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プログラマに知ってほしい「PG止まり」のキャリアパス

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。今回は「プログラマ止まり」のキャリアを選ぶことでIT業界の流れを変えていきたい、と語るベテランプログラマの主張を紹介する。

  • あらためて、プログラマなんかで終わりたい
  • フレームワークの甘いワナ
  • 飲みニケーション、大事です。

新年明けまして「プログラマなんかで終わりたい」

 生涯プログラマでいることを目指すひでみ氏による『プログラマで、生きている』。多くの反響を呼んだ「プログラマなんかで終わりたい」の執筆動機について。

 「プログラマに、『ずっとプログラマでいる』という選択肢があるということを伝えたかった」とひでみ氏は明かす。多くの人は、システムエンジニアかプロジェクト・マネージャを目指す。ずっとプログラマでいることが主流でないのは重々承知している。それでも、「ずっとプログラマでいるなんてあり得ない」といって選択肢から外してほしくなかったのだという。

 生活がかかっているのだし、「プログラマ止まり」がリスクの高いキャリアであることは間違いないだろう。しかし、いずれ業界構造が変われば、「プログラマ止まり」でいることがメジャーになる日がやってくるかもしれない。「わたしのような人間が増えれば、もしかしたらIT業界の流れを変えることができるかもしれない」と、ひでみ氏は思いを語る。

フレームワーク自作のススメ

 キャリア20年超のベテランITエンジニア にゃん太郎 氏による『ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか』。フレームワークを使うことのメリットとデメリットについて考察する。

 「ソフトウェア開発において、フレームワークの有用性はある。しかし、何でもフレームワークで作ろうとするのはいかがなものだろうか」。にゃん太郎氏はこのように主張する。

 そもそも、なぜフレームワークを使うのか。それは「生産性の向上」と「品質の向上」のためだ。特に、複数人でメンテナンスをする場合には、共通する「枠」があった方が保守しやすい。フレームワークで作った方が「簡単」にできる、という理由もあるだろう。

 しかし、「簡単=楽ではない」と、にゃん太郎氏は指摘する。フレームワークを使う場合、ITエンジニアはフレームワークの持つルールや制限に従わなければならない。ただ動くだけのものを作るならばまだしも、仕事で大規模なコーディングをする場合には、フレームワークがかえって邪魔になることがある。

 にゃん太郎氏は、「フレームワークは自分で作ること」をお勧めしている。動いている理由が分からないままにフレームワークだけを使いこなしても、本当に仕事ができることにはならない。一見遠回りのようだが、フレームワーク自作は長期的に見れば「楽」をするための一歩なのである。

「会社飲みサイコー」といえるようになるためのちょっとした秘訣

 ITエンジニアのサポート業務を行っている山田たま子氏による『拝啓、山田たま子でございます』。会社の飲み会が楽しくない原因と、その解決方法を伝授する。

 なぜ、会社の飲み会が楽しくないと思うのか。山田氏は(1)話せる人がいない、(2)話の長い人がいる、(3)飲めないのに強要される、(4)年輩の武勇伝を聞かされるのがうんざり、という4つの理由を挙げた。

 しかし、もし(3)の理由以外で「飲み会に行きたくない」と思っているなら、非常にもったいないことをしている。1日8時間以上一緒にいる人とのコミュニケーションチャンスは生かすべきだ。話をしたい人にはどんどん話をしてもらって、面白い話を聞き出そう。会社の飲み会は、気持ち次第で、面白くもつまらなくもなるのである。

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