【立て板にミス】
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■原典:立て板に水
■意味:
原典の「よどみなくすらすらとしゃべる様子」にかけて、ぺらぺらとしゃべり過ぎてミスすること。
■解説:
一言余計、という状況を、「立て板に水」に引っ掛けた表現。内容的には、立て板に水状態から、余計なことを言って台無しにしてしまうケースに使うと、より効果的。
●用例:

物尻主任、ちょっと、来てくれないか?

はい。なんでしょうか?

ホカノ産業様の工程進捗管理システムの件、どんな感じだね。

要件定義はお客さまの承認もいただき、それに基づいて基本設計は完了しています。共通機能は実装済みで、個々の開発も、現木君と川伊さんに、本格的に開発してもらってる状況です。軽井主任に手伝ってもらったスケジューラー部も、ほぼ、完成しています。

あれ、今回のお客さま要件に、スケジューラーは結局不要ということになってなかったかな。

あ、いや、あれは、要件が明確になっていませんでしたが、それを待っていては、納期的に厳しいと判断し、先行開発していたもので。

その作業実績は、ホカノ産業さまの物件に入れてないだろうね。予算に含んでいない機能を含むと、後々面倒だからね。

すみません、昨日までの工数は含んでいます。振り替えもできますが、振り替え先が……。

判った。ホカノ産業さまにスケジューラーも検討してもらって、追加予算を組んでもらうことにしよう。ただし、格安になるがね。

ありがとうございます。報告が遅れて済みませんでした。
…………

「立て板にミス」だったな。
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