ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

冷たい方程式(13) 女には向かない職業

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 「ムツミさん、お昼に行こうか」

 ムツミさんはキーを叩く手を止めると、ctrl+Sでソースを保存して、にっこり笑った。

 「はい、行きます」

 「あ、じゃあ、オレも」

 亀井くんがそそくさと立ち上がりかけたが、あたしは冷たく拒否してやった。

 「あんたはいいの。留守番してなさい」

 「ええー、たまにはご一緒させてくださいよ。敬愛する先輩とランチを取りたいんですけど」

 「うるさいよ」

 何が敬愛する先輩だ。あたしは、ムツミさんを促してITマネジメント課を出た。亀井くんは、後ろで、何かブツブツ言っている。

 「いいんですか?」

 「あいつは放っときゃいいのよ」

 ムツミさんはクスクス笑った。彼女が常駐を開始して2週間になるけど、こんな自然な笑顔が浮かぶようになったのは、つい最近のことだ。

 最初の数日は、気の毒なほど緊張して、顔つきも強ばったままだった。席はあたしの左隣で、一番端。ドアに近いブロックなので、ITマネジメント課に入ってきた社員が、真っ先に目にするのはムツミさんの見慣れぬ顔となる。入室する社員の好奇の視線に、一日中さらされていれば、そりゃ緊張もしようというもの。

 ムツミさんが常駐することを聞いて、最初は大喜びしていた亀井くんだったが、こやつの席はあたしの右隣なので、ムツミさんと気軽に話せない、ということに気付くと、露骨にがっかりした顔をした。それでも、何かと用事を作ってはムツミさんの席までやって来ようとするので、あたしは何度か睨んでやった。

 渕上マネージャの斜め前、という位置も、ムツミさんが萎縮する原因の1つだった。渕上マネージャが得意な人など想像もできないけど、ムツミさんは特に苦手意識が強いようだった。仕様書の件で延々と不備事項を指摘された経験が尾を引いているらしい。

 あたしはさりげなく、雑誌や資料を少しずつ積んでいき、少なくとも2人が直接視線を合わせなくてすむようにした。亀井くんも喜んで協力していた。

 名字ではなく、名前で呼ぶようにしたのも、ムツミさんの緊張を少しでも和らげようとする試みの1つだった。

 「片寄さん、ムツミさんと呼んでいい?」

 「え、ああ、はい」ムツミさんは戸惑ったようだが、すぐに微笑んでうなずいた。「もちろんです、どうぞ」

 「あたしのこともサオリと呼んでね」

 「それは、ちょっと抵抗ありますけど……」

 「まあ、いいじゃないの。堅苦しく考えないで」

 「あ、そんなら、おれも」亀井くんが割り込んできた。「ムッちゃんって呼んでいいですか」

 「あんたは一番年下でしょうが。礼儀正しく、片寄さん、と呼びなさい」あたしはムツミさんを見た。「ムツミさんは、亀井、でいいからね」

 「えー」亀井くんはブツブツつぶやいた。「おれもヒデアキくんって呼んで欲しかったのになあ」

 「うるさい。仕事しろ」

 こうした措置の成果が上がったのか、単に日数を経過して慣れてきたのか、ムツミさんの強ばっていた顔つきも、日に日にやわらいできていた。

 あたしたちは社員食堂に入った。あたしはムツミさんとランチを取ることが多いが、時間は13時からにずらしていた。混雑を避けて少しでもゆっくり食事を楽しめるように、というのが表向きの理由だった。表向きではない本当の理由は、12時ジャストに自席で弁当を広げる渕上マネージャと、食事の時間をずらすため。渕上マネージャは、食事中には仕事の話を一切しようとしない。そのため、昼食の時間をずらせば、渕上マネージャに耐えなければならない時間が、1日あたり2時間ほど減る。

 大部分の社員は、12時から13時の間で昼食を取るので、食堂は空いていた。その代わり、13時を過ぎると、ランチメニューは種類が少なくなる。ムツミさんは小食だし、好き嫌いもほとんどないようで気にした様子はなかった。

