非営利団体の代表を務めながら、システムエンジニアを目指す高校生のコラム

プログラミング講座の日々(高校クラブ奮闘日誌3)

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 連載「高校クラブ奮闘日誌」、前回はこちらから。

■ HSPでプログラミングの楽しさを教える

 プログラミングのこと全然知らない友人に「プログラミング面白いじゃんかー!」と言ったら、「なんか難しそう……」と確実に返してくれます(笑)。おそらく普通科高校の生徒のほとんどがそう思ってるんじゃないでしょうか。そんな思い込みが普通に定着してるので、部員のみんなにどうやってプログラミングの楽しさを教えたらいいのかと、ずっと悩んでいました。

 そんな中、クラブ内でHSP講座がスタートしました。リファレンスやヘルプを漁りながら、基本文法と関数を勉強しつつ、それをみんなに教える。自分自身の理解が少しでも間違ってると、部員に教える内容にも影響してくる。責任とプレッシャーがやばかったです……。幸いにも、自分はプログラミング言語共通の基本概念は全部知っていたので、基本文法は難なく理解できました。けど、いままでWebアプリケーションしか作ったことがなかったので、Windowsアプリケーション開発のことはまったく分からず……。

 最終的に何とか理解でき、そこそこWindowsアプリケーションが作れるまでになりました。講座のおかげで、部員の皆もプログラミングの楽しさを少し分かってくれたようでした。「何のプログラミング言語から挑戦していいのか分からない」という人には、HSPをオススメしたいです(正確には、HSPはプログラミング言語というより、プログラミングツールです)。クラブで個人的にWakeOnLANパソコン遠隔起動アプリやFeliCa出席管理アプリなどを作ったりもしました。本当にHSPでいろんなことができるんですね。いやー、本当にいい経験になりました。

■ よし、次はC言語だ!

 技術チームの皆がHSPに慣れ始めてきたころに、ようやく自分がある提案しました。

 サト「C言語に挑戦してみる?」

 部員「えーっと……C言語ってアレでしょ? 確かプログラミングの……」

 さすがC言語。普通科高校生でも、C言語のことを知っている人が多いです。自分の周りでは「名前だけしか聞いたことないけど……」って答える人が多かったですが、意外な回答でしたね。そんなもんなのかなー、みたいな感じです。このときになってやっと、技術チームの部員にC言語を勉強する計画があることを伝えました。そんなこんなで、C言語講座もスタートしました(このときの自分は、多少C言語が扱えるレベルでした。書籍でひそかに勉強してたんです。ポインタの手前っていうと分かりやすいでしようか……?)。

 全然、先が見えないクラブの方向性。どうなることやら……。

■ 初心を忘れずに

 いままでいろいろやってきたけれど、自分よりすごい人はいくらだっているし、今でも自分は初心者だと自覚してます。当たり前のことですが、「初心を忘れずに」が大切ですね。上には上がいるから自分も頑張れるんだな、と思ってます。そう思えば、後は勉強して上を目指すのみですから。

■ 主顧問の先生の転勤

 「いろんなことがあったけど、いよいよ高校2年生か……」

 2年のはじめ。始業式の数日前にこんなことを思いながらクラブでパソコンをカタカタ。いつものようにクラブが終わり、部室のカギを返すため職員室へ。ちゃんとカギを返し、帰ろうとしたその時、その場にいた先生が予想もしなかったことを言いました。

 先生「あ、そういえば主顧問の先生、転勤されるよ?」

 サト「 (゚ロ゚;) 」

 もう顔文字で表すぐらいの驚きでした(笑)。 そして、早急にクラブの新しい顧問の先生を見つけないといけない。これもどうなることやら……。

(次回に続く)

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