしたが、それもすぐに途絶えてしまった。私は天候の話題を振ってみたが、短い相づち以上の言葉を引き出すことができなかった。木下は、第一印象からエヌ氏に対して好印象を持てなかったらしく、ドリンクを配り終えた後はずっとスマートフォンをいじっていた。

 ようやく酒とサラダが届くと、木下はスマートフォンをテーブルの上に置いてフォークを掴むと、ピンク色の小エビを嬉しそうな顔で突き刺した。エヌ氏もグラッパをすすり、満足そうな顔になっている。

 「じゃあ、そろそろお話を聞かせてもらっていいですか?」私はエヌ氏を見ながら切り出した。

 「その前にひとつ言っておきたいんだが」エヌ氏は私を制した。「あんたらが何の話を訊きたいのかは、星野さんから聞いてる。俺はどんな質問にでも答えると約束する。代わりにあんたらにも約束してもらいたいことがある」

 私は小さくうなずいて先を促した。エヌ氏は酒を少しなめてから続けた。

 「これから話すことは、どのように使ってもらっても構わない。他人に話そうが、報告書に書こうが、ネットに公開しようが、街宣車で触れ回ろうが、それはあんたらの自由だ。俺は、それを何に使うかは気にしない。ただし、情報源が誰なのかは、絶対に秘密にしてもらいたい。元ネタの素性が特定できるような使い方をしたら許さない。それでいいか?」

 「はあ......」やけに秘密めかしてるな、と思いながら、私は同意した。「わかりました」

 「あ、それ聞いたことありますよ」木下が口を挟んだ。「何とかハウスルールですよね。えーと、サイダーハウス・ルールでした?」

 「それは映画でしょ」アツコさんが突っ込んだ。

 ジョン・アーヴィングの小説が大元ですよ、と指摘するのも、木下に正しい名称を教えるのも、面倒なのでやめにしておいた。それよりも、ここに来た目的を果たさなければ。

 「以前、お勤めだった会社がイニシアティブのコンサルを受けたそうですが」私は訊いた。「あなたが退職なさったのは、そのことと関係があるんですか?」

 アツコさんが派遣されてきて、数日経過したある日。私は、アツコさんから、以前にイニシアティブと関わった会社の人に会うつもりがあるなら紹介するけど、と訊かれた。イニシアティブについて、別の側面からの意見が聞けるから、とのことだった。最初は、今月いっぱいで五十嵐さんのコンサルタント契約も切れることだし、今さら、とは思ったものの、少し興味があったのも事実だった。私は今日の外出の後に時間を作ることにして、アツコさんに仲介をお願いしたのだ。

 木下が同席しているのは、たまたま一緒に外出していたからだった。先に帰社するように言ったのだが、私が寄り道をする目的を聞くと、是非とも同席すると言い張って譲らなかった。アツコさんの口調に、イニシアティブを非難するような響きがあったのが、気になった、というより、気に入らなかったらしい。

 その木下は、エヌ氏を一目見るなり嫌悪感に顔をしかめ、エヌ氏の言葉の信用度を、数レベル下げることに決めたようだった。たぶんサラダを食べているのも、エヌ氏に対して、あんたの話は真剣に耳を傾ける価値なんかないんだよ、と遠回しに伝えるためなのだろう。

 エヌ氏の方は、木下の反応などまるっきり無視して、私の方に顔を向けていた。

 「直接はないな。俺が会社を辞めたのは、去年の2月。イニシアティブのコンサルは、その前の年の春までだったからな。だが原因となったのは確かだ」

 「というと?」

 「イニシアティブのせいで、うちの会社......いや、勤めていた会社の内部はボロボロになっちまったからだよ。詳しく聞きたいだろうね?」

 「もちろんです」

 「じゃ話すか。でもその前に」エヌ氏はグラスを空にした。「お代わりを頼んでいいか?」

 「......どうぞ」

 エヌ氏が勤務していたのは、大阪市内にある従業員数400人弱のパッケージ開発を主業務とするシステム開発会社、J社だった。教育関係や販売管理のパッケージで、ロングセラー商品をいくつか持っている。私も名前を聞いたことがあるパッケージだ。さらに企業向けの資産管理ソフト、就業管理ソフトも販売していて、エヌ氏はこの開発部門に所属していた。

 J社の基本的なキャリアパスは、プログラマ職→システムエンジニア職→マネージャ職と、勤続年数に応じて上がっていくものだった。エヌ氏は、社内の開発のメインストリームが、VB6から.Net に移行しつつあったときにマネージャとなり、開発の第一線からは退いた。ただ、昔から継続して付き合い続けている顧客のために、VB6での保守は続けていた。

 「普通、マネージャになれば、よほどドジをしない限りは、毎年定期的に昇給していくから、まあ定年までそのまま行くのが普通なんだな」エヌ氏は当時を懐かしむように言った。「そりゃあ最新技術に精通して、若い奴らに混じってバリバリコーディングする、ってわけにはいかんが。それは特に問題視されていたわけじゃない。上にいる部長や役員連中だって、そうやって上がってきたわけだしな。とにかく、実績を残して、マネージャに上がるのを目標にしてがんばるわけだ」

 「うちの会社と似てますね」私は思わずつぶやいた。

 「当然だろうな。特殊なところを除けば、それぐらいの規模の会社だと、だいたいキャリアパスは、そんなところのはずだ。それがベストだとは言わんが、そういう仕組みができてしまっているんだし、それで回ってるんだから」

 うちのように、圧倒的な危機感があったわけではなかったが、J社では開発部門の意欲的な部長が、イニシアティブにコンサルを依頼した。開発効率が少しでも上がれば、という軽い気持ちだったのだろうが、それは激烈な麻薬物質のような作用をもたらした。

 「あんたの会社じゃ、イニシアティブのコンサルさんは、どんな手を使ったんだ?」

 「うちですか......」

 私は、この一年で五十嵐さんが成し遂げたことを思い浮かべた。新商品の開発を成功させ、第2開発課を作り、旧態依然としたスキルにあぐらをかく年長組の影響力を弱め、メインフレームと心中しようとしていた会社をWebアプリケーション開発へ舵を切らせることに成功した。それを簡単に説明すると、エヌ氏は薄笑いとともにうなずいた。

 「なるほどね。俺のところは少し違ったな。まず、人事システムの担当部門を2つのチームに分けた。そして、片方にSQLの勉強を徹底的に叩き込んだんだ」

 「SQL?」

 「そうだ。ストアドとかな。それまで、ほとんどストアドなんか誰も作ったことがなかったから、まあ反発もあったな。まあ、それでも上からの命令だから、嫌々ながらやってたがな。それから、5人日ぐらいかな、それぐらいの工数の改修が発生したとき、2チームを同時に対応にあたらせたんだ」

 「へえ」私は少し興味を引かれた。「どうなったんですか?」

 「SQLを勉強したチームの圧勝だったな。テスト部門に回すまでの日数も、改修自体のクオリティも」

 「効果があったってことですか」

 「ああ。だが、後から考えると、元々その改修はパフォーマンスの問題が指摘されていたことに対するものだったし、ろくにJOINも使わないSQL文がいくつも発行されていたりした。そこをストアドに置き換えれば、パフォーマンスが上がるのは当然だった。事実、そこを担当していた主任によると、そろそろストアドを使ってみるか、という話も上がっていたぐらいだ。例のコンサルは、それをさぞ自分が発見したかのように取り上げただけだ、という意見もあった」

 「なるほど」

 「その後の展開は急激だったな」エヌ氏はグラスを干して続けた。「ビジネスロジックはストアドで書くべし、という意見を提唱して、賛同者を増やしていき、多くのプログラマにSQLの勉強をさせた。それに従って、各システムのパフォーマンスは上がっていったな」

 そう言えば、飛田さんも、RDBを使うなら、その性能を使い切るべきだ、という主張をしていた。

 「だが一方で、どうしてもPL/SQLやPL/pgSQLになじめない人間もいた。まあ、俺もその1人だったんだが」エヌ氏は自嘲じみた笑いを浮かべた。「コンサルさんは、そういう人間を排除するように経営陣に働きかけて、それを実行した。詳しいやり方は長い話になるから省略するが、簡単に言うと、ストアド使えないようなエンジニアは、この会社に不要な人間だ、みたいな世論を形成したんだな。大規模な組織改革が行われて、社員のおよそ3割近くが早期退職するか、技術職から離れるかした。俺も含めてな」

 「あの、ちょっといいですかね」サラダを食べ尽くした木下がフォークを置きながら言った。「その話の何が問題なのかわからないんですけどね。その会社は結果的に倒産でもしたんですか?」

 「いや。むしろ業績は上がった。営業利益は前年比12%アップになったしな」

 木下は、やっぱりな、とでも言うようにうなずいた。

 「じゃあ、要するに使えない人がいなくなったおかげで、会社がよくなったってことじゃないんですか?」木下は残酷なことを言い放った。「あなたがその1人だったのは、あなたにとっては残念なことだったのかもしれないですけど、むしろ会社のためには良かったわけでしょう。コンサルなんだから、対象の会社の利益を上げるために、そういう手段を取ったというだけのことですよね」

