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“ゲーミフィケーション”をもっと広めたい その2

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■ゲーミフィケーションを業務システムへ

 前回から引き続き“ゲーミフィケーション”のお話です。

 ゲーミフィケーションについて調べてみると、アクティブユーザーが直接利益につながる「ユーザー=お客さま」というシステムやコンテンツを対象として、顧客囲い込みという観点で語られるケースが多いようです。

 ですがここでは、毎日やるような仕事=“業務システム”へ適用できないかという観点で考えています。

 例えばどこの会社にでもあると思われる「勤務表」は、最も身近で簡潔な例として示せる“業務システム”だと思います。

 勤務表の特性として、下記のようなものが挙げられます。

  • 勤務時間は毎日確定するので、毎日投入できる。
  • 月1回は締める必要がある。
  • 先輩や上司の承認、総務・経理系の部署を通すフローがある。

 締め日になっても月の半分くらいしか投入していないとか、締め日にまとめて投入するようにしているとか、心当たりのある方もいらっしゃるのでは?

 Webシステムの場合、締め日にみんなが一斉に使えば、当然負荷が上がりレスポンス悪化、みんな操作がままならず何度もアクセスし……という負のスパイラルに陥ります。

 後輩を何人も担当している先輩は何度もシステムを確認して何度も承認する必要があります。投入が終わっていない後輩へはアラート連絡を入れたり……締め日に本来の業務はできていますか?

 総務経理系の部署の方々は、ギリギリにしかそろわないので締め日は毎月終電当たり前! 最悪そろわないときは、締め後になんとかするとか、締め日を1日後ろ倒すとか、多々の後始末に追われ……なんてことになっていませんか?

■ゲーミフィケーションの効果と障壁

 1人1人は「締めに間に合っているからOK」という認識でも、全体では上記のようなことが起こり得ます。個々が小さなボトルネックとなって、全体には大きな影響が生まれているのです。

 当たり前のことですが「今できることは今やる」、それを阻む「夏休みマインド」、さらにそれを撃退するのが「ゲーミフィケーション」です!

 さらにゲーミフィケーションはユーザー側だけでなく管理側にもメリットがあります。

 日々投入するたびにポイントがたまる仕組みを勤務表へ導入し、全体的に一定の効果が現れたとします。その中で一人だけ著しくポイントが低い社員がいたらどうでしょう?

 ものすごい「夏休みマインド」の持ち主か仕組みが肌に合わないか……といった理由だと寂しいですが、外勤の業務が一人に集中していてシステムを使える機会が少ないなど、本人にもやむを得ない事情があるかもしれません。それが分かれば業務の役割分担を再検討するなど、管理する立場からのフォローがしやすくなります。ポイントがそのまま個々の抱える問題を見える化してくれたわけです。

 ゲーミフィケーションの導入に際しては障壁もあるかと思います。

 “ゲーム”という言葉は“仕事”に結びつかないといったことや、少し前に問題となったコンプガチャの悪いイメージもあるでしょう。“射幸心を煽る”ということには、まさにゲーミフィケーションそのものの「ユーザーに繰り返し、または、継続して行動させる仕組み」が取り入れられているでしょう。

 ですがこれまで書いてきたとおり、業務フロー上のボトルネックの解消、問題の見える化など、仕事の上でも効果が期待できますし、コンプガチャ問題の大きさはそのままゲーミフィケーションの有効性の大きさを表しているともいえます。表面上のイメージだけで敬遠されてしまうのはとてももったいないことだと思います。

■これからの世代へ

 私はもうすぐめでたく三十路になります!

 物心ついたときにはファミコンがあり、小学生時代にはゲームボーイ・スーパーファミコンが、中学生時代はプレステ・サターン・ロクヨンが、高校生時代はプレステ2・ドリキャスが……といったように、ゲームとともに育った最初の世代です。その世代が現場の中心となる年齢となり、さらに今後も“ゲーム世代”が続々と社会人デビューしてくる時代が到来したわけです。

 今後の“ゲーム世代”は、私たちの世代よりももっとゲームを身近にして育っています。昔は「ファミコンは一家に1台」でしたが今は「ニンテンドーDSは1人1台」なんて話も聞きますし、携帯電話やスマートフォンに囲まれてます。そんな時代に向けたゲーミフィケーションの可能性・将来性はとても大きいと感じています。

 ゲーム感覚なら、なにより仕事が楽しくなりますよね!

 ロシアの作家、マクシム・ゴーリキーはこんな言葉を残しています。

 「仕事が楽しみなら人生は極楽だ。仕事が義務なら人生は地獄だ」

 良くも悪くも、人間が生きている時間のほとんどを仕事が占めています。まさにゴーリキーの名言のとおり、仕事を楽しめれば人生のほとんどが楽しい時間となります。

そんな働き方も、“ゲーミフィケーション”が与えてくれることでしょう。

Comment(3)

コメント

abekkan

ゲームを仕事に、っていいですね。私もこのネタでフォローさせていただきます。

abekkan

ゲームを仕事に、っていいですね。私もこのネタでフォローさせていただきます。

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abekkanさん

コメントありがとうございます!
ですよね!絶対役に立つと思うんですよ!
ぜひぜひ、フォローよろしくお願い致します!m(_ _)m

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