「個人メイカー」vs「大手メーカー」 ~ 9/9フォスター電機オトノワ紹介イベント
8月末にビットトレードワン梅村さんより「フォスター電機さんよりそーたメイさんに新規商品のオトノワをぜひお見せしたい、商品化に向けてアドバイスが欲しいとのこと」と無茶なご相談を頂き、オトノワをそーたメイやその他有志メンバに紹介するイベントを2022/9/9に実施しました。(そーたメイ)
フォスター電機オトノワについて
(フォスター電機発表資料より)
① 製品コンセプト
オトノワ:「音」の「輪」を「目」で感じる感性スピーカー
デジタルを用いた表現ではなく、あえて水を介したアナログな暖かさが魅力な製品です。
コロナ禍で一層の社会問題となっている心身の健康の問題の解決を目指した
Well-Beingなコンセプトで作られています。
② オトノワの仕組み
水 × 光 × 音の3要素で構成されるオトノワは、以下のような仕組みで音を可視化しています。
③ 利用シーン
メディテーション・ルーム
ホテルなどの公共のラウンジ
学習教材など
もちろんお部屋の傍らに置いてもしっくりくるサイズ感です。
オトノワデモ
(そーたメイ執筆)
今回のイベントではオトノワ試作機のデモを実施して頂きました。イベント前に紹介YouTube動画を見ていたためだいたいの商品イメージはつかんでいたのですが、肉眼で見るオトノワの水が織りなす波紋の美しさは動画で見るものとは別格でした。ぜひ早く商品化して下さい!
デモでは正弦波による特徴的な波紋のデモと、普通の音楽による波紋のデモを実施しました、下記は正弦波でのデモです。(音無しです、録音に失敗しましたすみません)
市場には「キャンドルライト」「ゆらぎ照明」というカテゴリーがあり、そーたメイも「ランタン工作ワークショップ」を実施したり、「LSPX-S2吊り下げアダプタ」を販売したことがあります。また20年くらい前に国内でラバライトが流行したこともありました。新しいタイプの「ゆらぎ照明」としての可能性をオトノワに感じました。(そーたメイ)
フォスター電機社内共創プロジェクトFIP(Foster Incubation Program)とオトノワ
(フォスター電機サイトより)
フォスター電機を取り巻く事業環境は現在大きな変革期を迎えています。
成長を続ける為に受け身の姿勢から積極的な提案姿勢への転換が求められる中、2020年に開始された制度「FIP (FOSTER Incubation Program)」は、社員たちの新しい取り組みへの挑戦を支援し、ワクワクする未来社会を自分たちで創造することに繋がる、チャレンジする社内風土の醸成を目的としています。
「オトノワ」は社内共創プロジェクトFIPの中のビジネスコンペティションイベントを見事に勝ち抜いた作品です。
感想
(そーたメイ執筆)
もともとフォスター電機は「フォステクス」ブランドのスピーカーユニットで有名な会社で、最近ではゲームコントローラーのハプティクスデバイスの開発で話題になりました。またビットトレードワン社と共同でハプティクスデバイスを活用した開発キットhapStackを商品化しています。
そんな大きなメーカーの方から「個人メイカー」の私への相談ということで非常に当惑したのですが、私自身新規商品や新規事業の苦しさはイヤというほど味わってきたため、なにかお役に立てることがあればという気持ちで今回のイベントを開かせていただきました。また私にとってこれまで挫折続きだった新規事業について、なにか違うやり方が見つけられるのでは?という期待もありました。
今回のイベントではビットトレードワンと多数のフォスター電機の方に参加して頂き、その熱量に圧倒され、非常に楽しいイベントになりました。そーたメイ活動ももっと頑張らなきゃ、という良い刺激になりました!
オトノワのような新規商品は大手電機メーカーでも商品化が難しい商品ですが、非常に素晴らしい商品のため、ぜひ商品化し、成功してほしいものです。(そーたメイ)
オトノワ:お問い合わせ連絡先 otonowa@foster.co.jp