 怒りを爆発させるか、と思いきや、エヌ氏は得たりとばかりに、ニヤリとした。

 「ああ、まさに今、君が言ったようなことを、この改革を進めた奴らも言ってたよ。俺だって、最初はそう思っていたぐらいだ。だけど、それは表向きの理由だったんだな」

 「え、どういうことですか?」私は訊いた。

 「イニシアティブの目的は、IT業界を変えることだ、ってのは公言している通りだ。そこにウソはない。ただ、奴らが実際にやってることは、個々のIT企業の開発効率を上げることで、業界全体のスキルの底上げを図る、なんて悠長なことじゃないんだよ」

 「じゃあ、何なんですか?」木下が反抗的な顔で訊いた。

 「実際はもっと単純だ。IT企業の中で、高い給料を取ってる人間を排除して、若い技術者に置き換えていくのが、その方法だ。自然に任せていれば、何十年かを要するだろう世代交代を、意図的に早めることが最大の目的なんだ。それも急速にな」

 「それの何が悪いんですかね。IT業界にとってはいいことじゃないですか。使えないくせに高い給料取ってる人たちには、さっさと退場するべきなんですよ。あなたは、自分が勝ち組になれなかったからって、ひがんでるだけじゃないんですか?」

 「あのな」エヌさんはうんざりしたように言った。「君には想像力ってものが、これっぽっちもないのか?定年までずっと最新技術を勉強し続けることができるのか?20代の頃の集中力をずっと維持できるとでも?体力は落ちてくるし、目も悪くなる。いつか君が持ってる知識やスキルが時代遅れになる日が来るんだぞ、確実に。そのとき、おとなしく、自分はもう役立たずだから、後進に道を譲って、自分は会社を辞めることにします、なんて言えるのか?養わなけりゃならない家族がいて、住宅ローンを抱えた状態で?君が結婚してるかどうか知らんが、家族に、自分はもう会社にとって役立たずになってしまった、だから、昨日までのいい暮らしはできなくなった、生活レベルを大幅に落とさざるを得なくなったんだ、と言えるのか?」

 木下は沈黙した。

 「イニシアティブの活動には、そういったことに対する救済措置が全くない。察するに君は、今のところは勝ち組なんだろうな。だけどな、いつか君が40代、50代になったとき、20代の若手に技術力をバカにされる日が来るんだぞ。そのとき、それを素直に受け入れられるのかよ」

 「いえ......あの......」

 「確かに俺には、君ら世代の技術者と対等に渡り合うだけの技術力はないさ」エヌ氏はやや穏やかな声で続けた。「勉強する時間を作る努力を怠った、と言われれば、その通りだと認めざるを得ないわな。だけど、会社に命じられた仕事を一生懸命にこなし、サービス残業までして貢献してきた。マンションを購入し、住宅ローンに四苦八苦し、忙しい中でも少しでも家族との時間を作ろうと努力してきた。管理職になることがゴールだ、と会社から提示されてきたから、それを信じてがんばってきたんだ。そのキャリアパスでは、マネージャには技術力よりも、マネジメント力が重視されるとなっていたから、そのレールの上に乗ってきた。新しい言語を勉強するより、部下とのコミュニケーションの時間を重視してきたんだ」

 「......」

 いたたまれなくなったのか、木下は顔を伏せて、空になった皿に視線を落とした。その後頭部に向かって、エヌ氏は悲しみのこもった言葉を投げた。

 「それが罪だったと言うのか?会社の方針に従ってきて、自分の勉強を怠ったことが、俺の罪だったのか?そのために、俺は会社を辞めることになった。老後のために貯めておいた貯金を切り崩して、住宅ローンや、娘の大学の学費を払っている。転職しようにも、この年じゃあ、それも容易なことじゃない。国民保険の保険料だって、じきに収められない日が来るかもしれない。こんな罰を受けるような罪を、俺は犯したのか?教えてくれないか、勝ち組の君」

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(108)

コメント

lav

ふむ、ようやっと、まとめに近づいてきたね。

リーベルGさんの傾向として、
小説名につながるキーワードが
小説中にパラパラっと出るようになると、
そろそろ終わりも近くなる傾向なんですよね、、、
エピローグ含め今月で終わると思いますよ、この小説。

yamada

おおおお!いい感じで話進んでる!
エヌ氏の思うところがよくわかる。痛いほど。
30代で住宅ローンもあるし、年とって記憶力も体力も落ちてきたから尚更わかる。
年取ると覚えることよりこなすことを増やすからなぁ…
この間も会社でキャリアとかいう言葉で新卒煽ってたけど、
キャリアなんて言葉遊びで実際には会社によって求めているものも違うので、そんなものはないと気づくのが大切なんじゃないかなぁと。
資格偏重のところもあるし、実務偏重のところもあるし。
キャリアアップとか今いわれるとRPGじゃないんだからと思っちゃうよなぁ。

abc

マネージャにはマネージャの価値があるでしょ。
コーディングだって歳食ってても一線級の人だっているよ。

要するにどっちも中途半端だったわけですな。

だからといってそれだけの理由で、クビにする会社はブラック企業ですが。
しかし、ぱっと見で「若手中心の活発な会社です」とすぐわかるわけだから、応募者的には敬遠余裕の親切な会社ですね。

n

ドヤァ)

Buzzsaw

世代交代を早めてそれでどうするのか?
そこの目的が不明な間は、まだN氏の分が悪いかんじ。

無名の技術者

武田氏やエヌ氏を擁護する気はないけど、
五十嵐氏のやり方に何か不安を感じていた理由が解った気がする。

私自身、会社から技術者から管理者へのシフトを要求されている立場で、
技術者としての価値だけで評価されたら困るレベルになってきてる。

ただ、開発の人間ではないので、そこまでシビアではないが、
技術だけを突き詰めていられなくなったのも事実。

10年、20年後には、今のメンバーに技術的には、及ばなく成る自信もある。

社長だけでも、技術者だけでも、会社は回らない。
経営力や折衝力だけでも、技術力や知識力だけでも、組織は回らない。

かと言って、(技術力に限らず)成長を拒否した人間ほど始末に困る者はない。

A

エヌ氏の言いたいこともわかるけど、
強制リストラで責められるのはコンサルではなく
経営陣にあると思います。

そして、経営状態や経営方針が変わったことに
気が付かない(ふりをしていた)マネジメントを
していたのが、管理職であるエヌ氏の罪では。

もし、J社がリストラをせずに潰れたら、やはり
「俺に何の罪があってこんな目に会うんだ」と
ボヤくのでしょうね。

elseorand


エヌ氏は、会社同士の生存競争のために何が必要かの判断を経営陣に丸投げしていたのですね。
多分グループ分けで外されたのも向上心を見せなかったからでしょうけど。

新しいことを学ぶことが億劫な人はやはり本来は理系職であり研究の要素があるソフトウェア開発者には向かないのでしょう。
ご愁傷様です。

仲澤@失業者

いつも楽しく読ませて頂いています。

世の中が理不尽なのは今に始まったことではありません。
罪がなければそれらの理不尽から免れると思うのは、
それこそ想像力の欠如と言えるかもしれませんね。

とは言うものの福祉への取り組みを社会から取り除くのは
理想を捨てるという選択になってしまいます。難しいものですね。

qwerty

何と言いますか、凄く重い話ですよね……。
五十嵐達イニシアティブの思想にも、エヌ氏達の思想にも、共に一理ある気はします。

確かに、エヌ氏が技術の勉強を怠り、結果的に会社から追い出されたのはやむを得ない面もあるとは思います。
けれども、イニシアティブのように「技術を学び続ける事のできない無能エンジニアは追い出されて当然」、
みたいな「技術マッチョ」な考え方が当たり前というのも、
それはそれで暴論が過ぎるように感じます。

ムスカ

ハッハッハ、何を嘆くというのかね?

時流ってのは常に存在していて、どっかのタイミングで劇的に変わる可能性があるものだ。

・中途半端なマネージャ
・中途半端なプログラマ
・中途半端なプレイングマネージャ

は淘汰された。それだけのことではないかね?
そのタイミングに運・不運はあるだろう。N氏の場合は年齢だろうがね。
でもそういうリスクは常に考えて会社員をすべきではないのかね?

