地方でシステムをつくったり維持したりしている人間の、あっちこっち寄り道しながら道を進む様子をコラムにします。

地方在住SEの活動記録 ~はじまり

»

 はじめまして。かねてから一読者として「エンジニアライフ」コーナーに掲載されている皆さんのコラムを拝見し、「なるほど!」と自分自身の行動を振り返るように心がけておりました。

 「いつかは自分も……」と思っていたコラム書き。「あれこれ考えていてもきっかけはやってこない。こうなりゃエイヤで突入!」と申し込みをいたしました。皆さまにとってお役に立つ情報を発信できるかどうか、自信はありませんが、どうぞよろしくお願いします。

■目次

  • わたしの経歴について
  • 趣味活動について

■わたしの経歴について

 初回ということで、まずわたしの経歴をご説明しておきたいと思います。

●「コンピュータ」に出会う

 わたしが初めて「コンピュータ」に興味を持ち始めたのは、親によると「ファミリーコンピュータを始めたとき」だったそうです。わたしはまったくその気はありませんでしたが、自然と「コンピュータ」とキーワードの付くものに関心を示していたのだと思います。

 その「コンピュータ」を初めて使ったのは中学生のときでした(マイコンなども含めればおそらくそれ以前から使っていますが、“無意識”です……)。記憶では中学3年生のころ、中学校にPC-98機が導入されました。

 その当時、手元に「Windows」はおろか「MS-DOS」すらありませんでした。標準で組み込まれていた「N88-BASIC」をよく分からずカチカチやっていたものです。

●「コンピュータ」を扱う

 中学校卒業時はまだ「コンピュータ」に目覚めた自覚はありませんでしたが、「もうちょっと触りたい」との思いから授業でコンピュータをよく扱う高校へ入学しました。

 高校は商業科目中心で、加えて工業科目があるという授業編成でした。キーワードで言えば「簿記・表計算+コンピュータ」が、授業で教わった内容です。高校の授業では毎日のようにコンピュータを扱う機会がありました。

 さらに部活動も「情報技術部」なるところへ入部し、朝から晩までコンピュータを扱う……まさに“オタク”への道を進みかけていました。まぁ、当時はわたしをさらに上回る“オタク”がいましたが……。

 部活動の時間帯では「コンピュータ」にドップリ浸かっていました。当時、首都圏の企業からUターンしてこられた工業科目の先生にC言語をみっちりと教わりました。このとき教わったC言語は就職してからも生かすことができるほどの内容でした。

●一度は大企業で働く……が、すぐにUターンする

 高校卒業時は「もっとコンピュータのスキルを磨きたい!」と情熱を持ち、「8割強が就職、2割弱が商業・経済系の大学へ進学する」という当時の高校内の常識を覆して工業大学に進学しました。

 しかし、いざ大学に入ってみると現在も「趣味」とする「あること」に目覚めてしまい本業そっちのけ……。

 ……ということで、社会人になりました。はじめは従業員5000人以上という規模の会社に入社し、さらに規模の大きい某関連企業内でミドルソフトの開発・保守を担当しました。ここでは高校時代に教わったC言語をがんがん使っていました。

 ただし、その日々は職場の上司に叱られる毎日でした。「なんでできないんだ」「車の運転では少し先を見て運転するのに何で仕事で同じことができなんだ」など……いろいろ言われました。その話は機会があればまた、ということで(単なる愚痴ですが)。

 その会社をたった1年半で退職し、地元へUターンしました。社会人経験は短いですが、ちょうど「市町村合併」というイベントが集中していた時期であり、地方企業は人材不足の時期でしたので受け入れられたのだと思います。

 以後、そのまま地方会社のSEとして事務所・お客様先・お客様の出先機関での作業と、ありきたり(?)な、決して“派手さ”はない日々が続いています。

 現在の業務内容はシステムをこしらえたり、さらにこしらえたり、そのシステムをメンテしたり……と、どちらかと言えば「システム」を新たに整備する、もしくは現状を維持・改善していく業務が多いです。まれに開発業務などもありますが、Uターンしてからはプログラムを組むということはあまりありません。

 以上がわたしのこれまで経験してきたことの概要です。大して特別なことは経験してきていないので、「今さらコラムニストに……」という思いもありますが、まずスタート位置に立ってみようと思います。

