海外IT企業で働いていた純日本人エンジニアがいろいろと考えてみる。

海外でも通用するコミュニティになる(?)

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 あけましておめでとうございます。鹿島和郎(かしまかずお)です。年末年始は餅で喉を詰まらせないようにビクビクしながら過ごす毎日でしたが、皆様はいかがお過ごしだったでしょうか。2011年も月に1回くらいは本コラムを書いていこうと思いますので、本年も宜しくお願い申し上げます。

 新年最初のコラムということで、ありきたりですが昨年の総括及び今年の抱負について少し書こうと思います。何か有益な情報を期待している方は、次回以降に期待していただければと思います。

■海外ネタはどこに行った?

 昨年は他のコラムニストの方と直接お会いする機会が何度かあり、何名かの方が「コラムのタイトルと内容が合わなくなってきた」と仰っていましたが、私自身も昨年後半はコミュニティ活動の内容が多く、あまり海外とは関係ないネタばかりだったような気がします。コミュニティ活動自体は面白く、自分のためにもなっていますし、今後も引き続きやっていこうと思っていますが、今年は少し海外関連のネタも書ければ、と思っています。ただ、「○○について書く」と言ったところで、まずはネタがないと始まりません。

 昨年は一度も日本を出ませんでしたし、海外との仕事も小さなのが2回あっただけなので、今年はネタ作りのためにも何かやらなければいけません(※)。昨年、

 「海外進出する企業、技術者をサポートするような仕事をしていきたい」

というようなことを書いたことがありましたが、今年はまさにそれをテーマに取り組んでいこうと思ってます。

 さて、意気込みだけ語って行動しないのもかっこ悪いので、早速実行に移すことにしました。が、その前にもう少しだけ背景などの話をします。

※ネタ作りのためにいろいろやるのは、エンジニアライフ執筆陣の多くの方に共通する病気のようです。

■海外からのインプット、海外へのアウトプット

 本コラムを読んでくださってる方はご存じかもしれませんが、有志の方と共に昨年9月からScalaという言語の勉強会をやっています。先人の方々のいろいろな努力のかいもあって、ここ最近では注目度も上がってきているようですが、依然日本語のドキュメントは少なく、ちょっと突っ込んだ内容を調べようとすると、英語のドキュメントを読む(あるいは直接ソースコードを読む)という作業は避けて通れません。

 Scala勉強会に来ている方は、英語のドキュメントを問題なく読める方が(世間一般と比べると)多いようですが、苦労している方も結構いらっしゃるようです。こないだの勉強会の後の懇親会でもそういう話が出て、何名かの方は「今年は英語を何とかしたい」という意気込みを語ってました。

 また、以前どなたかが、

 「海外の開発者と話した時に『日本人ユーザーは結構いるみたいだけど、声があまり聞こえてこない』というようなことを言われた」

というようなことをWebだかTwitterで仰っていたのですが(内容も含め、かなりうろ覚えで済みません)、これに関してはその通りだなと思わざるを得ませんでした。

 私自身、海外のオープンソースソフトを使う機会はかなり多いのですが、バグ報告やフォーラムでの回答とかは数える程しかしたことがありません(日本語でもあまりしたことないんですが……)。

 前述のScala勉強会の話に戻りますと、英語のドキュメントが問題なく読める方は結構いらっしゃいますが、海外に向けて何かをアウトプットしている方となると、かなり数が少ないのではないかと思います。技術的に素晴らしいものを持った方が多いだけに、少し勿体ないと感じることもあります。

 これらの話からも分かる通り、海外と日本の間の情報の流れには、どちらの方向もまだ量が少ないなというのが実感です。この辺りを改善することにより、海外に進出していく日本の技術者が増えることに(直接的ではないにしろ)つながるのではないかと思っています。

■技術者向けの英語勉強会をやることにした

 で、結局何をやることにしたかと言いますと、とりあえず自分でできることということで、技術者向けに英語の勉強会を始めることになりました。といっても、単に先生役の人が何かを教えてその他の人が勉強するというのもやりたくないので、以下の形式で始めてみることにしました。

  • 海外の技術系フォーラムで、投稿されてる質問をみんなで読む
  • みんなで考える
  • 誰かが代表で英語で回答する

 技術的な勉強もしつつ、実践的な英語が勉強できるという、なかなかいいアイディアじゃないかと思ってるのですが、いかがでしょうか。

 こうしたことをやっていくうちに、英語でのバグ報告や英語でブログを書いたりできる方がどんどん増えてくるといいなと思っています。

 勉強会の詳細ですが、例のごとくスモールスタートということで、毎週水曜日のScala勉強会の後に懇親会の席の一角でやろうかと思ってます。仮に参加希望の方が増えるようでしたら、別枠でやっても良いかとは思いますが。

 英語勉強会に関してのご質問、参加表明などは以下でお気軽にどうぞ。

  • 本記事のコメント欄
  • あるいは、私のTwitterアカウント( @kaigaiengineer

 Scala勉強会に関してはこちらのサイトをご覧ください。 短縮URL: http://bit.ly/gryecG

 次回は英語勉強会の報告を来週くらいに書こうかと思います。それではまた。

Comment(6)

コメント

Fumie Kurai

私の主人はアメリカ人のソフトフェアーエンジニアです。本人は日本語が少ししかできません。私たちは北カリフォルニアに住んでいます。よかったら、日本のエンジニアの方々に日本語と英語の交換勉強が出来たら良いと思っています。興味が有る方はお知らせ下さい。

鹿島

Kuraiさん、こんにちは。

language exchangeで話題が共通だとやりやすいので、結構需要はあると思いますよ。周りで興味持ってる人がいないか聞いてみますね。

Fumie

鹿島さん有難うございます。
史江

EOL

kuraiさん。はじめまして。
language exchangeに興味があります。私はsoftware engineerではなくIT infrastructure engineerという職種になります。少し分野が違うのが心配ですが、もしよろしければお手伝いさせていただければ幸いです。

よろしくお願いします。

初めまして、鹿島さんの勉強会にほぼ毎回一緒に参加してるプログラマです。
私も興味があります。

twitter @xuwei_k

Fumie Kurai

Hi, my name is Jon. I'm learning Japanese. My wife is trying to find someone I can converse with, in Japanese, to improve my language skills. I'm a beginner. We do not have to talk about technology, we can talk about anything.
こんにちは史江です。
ちょっと仕事が忙しくてサイトをチェックしていませんでした。すみません。上記の様に主人は乗り気です。どの様にコンタクトすれば良いでしょうか。お知らせください。

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