# いつぞやの派遣切りの話を思い出すねぇ。

はど

エヌ氏は切られても仕方ないだろ。
年齢なんて関係ない。会社にとって利益を産み出さない人間が、高給取りで楽しようなんて虫が良すぎる。

だいたい還暦過ぎたなら分かるとして、50そこそこで福祉求めるなんて、甘すぎるわ。まだまだ現役だし、部下が居れば彼らのやりたいように環境整えて、いざとなったら責任取るくらいの度量が必要でしょうが。

私は研究職だけど、自分の年齢の半分の若者達と対等に仕事してるよ。
まだまだ勉強しなければならないことも多い。契約は毎年更新だから、成果を上げなければクビになる。
子供が1人立ちして家のローンが終わるまで、泣き言なんぞ言ってられないんだよ。

n

技術者であり続けたいなら技術を学び続けるのは当然。
マネージャーは技術者とは違うので、エヌ氏が部下とのコミュニケーションを重視したのは間違いではない。
ただ、そのコミュニケーションに技術の話が一切なかったんだろうね。
技術上がりのマネージャーが技術を追わなくなり、古い技術だけで話をするようになったら害悪にしかならない。
浅くでもいいから最先端の技術の動向くらいは目を光らせておくべき。
詳しいことは若い部下に聞きゃいい。それもコミュニケーション。
もし、エヌ氏がそういった話を部下としていたら、ストアドを導入しようかと思っていたこと事前につかめてたろうに。

それはともかくビジネスロジックを全てストアドって正気か?
早さは抜群だが、何事にもデメリットがあることをわかってないのかな。

なび

結局はエヌ氏のそれはひがみ以外の何者でもない・・・。。
別にコーディングしなくたって、どういう技術体系があり
それの流行り廃りを知り、どのような場面でそれぞれが有効か
という事を判断したり考えたりするののもマネジメントのスキルだと思う。
瀬川部長だってコーディングはできないだろうけど
セミナーに足しげく通ったり、自分で情報を集めたり、そういう努力はしてたじゃないか。
前回だか、前々回だかでも、部長と平ではセクションが違うみたいな話はしてたわけで。
結局のところ、自分の努力不足、認識不足、判断誤りをイニシアティブへ責任転嫁してるだけだ。
汚い男だね。

なび

しかし、そう考えると、こんな男をイニシアティブの悪例として連れてくるなんて
アツコなる人物もたかが知れるなぁという感じがする。
もっと深刻な、致命的な何かが出てくるのかと思っていたのだけど
出てきたのは、結局どう曲がっても負け組みになってた情けない男だったわけで。
これがイニシアティブの悪の部分といわれても
悪が善に向かって、お前が邪魔したからオレの悪事がうまくいかないんだ
みたいな事を言ってるにすぎないから、全く意味が無い。

hoge

自分の市場価値を考えず、会社におんぶにだっこなんてしてる時点でエンジニア失格

外部の情報を取り入れて転職サイトに登録したり、社外の勉強会やセミナーぐらい言っておくべきです。

子供の世話や親の介護もあるでしょうけど毎日や毎週じゃなくてもいいんです月に1度、忙しいときは1時間だけども参加してみるとか、どうせこの人技術雑誌も読んでないんだろう

忙しくても飲みにいってたんだろって感じのN氏で残念

abc

薬になる人は、生かし。
毒になる人は、捨て。

毒にも薬にもならない人は、基本生かし。

なにも考えない、組織に都合のいい、命令を聞くだけの兵隊がほしい場合もあるから。


そういう意味では、えぬ氏も貧乏くじ引いてかわいそうだとは思うけどね。

屑二号

kの一文字でやってた者です。どなたかと被ってるみたいなんでHN変えときます。
ま、アルファベット一文字じゃそんなもんですね。

「技術者が技術を正当に評価される世界」はそもそも無期限雇用、つまり正社員とは相性が悪いという話に行き着くのではないかなぁ、と思います。
そっち方向でもっと突き詰めると、「ある時点までの評価によって手に入る安定」の否定、ってことになって、「今日手に入れた車を明日売り飛ばす」ような事態を皆が受け入れるべきなのか、ってあたりまで逝ってしまいますね。

そういう意味で、イニシアティブのメンバーである飛田は自身が正規雇用されていることをどう処理してるのかは気になります。

KC

さてカスミさんどうなるのか…

itnafu

>イニシアティブの活動には、そういったことに対する救済措置が全くない
つまるところ、コンサルとして見た時にこれはどうなのかということかな。

選別基準や方針が技術や経営論でなく、思想に偏っていることも気になるけど。

中田

エヌ氏を批判して切り捨ててる人たちは、50過ぎても勉強続けていく自信があるんだね。自分は切り捨てられないぞ、と。
すげーよな。

無名の技術者

実績というのは、それまで給料が上がる理由にはなっても、
現在の給料を維持する理由には成らない。

18歳の高卒フリーターと50歳のリストラマンが、コンビニバイトしたところで、時給は変わらない。
若くて動きも早いからと、若い方が重宝されることすらある。

過去の実績・経験から、後進の指導や全体のマネジメントが出来ないと、いずれ頭打ちになる。

本人から見ると、50歳になっても、若手技術者と同じ事が出きる。
経営から見ると、50歳になっても、若手技術者と同じ事しかできない。

となる。
マネジメント能力をあげても、技術的に退化したら意味がない。
技術的に退化するなら、それ以上のマネジメント能力を身につける必要がある。
そうなると、もう技術者ではない訳ですなぁ(´д`)

SZSR

N氏・・・。

同情できる部分もあるけど、自己責任な気がするなぁ。会社の言うこと聞くだけで自身で選択することを怠ったツケだろう。

業績アップしててN氏の会社はキッチリ体質改善できてるし、N氏他がいなくなっても会社が廻ってるなら「不要な人材がいなくなっただけ」という木下君の意見は正しい。年齢を言い訳に勉強しない社員を若いエンジニアが安い給料で支え続けるとか・・・。

ま、私が年功序列の評価体制に私怨があるだけなんですけどね。勤続年収=評価なのに評価用の資料作成とかさせるなボケって上司に八つ当たりしたこともあったり・・・。


それはさて置き、管理者の転職ってそんなに難しいんですかね?プロマネクラスの人ってどの業種でも引っ張りダコなイメージ。

管理者には管理者の技術があって、それはどの業界でも貴重だと思うんだけどな~。

メネメン

変化に適応するというのは、誰にとっても容易なことではないと思う。
それを利用した新しい形の搾取なのかな?
中途半端な人材を作るのは簡単だからね。


今なら、関数型とか、NoSQLとかに舵を切ればどうだろう?
「ビジネスロジックは、すべてHaskellで作るべし」


ビジネスロジックをすべてストアドでって、どっかで聞いたような...
今週の展開は面白い。

noname

>SZSRさん
ストアドすら使えない会社にいたマネージャーさんなのでお察し。

とりかがり

ここの感想読んでると、ITMediaってスーパーエンジニア専門のHPだっけ?って勘違いしそう。
みんな綺麗事ばかり言ってエヌ氏叩き始める辺り、よほど能力に自信あるんでしょうね。カッコイイな。

> なびさん

> しかし、そう考えると、こんな男をイニシアティブの悪例として連れてくるなんて
> アツコなる人物もたかが知れるなぁという感じがする。

カスミさんのことになってイニシアティブの名前が出たから、カスミさんと同じ立場の人ということで連れてきたのでは?
アツコさんがどの程度見通して行動してるかなんてわかりませんよ。

読者は全知の視点だけど、登場人物は限られた情報を持ってるだけです。
読者と同じくらい全知の登場人物がいたら、それはただのご都合主義。そちらが気持ちいい読者もいるかもしれませんけど。

tasuku

なるほど、つまり イニシアティブ の行きつく先は
「35才定年説」の証明。にしかならない。
と言いたい訳ですね。

世の中の常として、食いっぱぐれする事が分かっている業界には優秀な人が
来なくなりますから、間違いなく業界自体が衰退します。

まあ、その時には妖精さんがコーディングしているかも知れませんが...。
となると、サブタイトルは「プログラマは衰退しました。」ですね。

> なるほど、つまり イニシアティブ の行きつく先は
>「35才定年説」の証明。にしかならない。

(34) で飛田さんがこう言っています。

> 「先のことはわかりません。でも、一番ありそうなのは、この会社でずっと定年まで仕事をするというパターンでしょうか。イニシアティブの理念は、IT業界を少しずつ変えていこうというものなので。どこで働いていても、それを忘れさえしなければいいんです」

「優秀な人であれば、定年退職まで働けるはず」というのがイニシアティブの理念でしょうか。そこまでモチベーションを保ち続けられるものか、ロボットのようでぞっとしません。

tom

はじめてコメントします。
いつも、楽しく読んでおります。

n氏の話を聞いても、イニシアティブが悪とは考えられません。
「会社の利益に必要のない人は・・・」というきっかけを
与えているだけで、それをどうするかは経営側や管理職の責任です。
その状況を「はい、そうですか」と聞いてしまうのは管理能力の問題です。

また、社員も向上心をもって知識を吸収していけば、勝ち組になれるでしょう。
では、n氏のように技術を吸収できなくなった年齢になったら、
会社を辞する必要があるでしょうか。
それは、ないと思います。
技術を吸収ができなくなった人はそのキャリアパスを維持できないものではなく、
キャリアパスにはステージがあって、その時々の知識を吸収すればよいので、
(1)技術職は、開発のための知識
(2)管理職は、管理するための技術知識
n氏は、この(2)がない状態である自分を(1)がないため自分の将来がないと
勝手に解釈しているにすぎないのではないのでしょうか。

