裏方という仕事
こんにちは。前回のコラム執筆から再び大きな間が空いてしまいました。“立秋”と言いながらも暑い日が続きますが、皆さまお元気でしょうか。
先日(と言ってももうかなり前)、OSC2011京都に私も参加(?)してきました。
当日は展示ブースに「エンジニアライフ」紹介コーナー(と言う名の休憩スペース? の様なグダグダ感でしたが)と、コラムニストの方々によるLT「コラムニストとして情報発信するということ」の2つがいわゆる出し物でした。
今回私はコラムニストという立場でありながら、LTには参加しなかったのですが、LTで使用する機材の準備や、展示ブースへいらした方々へエンジニアライフやLTのご案内するお手伝いをしました。
LTが始まる前に展示ブースを通りかかった方に声をかけ、「エンジニアライフ知ってます。よく見てます」とおっしゃってくれた方には、すかさず「これからそのコラムを書いているメンバーによるLTが始まります。寄って行かれませんか?」とご案内しました。LTが始まってから会場を見たときに、声をかけた方が会場の中にいらしたときはうれしかったです。
ただし、当日入りして現場の雰囲気も分からないまま参加するという状態であったため、あまり皆さんのお役に立てなかったのが悔やまれます。
当日のことを思い返してみると、常に「自分なりに何かできることは無いか?」と考えていました。
今回、結果として皆さんから期待されていたことはあまりできず、自分が置かれた状況下という狭い範囲でしか物事を考えられませんでしたが、周りのために何かできることは無いか? とそればかりを考えていました。
その考え方について、ふと「今自分が考えていることは、演奏会での裏方役と同じだな」と思いました。いわゆる「ステージマネージャ」「舞台さん」の様な立場です。
自分は決して表に目立たなくても良い。でもそんなことはどうでもいい。
舞台で立つ皆さんが少しでも不便なく、舞台でやること(今回はプレゼンテーション)以外に気を使うことがないようにと考えていました。また、当日LTを見てきてくださった方々が、「不満」や「嫌」という感情を抱くことなく満足して会場を後にして頂けたらと考えていました。
今回、どれだけ皆さんのお役に立てていたのか分かりませんが、自分の中では演奏会や仕事(プロジェクト)の中でも、決して目立たないけど「任せて安心な裏方役」を目指したいという思いを新たにした一日でした。たまに目立ちたい気持ちも覗いて見えますが……。