ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

冷たい方程式(4) コストカッター

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 その週の残りの数日は、業務系の設計をまとめたり、亀井くんのテーブル設計を手伝ったりと、あわただしく過ぎていった。業務系の画面は、画面数こそ少ないものの、1つの画面がかなり多機能になるので、人事部の担当者との打ち合わせも数度に及んでいる。幸いなことに、亀井くんもようやく正規化などの意味が分かってきたらしく、無駄なテーブル設計は次第に減りつつあった。

 8月25日。土曜日だが、あたしは午後から出社した。来週、人事部との打ち合わせがあるのに、業務系の画面設計が遅れていてサンプルもできていなかったからだ。

 ITマネジメント課に入ると照明が点いていたので少し驚いた。

 ――珍しく、誰か出てるのかな?

 そう思いながら開発グループのパーテーションに入ると、そこでまた驚いて立ち止まってしまった。普段は空席のあたしの向かいの席に、見知らぬ男性が座っていたのだ。首にIDカードをぶらさげているので社員なのだろうが、見覚えはない。

 あたしに気付いたその人は、熱心に見つめていたモニタから顔を上げると、かすかに表情を動かした。

 「お疲れさま」

 「あ、お疲れさまです」あたしは反射的に答えてから、足を進めた。「あのう……」

 「君が日比野くんか?」

 「はい。あ、もしかして渕上さんですか?」

 「ああ」低いが重く響く声だった。「よろしく」

 「あ、はい、こちらこそよろしくお願いします」あたしはお辞儀をしてから、自分の席に座った。「月曜日からではなかったんですか?」

 「そのつもりだったが」渕上マネージャは、あたしをじろりと見た。「先に机の整理なんかをしておこうと思ってね。月曜日からすぐ業務を開始できるように」

 「そうですか」

 渕上マネージャの外見は、磯貝課長が言ったとおりだった。痩せぎすで、顔も細長い。身長はたぶん180センチ近くあるんじゃないだろうか。髪には白いものがかなり混じっているが、充分な量を維持している。休日なので私服だが、安物ではないのがわかる。ラルフローレンのオックスフォードシャツだ。

 1つだけ、磯貝課長が言わなかった特徴が、強烈な目力だった。質量を有しているみたいに鋭く、正面から受け止めようものなら、こちらの視神経が焼き切れてしまいそうだ。

 机の整理に来た、と言っていたが、すでに整理そのものは終わってしまったようだ。本が何冊も並んでいたが、題名は分からない。PCは他の社員が使っているものと同じDell製だが、キーボードだけは私物らしい。

 ――わ、東プレのRealforce?

 あたしが前から欲しかったキーボードだ。確かAmazonで2万円近くするものだ。いいなあ、あれ。

 渕上マネージャは、すでにあたしに興味を失ったように、モニタに視線を戻していた。長身のため、かなり上からモニターを見下ろす姿勢になっている。モニタアームで、もう少し高い位置に持ってきた方がいい気がする。

 「あの」あたしは声をかけてみた。「コーヒーでも淹れましょうか?」

 細長い顔があたしに向けられた。

 「いや、結構」感情のこもっていない声だ。「そろそろ帰ろうと思っていたから」

 渕上マネージャは、そう言うとマウスを数回クリックした。PCをシャットダウンしたらしい。

 「それに、私が目の前にいたのでは、君の仕事の邪魔だろう」

 「いえ、そんなことは……」

 PCの電源ファンが静かになり、渕上マネージャはキーボードに布のカバーをかけると、立ち上がった。

 「それでは月曜日に。開発の話はそのとき聞こう」

 渕上マネージャは、あたしの返事を待たずに立ち上がると、ドアの方へさっさと歩きはじめた。あたしは少し呆気にとられて、その背の高い後ろ姿を見送っていた。

 

 月曜日の午前9時。不在の課長を除いた開発グループの全員が、渕上マネージャを待っていた。

 時間ぴったりに姿を現した渕上マネージャは、慌てて駆け寄ろうとしたあたしを片手で制すると、そのまま磯貝課長の席の横に立った。全員の顔をぐるりと見回すと、おもむろに口を開く。