すみません、勝手な解釈で長々と
自分もover50なので、身につまされます

dotC

だめな人を切り捨てていけば世の中良くなる、という思想ですね。
そんなアナタには「どくさいスイッチ」を差し上げましょう。

tom

ありがとう、そのスイッチ
喜んで押させていただきます。
でも、実際には
管理や経営側は、そんなに簡単に切り捨てることはできない
という事は、理解してください。

この物語と皆さんのコメントは、その方向性として大変参考になります。

なび

会社は慈善事業や保護団体ではないので、切り捨てたなんて言い方は的外れですよ。
エヌ氏は、別の会社に転職する事だって出来るし、国の保護だって受けられます。
会社が全ての人の面倒を見るべき、という考えが歪んでるんですよ。

nagi

イニシアティブの改革が失敗した話とか、
そういうのを期待してたら未来の武田が出てきて肩すかしを食らった気分になった。

PL/SQLとかそんな難しいかなぁ。
合う合わないがあるにせよ、
個人的にはjavaとかC++とかのほうが数倍難しく思える。

joinすら知らないレベルの開発者が多数って
それはそれですごい会社だと思うんだが…。

n

>nagiさん
>>joinすら知らないレベルの開発者が多数って
>>それはそれですごい会社だと思うんだが…。

こういう会社が実際にあるならこちらとしては嬉しいですね。
世の中には思っているよりたくさんのお仕事が眠っていることになります。

SZSR

>joinすら知らないレベルの開発者が多数って
>それはそれですごい会社だと思うんだが…。

エ、エースシステム・・・・。

unkei

私も40代になり、ブランクもあったので、切り捨てられる側の人間となりつつある
のを焦ってます。エヌ氏の発言は私の気持ちを代弁してくれた気がします。
やっぱり会社に養ってもらう甘えた気持ちがあるんでしょうね。
今更ながら、これからの時代、会社に属していても一人で生きていける能力が
必要なんだと思いました。

いくしおん

体力と精神力が持たなくなって病院通いの生活になった結果業界をやめたものだけど、
ぶっちゃけそこまでストアドができないとだめなん?って気がする
ビジネスロジックは全部ストアドにすべきとか後々大変なことになりそうな予感がするし、
ストアドにそこまで重要性を感じなかった人が辞めさせられて流行が変わったらどうするんだろう?
今度はストアドに執着した古い人間ばかりのダメな会社になった未来しか見えないんだけど
自社内のシステムしか作らないってんなら流行に合わせずに特定の言語に固執するのもありだと思うけど、
パッケージで売ったり業務系もやってるってんならお客に合わせたカスタマイズも必要だろうし、
その際にはおそらく自社内の従業員だけで回すのは難しいと思うから外部のPGに救援を求めるとなるとそれなりに流行に合わせた言語やら使ってないと人も集まらないだろうから正直かなり将来がヤバげな気配がするんだけど
ただなんとなくJ社に行ってるイニシアティブと五十嵐さんとはちょっとやり方が違う気がしなくもない
五十嵐さんなら特定の言語にこだわらずにいろいろ頑張る人はおkって雰囲気でJ社の人は短期的に成果の出る言語だけに固執している気がする

そして最近は変化が激しい気がするので、
ある程度絞った範囲の中の言語だけに特化してればいいと思う
広く浅くなりすぎると使い物にならないと思うし
ある程度に通った言語をそれなりに極めていく方向で時代の変化に合わせていく方が結果的にはよさそうに思える

それとは別に設計レベルで言語使用やらセキュリティやら理解してもらわんとですマーチ確定だとは思うけれど、
管理とか経営は言語知らなくていいと思う
個人評価をどれだけ正しくできるかの方が重要じゃないかな

MA

>イニシアティブのせいで、うちの会社……いや、勤めていた会社の内部はボロボロになっちまった

当初は「営業利益は前年比12%アップ」で良かったのに、そのあとボロボロになったんでしょうか。どんな顛末になったのか続きが楽しみです。

24

うーん、初顔合わせで人と会うのに先に一杯やってるってのは
技術あるない以前の問題では?

マネージャーはゴールじゃなくて始まりだと思います。
マネージャーはマネージャーで勉強することがあるっしょ!
エンジニアのゴールはやっぱ墓場ですよ
体育会系じゃないけど。。。

会社首になったからって昼からビールやグラッパ飲んでないで
新しい仕事探したり、見つからなければ自分にできることを増やしたり
努力することがN氏には必要だと思います。
なおさら子供やローンあるならもっと必死こかないと!

TKFM

この話って技術者の地位(もとい賃金)上昇とセットにしない限り、ただの使い潰しに過ぎないわけで。
この話であれば、木下の給地位が本当に「勝ち組」なの? って描写が無いと、なんとも言えないなあ、と思います。

エヌ氏の会社で行われた行為は単に技術者のプライドをくすぐっていいように使っただけじゃないのか、とか感じてしまうわけです。

通りすがり

会社を転々としてすでに40代。
同年代と比べて給料は良いとは言えないが、家族はいないし多少の蓄えはある。
技術を学び続けるのは当たり前だが、
今までの知識ベースがあるので、
むしろ学習コストは何も知らない若者より低いと思ってる。
その辺にいる20代の小僧になど負ける気が全くしない。

さて、どこまでいけるか…。

アラファイブ

こんなの10年前にも有ったし、20年前にも有ったでしょ。

要するに旗振り役(大して違わないこれとあれとそれ等の中で)これを
選び、「みんな、これだ!」と言う役だけで管理職をうかがった人間を
排除するイベントなんて日常茶飯事でしょ。

それで妻子を養えるなら、そんなに楽な事は無い。どれが来ても何とか
持ちこたえられる地力が無けりゃ、人を使うなんて止めておくべきです。

> エヌ氏を批判して切り捨ててる人たちは、50過ぎても勉強続けていく自信があるんだね。自分は切り捨てられないぞ、と。
> すげーよな。

えっ、そういう選択肢しかないわけじゃないと思いますけど。

1.技術者として常に勉強し続けていく
2.管理職や営業的な立場など付加価値をつける
3.その時は切られても文句ないという思想を持っている

ざっとてきとーに考えてこれくらいパターンがあるんですけど
オイラは2がダメなら3かなって感じ
技術という意味の勉強は続けていく気はあんましないです

いぬ

能力至上主義だと全員ライバルになって社内教育が崩壊する……かな?
知り合いの会社がそんな感じです
知り合いの会社が

SZSR

年下に技術指南をお願いした村瀬さんの行動こそN氏が取るべき行動だったんじゃなかろうか。

ところで、年齢で物覚えが悪くなるってのはわからないでもないけど、学習効率ってそんなに落ちるものなのかな?ちゃんと仕事してる40代50代の人って理解度早いし応用利くし、若造の自分から見ると化け物に見える・・・。


もう一つ、N氏の会社のコンサルが使った手法は現実では有効なのかな?いくしおんさんが言ってるみたいに「ストアド」の流行だけで終わったら意味ないし。

> 家族に、自分はもう会社にとって役立たずになってしまった、だから、昨日までのいい暮らしはできなくなった、生活レベルを大幅に落とさざるを得なくなったんだ、と言えるのか?

そう家族に言わなきゃならないよね
会社とのギブアンドテイクが成り立つ範囲で給料は得られるもんだよ
それに文句があるなら、自分にはもっと価値があると示す必要がある
会社の言うことを鵜呑みにしてればキャリアが築けると思うなんて人が良すぎる
変化に対応できない人間は淘汰されても仕方がないと思うけどね

n

>通りすがりさん
おそらくバラダイムシフトが起こると辛いかと。
いまなら関数型言語。
Haskellなんて余裕だぜっていうならOKですが、わりと頭が柔らかくないときついですね。

>いぬさん
涙拭けよ

にわかSE

働くためのヴィジョンだとか目的意識って、こうまで求められるもんなんですかね。

正直、常に技術を磨かなければならないとか、
マネージャー側にシフトしていくとか、実感がわかないです。

個人的には肩の力抜いて働きたいもんです。
会社の荷物にならないようにはしたいですけど。

nagi

ストアドで何でもできるみたいになるとやばいですよね。

結局適材適所ですよね。
釘打つのにペンチなんか使うなよ。
トンカチ使えよ的な。(今じゃ釘打機か…)

nさん
>こういう会社が実際にあるならこちらとしては嬉しいですね。
>世の中には思っているよりたくさんのお仕事が眠っていることになります。
そのポジティブな発想はなかった…。
あるのかよ…まじかよ・・・しか頭になかったよ…。

