鍋の季節に雪解け間近?

2009/11/19 20:00:31

 お久しぶりです。カモメです。業界を直撃したリーマンショック(を端に発する不景気)のおかげで、忙しい日々を過ごしておりました。

 日本全土を襲った不景気。企業が苦境に陥れば、新たな人員の採用ニーズは急↓降↓下↓。転職市場は非常に厳しい状況が続いていました。

 そんな状況もようやく回復! したとはいえませんが、その兆候は現れています。少しずつですが採用を再開する企業が増えています!

 とはいえ、まだまだ選考基準が高かったり、求める人物像がピンポイントすぎたりと、昨年以前の水準には程遠いのですが……。

 「幅広く選考します」「とりあえず提案してください」という企業や、応募条件を引き下げる企業がチラホラと現れはじめたのは嬉しいことです。第二新卒層のポテンシャル採用も、営業職やクリエイターなどでポツポツと出てきています。

 「12月1日から働ける人、急募!(でも、面接は3回やります)」

という企業もあって、季節は冬になろうとしていますが、IT業界は雪解けが近いのかもしれません

 毎朝行われる報告会に聞き耳を立てているカモメの感覚では、↓こういった案件・経験者の動きが活発なようです。

  • LAMPエンジニア
  • Rubyエンジニア(Ruby on Rails エンジニア)
  • Flashエンジニア
  • Flashクリエイター
  • ゲームプログラマ
  • ゲームディレクター
  • Webディレクター
  • 連結決算の経験がある経理
  • 医療系のエンジニア/営業

 ちなみに、最近キャリアコンサルタントの間で

 「え!? 通過したの??」

 「チャレンジした甲斐があったよ~~」

という会話がなされていたのが、Rubyエンジニア!

 どうやら若いエンジニアさんで、スキル面では即戦力にはまだまだ力不足……といった方でしたが、Rubyでの開発経験を買われて書類選考に通過したようです。

 他にも、ここしばらくはどれだけ提案しても書類選考すら通してくれなかった企業から、書類選考通過! 一次面接通過! という連絡も入ってくるようになりました。

 なんだか新しい流れが来ているようなワクワク感が、ほんのりと漂っているワークポートよりお届けいたしました。

保守・運用からの脱却を目指す、NEさんのためのレシピ

2009/06/29 17:05:00

 今回のテーマは、ネットワークエンジニア(保守・運用)さんのキャリアアップについて。 

 とはいえ、わたし自身がネットワーク分野は苦手としておりまして……コンサルタントに、最近の傾向と対策を聞いてみました。

○大規模ネットワークを手がけよう!

 ネットワークエンジニアは、さほど業界知識を必要としない代わりに、経験してきたネットワークの「規模」がポイントになるようです。

 最近は不況の影響もあって、中小規模ネットワークについては採用を控えている企業が多く、現在も積極的に採用を行っているのは、大規模ネットワークの案件を手がける企業です。

 実際に携わる案件は小中規模なネットワークだったとしても、「大規模なネットワークに携わっていた」ことはアピール点になります。特に、お客様のお金を預かる(銀行の基幹系ネットワークなど)ような、重い責任と高い緊張感が必要とされる業務に就いていた人は、評価が高いようです。

○運用・保守なら20代半ばまで

 逆に、非常に残念なお知らせなのですが……

  • 運用/保守 のみの経験は25~26歳まで
  • CCNAは、ほとんど転職の武器にならない

というのが現実のようです。(少し前までは、ネットワークに関する知識があり、意欲の高い人であれば積極的に採用する企業もあったのですが……)

 正社員雇用を前提とした場合、手がけてきたネットワークの規模にもよりますが、保守・運用のみの経験で評価を得られるのは25~26歳くらいまでのようです。20代後半になると、設計・構築の経験が<ほぼ必須>となってきます。たとえ求人票で「必須」になっていなくても、他の応募者や既存社員とのレベル感などを考えると、20代後半で「運用しかやったことがありません」では、転職もなかなか難しいようです。 *運用の「企画」に携わっている方は、評価も違ってきます。

○キャリアアップのための武器

では、保守・運用の実務経験しか持たない場合、キャリアアップのための「武器」とは!?