 「渕上です。所属は情報統括対策委員会ですが、しばらくの間、こちらでお世話になります。よろしく」

 そう言うと、短く一礼した。もっと長々と話すのを想像していたメンバーたちは、慌ててパラパラと拍手した。渕上マネージャは、無表情で自分の席に座った。

 「なんか無愛想ですけど……」亀井くんが囁いた。「でも、目力はハンパないっすね」

 渕上マネージャは時間を無駄にしなかった。改めて挨拶しようと近づいたあたしをうるさそうに遮ると、基本設計書を印刷するように言った。

 「設計書ですか」

 「そう。全部だ」

 あたしと亀井くんは、言われた通り、これまで作成した設計書類を全てプリントアウトした。要件定義書、機器構成、データベース設計、画面一覧、帳票一覧、その他を合わせて、A4用紙で120枚以上になる。

 「できました」

 渕上マネージャはうなずくとプリントアウトを持って立ち上がった。

 「ミーティングスペースで読むから、しばらく話しかけないように。電話も折り返しにしてくれ」

 そう言うと、返事も待たずに、ひょろ長い身体を動かして、さっさとフロアの隅にあるミーティングスペースに行ってしまった。ミーティングスペースは、どこかで余った丸テーブルが2つと、丸椅子が数個だけ置いてある場所で、会議室を取るほどでもない打ち合わせなどを行うことが多い。渕上マネージャは、椅子の一つに座ると、メガネをかけてプリントアウトに目を通し始めた。

 いや、目を通す、などという生やさしいものじゃなかった。横目で見ていると、まずざっと通して読み、次にメモを取りながら再読し、最後にメモと見比べながら時間をかけて読む、という手順を踏んでいるようだった。その細長い顔には何の感情も表れていなかったが、近寄りがたい雰囲気が全身からにじみ出ている。

 まだ渕上マネージャの内線番号は社内に通知されていなかったから、電話がかかってくることはなかったが、たとえかかってきても取り次ぎなどできそうもなかった。まるで見えない壁に遮られているようだ。

 亀井くんが気圧されたように囁いた。

 「ATフィールド展開中って感じですね」

 「なんじゃそりゃ」

 およそ90分ほど経過した後、ようやく渕上マネージャは満足したらしく、プリントアウトをまとめると席に戻ってきた。固唾を呑んで見守っているあたしたちには目もくれず、PCに向かうと何やらキーを叩き始めた。

 あたしは恐る恐る声をかけた。

 「あのお……」

 渕上マネージャは顔を上げてあたしを見た。

 「何だね?」

 「その……今後の進め方で、何かありますか?」

 「もちろんある」渕上マネージャはまたモニタに視線を戻した。「午後にミーティングをやるから、場所を取ってくれ。磯貝課長は13時帰社予定だったな?」

 「はい」

 「では磯貝課長が戻り次第開始とする」

 「分かりました」

 あたしは会議室予約システムで、B会議室を午後から予約した。それから、亀井くんを手招きして囁いた。

 「ミーティングの件、課長の携帯にメールしておいて」

 亀井くんは心得顔でうなずいた。こうでもしないと、時間にルーズな課長は平気で1、2時間ぐらいは遅れて帰社しかねない。

 「昼は早めに済ませた方がいいですね」

 「そうね」

 通例なら、新しく人が入ってきた場合は、みんなでランチに出かけることが多いのだけど、渕上マネージャは、どうもそういうのを喜ぶ人ではなさそうだった。

 

 時計が正午を告げると同時に、渕上マネージャは仕事の手をピタリと止めた。そしてカバンから薄いお弁当箱を出すと、机の上に広げると、無言で食べ始めた。

 あたしは腰を浮かすと、思い切って声をかけてみた。

 「渕上さん、お弁当ですか」

 渕上マネージャはちらりとあたしを見てうなずいた。

 「ああ」

 「いいですね。奥さんの手作りですか」

 「いや」と短い返事。「これは私が自分で作っている。私は独身だ」

 「そ、そうですか」あたしは話の接ぎ穂を探した。「あ、お茶でも淹れましょうか?」

 「いや」再び同じ答え。「持ってきているから」

 見ると、渕上マネージャの机の上には、ステンレスのサーモポットとマグカップが置いてあった。カップに入っているのは、コーヒーらしい。

 「……失礼しました」

 あたしは腰を下ろすと、自分の昼食の準備をした。準備といっても、朝、買ってきたパンとペットボトルのお茶を出すだけだけど。やりとりを見ていた亀井くんが、ククッと喉の奥で笑った。

