100時間タダ働きしてください
本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。
ここでは、編集部がおすすめするコラムを3本紹介しよう。今回のテーマは「20歳」。あの頃は誰もが新人だった。
- 20歳乙女、ダンボールの布団で眠る
 - 迷走する子持ち新人プログラマ
 - ブラック企業の見分け方
 
20歳乙女、ダンボールの布団で眠る
フリーPMの石田康子 氏による『イケメン社長に会いたい』。「IT業界を卒業したい」と豪語する彼女がIT業界に入学した理由を語る。
石田氏は学生時代にデザイン会社でアルバイトをしていた。卒業間近に「正社員にしてあげる」といわれ、その言葉に石田氏は喜んだ。しかし、正社員になるということは、「100時間タダ働きしてください」と同義だったのである。もともと、時給を1000円から800円に下げられていた石田氏。正社員になってからの時給は600円台にまで落ち込んだ。
残業の嵐に巻き込まれ、家に帰ることもできない。石田氏はダンボールを布団にして会社で眠った。「わたしが会社のために体を壊しても、会社はわたしのためには生きてくれないと思った」と石田氏は振り返る。
もちろん、いいこともあった。つらさへの耐性が最大限にまで鍛えられたことである。「わたしと同じダンボーラーがいたらコメントをください」と、石田氏は呼びかけている。
⇒ おすすめ過去コラム:SFじみた超常プロジェクトに新人が巻き込まれた。
迷走する子持ち新人プログラマ
妻子持ちの新人プログラマ ヒス氏による『結局自分が何になりたいのかよく分からない』。内容はタイトルずばりそのまま、「自分が何になりたいのか」をつづりながら探す迷走コラムだ。
ヒス氏はプログラマ志望で就職活動を行い、大手企業へ就職した。ヒス氏は20歳の新卒入社時点で、すでに妻子持ちだった。研修中、同期からは「ヒスパパ」と呼ばれていたという。
就職活動時は「プログラマ志望」だったヒス氏。しかし、さまざまなことを勉強していくうちに「結局自分は何になりたいのか」が分からなくなってきたという。SEか、サーバ運用管理者か、ネットワークエンジニアか……。日々覚えることが多く、家族を養う立場にいたため、将来のことを考える暇などなかった。ヒス氏の迷走は続く。
⇒ おすすめ過去コラム:新人がIT業界を旅しながらやりたい仕事を探す物語。
ブラック企業の見分け方
インフラ系SEの田所稲造氏による『これはもうダメかもわからんね インフラ系SEの波瀾万丈伝』。就職活動中の学生からの質問に答える。
「ブラック企業の見分け方」について、田所氏は次のように説明している。まず、会社名に社長の名字や名字の略名がついている企業は「ワンマン企業=ブラック企業」だ。また、社長が2代目なのも危ない。なぜなら、社会の荒波の中でもまれていないからだ。
他にも、田所氏は「人と話すのが苦手でも、エンジニアをやれるか」「学生時代にやっておけば良かったと思うこと」などの質問に答えている。
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