@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

現場の人間ほど「改善」にうとい

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。現場の改善方法、早起きの方法、面接の際に問われるコミュニケーション能力の3本を取り上げる。

  • つながる改善
  • エンジニア的生活改善:早起きをする(前編)
  • 面接の場でITエンジニアに必要なコミュニケーション能力って何?

「個人の改善」が「全体の改善」につながる

 地方エンジニア Ahf氏による『地方からの戯言』。業務改善について考える。

 「現場の人間は、“業務”のことについては非常に詳しいが、“現場の改善”に優れているわけではない」。Ahf氏はこう主張する。なぜなら、長年培ってきた固定概念が染み付いていて、外側の視点からものを考えにくいからだ。

 ならば、現場の人間はどうすればいいのか? Ahf氏は「小さな改善」「費用がかからない改善」を提唱する。いきなり大規模な改善をしようとしても、実現はなかなか難しい。しかし、自分の手が届く範囲ならば、十分に実現は可能だ。開発者なら、「自分が気に入っているツールの導入」などがよいだろう。しかも、導入時に費用がかからないのならば、なおのことよい。

 現在、Ahf氏は下記の方法で「小さな業務改善」を行っているという。個人の小さな改善こそが、全体の改善のための一歩となるのである。

「早起き」を論理的に分析し、実行する

 文系SEのせつら氏による『人生はなりゆき』。「早起きをする」ための計画と実行方法を考える。

 早起きは健康にいいと知っていても、なかなか実行に移せない。なぜ早起きできないのか? せつら氏は「早起きできない真の理由」について考察した。結論として出てきたのは「睡眠時間の不足」と「早起きしてやりたいことが決まっていない」の2つ。この2つの問題点を解消するために、せつら氏は思考をめぐらせる。

 せつら氏は、「自分にとって最適な睡眠時間は5時間である」と定義した。後は、「5時間睡眠」を基本ルールとしつつ、睡眠時間を調節すればいい。「ルールはあくまで緩く、厳密すぎてはいけない」というのがせつら氏のポリシーだ。厳密に守ろうとすると、挫折してしまう可能性が高くなるからである。

「相手の話をしっかり聞こう」という姿勢を示す

 キャリアコンサルタントの山内宗和氏による『身近な事象に置き換えて転職(キャリア構築)を考えるコラム』。転職面接の際に問われるコミュニケーション力は「ヒアリング能力」である。

 「ITエンジニアにはコミュニケーション力が必要だ」とよくいわれる。しかし、転職面接の際に最も重視されているコミュニケーション能力とは、具体的にどんなものなのか?

 この問いに対して、山内氏は「ヒアリング能力」だと答える。「うまく自分のことを伝えようとするあまり、相手の話をろくに聞いていない人を数多く見てきた」と、山内氏は語る。

 「相手の話を漏らさずに聞こう」という姿勢が、面接では評価される。もちろん、ただ話を聞いているだけではいけない。コミュニケーションとは、お互いの意思疎通ができて初めて成立する。自分のことをきちんと伝え、かつ相手の話をしっかりと聞くべきだ、と山内氏はアドバイスしている。

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