  • CCNP取得
  • リーダー経験
  • 大規模ネットワーク経験
  • 自宅サーバーの構築経験

 先にも挙げているように、「CCNA」はスキルレベルの証明にはなっても、転職の武器としては頼りない。がんばって「CCNP」の取得を目指してください! CCNPを取得していると、企業側からの評価も高いようです。その他、「リーダー経験者」は開発系エンジニアと同様に、いま求められている人物像といえます。

 若い方であれば、「自宅サーバーの構築経験」などもプラス評価となる可能性がありますので、ぜひ挑戦してください。学ぶ意欲の高さや、実行力などの面でもアピールポイントになりますよ!

 また、これまでにネットワークエンジニアとして転職に成功された方の記録を掘り返してみたところ、「コミュニケーション力」「勉強意欲」「就業に対する姿勢(正社員として働く心構え)」なども、面接時にはポイントとなってくるようです。

 ネットワークエンジニアはお客様先に常駐、半常駐することが多いため、会社に対する帰属意識を気にする企業もあります(そうした企業では、帰社日を設けたり、社内イベントを実施している場合が多いです)。

 面接では、エンジニアとしての知識や技術力の追求だけでなく、「会社の一員である」という意識を高くもち、「会社に貢献したい、貢献できる」という点をしっかりアピールすると、面接官の印象UP↑ が狙えそうです。

今が旬! のリーダー経験者

2009/06/24 17:35:00

 これまでにも何度か書いてきましたが、景気低迷が続く昨今では、PGやSEよりも、リーダーもしくはマネージャー経験者を求める声が高まっています。最近はPG、SEなどの求人も復活しつつあるのですが、まだまだリーダー経験者を求める企業が多いようです。

 さて、リーダー職の求人票を見てみると、必須条件を「リーダー経験」としているところが多いように思います。つまり「○○年」や「○名以上のチーム」という条件が付いていないのです。

 もちろん、人事担当者の中では「だいたいコレくらいの規模で、コレくらいの年数……」といったイメージは持っているものと思われますが、期間が短くても、プロジェクトの規模や実際に行ってきた仕事内容によっては、充分に面接に進める可能性があります。

 ちなみに、ワークポートのコンサルタントに「基準値はないの?」と尋ねてみたところ、

「3~4名程度のチームリーダーを2年程度かなぁ……」

という答えが返ってきました。

 ですが、「リーダー職」というのは、企業によって定義がさまざま。一概に「リーダー職はココまでできればいい/できなければいけない」という線引きができないようです。

 また、「大規模なプロジェクトで、上下左右との連携を重視したリーダー経験者」を求めている企業もあれば、「小規模なプロジェクトで、ある程度の裁量権をもちながら、小回りをきかせて業務に当たっていたリーダー」を求めている企業もあります。

 ※※このような情報は、求人票にはあまり書かれていません。人材紹介サービスでは、キャリアコンサルタントがこうした情報を把握していることも多いのですが、個人で活動する場合、まずは求人票をしっかりと読み、「とにかく書類を出してみる」しかないかもしれません……※※

 このため、「書類不通過=スキル、経験不足」とは限りません。

 リーダー職での書類普通の理由として、「年齢に対するスキル、経験不足」というものも確かにありますが、業務スタイルの違いや、経験しているプロジェクト規模がマッチしないために、不通過となるケースも多いのです。

 自社開発や一次請け企業では、業界や業務に関する知識も求められるため、「経験している業界が違う」ということも、書類不通過の理由として多く見られます。

 「書類がなかなか通過しない」という人は、もう1度スキルと経験の洗い出しを行い、企業選びの基準や方向性を考え直してみることが、書類通過率UP! の早道かもしれませんよ。

おいしいSEのスキル・経験はコレ!

