勉強したスキル、身についた能力、ちゃんと使っていますか？
とりあえず勉強しよう、研修受けようになっていませんか？
SNSなどで○○勉強中、△△の研修を受けてきました、みたいな投稿を見かけることがあります。仕事で必須なので勉強した、受講してきたというものもあれば、今後の転職やキャリアアップを目指してというものもあります。ところで、キャリアアップを目指した勉強をしたその後、ちゃんと役に立っていますか？
勉強だけして終わったもの
私の経験談となりますが、お金と時間を使って一生懸命勉強してスキルを身につけた（つもり）のですが、結局今まで一切使っていないものがあります。それは「英会話スキル」です。当時、会社員だった私は転職するために、英語力が必要と感じ英会話を学びました。そのうえで転職活動まで行いました。
今になって思い返してみると、当時の私は転職できればOKしか考えていませんでした。なのでもし英語を勉強したことを認められて転職した場合、英語を使う仕事をすることとなっていくわけですが、それが当時の私にできたかどうかは疑問です。正直、転職活動に失敗して良かったのではないかと思っているところです。
勉強したり研修を受けるのは良いことだけど、先を見ていこう
勉強する、研修を受けるというのは今後、その技術を使ってお仕事していくつもりがある、ということと同じです。中途半端な気持ちで勉強し始めると私のように時間とお金の無駄になってしまう可能性が高いといえるでしょう。
・今後そのお仕事に携わりたい
・今後そのスキルを使用する仕事に転職したい
そんな思いを持って勉強することが大事です。お金のために、収入アップのためにというのも悪いことではありません。ただ、勉強するために使ったお金と時間と実際に収入を得た金額とそれまでに費やした時間を考えるとコスパ悪いな、と思った瞬間にやる気がゼロになるので気をつけましょう。それよりはお金はもちろん、自分がやりたい仕事をできるようになるという気持ちがあったほうが勉強しがいがあります。
簡単に稼げる＝悪いことではない
今までより簡単に収入アップが見込めるITエンジニアになろうと思って参入してくる方が増えているように感じます。ITエンジニアが増えること自体はとても良いことだし、IT業界全体としても良いことだと思います。ただ、それと同時に簡単に諦めてしまう人も多くなっている気がします。
簡単に稼げるという文句は誰にとっても魅力的です。そして勉強すればITエンジニアになれることも職業選択の自由が増えていることでもあります。ただ下記のようなこともしっかり考えて行動する必要があります。
・誰にとって「簡単に稼げること」なのか？（適正の話）
・他に稼げる仕事が見つかった場合はどうするのか？（収入の話）
・ITエンジニアとして今後もやっていくのか？（将来の話）
正直な話、就職活動の時にここまで考えてやったのか問われると「スミマセン、何も考えてなかったです」という回答になっちゃいます。ただ、私はITエンジニアとして仕事をし始めてから、この仕事が好きになっていきました。もし、目標も目的も何もない状態でも、もしモノづくりが好きという方なら、仕事しながら適正を考えていくのもアリだと思っています。
さて、みなさんは勉強しっぱなしで使わなくなった能力、スキルなどはありませんか？そういった失敗経験を部下や後輩に話していくのもの面白いのではないでしょうか。老害の戯言と言われてしまうかもしれないですが。
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笑顔表情筋のトレーナーをやっており、朝活やセミナーなどやっています。
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