 あたしたちは、それほど悩むことなく日替わりカレーセットを選んだ。今日はクリームコロッケカレー。サラダの小鉢が付く。

 窓際の席を選び、しばらくは仕事のことを忘れて、静かにランチを楽しんだ。幸いなことに、ムツミさんは食事のときの沈黙が気にならないタイプだった。

 食事が一段落したとき、あたしは訊いた。

 「昨日は何時?」

 「2時には寝ました。サオリさんは?」

 「あたしは12時ちょっと前かな」

 「私もたまには日付が変わる前に寝てみたいです」

 このやりとりは、毎日の儀式みたいなものだった。ムダだとわかっているから「もっと早く寝なよ」なんてことは言わない。

 あたしと亀井くんは、原則として30分以上の残業を禁じられているので、18時には退社することになる。渕上マネージャはムツミさんの残業については制限を加えなかったが、あたしたちが帰った後に、外部の人間だけ残しておくわけにもいかない。磯貝課長は管理職で非組合員なので残業代はつかないから、ムツミさんのフォローをお願いするという手もあったが、あいにく実装面ではほとんど役に立たないから意味はない。

 結局、ムツミさんも、あたしたちと同じ時間に開発グループを出るようになった。とはいえ、そんなペースでは実装作業は遅れる一方なので、自社に持ち帰って続きを進めてくれている。ムツミさんは二子玉川駅から徒歩5分のマンスリーマンションで寝起きしているらしい。ホライゾンシステムの東京営業所からも数分の距離だから、終電を気にする必要もなく仕事ができるが、それが彼女の就寝時間を遅らせる原因になっていた。

 「今日はもう7回になりました」ムツミさんは、せつなそうにため息をついた。「この調子だと、午後は14回です」

 「それでも減ってきてるからね」あたしは答えた。「あたしも今日は5回だった」

 これも毎日の儀式だった。傍から聞けば何のことやらわからないだろう“回数”とは、渕上マネージャから、仕様書なりコードなりに指摘を受けた回数だ。あたしたちは、ひそかに「ご指摘」と呼んでいる。

 渕上マネージャのマイクロマネジメントの弊害は、あたしたち正社員だけでなく、ムツミさんにまで及んでいた。むしろ、ムツミさんの方が被害は甚大だったかもしれない。

 ムツミさんも、あたしたちと同様、毎日の作業日報の提出と、1日おきの進捗報告の義務を課せられている。あたしたちと違うのは、ムツミさんの場合、実装面にまで渕上マネージャ式マネジメントの手が及んでいることだった。

 あたしと亀井くんは、渕上マネージャの指示により、分析と設計を担当しているので、報告することはそれほど多くはない。

 それに対して、ホライゾンシステムには、ほとんどすべての詳細設計と実装をお願いしている。うちの会社に常駐しているのはムツミさん1人だけど、二子玉川にあるホライゾンシステム東京営業所では、5人から6人のプログラマが、ムツミさんの指示によって実装を行っているらしい。

 本来なら渕上マネージャは、全員を自分の目の届く場所に閉じ込めて実装をやらせたかったに違いないし、事実、機会があるたびに八木社長に要請しているらしいが、今のところ実現には至っていない。八木社長の立場からすれば当然だろうが、そうなると、プログラマたちへの指示はムツミさんを通すことになる。

 あたしと亀井くんが作業日報にしても進捗報告にしても、自分ひとり分の作業について報告すればいいのに、ムツミさんは、配下のプログラマ全員分の報告をしなければならない。そのためムツミさんの作業日報の枚数はあたしたちの数倍だったし、進捗報告も90分以上かけている。

 「あれはちょっとムダじゃないんですか?」1日おきの進捗報告の3回め、ムツミさんの順番のとき、あたしは訴えた。訴えた相手は渕上マネージャではなく磯貝課長だ。

 「進捗を確認することは必要なんだろうからね」磯貝課長は困った顔で答えた。「まるっきりムダとは言えないんじゃないかな」

 「こんなに時間をかける必要はないんじゃないかって言ってるんです」あたしはリストウォッチを指で叩いた。「片寄さん、もう2時間になるんですよ。あれだけガンガン仕事を押しつけといて、そこから2時間ムダに使わせるってどうなんですか? しかも、どう考えても意味ないことばっかりですよ」