SZSRさん
あかん。エースシス(ryは設計
エヌ氏のは開発主流ぽいから比べるとこっちのほうが酷そうw
ネタに食いつくな?すみません。

にわかSEさん
>働くためのヴィジョンだとか目的意識って、
>こうまで求められるもんなんですかね。
この業界というか、技術の(主流言語)移り変わりが激しいから
そうしないと生き残れないってだけかなぁと。
この世界に入った後1,2年も経つと目まぐるしいなぁという感想を持って(遅いか?)
食っていくにはやり続けなきゃいけないなぁという気持ちになったなぁと思うです。

SZSR

>にわかSEさん

常に目的意識を!ってのは難しいと思います。40年前後働き続ける中で浮き沈みがあるのは自然です。

ただ、この物語みたいに「頑張りどころ」が明確なときに頑張れない人は、きっと「常に頑張らない人」だと思います。変われない人、と言い換えてもいいかもしれません。

変わり行く時代の中で、変わらない身分を持ち続けたいなら、自身が変わるべきなのでしょうね。

私としては、一度手放してしまった身分でも、本人の努力次第でもう一度手にすることが出来る社会(再チャレンジ?)になればいいな~と思います。


>いぬさん

ドン☆マイ!

nanashi

此処に限らず会社でも、
技術を追い続けるのが、「スーパーエンジニア」と言われる感覚は分からない。

「勉強する習慣なんて学生卒業しているなら当然でしょ」という程度。
日々継続していれば、たいした労苦でも無いと思うのだけれど。

独りで勉強できない人は、仲間を集えばいいのに、それでも中々やらない人が多いと感じる。

そういった人達が、仲間で始めることの精神的ハードルをどうやったら下げられるのかは、未だによくわからん。

通りすがり

>nさん
関数型言語びっくりですよね。
Haskellなんて余裕だぜってレベルにはないですが、
JavaScriptで猛勉中です!

tom

能力至上主義って言葉は、上から押さえつけて、
能力がない奴は会社に不要だという、
何となく悪い印象になってるけど、
そんなに、堅苦しいものなのでしょうか?
みんな会社に入って、技術や知識を得るため勉強して、
その技術の対価をサラリーとして会社からもらう、
それは、会社と社員のギブアンドテイクです。
社員は、対価を上げてもらうために、
更なる知識を吸収していく。
対価というのは、年齢によるものではなく
能力によるものです。(年齢による部分も多少はありますが)
我々の仕事は技術を提供するものです、
その技術が吸収できなくなれば、
当然、対価も増えていかないでしょう。
これは、当然のことと思います。
不要となるのは極論だとは思いますが・・・・

かくいう自分も、n氏と同じような状況になり
会社を辞めました。
ただ、n氏と違うところは、前の会社に負けたくない
という気持ちで、自分で会社を作ったというところです。
実際には、ここで出ていることと同じように、
「能力がない人間は」・・・とは考えてしまいます。
でも、能力には、技術力、管理能力、人間力などがあります、
そのどれにも当てはまらない人は、そうそういないと思っています。
それぞれの能力を持つ人たちが支えあっていれば、
会社って楽しく過ごせるように思います。

何か、変な話になってしまいました。

とりすがり

人・予算・資材・納期それぞれの管理手法にはセオリーもあるし定石もある。
財務、人事、戦略にだってトレンドはあるし、移り変わりもありますよね。
エンジニアに求められている技術と同等か、ポストによってはより広大な
技術体系がそこにあるわけで。

開発言語以外の技術、という但し書が付きますが、
マネージャーになっても勉強は続きますし、学ばざる者が振り落とされるのはエンジニアと一緒です。

ところでグラッパよりマールの方が好k

ミーミー

終身雇用が幻想なんて、今更な気が。同情はしますけどね。
50代だとしたら、時代の流れ的には恵まれてる世代の癖に何言ってんのって感じ。

話は変わりますが…
鼠と竜のゲームに出てきた、ジャック・キャンベルの「彷徨える艦隊」を読んでいる所です。
ビジネスの面でも教訓となる事柄があり、とても面白いです。
リーベルGさんのオススメSF、ぜひ知りたいです。

りりー

エヌ氏はリストラじゃなくて住宅ローンが問題なんじゃないの?
リストラは避けようがなくても
35年ローン3000万とかは借りないって選択肢を選べたでしょう。自分の意志で。
借りてなきゃ逆に今は1000万くらいは貯金あったでしょう。

リストラに限らず突発アクシデントに備えるために
「保険」だの「貯金」ってものがあるわけで
「俺には突発アクシデントは起こらない!」って
借金して家買ってリストラされて借金だけ残りましたって
そりゃバブル以前からある「良くある失敗」だと思います。

n

さすがに五十代に向かって住宅ローンを組むから悪いとは言えないな。
そういう恵まれた時代だったらしいし。
それより娘の学費は奨学金貰うとかすればいいのに。
理系なら厳しいがアルバイトもさせて学費を負担させてもいい。
浮かれた学生生活は過ごせなくなるけどね。
厳しいかな?

まりも

会社の方針に従うことが正義だと信じて生きてきたなら、
会社が首といったら首になるのが正義でしょう。

そこで罰と言い出すのがおかしい。

逆にそこで不満を言うのなら、
どうして会社に提示された目的を盲信してきたのか?
ということになってしまいますね。


今回は飛田さんもそうですが、
極端な意見を言う人が多く出てきますね。
それでもなんとなく納得してストーリーを読んでしまうあたり、
小説家としての力量が上がってきたとみるべきでしょうか。

p

一生懸命最新技術を追い続けてる人ほどエヌ氏の気持ちが想像できる気がするけどなあ
極端な例だけど、俺が50代になった時に、
ソフトウェア自動生成技術が進歩してもうエンジニアいらないよ、って世界になったら今までの人生なんだったのって感じるかもしれないし

でもそういう流れというのは存在するわけだから、乗れなかったものが淘汰されるのは仕方ないんだけど
流れの源に恨みがいくのも感情としては当然だよね

senasena

うーん、イタイ。レガシー化した私にはイタイ話だ。

エヌ氏に批判的なコメントが目立つけど、私はエヌ氏に同情する。
50代なら、彼が就職したときは、終身雇用・年功序列が当たり前の時代だ。
若いときは年功序列を理由に安い給料でこき使われ、やっと会社がツケを払ってくれると
思ったら、能力主義を理由にクビにされる。愚痴が出ない方がおかしい。

イニシアティブのやり方は、短期的には大きな成果を上げるけど、長期的には組織に
大ダメージを与える。
過剰な競争や義務は、社員に過剰なストレスをかける。個人によって耐性に差があるが、
過剰なストレスを受け続けると、精神疾患に罹る。デスマーチはその典型だ。
会社としても投資(教育)した人材に、それに見合う利益を出す前に脱落されると損になる。
実は社員のメンタルケアはかなり重要だ。
大企業だとその事に気づくとすぐに手を打つが、中小企業だと目先の利益に目がくらんで
後手に回ってしまうことが多い。落ち込んだ業績を回復させるために、更に競争と義務を
課して悪循環に陥るパターンが多い。経営のデスマーチだ。
たった2年でそうなるかは疑問だが、J社がボロボロになってもおかしくない。

武田さんのように自分がレガシー化した自覚の無い人間は確かにやっかいだ。管理職
ならなおさらだ。なんらかの方法で権限を取り上げて、別の無害な仕事を与えなければ
ならない。
しかしエヌ氏の様に退職に追い込むのは、さすがにやり過ぎだろう。恐怖政治の入り口に
なりかねない。恐怖政治をやったら、社員を引き止める求心力がなくなる。社員は
他社でも通用するスキルを身につけたとたん転職する。結局優秀な人材は流失し、
役に立たない人材しか残らない。リストラで希望退職を募った企業はそういうパターンに
なることが多い。企業は、まず社員が安心して働ける環境を作らなければならない。
経営が悪化してリストラしか方法が無いのならまだしも、J社はそこまで困って
いなかったようだ。やはりやり過ぎだろう。

能力主義・成果主義は一見合理的に見えるけど、社員は自己の利益を追求するように
なり、ミクロな最適化を行う。それはマクロでは最適化と逆になるパターンもある。
短期的な利益の追求は、長期的な利益を保証しない。前者が戦術なら、後者は戦略だ。
J社の場合は、経営者が戦術と戦略を混同したパターンだろう。

H&Gコンピューティング社の場合はどうだろうか?