 「同じ独身でもずいぶん差がありますね」

 「うるさい」

 亀井くんは笑いながら出て行った。こいつは、いつも同期の連中と食堂で食べている。

 あたしは文庫本を開いて、パンをかじったが、今日は活字に集中できなかった。どうしても、向かいで食事中のマネージャが気になってしまう。

 渕上マネージャの方は、あたしの存在などまるで眼中にないようで、モニタを見ながら静かにお弁当を口に運んでいる。さりげなく観察していると、モニタから視線を外すことなく、左手をマグカップに伸ばし、中身を一口飲むと、寸分違わず元の位置に戻していた。

 ――機械みたいな人だ

 やがて渕上マネージャは食事を終え、ハンカチで口元を丁寧にぬぐうと、席を立って出て行った。あたしは、思わず、ふーっとため息をついてしまった。

 ――毎日、これだと疲れるなあ

 あたしは、明日からは食堂で食べようと決めた。

 12時50分、渕上マネージャは席に戻ってくると、何かをプリントアウトし始めた。ミーティングの資料だろうな、と思って眺めていると、磯貝課長が急ぎ足で帰ってきた。

 「おかえりなさい」

 「ただいま」磯貝課長は息を切らしながら、渕上マネージャを見た。「あ、渕上さん。おつかれさまです」

 「どうも」渕上マネージャは、素っ気なく挨拶した。「13時からミーティングを行うので、参加してください。日比野くん、場所は?」

 「あ、B会議室です。ここを出て、右に……」

 「場所はわかっている」渕上マネージャはプリントアウトをまとめて立ち上がった。「私は先に行ってるから。13時になったら3人で来るように」

 そう言い残して、さっさと出て行った渕上マネージャの後ろ姿を見送りながら、磯貝課長は唖然となった顔でつぶやいた。

 「なんか忙しそうな人だねえ」

 「朝からああでしたよ」

 そこに亀井くんが戻ってきたので、あたしたちは筆記用具を持って、B会議室へ向かった。

 B会議室では、渕上マネージャが、ホワイトボードの前に腕を組んで座っていた。あたしたちは、それぞれ腰を下ろした。

 「では始めよう」渕上マネージャは重々しく宣言した。「知っての通り、私はこのプロジェクトのプロジェクト・マネージャとしてここに来た。目的は、ただ1つ、この開発プロジェクトを成功させることだ。それは君たちも同じだと思う。しかし、私には君たちにない責任がある。それは予算内で成功させるということだ」

 渕上マネージャは、「予算内」という単語を強調した。

 「午前中に、要件定義と基本設計書を見させてもらった。その結果、まだまだ削るべきムダなコストがたくさんあることがよくわかった。それを是正することから始めたい」

 あたしたちは顔を見合わせた。磯貝課長が小さく手をあげた。

 「具体的にはどんなことですか?」

 「まずはこれだ」

 そう言うと、渕上マネージャは立ち上がって、ホワイトボードにマーカーを走らせた。

  •  データベース

 「データベースですか?」あたしは聞き返した。

 「そうだ。このシステムには、Oracle Standard Edition を使うことになっている。これを選定したのは日比野くんか?」

 「そうですが……」

 「どうしてOracleを選んだ?」

 「いや、どうして、と言われても」あたしは言葉に詰まった。「その、いわゆるK自動車仕様というやつで……」

 K自動車仕様とは、Java + Oracle の組み合わせのことだ。

 「これは社内で使うシステムだろう」

 「そうです」

 「それなのになぜK自動車仕様にする必要がある?」

 磯貝課長が口を挟んだ。

 「K自動車仕様だと、エンジニアを集めやすいんですよ」

 県内のSIerだと、大小を問わず、K自動車や関連会社の仕事が多い。彼らにまず求められるのは、Java + Oracle のスキルだ。大きな市場だから、その技術に習熟したエンジニアも多く生まれる。