 「そう言われてもなあ……あの人にはあの人なりの考えがあるんだろうし。ぼくはただのテクニカルアドバイザでしかないからねえ」

 ――だったら、たまにはテクニカルなアドバイスをしろよ

 やがて、渕上マネージャは、進捗報告以外の時間でも、ひっきりなしに口を挟んでくるようになった。

 先日、あたしたちがランチから戻ってきた途端、渕上マネージャがムツミさんに冷たい視線を突き刺した。

 「君の会社はMVCという考え方を知らないのかね」渕上マネージャはいきなり問い詰めた。「それとも君が知らないだけかね」

 いきなり詰問されたムツミさんは、気の毒にもすっかりすくみあがってしまった。

 「すみません。どういうことでしょうか?」あたしは代わりに質問した。

 「君たち、自分の席について、職位マスタメンテナンス画面のソースを開きなさい」

 わけがわからないまま、あたしたちは自席に座ると、言われた通りにソースを開いた。ムツミさんが午前中にコミットした一連のロジックだ。

 「233行目だ。この奇妙なメソッドは何をやっているのかね」

 あたしは該当箇所までスクロールした。それは、createTree() というメソッドだった。一目見て、あたしは心の中で呻いた。

――ああ、こりゃ、ちょっとよくないなあ。

 職位は必ず上位職位を持つ、階層構造になっている。このメソッドでは、職位マスタを1件づつ読みながら、その階層構造のHTMLを作成していた。

 tree += "<tr><td><img src=\"../../images/dot.gif\" /><a onclick=\"javascript:selectPosition(" + positionMaster.getPositionId() + ")\">" + positionMater.getPositionName() + "</a></td></tr>";

 「ロジックの中で、HTMLを組み立てるなど、やってはいけないことぐらいわからないのかね」

 ムツミさんはうつむいてしまった。

 「ああ、すみません」あたしは助け船を出した。「ツリー構造表示用のJavaScriptは用意してあったのですが、使用方法を伝えるのを忘れていました」

 「そういう問題ではない」渕上マネージャはあたしの方を見た。「分からなければ聞けばいい。それもしないで、自分の判断で適当なコーディングを行うとは何事だ。私が気付かなければ、君が気付いて指摘していたとでも言いたいのかね」

 「……」

 ――たぶん気付いたと思うけどね

 ただ、修正しろとまで言ったかどうかはわからない。何かの機会にリファクタリングすればいいだけのことだ。それよりは実装を進めることを優先しただろう。

 「すぐに修正したまえ」

 「は、はい。申しわけありません」

 ムツミさんは大慌てでキーボードを叩き始めた。

 そのときは、これで矛を収めた渕上マネージャだったが、30分も経たないうちに、別の攻撃を開始した。

 「勤怠レコード関係のテーブル設計をやったのは誰だ」

 亀井くんが、おそるおそる顔を上げた。

 「ぼくですが……」

 「月間集計テーブルに、どうして部門IDと部門名称のカラムが必要なのだ?」

 「集計表を作成するときに、部門名称が必要だからですが?」

 「ムダだとは思わないのかね」

 「?」

 亀井くんには意味が理解できなかったようだが、あたしは渕上マネージャが問題としているポイントがわかった。正規化ができていない、と言いたいのだろう。

 「この部門IDと部門名称は、部門マスタの同項目と何が違うのか?」

 「同じです」

 「それなら正規化したまえ」

 2人の会話を聞きながら、あたしは心の中で舌打ちした。その問題には気付いていて、正規化すべき、という点については、渕上マネージャと同意見だ。ただ、できれば、亀井くん本人に気付いてほしくて放置してあったからだ。

 亀井くんが担当している統計資料機能は、人事部門だけが使用するので、パフォーマンスはそれほど要求されない。まずは、機能要件を満たした後、リファクタリングの段階で、それとなく正規化の必要性に気付かせていくつもりだったのに。

 と思っていたら、火線の余波があたしに向いた。

 「日比野くんも、もっとしっかり後輩を監督したまえ。君が先に指摘すべきことだ」

 あたしがとっさに返す言葉を見つけられないでいると、見かねた磯貝課長が介入した。

 「まあまあ。日比野くんも忙しいので、なかなかそこまで気が回らなかったんでしょう」

 ――ああ、そんなこと言ったら事態が紛糾するだけだって

 案の定、渕上マネージャはゆっくりと立ち上がった。また演説モードだ。

 「テーブルの正規化は、設計の基本中の基本だ。設計の初期段階で正規化されていないと、後々の実装や保守にまで大きな影響を及ぼしてくる。私がマネジメントする以上、そんな愚かしい事態を見過ごすことはできない。日比野くん、違うかね?」