__s

>>senasenaさん
確かに、ミクロな議論とマクロな議論がごっちゃになっている印象はあるかも。
現場の技術者が常に自らを高める努力を続けることは当然としても、
それができていない(と断じた者)を容赦なく切り捨てることが、
マクロな観点から最善かというとそうとは限らない。
年功序列マンセー!というわけじゃないですけど、その辺のバランスを
如何に取っていくかが組織運営の難しいところでもあるんでしょう。

もし仮にイニシアティブの理想が現実のものとなったとして、そんな世界で
戦って勝ち残れる人が果たして何人いるのでしょうかね。
平日の真昼間から(語弊がありそうだけど)こんな場所で居酒屋トークを
繰り広げてる人達にそんな芸当ができるのかというと、それは疑問と
言わざるを得ませんな。

tas

コメント欄のようにエヌ氏へ上から唾を吐くのはある意味当然なのかもしれない
ただ、何年も何十年も経つとそうして唾を吐ける相手もいなくなる
そして自分が唾をかけられる立場になる…その可能性を想像できるかというと果たして

an

最初のシリーズから楽しませてもらってますが
コメント欄の内容が才能の高さを物語っていると思います。
これからも期待しています。

年功序列は若者からの搾取で成り立っている面があるので
これからは厳しいでしょう。
余裕のあるところは雇っていけるが、無いところは雇えない、
となるのは仕方が無いのでしょうね。

メネメン

エヌ氏に共感できる部分は皆無ですけど、批判する気にもあまりなれないですね。
会社の変化に短期間で適応できなければ、ハイサヨナラっていうのは、
なんというか、人の尊厳を無視してるような気がします。

五十嵐さんや瀬川さんが、武田さんやカスミさんにしたのと同じように、
エヌ氏の変化を促そうともせずに、ただ追い込んだだけだとしたら、
それを主導した経営陣のほうがよっぽど問題では。

とか言ってもしょうがないので、
サラリーマン続けるなら会社組織への依存度を下げる努力と、
会社自体の見極めは大切でしょうね。

そういう意味では、
経営者自身が「会社と社員はギブアンドテイクの関係」と公言しているようなところは、
できれば避けたいです。


>平日の真昼間から(語弊がありそうだけど)こんな場所で居酒屋トークを
イタタタ...

www

ストアド難しい、云々よりも、オープンWeb系だろうに、ストアドでビジネスロジック全部やっちゃうことに、誰も異論を唱えないことにキモさを感じるけどw

イケてないシステムになるのがわかりきってるのにね。

?

N氏の問題は凄く実感します。
(なので、私はソフト開発は”日本”ではNGです。外国語出来ないのでやりませんけど。)
年功序列型の給与体形にソフトウェア開発はあってなく、幼少者を受け入れられない日本では無理だと思います。
小学生で億万長者が出る位でもない限りソフトウェア開発は技術至上だと合わないです。技術の移り変わりが他の業界より数段速いので。

ただN氏の問題のもう一方はマネージャとしての能力にあるとも思います。会話をする事ではなく、業務に関係があるやりとりが出来る事が必要とされると思うので。

イニシアティブのコンサルした会社の行き先は気になりますが、今回の文章の書き出し凄くいいです、引き込まれました。昼間のサイゼリアでグラッパもシュールですよね。

経済犯罪特捜部

なるほど、イニシアティブの活動資金がどこから出ているか気になっていたんだけど、仕手筋だったという訳ですか。

この二十年間のデフレで業績が低迷している中小のIT企業をターゲットに選定して、株を二部かJASDAQなどの店頭株市場で仕手筋が安く買い集めておいて、五十嵐をコンサルとして送り込む。

そこそこ業績を上げて信用を得ると社内改革として、給料の高い中高年層やベテラン層を首にして、若手を入れる。
人件費が圧縮できるから、売り上げが上がらなくても利益率が高くなり、業績が回復したように見え、株高になる。
そこで仕手筋が高値で売り抜ける。

「ウルフオブストリート」みたいに電話勧誘で素人相手に株を売り込んでいたりもしてそうだな。

だが、人件費を圧縮しただけだから、一時的に利益率が上がったり効率が上がっても、その後が続かない。人件費圧縮は一回きりだから毎年毎年続けられるわけじゃない。人員を減らして、一人あたりの仕事量が増えただけだから、残った人員の負荷が増えているだけ。

負荷軽減のために新入社員を入れても、人数が増えるとコミュニケ-ションパスが増えるので、生産効率が落ちるのはアメリカのIT企業の統計から分かっているし、だんだんミスや不具合が増え、業績が悪化して株価が下がる。


五十嵐の後ろにいるのは昔総会屋とかをやっていた経済やくざなんだろうな。

関西で荒稼ぎをしていたけど、イニシアティブはどうもおかしいという情報が関西の財界で広まって商売にならなくなったので、東京へ出てきたという筋書きなのか。

最後は、警視庁と大阪府警の刑事が乗り込んできて、五十嵐を逮捕して終わりかな?

実は、警視庁から頼まれて会社上層部の了解の元、五十嵐とその後ろの黒幕を一網打尽にするために、瀬川部長と武田、KSR電機全部グルになって、五十嵐にだまされたふりをしていただけだったという落ちとか

nagi

というか、
適当に引用してごめんね。
>現場の技術者が常に自らを高める努力を続けることは当然としても、
>それができていない(と断じた者)を容赦なく切り捨てることが、
>マクロな観点から最善かというとそうとは限らない。

これが可なのであれば、既に村瀬さんはアウトなわけで。
であれば、好意的にイニシアティブの活動を考えると
村瀬さんみたいに、向上心を点火できれば問題ない(給与は別問題)。
向上心がない技術者(武田、エヌ氏)はアウトじゃないかなぁ。

この観点で考えると、年功序列制とか別として、
最低限の救済はあるんじゃないかなーと思う。

噛み付くわけでもないケド
>平日の真昼間から(語弊がありそうだけど)こんな場所で居酒屋トークを
>繰り広げてる人達にそんな芸当ができるのかというと、それは疑問と
>言わざるを得ませんな。
サーバー管理で昼夜逆転とかリリース夜間で今丁度起きたとこなんだとか
そういう想定せずに笑えるコメント有難うございます。
ネットでそんなこと気にすると禿げるよ?

メネメン

俺はインサイダー王になる!まで読んだ。

Jairo

技術力がない人や向上心のない人の生産性や価値を考えるとき、最も駄目な人はそれがゼロじゃなくて負であるという視点も重要。負の生産性。
竹田さんがまさにこれだと思う。

?

某ベンチャの社長が抜け落ちている件
そこは次回あたりに書かれるんでしょうか、伏線ですよね、当然

うーん

害になった老人を潰す、から
老人は害だから潰すに変質していることがタイトルの暗示しているもんなんかな。
イニシアティブが理想に反して人材を潰している可能性はありそう。

このコンサルの言いなりになってやっても未来がないのが、ちょっとかわいそうなところか。

屑二号

武田やエヌの話で見えてくるのは「やることやってりゃ生き残ることができる」という思い込みの危険性ですよね。
そもそも「やることやる」のは目的を果たす為の「王道だ」ということでしかなく、やってりゃ誰でも生き残ることができるわけじゃあないです。
加えて、武田やエヌの場合は彼らが「やること」と決めていたものが既に時代遅れになっていたというわけで。

飛田なんかは描写を見る限り「技術でナンボ」という価値観が通用する限りは長持ちしそうな気もしますが、結局は「気もする」ぐらいの話しか出来ないんですよね。
数十年後も技術で一線を張ってくれる確率は高いだろう、というだけ。
逆に彼のような人が万一技術で遅れを取るようなことになってしまうと、やることやってるという自負があるだけに相当キツイ「武田」が出来上がるわけです。

a

努力しても生き残れるとは限らない⇒いざとなれば他の仕事でもやって生きればいいじゃん、ってゆとりのある考え方ができる人が大勝利って主題の話ですねわかります。

登場人物でそんなメンタルありそうなのはカスミくらいかな?

どでか

初めての書き込み失礼致します。

> 事実、そこを担当していた主任によると、そろそろストアドを使ってみるか、という話も上がっていたぐらいだ。

上記もありますのでコンサルが入らなくても徐々に導入を予定していたようなのでこの点に関してはイニシアティブの行動は加速させただけだけで問題無いと思います。

問題なのが

> ストアド使えないようなエンジニアは、この会社に不要な人間だ、みたいな世論を形成したんだな。

対立するものを排除してしまったことかと思います。
勉強を疎かにしていた側に危機感を持たせたので
本来は反イニシアティブとして残しておくのが良いと思うのですが
足を引っ張る可能性があるので排除してしまっていることに違和感が

どでか

初めての書き込み失礼致します。

> 事実、そこを担当していた主任によると、そろそろストアドを使ってみるか、という話も上がっていたぐらいだ。

上記もありますのでコンサルが入らなくても徐々に導入を予定していたようなのでこの点に関してはイニシアティブの行動は加速させただけだけで問題無いと思います。

問題なのが

> ストアド使えないようなエンジニアは、この会社に不要な人間だ、みたいな世論を形成したんだな。

対立するものを排除してしまったことかと思います。
勉強を疎かにしていた側に危機感を持たせたので
本来は反イニシアティブとして残しておくのが良いと思うのですが
足を引っ張る可能性があるので排除してしまっていることに違和感が

まの

> 対立するものを排除してしまったことかと思います。
> 勉強を疎かにしていた側に危機感を持たせたので
> 本来は反イニシアティブとして残しておくのが良いと思うのですが
> 足を引っ張る可能性があるので排除してしまっていることに違和感が

この物語の舞台である箕輪さんやカスミさんの会社(H&Gコンピューティング株式会社)でも、現在進行中の事態ですね。
H&Gの場合は、業績が先細りなのに経営陣が問題を先送りしていることに
危機感をおぼえた瀬川部長の決断からでした。

エヌ氏の会社で起きたことも、同じように、経営陣の決断があったのでは?
その結果として業績は上がりました。会社としては正しい決断だったのです。

その変化についていけなかったエヌ氏に共感するか、切って捨てるかは難しいところです。

MM

チャタムハウスルールからの勘違いとしてサイダーハウスルールなのですが、サイダーハウスルールの話の内容のほうが、エヌ氏や武田氏の状況をうまく表現しているというのが、ミソですねw

飛田氏も人間的にはあまり好きになれないキャラでしたが、エヌ氏もそれに劣らずお近づきになりたくないキャラですよね。不潔そうだし。

この先、どんなオチが待っているんでしょうか? 箕輪さんが秘密結社イニシアチブのメンバーになってしまうという、スパイ映画とかでよくあるオチでしょかw

?

