IT業界0年目

転職活動

» 2009/03/12

　こんにちは。ましゅまろです。

　今回は、わたしの簡単な自己紹介と、IT業界に入るまでのお話をしたいと思います。

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【自己紹介】

　ましゅまろ。24歳。

　IT業3年、飲食業5年。

　高校中退→大検取得→専門学校卒業（最近の専門学校は大検が必要です）

　現在の会社は2社目です。1社目の会社を1年で退社しています。

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【飲食業5年目】

　飲食業では、調理場で焼き場（焼き鳥を焼くところ）と、サラダ場（デザートや、サラダなどを作るところ）におりました。

　そのころ、売上管理表などを簡単なマクロで作成し、店舗運営に使ってもらっていました。色々なVBAの知識を料理長に教えていました。

　お世話になっていた料理長にいつも言われていたこと。

　「お前は、こんなトコにいてはいけない。もっと普通の女の子がするような、当たり前に土日が休めて、当たり前に時間通りに帰れるような仕事をしなさい。そうゆう風に生きられる可能性が、お前にはあるだろう」

　その時は、料理が楽しくて、楽しくて、時間を忘れて包丁の練習をして……月5日休み、1日12時間の労働が、まったく苦になりませんでした。

　料理長の勧めもあって、専門学校に入学したものの、料理の邪魔でしかなく、ほとんど行かなかったことを覚えています（卒業はしましたが）。

　だから、料理長にそんなことを言われても気にもとめていませんでした。わたしは「料理に一生を捧げる！」「たとえ結婚できなくても、女性の楽しみがなくても、全然平気！」などと思っておりました。

　その快適な環境が、料理長によって守られていたことに気付くこともできませんでした。

【料理長との別れ】

　料理長はある年、突然異動しました。辞令です。

　わたしが専門学校を卒業して、すぐのことでした。

　とてもできる人であったため、売り上げの落ちた元人気店の建て直しに向かったのでした。

　それでもまだ、わたしは変わらないと思っていました。今までの環境が、今のまま快適であると……。

　新しい料理長はとてもお年を召した方でした。昔ながらの、調理場は神聖なもの、女子がいることなど言語道断、という考えの人。

　毎日、行っていたその現場は、すぐにクビになりました。

　新しい料理長が、新しいスタッフを入れ、その時まで一緒に働いていた中国人スタッフともどもクビになったのです。理由は、わたしにセクハラまがいの言動を繰り返していた新しいスタッフを、もともといた中国人スタッフが怒ってしまったこと。その中国人スタッフと新しいスタッフが喧嘩になり、危険分子となるわたしや、その人達をすべて切ることになったようです。

　もちろん抵抗は皆しましたが、社員に比べればしょせんアルバイトの力など……たかが知れていました。

　4月。適当にすごしていた専門学校で、もちろん就職活動などしているわけもなく、何も目標もないニートができ上がりました。

　ぽっかりと空いた穴に埋められるものはなく。川に流れてゆく桜などを眺めておりました。

　前料理長に守られていた環境は、こんなにも脆く崩れ去ったのです。

　同じようになるんじゃないかと不安になり、もう一度、他の料理屋に面接に行くことすら怖くなってしまいました。

　そんな時、前料理長にお会いする機会があり、再び言われたのです。

　「今まで、調理場で出してきた根性を、今度は机上に向けてみろ。大丈夫、学校も卒業しているんだし、雇ってくれるところはあるだろう？」

　わたしの尊敬する前料理長は、色々なことを汲んで、わたしに専門学校の卒業を勧めていたのでした。やっぱりできる料理長なんだと今でも思います。

　そんな前料理長に少しの勇気と元気をもらい、ニートとなって1カ月目のとき、たまたま読んでいた求人情報誌に書いてあった

　「元飲食店アルバイトでもできる！！ NWエンジニア」

というキャッチコピーにひかれ……わたしは、面接に向かったのでした。

　To be continued...