 「パフォーマンスのために、あえて正規化を崩す場合もあると思いますが」

 一応意見してみたあたしに、渕上マネージャは軽蔑したような視線を向けた。

 「これがそのケースに該当すると言いたいのかね?」

 「いえ……そうではありませんが」

 「ならば自分の怠慢をごまかすな」

 怒りを感じるべきなんだろうけど、無力感の方が強かった。

 「分かりました。すみません」あたしは亀井くんを見た。「修正して。できたら見せてね」

 「はい」

 亀井くんは素直にうなずくと、ER図を開いて考え始めた……

 

 あたしたちの毎日は、こんな感じで続いていた。設計やコーディングをしていても、いつ渕上マネージャの指摘が始まるかと、びくびくしていなければならない。作業日報作成と、進捗報告に何時間も割かなければならない。

 気の毒なのはムツミさんだった。渕上マネージャのせいで、設計や実装の時間を減らされても、その分納期が延びるわけではないからだ。八木社長もときどき様子を見に来てくれていたが、何も打つ手がないようだ。

 実装とは関係なく消費されていく貴重な時間、細かすぎる指摘の数々、先の見えない焦燥感とプレッシャー、連日の深夜労働が原因の睡眠不足……これがムツミさんが置かれている状態だった。まだ常駐開始して2週間だというのに、早くもムツミさんの目の下には気の毒な隈ができているし、肌も荒れ気味だ。たまに無意識にだろうが胃のあたりをさすっている。女性の美容と健康に優しくない環境であることこの上ない。亀井くんなどは、マネジメント方式がどうのという以前に、ムツミさんがつらそうにしていることだけで渕上マネージャに怒りを燃やしていた。

 ――こんな調子で大丈夫かな

 カレーをゆっくり口に運んでいるムツミさんを見ながら、あたしは彼女の体調と、このプロジェクトの行く末の両方を心配しないではいられなかった。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(30)

コメント

WhiteBall

なんか、案外指摘内容は間違ってないような気がしないでもない。
渕上さんに足りないのは、事前説明だけかなぁ。

hoge

胃が荒れているのに、カレーはダメでしょ。

rocken

>なんか、案外指摘内容は間違ってないような気がしないでもない。
そこがミソっぽいですね。
トンチンカンな指摘だったらある意味まだ救われる展開だったんだろうなと。

くくな

きっと胃にやさしいカレーなんだろうね。
こういう、さりげないランチシーンがあると、ホッとしますね。

ほまらら

管理職が管理するべきものは1つではない。
『スケジュール』もそうだし、『コスト』もそうだし、『人的リソース』も、『納品物の品質』もそうだ。
渕上さんはその辺についてはキッチリ管理しているが、
致命的な事に、『メンバーのモチベーション』については全く管理していないどころかガリガリ削りまくっている。
こういうマネージャーは本当によく見かけるが、本質的に管理職の適性がないと判断せざるを得ない。
我々の業界は、一人の達人が百人の初心者の仕事を凌駕する業界だが、
同時に、高いモチベーションが低いモチベーションの10倍の成果となって現れる業界でもあると思う。
モチベーションが最低まで落ち込むと、メンバーは最低限の事しかやらなくなる。
それではどんなプロジェクトもひどい結果にしかならない。
顧客の満足を引き出す最後の一工程は、仕様書ではなくメンバーの自発的な提案によって埋まるからだ。
このプロジェクトは、もうその最後の一工程を埋める事はできないだろう。
渕上さんのように部下を敵視している類の人間は、この業界に存在してはならないと思う。

WhiteBall

そうやって考えると、ここのコメント欄は私も含めて「コレはダメだ」という意見は多いけど、理想的なプロジェクトチームってどんなのなんでしょうね。
テレビドラマに出てくるような、スタイリッシュ(?)な現場なんでしょうか。

過去2作含め、リーベルGさんの本当の目的は"そこ"に気づいて欲しい、とかなんですかね?(深読みしすぎ??)