2009/06/08 18:05:00

 今回は、システムエンジニアに焦点を当てたいと思います。

 これまでにも何度か書いてきましたが、不況のあおりを受けて、プログラマーやSEの求人案件は減っています(特にアラサー世代になると、リーダー経験を必須とする求人が非常に多く……)。

 もちろん、全くなくなったわけではありませんし、むしろ少しずつですが求人数も増えてきています。ですが、「買い手市場」の転職では競争率も上がり、選考のハードルも厳しくなっているのが現状です。

 そんな中、「転職に有利!」「市場価値が高い!」システムエンジニアのスキル・経験についてご紹介します。これから身につけるスキル、経験の参考に、また転職活動を行う際の「アピールポイント」の指標にしていただければと思います。

●LAMP環境での開発経験

 今強いのは、やっぱりLAMP環境での開発経験者!

 LAMPでの開発を<必須>または<尚可>とする企業が「ものすごく多い!」とは言いませんが、LAMPでの経験は多くの企業で高く評価してもらえる材料になります。積極的にLAMP環境での開発に取り組んでみるのはいかがでしょうか。もし経験があるなら「LAMP環境で開発してました!」とアピールすることで、SEとしての市場評価がUPしますよ!

●BtoCサイト経験

 不況の影濃い日本列島で、好調に業績・売上を伸ばしている企業には、BtoCサイト(特にユーザーから直接課金するタイプのサイト)を運営している企業が多く、そのような企業は採用意欲も高い! また、WEB系エンジニアの求人募集では、「BtoCサイト」の経験を<必須>または<尚可>とするところが多いのです。

 もちろん、BtoCサイトの経験がなくても、<必須>以外の求人に応募することは可能ですし、スキルや経験によっては可能性も充分にあります。ですが、BtoCサイト経験者と比較した場合、BtoBサイトのみの経験では、選べる範囲が狭まってしまう傾向にあります。

 BtoCサイトの経験が乏しい方は、積極的にBtoCサイトに携わって<経験あり>と職務経歴書に書けるようにすると、選択範囲が広がりますよ!さらにサーバー側の知識も持っていると、「売れっ子」SEになれる可能性が大!

●モバイルサイト開発経験

 モバイル業界は業界自体が若く、経験者も他業界と比較すると多くはありません。このため「モバイル業界の経験がなくても、WEBで経験を積んでいればOK」という企業が多いのですが、やはり「モバイル経験もある」という人の評価は高い!

 モバイル業界は業績好調な企業も多く、まだまだ大きな伸びしろを持っています。モバイル系エンジニアを目指す人以外にも、ぜひ挑戦していただきたい分野です。

●顧客折衝経験

 必須とはしないまでも、豊富な顧客折衝経験があることは、SEとして自分を売り込む際に有利です。特に「営業もできるSE」は売れっ子です。営業やプリセールス職でなくても、「営業力」は付加価値として評価が高いのです。

 また、顧客折衝能力や営業力を身につけておくと、将来的に営業、セールスエンジニアやコンサルタントへとキャリアを広げる際にも、役に立つはずです。

スペシャリストを目指すプログラマのための、おいしいレシピ

2009/05/29 16:00:00

 開発系エンジニアの登竜門的な存在……プログラマ。最近ではCやJavaを教えている学校もありますね。

 そんなプログラマさんのキャリアパスには、大きく3つのパターンがあります。

  • 業務知識や折衝術などを究めて、IT系コンサルタントを目指す道
  • SEからPL、PMと、マネジメント方面にステップアップしていく道
  • とにかくプログラムを書くの大好き! スペシャリストとして技術を究める道

 ほか、セールスエンジニアなどの営業方面にキャリアを伸ばしていく方もいらっしゃいますが、今回は一生プログラムを書いていたいスペシャリスト志向の方の企業選びについて考えてみました。

■スペシャリストを目指すなら

 プログラマとして充分な経験を積み、スキルも充分にある! というベテランさん。そのままスペシャリストへと邁進!! できるかと思いきや、そうでもないのが実情の様子。

 プログラマをしている友人から「プログラマの中には、顧客折衝が嫌で転職する人も多い」と聞いてはいたのですが、なるほど、なるほど、確かにいる。

 「多い」とまではいかないまでも、転職理由に「マネジメント仕事ばかりになってつまらない」「現場に戻りたい」「もっとプログラムを書きたい」という意見を挙げる人は、確かにいらっしゃいます。

 人材会社としては「スキルのあるプログラマさんWelcome!」と言いたいところなのですが、どんなにスキルがあっても、年齢を重ねればそれだけ転職は厳しくなっていきます。