 しかし、渕上マネージャの見解は厳しいものだった。

 「それは理由にならない」冷たい声だ。「このシステムがOracleでなくてはならない理由はない。あなたは管理職なのに、コストのことはまったく考えていないのか」

 Enterprise Edition を諦めて、Standard Edition にしたのは、コストを考えてのことなんだけど。

 「では、どうしろとおっしゃるんですか?」

 「データベースをオープンソースのものに変更する」

 「え!」思わずあたしは声を高くした。「今からですか?」

 隣で亀井くんも青ざめている。これまで、Oracle の関数やストアドなどを憶えてきたことが、一気にムダになってしまうんじゃないかと心配なのだろう。

 「何か問題でもあるかね?」

 あたしは勢い込んで、大問題です、と言おうと思ったが、口に出す寸前で思いとどまった。感情抜きで考えれば、まだ1行のコードも書いていないのだから、大きな問題とは言えないかもしれない。DDLはほとんど作成済みだけど、変更する手間は微々たるものだ。

 あたしの代わりに磯貝課長が、控えめに反論してくれた。

 「もう注文書を送ってしまったんですけどね」

 「発注はどこに?」

 「F通さんです」磯貝課長は手帳を開いた。「ちょうど先週末に最終見積もりを取って、そのまま注文書として送りました」

 「私からキャンセルの電話をしておく。日比野くんは、PostgreSQLか、MySQLか、とにかくオープンソースのデータベースで構成を考えたまえ」

 「……分かりました」

 そう答えたときには、渕上マネージャの身体はすでにホワイトボードに向き直り、次のコストダウンポイントを書き始めていた。

 (続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(17)

コメント

KCC

目先のコストにとらわれて人件費を見ていないとは、始まった瞬間に終わっている予感。

ちけんち

組込のソフト開発をやっているちけんちと申します、いつも楽しく読んでます。

畑違いなのでよくわからないのですが、「オープンソースのDBは商用データベースよりコストがかからない」ではなくて、「オープンソースのDBは商用データベースより"初期"コストがかからない」ってのが正しいのでしょうか。運用コストはオープンソースの方がベンダーのサポートが得られない分、高くなるような気がしますが、どうなんですかね。

ストーリーの展開上、この選択って大惨事の火種になっているとしか思えませんが(笑)、前話のフレームワークの変更とあわせて、どんな大火事が発生するのか楽しみ(?)にしています。

ちょっと愚痴っぽく主人公の心の声が聞こえてくることとか、やっかいな上司がどこからともなくやってくるところとか、前回、前々回と似てるので、ややパターン化した感じがちょっと残念。

大佐

今回たまたま、読ませていただいたのですが、人件費もそうですが、すでに発注したものを軽々しくキャンセルしないで欲しい。
こういうのは、今回は仕方ないが、次回からはこういう風にしようっていう風にしていただきたいものです。

sa

いち技術者として、新しいデータベースに触らせてくれる上司は大歓迎です。
Tera の BTEQ を覚えたときも楽しかったです。

ただ、この物語、
> 次のコストダウンポイントを書き始めていた。
とあるから、これだけではなさそうですね。

Jitta

> 「どうしてOracleを選んだ?」
でた!(笑)
こう言うのを「コスト」と認識する人は多いですが、

> 「K自動車仕様だと、エンジニアを集めやすいんですよ」
> これまで、Oracle の関数やストアドなどを憶えてきたことが、一気にムダになってしまうんじゃないかと心配なのだろう。
こう言うのを「コスト」と認識する人は、少ないんですよねぇ。
ま、覚えたことは次に生かすことでコスト回収できるんですけど。

ほまらら

コストを下げるとリスクは上がる・・・

embedor

そして、リスクが上がるとコストが上がると・・・

まぁ、でもoracle選んだ理由をちゃんと言えてないから、押し切られても仕方ないかと...

TK

ちと他と違う、天邪鬼なコメントをひとつ。

VB時代で頭が止まっていると公言し、成長しない課長。彼に価値があるか?
ベンダのサポートがないと動けない技術屋。彼らに価値があるか?
会社のお金は空から降って来るわけじゃない。

「昨日と同じようにやろう」というのは、「もう成長しなくていいや」と同義。
でも昇給は必要だと叫ぶ。冷徹に経営側から見たらただのOXOXではないかな?
もちろん、現在の「会社」という組織にいろいろな問題はあると思うけどね。

人は自分が無能になるまで昇進する。
だから「いまの自分は、本当に役に立っているのか?」と時折考える必要があると思う。

コストをカットされることで、「成長するチャンスが見つかった」考えることもできるのでは? 人間は基本的に怠惰な生き物だから、外的要因もたまには必要。社会の概念を持つ生物だし。