saboten

うーん、私も昔は理想的なシステムがどうちゃらとか、
色々考えてた時期がありましたが、
個々人の能力差に応じて仕事のできも違うわけで、
妥協するライン + カバー策(上中下策)を用意するかなー。
(特にニア・オフショアで)

とりあえず、今の方法じゃあムツミさんに負荷が集中してボトルネックになる
リスクが高いと思うよ。そういうところは意識しているのかなー。

mapawata

ほまららさんの『メンバーのモチベーション』低下に一票。
トム・デマルコだとモチベーションの低下は離職率という数字に現れますね。

"冷たい"方程式は, モチベーション, 士気, やる気といった感情を無視している, という意味かな?

Godwin

同名SF小説と比較すると
方程式の一部が渕上さん
主人公パイロットが日比野さん
密航者はムツミさんって配役でしょうか..
とすると結末は...アワワ

いぬこ

言っていることはあっているような気がします。
が、時間の浪費はなによりも間違っているような。
スケジュールの管理とかは確認しているんだろうか。
契約で押しつけても終わらないものは終わらないと思うのですが。

としろう

低レベルのモチベーションも低い兵隊ならば、細かい指導が都度入るのも
一つの方法では有ると思うけれど、今回のケースはやりすぎだと思う。

主人公の実害の薄い落とし穴にはまって自分で気付いて貰うのも理解出来るが
この場合、先に要らぬツッコミが入る事は予想出来た事、失敗したようだ。
実際都度の突っ込みと失敗して学ぶのどちらが結果的に良いのか判らないが。

ムツミさんがボトルネックになるのは自分もマズイ管理だと思います。
それと、渕上氏も含め、どちらかに何か有った時のリスクは考慮外なのか?

理想的なマネジメントというのは時と場合など千差万別の条件で真に答えは無いだろう。
あくまでベターが存在する程度だと思う。この話は悪い方だろう。
マネジメントはスパコンのマルチプロセッサ間のコミュニケーションコスト等
設計と性能の実効値にも似て、向き不向きも異なるのも似てるかなと思う。

そしてこの話は実際、管理等に色々なツッコミ所があるが
結果は予想外の「偽装請負」によりプロジェクト破綻だったりして。
プロジェクト失敗で会社同士がもめると最終的に逮捕者が出ると。

スパルタ達によるプログラマ職業紹介
http://www.youtube.com/watch?v=CFZiil0DfMc
だそうだ

せれね

体調不良・肉体疲労時にはカレー。
インドカレーは万能薬ですから。
ムツミさんはわかってらっしゃる。

うとぅん

私は簡単に上に文句言う&辞めたければ辞めるから、現状どちら側にも共感できないな・・・。どちらにも問題あると思うし。
こういう人が上司だったことあるけど、ちゃんと文句言えば改善する人と、そうでない人がいるよね。渕上さんはどちらかな。

retValスキー

渕上マネージャのアンチテーゼとしての存在の
磯貝課長の存在感が薄すぎる。

BEL

「この部門IDと部門名称は、部門マスタの同項目と何が違うのか?」
「同じです」
このやり取りなんか吹いたw

渕上さんがコストをきっちり管理できてるとは思わないけどなー。
ほんと言うこと言うこと一理あるんだけど。そこがこの話のミソなのかな。

本家の方は
・そんなに悪いことじゃないと思ってたが実は致命的だった
・全体が助かるために一部(自分)が犠牲になる(見方によっては罪を償う)
という感じなのでムツミさんが密航者であれば
何らかの過失があったり、犠牲が全体を助けることになりそうで
まだまだ展開読めずといった感じです。

まさかホライゾンにいる5人から6人のプログラマって
ムツミさん2号、ムツミさん3号・・とかじゃないよね、、

hir

渕上Mは、細かすぎる進捗管理以外は結構良いマネージャの気がする。
特にレビューアとしてはかなり頼もしい人材。

bunshiti

小出しにダメ出しする進行でプロジェクトを回している時点でマネジメントができていないのでは?小出しにダメ出し箇所にに気づくレビュー体制も問題あるのでは?技術者からマネージャーになった場合に陥りやすいダメマネージャーの典型なのでは?技術的指摘は的を得ているが、プロジェクトマネジメントととしては適切ではない。

