このコラムでは私が体験したIT業界の黒歴史を語ります。

まずは体質改善から

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 「エンジニアと運動」というテーマを頂戴したので、最近はあまり運動していないのですが、運動=健康法と捉えて書いてみたい。ただし、あくまでもMay Day! 風に。

 前提条件として、

  • わたしは小児喘息で、3歳から12歳まで治療を受けていた
  • 当時の喘息治療は対処療法が主で、かつ新薬開発の被験者になっていたので、薬に対するアレルギー反応はあまりなく、むしろ耐性はある
  • 体力をつけるために、小学校と中学校では水泳をやっていた

 ※以後の健康法についての記述は、あくまでもわたしが試してみたものであり、民間療法の類ですので、適切な判断が必要です。

 IT業界の人間は、長残、徹夜、いわゆるデスマーチ、朝食抜き、昼食こってり、夜食てんこ盛りと、体に良くないこと甚だしい。夜中に帰って夕食を食べてバタンキューではメタボ一直線、といった具合に不規則な生活が多いのもIT業界の特徴であろう。

 不規則な生活を続けて35歳を過ぎるとどうなるか?

 竹内義晴氏の『36歳になって思う「プログラマ35歳定年説」』の反証として当時書きたかったのだが、時機を逸してしまったため、改めて今回コラムに書いてみようと思います。

■栄養ドリンクの飲み過ぎに注意

 徹夜、徹夜のデスマーチの時に思わず飲んでしまうのが、栄養ドリンクだ。

 が、何でも「過ぎたるは及ばざるがごとし」の如く、飲み過ぎると肝臓に良くない。飲み過ぎて壊した肝臓は、飲まなくなれば良くなる。が、疲れがたまって壊した肝臓はなかなか良くならないし、さらに栄養ドリンクを毎日あおったりしていると……パンクしますよ。

 といいつつも、栄養ドリンクを卒業したわたしが現在愛飲しているのがウコンだ。ウコン自体は即効性がないが、錠剤が一瓶終わる頃には、肝臓の多少健康になって「年がら年中体がだるい」も改善しているハズ。ぜひお試しいただききたい。

 それと、眠くならないようなドリンクや錠剤も服用を控えた方が良いです。肝臓を直撃します。

■無理なダイエットは止める

 わたし自身、今まで4回のダイエットに成功している(というかリバウンド)。

 いずれの場合も、忙しくて食べている暇もないので痩せたわけです。余りに痩せすぎて、風が吹いてもふらつく始末の時もあった。

 無理なダイエットは、しなくても大丈夫です。

 デスマーチの時に「思わず夜食を大量に」ということを止めるだけで、徐々に減量できます(デスマーチで減量というのも……)。

 ビールの大量摂取はいけません。メタボ直行です。大体において「生酒」は良くない。蒸留酒を飲んだ方が無難です(糖尿を患った人が言っていました)。

 わたしの場合、子供にも言われているのですが、

  • ビールは1本まで

もしくは、

  • 水割り3杯まで

 子供が見ていようが見ていないところでも、実践しています(とてつもない自制心が必要ですが)。

■市販の精神安定剤はほとんど効果はない

 寝つけない、不安感、ストレスなどで、心療内科には行きたくないので、ドラッグストアなどで「市販の精神安定剤」を買って飲んでみた。あまり効果はなかった。ちゃんとした心療内科で診察を受けたところ、

 「市販薬で落ち着くようならば、鬱でもノイローゼでもないですよ」

と諭されました。

 もし、どうしても寝付けない、不安感、ストレスならば、一度診察を受けた方が精神衛生上も良いです。

■そう言えば、一番ショックだったのが、先輩が……

 20代、若い頃は、

  • 「焼酎なんて、オヤジが飲む酒だ。俺は一生飲まない!」
  • 「肉だよね、肉……刺身は兎も角として、焼き魚、煮魚、絶対食べないゾ」
  • 「納豆、においが嫌い、食べたくない……」

と申しておりましたが、40歳にも手が届くようになると、先輩曰く、

  • 「大魔王(焼酎)、旨いなー」
  • 「やはりさ、日本人は魚だよ、魚、朝之丞も食べなさい!」
  • 「O-157の予防には、納豆が良いそうだ、最近は毎日食べてるよ」