仮にイニシアティブのやった事が仕手筋の手伝いだったとして、
じゃあ、やってる事は間違いなのかという事の答えにはならないですよね。
日産のカルロスゴーン社長?も株を持ってる親会社?業務提携先?から来て同じような事をやってます。
法律に反していれば問題ですが、それ以外の部分は普通ですよね?

コメント欄で問題のすり替えが行われている気がします。
イニシアティブの真の問題ってなんなのかがまだわかりません。
良いとは言えませんけど、悪いとも言えませんよね。
問題は具体的に何なのでしょうか?

さく

このやり口は短期的には効率も上がるし、数字を上げるなら悪くはないのだろうけれど
仮に「この会社はいらなくなったら容赦なく人を切り捨てるんだぜ」なんて風評が流れた日には就職先としての選択肢からは真っ先に外れそうな気がするなぁ
中長期的に見たら物凄く居心地の悪い会社になりそう

ここ数年ほど業務の都合上VBAしかやってないこともあって最新技術って何?状態の自分には他人事には思えない
別に会社に人生を任せるつもりはないけれど、飯の種としてやってるだけなのにいつ後ろから刺されるかわからないような会社は正直勘弁して欲しい

n

さくさん

VBAの案件が少なったときに、VBAしかできません、他の言語なんて覚えたくないです、給料は据え置きでというなら刺されて当然かと。
そうでないならきっと刺されませんよ。

d

最初から長期の業績向上には疑問だし今も疑問だけど
年長組がとにかくアレだったもんだから、このまま業務に徹し続ければ
理想的な未来があるかのように錯覚してしまうかもしれない。

夢から覚めた時が怖いなあ・・・

?

高業績の厳しい企業か普通の人情型企業かブラック企業どれがいいかという問題でしょうか。

住宅ローンが問題というのはそうですが、本当の所は生活形態、水準ですよ。
妻帯者、趣味、ローンでお金が必要な人は止められず結果ブラック企業を助長していますから。
私の技術者批判が受け入れられないのも辞めたくても止められない事情のある人が多いからかなと思います。
それ自体は自由ですが、上記の物事があるからと言ってそれがあるから仕事止められないけど、業界が問題だからなんとか”して欲しい”というのは都合が良すぎるかなと思いますけど。

実際高業績+高給ならブラック気味でも人は集まるってのはありますね。
どれがいいとは一概にはいえませんが、現実は付いて回って離れませんから。
各人の選択なんでしょうね。
小説の落としどころがどうなるのかは気になりますね。

経済犯罪特捜部

>日産のカルロスゴーン社長?も株を持ってる親会社?業務提携先?から来て同じような事をやってます。

 カルロス=ゴーンがやったことはリストラだけじゃないですよ。
 リストラで浮いたお金を以下のことに使っています

(1)有利子負債の返済
    来年から返済した分、資金に余裕が生まれるから

(2)従業員への配当
    社員のモチベーションの維持と、社員を使い捨てにしないという意思表示。
    業界横並びを破ってベア満額回答を即決して、組合の委員長の度肝を抜いたのは有名な話。
    トヨタはベア0回答でしたが。

(3)新車開発の投資
(4)販売網の再構築

?

そこは経営能力の問題でしょ。
そもそも中小零細のIT企業の問題は経営者の能力では?
個の技術者を纏めて日産で言えば車の様な成果を出すようにして最終的に技術者を含む従業員にも報いるのは経営の責任。
受託開発あるいはIT派遣の会社はそこは無責任でいますから、最終的に会社には何も残らず、技術者にも何も残らないのは当然ではないかと。

なので、本作の自社製品の開発という流れ自体は普通だとは思います。
技術の移り変わりが激しいので、技術売りだと割に合わないんで。
業界の構造の問題でブラック化しているのに事情能力を発揮しないんだから仕方が無いですよね。

えっとね

>私の技術者批判が受け入れられないのも
>辞めたくても止められない事情のある人が多いからかなと思います。

ううん、君が受け入れられないのは

1. 論理が幼稚(それで本当に管理職なの?ていうレベル)
2. 憶測を根拠として主張している(主観的事実は事実ではないよ?)
3. そもそも文章が稚拙で分かり難い(それでよく管理職やってられるね?)

だからだよ?論旨の正当性云々以前に、そもそも誰もまともに読んでないだけ。

経済犯罪特捜部

>ストアド使えないようなエンジニアは、この会社に不要な人間だ、みたいな世論を形成したんだな。

 ストアド自体の価値が目的ではなく、リストラを進める手段としてストアドを使っている。
 これはヒトラーが「ユダヤ人は反アーリア的、非創造的な寄生虫」とレッテル貼りをしたのと同じ手法.

SZSR

>経済犯罪特捜部さん

ユダヤ人はゲルマン人になる事はできないけど、ストアドが使えない人は勉強すればストアド使えるようになるよ。

その例えはオカシイ。

?

引用元
若手流出、東電の苦悩 退職7割が20~30代 再建へ険しい道のり
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20140312082.html
>深刻なのは、その7割が20~30代の若手で、4割が経営幹部候補や原子力技術者などの中核社員であることだ。

新聞がソースでいいのか知らないけど、一応原子力技術者はいるらしいですね。
原子力は原子炉のメーカだけと言っていた人達がいましたが、書き込みが思い込みだけでなく根拠があるんでしょうか?

Masa

だれだったか忘れたけど「あなたは会社が好きか仕事が好きかどっちですか?」と聞かれたときに会社と答える人は確実にリストラ対象になるって言った人がいた。なんかエヌ氏とか武田さんとか見るとすごくわかる気がする。

あと、私の歳で50代は想像つかないけど、40歳前後で20代の若手に馬鹿にされる程度の技量だったらそもそも最初から大したことないんじゃって気がする。気のせいかもしれないけど。

BEL

なにも、仕事の100%が技術力だけでなされているわけではない。

馬鹿にされるか否かはそんな技術以外の要素や人間性もかかわってくるのかも。

技術出身だけど今は技術力では若手には到底及ばない、けど信頼されている
みたいな人はきっといますよね。

あと「技術者」といったとき、その人がバリバリの技術者とは限らない。
技術の管理をしている人、だったり、技術者に指示している人、だったりもするのだろう。

?

この話のモデルはこれ?
[2015年問題5]脱受託へ向かう気鋭のIT企業、成功のための4つの法則
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140225/538993/?top_tl1

>「たとえプログラマーに技術力があっても、今のIT業界ではそれに見合った報酬が得られない。であれば、自らプロダクト開発に乗り出した方が良いと考えた」。大阪と東京に拠点を持つIT企業、クロノスの山本大常務取締役は力を込める。
カギカッコ内は同意ですね。

どう思われますか?