ヲタ

これで少しふっくらのムツミさんがやせると亀井くんは萌えなくなるのかな。
メガネだけでいいんだろうか。
先輩の主人公にいじめられるのもまたいいんじゃないかと思ったりw

bananan

>bunshiti さんへ

渕上マネージャーに対する期待値高すぎませんか。

SIerではなくユーザー企業の人間で、
これだけレビューできたらそれだで十分合格じゃないでしょうか。
私にはホライゾン側でやるべき作業を
偽装請負のリスクをおかしてまで肩代わりしているようにすら見える。
それがホライゾン側の負担を考慮してものか、
品質へのこだわりの故かは分かりませんが、
120%の仕事をしていると言えると思う。

進捗管理にしても主人公の発言みてください。
プログラムが書けるだけのただのOLですよ。
このお局さまを信じて任せる気になれますか?
そもそも彼女が社内SEレベルの仕事をしていれば
渕上マネージャーが細かすぎる指導をしなくても良いはずです。

  # 細かい指導はマネージャーにとっても負担なんですよ。


一般に再構築のプロジェクトというのは難易度が高いです。
現行のシステムを上回る品質・性能・費用対効果を出して初めて合格です。

まして、今回のプロジェクトは今まで通らなかった稟議が通った、
ERPプロジェクトから渕上マネージャーが送られてきたといった事情を考えれば、
以前、大手SIerさんが指摘していたような
親会社との連携のような高度な要件があっても不自然じゃない。

そんな厳しいプロジェクトを
いままで自分勝手に仕切っていたのをじゃまされて
ご機嫌ななめのお局さまを抱えて進めているのですから、
もっと暖かく見てあげてほしいと思います。

フィクションの人物に感情移入して気持ち悪いと思われると思いますが、
私は渕上マネージャーに近い立場の人間ですのでお許し願います。

banana

ってか、食事の時間をずらしたり、
資料で壁を作るってピープルウェア的にどうなのよ。
マネージャーだって人間ですよ。

へろへろ

twitterとあわせて釣り臭いけど、試験勉強の気分転換に書いてみる。

>現行のシステムを上回る品質・性能・費用対効果を出して初めて合格です。

そんな重要な「ミッション」は、最初にプロジェクトキックオフをしてメンバー
全員に周知しておくべきこと。できていないのはマネージャーの怠慢。
あとで反省会という名のつるし上げを食らった時に、真っ先に言われますね。

>マネージャーだって人間ですよ。

プログラマだってSEだって、OLだってお局だって人間です。
言われてもないことはできません。
というか、同じ会社でも部署が違うだけで常識その他が異なる業種で、以心伝心
を期待するのが間違い。そもそも、マネジメントの必要性が訴えられるように
なったきっかけがそうだったような?

fgnplo

・・もう1カ月経ったんだっけ・・。
月日が過ぎるのは早いなぁ。

としろう

bananan さんへ

>渕上マネージャーに対する期待値高すぎませんか。
マネージャとしては真っ当な期待だと思います。
PG的な件については本来要求されませんが、口出しする以上は要求します。
レビュー能力についても他の人のコメントにも有るように半可通の匂いがします。
それでいて高圧的にそれを押し切るだけ余計に悪い。

進捗管理は元より主人公の仕事だっけ?渕上氏が来なければ課長の仕事だったかも。

>一般に再構築のプロジェクトというのは難易度が高い
もし、そういう類のものなら、全て最初から間違っている。上層部の責任。
ミッションの要求の説明も無いし、主人公達の所にやらせる事も、
コストカッターなだけのマネージャー人選も全部間違い。

へろへろ氏の意見にほぼ同意ですよ。


>・・もう1カ月経ったんだっけ・・。
一瞬何のことか判らなかったw

banana

渕上マネージャーレベルで半可通って厳しすぎ。
自社ビル建てる会社のマネージャーに
建築士レベルのスキルを求めるようなもんじゃないですか。
高圧的っていってもしょうがないじゃない。偉いんだから。
それに単純にえらそーにしてるんじゃなくて、
ちゃんと技術論の土俵に乗ってきてるんだから
SE・プログラマが論破すればいい。
半可通を黙らせられないSE・プログラマもどうかと。

