細々と働くエンジニアが、細々と何かを書いていきます。

テストど素人、WACATEに参加した(2):「ポジションペーパーセッションの罠」

»

 WACATE 2010夏のレポート第2弾です。前回は、スタート前の様子を書きました。その続きから書いていきます。

■WACATEは楽しい場なんです

 受付も終わり、カメラマンの方も数名いらっしゃって、さらに緊張する僕。そんな中、2日間のWACATEがスタートしました。スタートして、すぐにびっくり。

 し、司会者がコスプレしてる……(笑)。

 Web上のプログラムに掲載された写真を見る限り、いたって普通の、実行委員会の山崎さん。スタート直後の15分間のオープニング(2日間の日程等の説明)では、ちょっとしたコスプレをしていました。しかも途中で衣替えしているし(笑)。おかげで、WACATEの雰囲気というものが、一瞬で理解できました。わきあいあいとしていて楽しいんだな、と。

 しかし、まだ緊張が解けない僕は、このオープニングにてさっそくミスを犯しました。

 説明の中で、スクリーンに日本地図が映り、今回も日本全国からたくさんの方に参加してもらえたという話をされていまして。途中、インタビュー的な感じで、山崎さんから話をふられました。「最北端は、どこから参加されていると思いますか?」と聞かれているのに、何を勘違いしたのか「僕がどこから来たのか」と質問されているのかと思い、「鎌倉から来ました」と答えてしまいました(苦笑)。

 さらにその後、もう一度仕切りなおして「最北端はどこだと思いますか」と質問された僕は、「意外と北海道から」と答えました。しかし、それが正解だったため、突然テンションが下がる山崎さん。その様子に会場は笑いに包まれたものの、空気を読んで「北海道はさすがにないと思うので、東北あたりからじゃないですかね?」と答えればよかったかな、と。

 さっそくのコミュニケーションミスで、2日間のグループワークは大丈夫かなあ、と少々不安に陥ってしまいました。

■ポジションペーパーセッションの罠

 続いて、最初のセッションとなる、ポジションペーパーセッションが始まりました。事前に作成して提出したポジションペーパー。全員分の内容を載せた冊子を受付で配布されました。「同じテーブルの人同士で、各人のポジションペーパーを閲覧してもらいながら、2分間で自己紹介をする」というセッションです。

 このセッションをきっかけに打ち解けて、グループワークへとセッションが流れますから、気合が入るわけですよ。といっても、以前書いたように、僕のポジションペーパーはテストに関して書けることがなく、7割を小ネタにして無理やりスペースを埋めていたので、今回参加した理由だけで2分間、喋り続けました。話せる内容が少ないだけに、時間が余ってしまって、「え、まだ終わらないの、どうしよう」となるかなと思ったものの、意外と戸惑うことなく、ほぼぴったりのタイミングで終了。何とかなるものですね。

 そして全員の自己紹介が終わり、さぁ、このメンバーでグループワークを頑張ろうかと思った矢先、進行役である実行委員の加文字さんの口から、僕にとって予想外の言葉が飛び出しました。

 「今、みなさんが座っているテーブルは、ポジペセッションのためだけのグループ編成です。これから皆さんには、グループワークセッションのチームのテーブルに移動していただき、そこで2回目のポジペセッションを行います

 な、なんだってー!

 この班編成でグループワークするものとばかり思っていました(苦笑)。ノートPCのセッティングまでしたのに……。まあでも、初参加だから知らなくても仕方ないかと、そう思い、席替えです。ちゃんちゃらちゃちゃーん♪ 

 一番困ったのは、たくさんの資料を持ってきていた上にノートPCもあるので、移動する際の荷物が多くてバタバタしてしまったこと。とはいえ、移動先が隣のテーブルだったことに助けられ、それほど苦労せずに席替えできました。そこで再度ノートPCをセッティングし、「はじめまして」と挨拶し、2度目の自己紹介タイム。1回目と同じように自己紹介しました。幸か不幸か、このコラムのことを知っている方がいました。「あずKさんですよね?」と言われたりして。僕がコラム上で打ち消し線を多用していることすら知っていらっしゃる方でした(笑)。

 この「僕がコラムやってることを知ってる方がいる」ということが、後のグループワークで僕の運命を大きく左右することになりました。その話は、また追々……(笑)。

■もっとネタ色が濃くても良かったポジペ

 第3バイオリンさんは、僕のポジペに対して「アリだと思った」とのことですが、僕が他の方のポジペを見たときに思ったのは、もっとネタ色が濃くても良かったのかな、と。僕の場合、小ネタ満載、という感じのポジペでしたが、他の方のポジペでは、なんというか、「これ、大喜利ですか」というような大ネタ勝負のポジペもありました(笑)。そんなネタ系ポジペを読んでいたら、湯水のようにネタのアイデアが浮かびました。「これはひどい」と思われるような、もっと反則的なポジペでも良かったなあと、ちょっと思っています。ベストポジションペーパー賞なんて狙う必要ないわけですから(笑)。

 ※ベストポジションペーパー賞とは:参加者でポジペの人気投票を行い、1位の方に送られる賞です。次回のWACATEに無料ご招待という特典つきです。ただし、タダで参加する代わりに次回、「ベストポジションペーパーセッション」として何か発表しなければなりませんが。

☆★☆

 続きは次回、となります。次回からは、今回のWACATEのテーマである「報告の見える化」に関して、すごく真面目に(苦笑)、記事が書けるかと思います。

☆★☆

 次回予告:「報告書の意義と目的は何か」

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する