前回のオチからして、そんなあたりの伏線の気もするが、さてどうなるものやら。
もしかして次回は、JavaをPHPにしろとか言ってくるのかな? さすがにそこまではしないかw
一読者として気になるところですな。

ATM

実際、一般的な感覚から言えば、社内で使うシステムにOracleとかは贅沢過ぎる気がするな。今回のケースだと、社内のシステム自体がJava + Oracleで統一されてるみたいだから、なんとも言えないけど。
しかし、「MySQLを扱った経験が浅いので、不具合や保守管理などの対応などを考えると予算から足が出るかも」程度の反論もできないなら、「エンジニア」とはとても言えんような。

foobarbaz

Oracle Express Editionを使えばいいのに
「Oracleの経験を生かしつつコストを最小限に」という要件ならうってつけだろ
まあ、社内の規模が大きすぎたらダメだけどなー

LFR

現時点だと、渕上マネージャの何が悪いか正直分からないです。
ITマネジメント課が怠慢or無能でしかない印象で・・・。
              
・新規の開発会社を選定したので技術/環境面で足かせはないのに、Java+Oracle以外の技術検討をきとんとしていない。
・開発/運用コストの検討をきちんとしてない。
・非機能要件の検討をきちんとしてない。

こんな状況だから反論できない気がするので、むしろ渕上マネージャに同情を・・・。

おさっち

元汎用機PGで、今は、自営でPCサポートの仕事してます おさっちと申します。
前作・前々作も楽しく読ませて頂きました。

オープンソースのDBですが、内部のバグが出た時なんかは、商用DBと
違って、解決に時間が掛かり、業務を止めてしまうのでは無いかな??とも
思っています。

渕上マネージャさんは、その辺をどう考えているんですかね??
コスト掛けたくないから、力技で解決??

Oracle + Java 利用なのは、完成したシステム自体は、後で外販出来る
から、その組み合わせにしたとか??

としろう

ソフトの発注キャンセルの方も酷いと思うけれど
外注に出す前提条件の一方的な変更は許されるのだろうか?
Oracle無償版が存在しない世界設定?

DB含めたシステムの運用コストの差分試算せずに導入コスト見てるのは
コストカッターは購買担当の視点っぽいのでそちら出身の設定でしょうか?

擁護のコメントもあるようですが、
検討段階で投入なら判るが、この時点での変更はリスクアップだ。
只でさえ価格優先で決まった他所より安い相手で不安なのに。

なんとなく展開が読めそうです。
自社フレームワーク使えなくなって涙目の外注
伝言ゲームと責任の擦り付け合い
契約内容巡って泥仕合
納期オーバーとバグの多いシステムがリリース
程なく露呈する遅くて使い難いシステム

ありえそうな事がこれでもかと起こる予感

くくね

>Oracle無償版が存在しない世界設定?
Express Edition って、データファイルの容量制限があったのじゃなかったっけ?
最大2Gだったか4Gだったか。
勤怠データはテーブルの持ち方によるけど、データ消去しない前提なら、かなりのペースで増え続けていくので、Express Edition だと不可なんじゃないのかな。

Oracleは、スタンダードエディションでも確かに高いので、コストカッターさんの気持ちもわからんではない。特に予算がシビアだと、商用DBをOSSに変更ってのは、ありえるかも。プロジェクト開始してからってのは、ちょっと怖いけどね。

くくね

(2)で、

> これには、とりあえずOracle Express Edition をインストールしておくことになった。いずれ、Standard Edition One に載せ替える予定。

と書いてあった。これはテストサーバだからExpress Edition にしたのかな。

としろう

しまった。読んだけど覚えていなかった
>とりあえずOracle Express Edition をインストールしておくことになった。

11gの制限は1cpuメモリ1GBだがDBサイズ11GBに拡大している
これで駄目なほどでかいDBなら、判らないではない
オープンソースDBの評価(確証)を逆にコストカッターの人は持っているのか?
(11gXEで運用しない前提だったのはサポートの問題だと思うんだが)
だが11gXEだったなら、最悪後の問題発生時に正規モノに差し替えれば良いだけだ。
当初のStandard Edition Oneとの価格差って下手したら1人月程度では。
運用期間を考えると、DBを他のシステムで使わない贅沢仕様だとしても
不慣れなオープンソースDBにする事でかかる人月とつりあう?
その辺の疑問をコストカッター自身が説明しない点がどちらも駄目な理由だろう

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