経済犯罪特捜部

>ユダヤ人はゲルマン人になる事はできないけど、ストアドが使えない人は勉強すればストアド使えるようになるよ。

 生物学的に「ユダヤ人」という人種があるわけではないのです。
 ユダヤ人というのは、ユダヤ教を信仰する文化集団のこと。
 ドイツでは、改宗したり、異民族間の結婚を繰り返して混血が進んでドイツ社会に溶け込んでいた。
 ナチスは異化政策をとって「実はあいつはユダヤ人だぜ」というのをやった。
 「そういうやり方おかしいんじゃないの」と批判するの人も「あいつはユダヤ人」と決めつけてしまう。
 今の日本で「あいつは在日」とかやっているのと同じ。
 
 五十嵐のやったことと同じだよ

Fu

40過ぎて求められるのは、プログラムの技術ではなく、
・組織の運営
・部下の育成
・社内政治
・お客様との政治
に重点がおかれていくものだと思っているのですが...
プレイングマネージャとかなら別ですが。
極論を言うと、コーディングそのものの技術は不要で、部下のアウトプットをレビューできる程度の知識とそのロジック、思想の不足、問題が指摘できればコーディングそのものはできなくともよい。
なので、ストアドが使えなければ退職という流れが今一つピンとこない。
もちろんストアドがなにであるかすら理解せず、そのロジックをみてもちんぷんかんぷんではだめだと思いますが。エヌ氏がそのレベルのだめな人であるという設定なのかなぁ。

SZSR

>経済犯罪特捜部さん

>生物学的に「ユダヤ人」という人種があるわけではないのです。

マジで!?勘違いしてた。ハズカシー。
教えてくれてありがとー

n

Fuさん
>もちろんストアドがなにであるかすら理解せず、そのロジックをみてもちんぷんかんぷんではだめだと思いますが。エヌ氏がそのレベルのだめな人であるという設定なのかなぁ。

そうなんでしょうね。
ストアド勢が優勢になった時に、勢力に組み込まれることもせず、抵抗側としてもろくに理解、調査もしなかったから退職になったんでしょう。
多分、おろおろして同じ境遇の人間と寄り集まって愚痴をいい、なんらかの奇跡が起こって状況が変わることを期待していたと予想。(ひどいw)

急激な状況変化についていけない人が不要とされるのはITだけの話じゃないと思いますけどね。

経済犯罪特捜部

>ストアド勢が優勢になった時に、勢力に組み込まれることもせず、


 これって技術論じゃなくて、単に社内政治ですよね。
 社長派につくか、副社長派につくかみたいな。
  
 技術的には
  ・ワークフローなど、ビジネスロジックががストアドが閉じないケースはいくらでもあるので、テーゼがおかしい
  ・ストアドにするとサーバの負荷が高まるので、好ましくない。
   顧客が高性能サーバにリプレースしてくれるとは限らない。

という評価をすべきですが、五十嵐が扇動して
「ストアドに非ずば、人に非ず」
という風潮を作り出してまともな技術論が通じなくなってしまったんでしょう。
 これは一種の恐怖政治ですよ、ポルポトや文化大革命のような。
 
 でも我々は技術者である前に、壊れやすい卵ですよ。

メネメン

ワークフローで、ビジネスロジックをストアドに閉じられないケースって、イメージ出来なかったんですが、例えばどういうものですか?

通り

>Fu
そんなのは人によりますねん。
俺たちがこうだったからこのパス以外は認めんって安直な方法論そこが
経営層の手抜きの証左。


そんな事はさておき、今回話は組織論、業界論、技術論が重走しているから
そこらへんの切り分けしないと流されますよ。

組織論で言えば、組織のメリットは相互扶助。
また、日本的組織論で言えば、ご恩と奉公はセットで、奉公のみ求めるて
ご恩のない組織(ブラックや滅私奉公)なんてのは日本的組織論からみても
ゴミ屑なわけだけど、、、、、
(今回のネタとは少し外れるけど)

武田とN氏とカスミさんの比較で言えば、武田は若手に自分(武田)に都合が
よいだけで将来性も効率も信頼性のかけらも無い手法を押しつけて若手と
組織の将来を潰しているので間違いなく悪、カスミさんは技術はなくとも
組織の潤滑剤となっているので個人の考え方で評価の分かれるところ、
N氏は外見イメージだけでその組織的功罪は一切不明。

ストアドに関しては、通常の設計ならともかく各処理(トランザクション)
独立性が高くOOのメリットの出ないWebAPPではT字ERならストアド中心の
方法論もいけそうな予感もするので、単純に否定して良い話題でもない予感。
(私はRDB系のセンスは駄目なので、確実にそっちけ系の感性にそれにつ
いていけない自信はあるけど)

第一、今更だけど、OO原理主義の癖して、ゴミの様にXML依存性が高くて、
オブジェクトのメリットが出ない(オブジェクトが毛の生えたデータコンテ
ナとしてしか利用されていない)ちょっと前のJavaのFWとかどうなのよ?
MSの妨害で劣化版VBにしかなれなかった今のJavaScriptとかは?
そのんなんの一部だけ知っていてトビーの様に他者を否定できる技術者を
名乗れる自信なんか私にはないですわ。

# 現時点では武田以外の否定は無理。
# 逆に言えば武田に関しては死ぬばいいと思えるレベルですけどね。
# アレ、確実に若い奴を何人も潰してますわ。

JL

「ストアドを使えないような人は不要」というのは、直接この意味ではないような気がします。
「自分の知らない技術にも積極的に目を向け、視野を広げ、より最適なシステムを追及する人」を求めるとしたら、ストアドを拒絶するような人材の先は暗いと、私も思います。

また、N氏の言い分もわからないではないですが、PL/SQLを使っても良かったのならなぜ途中からでも組み入れるよう動けなかったか?
自分が技術者として峠を過ぎていたとしても、
部下に学習を奨励、支援して、PL/SQL使えるようにすればN氏の価値は認められたのではないか?
と思いました。

ですので、「俺は部下とのコミュニケーションを優先していたのだ」というのが言い訳のように聞こえ、こういう人ならば切り捨てられても仕方ないところはあるなと思いました。

また、若くて向上心のある技術者ばかりで構成して将来もやっていけるのか?という問題提起についてですが、年をとっても新たなことを学習する力は落ちてもゼロにはなりませんし、古い技術にしがみつかず、部下たちにそれを推奨していくような人になっていければ、年取ってお払い箱ということにはならないのではと思います。
たとえば、五十嵐氏自身がそういうタイプではないかと思いますし。

でーる

技術者として為すべき努力をするという話が、いつの間にか会社の奴隷を作り出してしまう恐怖

?

本作で五十嵐なにがしが技術的に努力して得た何かをやっていたという表現は無いです。
やっていたのは策謀ですよね、それ以外では顧客との折衝でしょうか。
Nさんのお勤め先がどう悪くなったのかを上手く表現できないと尻つぼみになりそうです。やろうとしているのはリストラである事は明白ですよね。
自分にとって都合のいい人間を残し、気に入らない人間を排除したにすぎません。

もし仮に受託に未来は無いから自社製品をという流れを作りたくてやってるなら、
社内公募などの手段はあったのかなと思います。

部長の発言も自分の考えが役員には受け入れられないから独断でやるでしたし、似た部分もあるのかなと思います。

やっている事が間違いかというとそうとも言えないとは思いますが、動機は文面どおりですよね。

経済犯罪特捜部

ドグマにとらわれているという点では、五十嵐も武田も同類では?

経済犯罪特捜部

>PL/SQLを使っても良かったのならなぜ途中からでも組み入れるよう動けなかったか?

 マネージャーは「そろそろプロシジャを使ってみようか」という機運だったのを、
五十嵐が横からかっさらって己のの手柄にしてしまったとエヌ氏は言ってますね。

ストアドも使えて最新技術も追いかけて、この業界30年近くになる私としては、
N氏の考え方には全く賛同できないし、その考え方が分かる気がすると言うコメントを見ると、
正直使えねー奴だなぁと思ってしまう。

2つ3つ上で「?」さんが、五十嵐は技術的に何かやってはいないという風に書いていますが、
始めの方でAIRだかを持ってきたのは五十嵐某でしょう。
本文を読んだ限りでは五十嵐某はAIRだかをちゃんと理解していると読み取れますし、
上級職としての指示は技術的な裏付けを取った上での指示だと読めますから
(対照的に武田氏の指示は技術的な裏付けが無い指示として記述されていると思います)
技術的に何かをしたと言ってよいと思いますよ。

?

なんとなく、他の技術者の言った事を受け売りで
かつ自分の理解の範囲に人を押さえ込もうという印象を受けたので
実際の所の技術力はどうなんだろうなと思いました。

tarosuke

>それが罪だったと言うのか?会社の方針に従ってきて、自分の勉強を怠ったことが、俺の罪だったのか?

判断を放棄したのはそれに値するくらい十分に大きな罪だな。
それと、自分のために生きなかったってのも罪だ。

> エヌ氏を批判して切り捨ててる人たちは、50過ぎても勉強続けていく自信があるんだね。自分は切り捨てられないぞ、と。

アタリメーだろw
勉強できなくなったら引退するか、それでも食えるようなところでホソボソと生きるしかねぇんだよ。今までと同じなんてあり得ねぇ。てかわざわざ勉強しなきゃならないような技術は10年単位の間隔でゆっくりとしか出てこねぇよ。それさえしないって、どんだけやる気ないの?
ちなみに俺は40ちょいな。50なんてすぐだ。

>働くためのヴィジョンだとか目的意識って、こうまで求められるもんなんですかね。

ちょっとアンテナを高くして、その結果興味が湧いたことをつついてれば十分。
その程度のことなんだよ。逆にクソ真面目に「キャッチアップしよう」とか考えると動機が外部化されてうまくない。なんにも見えなくなる。そして見えなくなることが致命的。

それと真面目さは罪。「そんなのは機械にやらせよーぜw」という姿勢でいれば技術なんて勝手にあっちから飛び込んでくる(というか技術を作る側に回れる)。それこそがITの本質だからな。

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