>もし、そういう類のものなら、全て最初から間違っている。

同感です。
でも、渕上マネージャーが来たときにはもう間違っていたのよ。
そして間違いを正す権限なんておそらく
渕上マネージャーにはないのよ。

今回のケースはホライゾンの契約額を積みますとか、
思い切って別のとこに契約するとかしたほうがいい。
でも、それはITマネジメント課のミスが表にでるという事。
ITマネジメント課の上、部長だか本部長の監督責任になりかねない。
簡単にできる話じゃない。

契約に縛られているのはホライゾンだけではいない。
契約というのは総務的なものですから、
いくら渕上マネージャーがホライゾンにこれを求めるのは無理難題と思っても、
契約がある以上、渕上マネージャーにホライゾンをはずすという選択肢はない。
ある意味、渕上マネージャーはホライゾンにキン〇マ握られている苦しい状況。

>進捗管理は元より主人公の仕事だっけ?

元から主人公に進捗管理の能力なんてない。
私が言っているのは管理される側の能力っていうか、
主人公にはサラリーマンとしての基本がなっていないこと。
こんな子に指導される亀井君の将来が心配だって話です。

>・・もう1カ月経ったんだっけ・・。

やーん、いじめないで!

banana

>そんな重要な「ミッション」は、最初にプロジェクトキックオフをしてメンバー
>全員に周知しておくべきこと。


この意見に共感する方。

貴方がユーザー企業の人間なら、
IT技術の勉強はやめて職場の人とカラオケに行くべきです。
貴方のITスキルは周りの人は十分に認めています。
でも、周りの人は貴方の言っていることが十分に理解できず不安を感じています。
不思議なことですが、貴方のITに関する主張の正しさを、
周りの人は貴方のIT以外の部分、
たとえばカラオケに付き合うといった部分で判断します。
理不尽な話ですが、それを受け入れるところから
ビジネスマンとしてのサバイバルが始まります。
がんばってください。


もし、貴方がSIerの方ならPCの前から離れないことです。
やむを得ず客先に行くときは、必ず2~4人以上の人に同行してもらい、
自分からは決して発言しないことです。
コミュニケーションは双方のレベルがあってこそ成立します。
ユーザー企業では情シスというのは本流ではありませんから、
貴方のレベルに合う優秀な人間が貴方の前にでることはないと思ってください。
誤解されるぐらいなら黙っているのがスマートというものです。
馬鹿の相手は同行者に任せ、貴方は開発現場で生きるのが吉です。
がんばってください。

nobody

ムツミさんが[自殺|過労死|蒸発]し、訴訟沙汰になる展開でしょうか?

設計段階でコレではテストフェーズの試験書では、どうなる事やら……

とおりすがり

ツィートしてるおでこの広い人は何?かまってほしいのかねw
顔までさらしてご苦労様なこった

しかしbanana(=bananan)さん、あんたいいね。最高だ

としろう

banana氏へ
>渕上マネージャーレベルで半可通って厳しすぎ。
PGSE分野に口出しただけでなく強制させる以上、当然求められるもの
その他理由については他の方もコメントで語られているのは理解出来ないようで。

>でも、渕上マネージャーが来たときにはもう間違っていたのよ。
自分はそもそもこのミッションは大した期待もかけられた物ではないと読んでました。
その程度の物はなんだかんだで出来上がっていただろう。
しかし、渕上氏の登場で雲行きが怪しくなったと思います。
プロジェクト達成を主目的にしたマネジメントではない。
その意味で渕上氏は自分の出来る事の範囲で墓穴を掘っているので
その他の外野条件を考慮しても加害者の側に相当する。

>主人公にはサラリーマンとしての基本がなっていないこと。
これを言うなら
>そんな重要な「ミッション」は、最初にプロジェクトキックオフをしてメンバー
>全員に周知しておくべきこと。
この意見への貴方の返答はどうかと思う。
この意見こそ「サラリーマンとしての基本」だろう?

個人投資家

>あたしは心の中で舌打ちした。その問題には気付いていて、正規化すべき、という点については、渕上マネージャと同意見だ。ただ、できれば、亀井くん本人に気付いてほしくて放置してあったからだ。

 放置するな。
 事態を悪化させている。

 亀井本人が気づかなかったらいつ指摘するつもりだったのだろうか?

 DB設計書のレビューをしてない?

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