■趣味活動について

 大学時代の「情熱」をほぼすべてつぎ込んだ趣味活動、それはヴァイオリンとヴィオラです。現在も趣味でヴァイオリンを少し、ヴィオラをメインでやっています(アイコンではどちらか判別できないと思いますが、ヴィオラです)。

 ヴィオラは通常「内声部」と呼ばれる部分を担当し、メロディはあまり弾きません。オーケストラの練習中、まれに「ここヴィオラが主旋律だよ!」と言われると、慣れていないのでビビッてしまう性分です……。

 (少なくともわたしの場合の)ヴィオラ弾きの性格をあらわす文章はないかと探していたところ、以下の文を見つけました。

 “好んで日の当たらない道を歩きたがり、(それを嘆きつつも)誇りに思う”
 
 すべてのヴィオラ弾きのことを言い表しているわけではないと思いますが、うまく言い当てていると思います。また、以前ある方に教えていただいた槇原敬之『ビオラは歌う』の歌詞もヴィオラ弾きの思いや「志」を的確に表していると思います。

 “決して「目立ちたい」というわけではない。でも、(プロジェクトやオーケストラなどの)全体がうまく進むために何が必要か常にアンテナを張って考え、足りないところをサポートしたり、円滑に物事が進むようにフォローしたりする。さらに贅沢を言うなら、普段は目立たなくても良いが、たまには褒めてほしい……。

 そんなキャラクターと自分では認識しています(まわりはそう思っていないように感じる時もありますが……)

■今後について

 以上を、自己紹介としたいと思います。今後は日々のシステム構築・運用・保守業務などで遭遇した事件について振り返ったり、趣味活動の中で感じたりしたことなどを、コラムとして記述していきたいと考えています。

 どうぞよろしくお願いします。

Comment(6)

コメント

組長

こんばんは。遂に登場!いらっしゃいませー★

音楽は好きですが、ヴィオラの役割はあまり理解してませんでしたので、マッキーの歌は聞いてみたいと思います★

私が言うのも変かもしれませんが、あまり気負わずtataさんらしいコラム期待しております!

tata

組長さま、

こんばんは。ついにはじめてしまいましたー!

マッキーのあの曲は、Viola弾きと語り合ったんじゃないか?というくらい、深い心情が込められていると思います。「志」を"理解"していなければあの詞は出てこないんじゃないかと思うのです。

実はまだ次回以降の話題決まっていませんが…、どうぞよろしくお願いします!

第3バイオリン

tataさん

第3バイオリンです。

ついにコラムニストデビューですね。おめでとうございます。

私にとっても「オーケストラ系コラムニスト」の仲間が増えて嬉しい限りです。
(しかし一方で、ライバル出現に戦々恐々している部分もあるという…)

>ヴィオラは通常「内声部」と呼ばれる部分を担当し、メロディはあまり弾きません。オーケストラの練習中、まれに「ここヴィオラが主旋律だよ!」と言われると、慣れていないのでビビッてしまう性分です……。

私もオーケストラでは第2バイオリンなので、少しわかります。内声仲間ですね。
たまにメロディだとしても、第1バイオリンのオクターブ下だったりして。
目立たないけど、いい仕事したいものです。

タイトルの通り、歩むがごとくゆっくりでも確実に、
tataさんだけのコラムを書いていってください。
今後もよろしくお願いします。

tata

第3バイオリンさま、

コメントありがとうございます。

「ライバル出現」なんて、とんでもございません。皆さんと同じくらい濃い内容を発信するほどネタを持ち合わせていないので、タイトル通りゆっくりの記事更新になってしまうと思います。

オーケストラで第2ヴァイオリンが"鳴っている"とそのオーケストラは光り輝いて見えます(聞こえます)。特に、モーツァルトの曲では第2ヴァイオリンがまさに「生命線」ではないかと思っています。


今後ともよろしくお願いします。

9_3_0

デビューおめでとうございます。

期待してますよ。

tata

9_3_0さま、

コメントありがとうございます。
「期待」と言われると…プレッシャー!です。。。

Violaパートの主旋律が来てビビッた時の心境に似ています^^;

今後ともよろしくお願いします。

コメントを投稿する