吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

政府発表 10年前と比べてSEは年収減、プログラマは年収増 大手では逆転

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 おはようございます。吉政創成の吉政でございます。

 PHP技術者認定機構Rails技術者認定試験運営委員会の運営に携わっているので、この手の情報には敏感になります。

 ソースはこちらのブログです。このブログから政府統計データにも飛べます。読まれた方も多いのではないでしょうか。

 政府発表によると10年前と比べてSEは60万円の年収減、プログラマは7万円増。大手在籍のプログラマが特に急増で139万円増となり、SEとプログラマの年収が逆転しました。

 私が新卒のときは技術者はプログラマになり、SEになりプロジェクトマネージャになりましょう的なことが言われていて、なんだか、プログラマは下働きで、SEは班長、プロジェクトマネージャは棟梁的なイメージがありました。

 従業員1000名以上の大手では現在プログラマの平均年収が621万1000円となり、SEの平均年種の602万2000円を超えています。昨年逆転したそうです。これは会社から見た価値が逆転したことになります。

 大手プログラマの平均年収が急増したのはソーシャル系の隆盛と同じ時期です。ソーシャル系は早く正確な良いものを作れる上位プログラマを募集し、上位プログラマが高額年収で大手企業に転職し、給与が大幅に上がったイメージだと思います。

 プログラマを目指している人には夢がある話ですね。

 ある著名なプログラマの方が言ってました。

 「プログラマの生産性は上級者と初級者では100倍、1000倍と違うのに、なぜ給料はそうならないのか。スーパープログラマの力が認められるようになれば、もっとこの業界は盛り上がるはず。」

 私もそう思います。

 試験の運営に携わり、さまざまなプログラマの方にあってきましたが、上級プログラマの方は技術のセンスというのもあるのですが、努力が効率的であったり、集中力がすごかったりと、技術以外の部分の強さがあって、その強さが技術力を押し上げているように思えます。

 プログラマではない私がいうのもなんですが、プログラマで成功するには技術力だけではなく、長丁場の人生を効率的に生かすような、工夫が必要かもしれません。

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