@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

キャリアアップとは「転換」ではなく「拡大」である

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 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。今回のテーマは「キャリアアップ」「インターンシップ」「ネゴシエーション」の3つだ。

  • キャリアアップの正体
  • インターンシップで未来のIT業界を考える
  • ネゴシエーション編:第1話 「交渉の本当の目的」

キャリアアップとは「拡大」である

 特定労働者派遣9年目のエンジニア ちょりぽん氏による『特定労働者派遣で働くということ』。筆者は「キャリアアップとは“転換”ではなく“拡大”である」と主張する。

 プログラマからSEへ、そしてPLやPMへ。これがエンジニアの一般的なキャリアパスだと思われがちだが、「若手にはこれを鵜呑みにしてほしくない」と筆者は語る。次の職種へと「乗り換える」のではなく、自分のできることが「拡大する」と考えるべきなのだ。PLもソースのリファクタリングができ、いざとなったら自分で修正できるべきである。

 「キャリアアップ=拡大」であるとすれば、個人のキャパシティも合わせて拡大しなければならない。常に限界以上の仕事をし続けることで、己のキャパシティは拡大する。「やったことがないから」や「これ以上は無理」では、キャパシティは拡大しないのだ。

インターンシップで、ITを好きになってもらう

 福島情報処理センターに所属するエンジニア 大久保仁氏による『明日への希望、エンジニアのひとりごと』。インターンシップを担当する筆者が、その経験から「IT業界におけるインターンシップの重要性」を語る。

 インターンシップには、学生/企業双方にメリットが存在する。学生にとっては「希望する職業や業界の雰囲気を実際に肌で感じ取れる」こと、企業にとっては「学校との情報交流を図ることができる」ことなどがメリットになる。

 さらに、IT業界を発展させていく意味でも、インターンシップは重要だと筆者は主張する。学生のうちからITに興味をもち、その仕事をやってみたいと思ってもらえるような取り組みが必要だ。

交渉とは「競争」? 否、「共創」だ

 セイ・コンサルティング・グループの人財投資コンサルタント 山崎有生氏による『SE/PGのためのヒューマンスキル』がスタート。第1回は「ネゴシエーション(交渉)について考える。

 あなたは「交渉」が好きだろうか、それとも嫌いだろうか。研修の冒頭で同じ質問をすると、7割が「嫌い」と回答するという。「交渉」という言葉の「競争」的側面が、嫌悪感を抱かせるのではないかと筆者は考察する。

 確かに、一方が得をすれば他方が損をする「ゼロサムゲーム」の場合、交渉は「競争」的側面を大きくする。だが、双方が得をするような「プラスサムゲーム」になるよう交渉すればどうか。そのとき、交渉は「共創」のためのツールとなり得る。

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