 君子は豹変す。35歳も過ぎると「量が食べられなくなる」そうです。

 上記の事柄を踏まえて、わたしが実践している健康法を書きます。基本的に「体質改善」を図らなければならないと考えました。

■風邪をひかないための工夫

 「マネーの虎」に出演なされていた吉川幸枝氏(だったと思うが間違っていたらごめんなさい)が、黒檀の座卓で寝ていると言っているのをTVで見て、これだ! と閃きました。

 フローリングに掛け布団1枚で(もちろん下着のみ)寝る。

 寒い、ハッキリ言って寒い。数年前、買っていた陸ヤドカリ、熱帯魚が死んでしまうほど寒い雪が降った日でも、フローリングに掛け布団1枚で寝ていた。既に6年以上実践しているが、ほとんど風邪をひかなくなった。

 これは妻の友人の話だが、

  • 朝起きていきなりハーゲンダッツを食べる(冬でも)
  • アイスクリームがない時は、トップスのケーキ(細長いもの)1本
  • その女性は痩せている

 胃腸が丈夫な人が羨ましかったのですが、今ではわたしも、朝起きていきなりハーゲンダッツを食べる(冬でも)ができるようになりました。

■血圧を下げる

 昨今「サラサラ血」になろう! と言われているが、これは良いことだ。

 独身者でも簡単にできるのは、タマネギを適当に切って、水の張ったボウルに30分間くらいさらして、水気をギューと切って食べる(副作用、オナラに注意)。

 後は、先輩ではないが納豆を食べる(続けることが肝要)。1日1本ゴマ麦茶も効果があった!

■何でも減塩、かつ砂糖は使わない

 別の個人Blogにも、少し自分の作った料理のことを書いてますが、年季は入ってます。コンビニ弁当ばかりじゃ飽きます。やはり、内製が良いですよ。女房が病気がちと言うこともあり、朝6時に起きて子供と自分の弁当を作ってます。

 本当は「疲れた時には甘いもの」もありなのでしょうが、自宅にはコーヒー砂糖くらいしかない。油も「超油っこくない○○」を使用してます。味噌汁も高血圧直撃なので、薄味です。

■急な運動は避ける

 デスクワークで1日1○時間など座っていると、どうしても「腰」をやってしまいますね。また、日頃運動していないのにもかかわらず急に運動すると「ギックリ腰」なんてことにも……

 挫骨神経痛 ⇒ ヘルニア、という人を、これまで何人も見てきました。そういう人は何年も苦しんで、どうしても耐えられなくなって手術 ⇒ 完治・無敵モードというケースが多い。

 腰の痛みは我慢せず、手術した方がスッキリします。

■傾向と対策

 運動するにしても健康でないとできないわけで、まずは「体質改善」を提唱します。

 文中の先輩ですが、ハッキリ食べられなくなった、記憶力の低下、近くの物が霞むようになったなど、老いを自覚したのは、35歳を過ぎてからだそうです。

 また、文中の糖尿病を患っている人が「最近目が見えなくなってきている」と感じ、かかりつけの医師に相談したところ眼科を紹介されたのですが、

 「先生、僕は糖尿病なので目が見えなくなってしまうのでしょうか?」

 「いや、検査の結果、老眼ですね」

 一般に、視力が良い人ほど老眼になりやすいのはご存じの通りですが、この彼は35歳で老眼と診断されてしまったわけです。

 わたしからすれば、両眼1.5が0.9になったくらいで失明を恐れているのは少しオーバー。というのもわたし自身、車を運転する際にはメガネをかけますが、それでも両眼1.2が精一杯です。

 しかし、本人にしては深刻な問題なわけです。ことほどさように人それぞれ老いの進行が違うわけですが、ハッキリ自覚症状が現れるのは、大体35歳過ぎくらいということがわかりました。皆様もご自愛ください。

Comment(2)

コメント

記事をご紹介いただきましてありがとうございます。

・ビール→日本酒・焼酎
・肉→魚
・量は食べられなくなった
・目が疲れる

自覚症状……あります(笑)。
今は今で気に入っていますので、全く深刻には思っていませんが、
時々20代のころのようにガツガツ行ってみたいと思うことはあります。

竹内さん
こんにちは、朝之丞です。
>反証として当時書きたかったのだが、
などと偉そうに書いてしまいましたが、私が訴えたかったのは「若い頃無理をすると、その反動が出る」ので、繊細な作業(プログラミング)がこなせなくなるのではないか?と言うことでした。
「相応に老い」とかではなく、私も含めてIT業界の方は「相当に無理をしている」ので、そう言った症状も早く出てしまう気がしてます...

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