 そして、経験の豊富な人には「SEとして設計や顧客折衝を任せたい」という企業が多いのも事実。また、日本の企業ではどうしてもマネジメント層ばかりが評価され、技術スキルの高い「現場のヒト」の評価は低い……給料も上がらない……という傾向が少なからずあります。プログラムが書きたくて転職したはずなのに、すぐにSE業務やマネジメントを任されるようになって再転職……という人も少なくないようです。

 では、「ずっとプログラムを書いていたいです!」という人は、どうしたら良いのか……。

 やはり、スペシャリストとしてのポジションが確保され、きちんと評価してもらえる企業に腰を据えるのが一番良いのではないでしょうか?

 もちろん「まだそのレベルにはなっていないけれど、将来のキャリアとしてスペシャリストを目指したい」という人も同じです。比較的転職に有利と言われる若いうちに、スペシャリストとしてのキャリアパスが用意されている企業に入り、スキルを磨いていった方が、年齢を重ねてから転職を試みるよりも確実な方法ではないでしょうか。

 ※ただし、若い方の場合、今後マネジメントの面白さに気づき、そちらの方が向いている可能性もありますので、柔軟にキャリアを描いていける企業を選ぶことをお勧めいたします。

■技術力をしっかり評価してくれる企業を探せ!

 さて、経験を積んだ人にはPL、PMとして活躍してもらいたいという企業が多い中、スペシャリストとしてのキャリアパスを用意している企業とは?

 これは、なかなか個人では見つけにくいのではないでしょうか。

 企業ホームページや採用(募集)情報などを見ても、そういった情報はあまり書かれていないことが多いように思います。

 特に、これまでPL、PMなどを経験されてきた方が、「やっぱりプログラムを書いていたい!」と転職活動をする場合、プログラマ職種に応募したのに、気づいたらSE、PLとして選考されていた……という話も聞きます。面接時に確認するのが確実ですが、面接に至るまでの労力もバカにできませんよね。

 そ こ で

 「スペシャリストコース」を歩める企業の傾向を探ってみました。

 その1:中規模以上の企業

 ⇒ 会社規模の小さい企業では、経験豊富なメンバーも多くありませんから、経験者には必然的にSE、 PL、PMといった仕事が任されるようになります。逆に、規模の大きな会社では、マネジメント層などは人数が決まっていることから、マネジメントには携わらない「ベテラン」も現場要因として大活躍できるところが多いのです。

 その2:技術に特化した企業

 ⇒ 様々なサービスを一挙に手がける企業よりも、特定の分野・技術に特化したサービスを提供している企業の方が、スペシャリストとしてのキャリアパスを用意している企業も目立ちます。サイオステクノロジー株式会社、株式会社オープンストリーム(javaに特化)や、株式会社HDE(LINUXに特化)などはその一例です。

 その3:自社サービスを提供する企業

 ⇒ 自社サービスを持ち、自社で開発部隊を抱える企業では、スキルの高いプログラマを求める傾向があり、そうした方々を正しく評価する制度も整っている確率が高い! 株式会社ドワンゴ、 株式会社ナビタイムジャパンなどがあります。

 そのほか、会社代表(または経営陣)がエンジニア出身という企業では、スペシャリスト志向のエンジニアに柔軟な対応をしている企業が多く見られます。

 これらは、あくまで「傾向」ですので、合致しない場合でもスペシャリストとして活躍できる企業はあります。逆もまた然りです。

 ですが、膨大な企業の中から1つ1つ調べ尽くすのは、まず不可能です。「一生、腕一本で食っていきたい!」という方は、こうした傾向を参考に、企業探しをしてみてはいかがでしょうか?

@IT Special 注目企業
@IT Special ラーニング

エンジニアライフ 最新の投稿コラム

@IT自分戦略研究所 新着記事

エンジニアライフ スポンサー

コラムニスト プロフィール

カモメ
IT・インターネット系専門人材カンパニー 株式会社ワークポートのオフィスの隅っこで生息中。いつも何か話のネタを探しています。

- PR -
@IT Special 注目企業
インデックス

@IT Special ラーニング