第17話 エンジニアはイバラの道か
お久しぶりです。
ようやく一息つきました。ここ数週間は本当に仕事詰めでコラムもあまり読んでいなかったのですが、ゆとりができたのでまた再開。忘れられていないようにと思いつつ、忘れ去られてるんだろうなぁ……。
今回は12月のお題も少し兼ねています。
わたしのまわりの友人や前に所属した会社の人と話すと、みんな「リストラされそう」とかいっています。現実にリストラに近い配置転換もあったようです。特に派遣関係の連中は行き先(仕事)がなくて、給料が半減したと嘆いてます。転職しようにもその転職先すらままならないとか。
わたしは幸い来年の計画(何を作ってどのぐらい予算を使ってどのぐらいの売り上げを目指すか)が社長に了承されたので、よほどのことがなければ来年も忙しそうです。まぁ、昨年末からの様子を見ていると決して安泰ではないんでしょうが。
そういった状況の中では先々のことをいろいろ考えると思います。場合によっては転職やエンジニアから別の仕事に変わることもありというか、それを余儀なくされるケースもあるでしょう。新卒の就職内定率も6割前後と言う現実もあり、会社員だけでなくフリーランスでも同様に厳しいと思います。
■ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか
わたしのコラムのタイトルですが、わたしなりの答えは今のところ「ノー」です。もっとも「現在のような」という言葉が頭につきますが。
以前のコラムにも書いていますが、ソフトウェア産業のビジネスモデルが変わりつつある中で、旧来と同じビジネスモデル、とりわけSIerのような職種はなくならないとは思いますが、徐々に減ってくると思ってます。同時にソフトウェアを作って販売する形態も単価が下がって薄利多売が顕著になるので同じやり方ではいつまで持つか疑問です。場合によってはフリーソフトやオープンソース、Webサービスなど利用者のコストがかからない形態がライバルになる恐れもあります。もっとも日本の企業は「安かろう悪かろう」という考えがあるのと、インターネットでダウンロード出来るおかげで物流コストは下げられるため、そういうところではやや救われますが。
現状のソフトウェア開発で、わたしが感じることが2点あります。1点は「技術のすそ野が広がりすぎ」ということと、もう1点は「エンジニアのスキルの差が激しい」ということです。
「技術」と一言で書きましたが、具体的には言語、ミドルソフトウェア、データベースなどの選択の幅が大きくなってきたことです。OS自体はWindowsかUNIX/Linuxで大別できますが(メインフレームなどはとりあえず置いておきます)言語やフレームワークなど、いったいいくつあるのか? と思うぐらいたくさんあります。
仕事で使うのはせいぜい1つか2つ程度でしょうが、状況によっていろいろな選択肢があるためにこれから先も同じとは限りません。オープンソースもそれなりに根づいてきたのもあり、途中からプロジェクトなどに参加するといろいろなものがごちゃまぜになっているケースも珍しくありません。新しい技術は嫌いではないのですが、こうもあれこれ出てくるとさすがに食傷気味になってきます。もっとも仕事上においてはあれこれ身につける必要はないのでしょうが。
エンジニアのスキルについても以前からコラムに書いていますが、差が激しいです。スキルの中には「考え方」も含まれますが、最近ホット? な「ググる」という行為ひとつとってもそうです。
情報処理業界自体は、わたしが就職した20年前から人材不足といわれ、当時はとにかく未経験でも人を入れて教育し、現場に投入することが普通でした。パソコンも今みたいに普及してなくて、家にパソコンがある所もそんなに多くありませんでした(おもちゃみたいなものは別として)。
最近は、パソコンがあることも珍しくなく、開発環境も無料で手に入り、雑誌でも書籍でも初心者向けにプログラミングの方法が書かれたものが多くなり、むしろ一昔前のホームページを作ろう、みたいな感覚でプログラムができるので、就職する頃はかなり知識がある人も全然珍しくありません。それこそ現場に投入してもある程度はできる人の方が多いと思います。
これだけ考えると今の若いエンジニアの方がスキルは上のような気もしますが、ところが基礎の部分は置き去りなので、アルゴリズムの考え方が非常に未熟です。特に最近の言語はエラーがあっても止めずに動かすことが容易なので、昔以上にエラーが少ないプログラムを組めると錯覚します。
昔はちょっと変なコードを書くとすぐに「暴走」しました。今は暴走すらあまり見かけません(これは良いことすが)コードが分からなくてもググれば大抵のコードは見つかります(つまづくところは割とみんな同じなので)ちょっとニッチなことも英語のページを探せば見つかりますし。小手先のテクニックだけが磨かれるので見た目には優秀でも、コードのメンテナンスするとあちこちに潜在的なバグが潜んでいるので管理している方からみると非常にヤバい状況だと感じています。技術を知らない上司、営業、顧客からは「こいつはデキる」と思われるからです。わたしも時々若いエンジニアの実力が計れない時があります。
ただ悪いことばかりではなく、逆にいえば小さいころから慣れ親しんでいるので我々の世代よりもはるかに「スーパーエンジニア」が誕生する可能性は高いと思います。こういうスーパーエンジニアが自力でたくさんオープンソースなんか作ると、本当にソフトウェア開発という産業が生き残れるのか考えてしまいます(儲からない、という意味で)。
「作ったものを売る」時代から、「作ったものを使っていかに便利なサービスを提供するか」に軸足が確実に移っていると感じます。作って売るにしても単価はかなり低くなるでしょう(人月単価は確実に安くなっていると思います)。
現状を悲観しても何も始りませんので、これからどうするべきかを3つのケースで考えてみました。内容は個人的な主観ですが、一度それぞれ自分に当てはめて考えることをオススメします。
■ケース1:エンジニアにしがみついて頑張ってみる
今まではそれぞれの役割にあったことができれば、エンジニアとして食べて行けたと思います(例えばPGならプログラミングする技術、SEならシステムを設計する技術など)。しかし、これからはそれが難しくなると考えています。今はわりとPGとSEの境界がボーダーレスになってきている部分もありますが、こういうのはより鮮明になってくると思います。極論すると、「プログラマやSEだけではダメ」ということです。
そう考える理由は、いろいろな単価が徐々に落ちていることにあります。例えば、携帯アプリ(コンテンツ)を考えてみます。単価はせいぜい数百円です。まぁ高くても千数百円でしょうか。当たれば単価が安くても売り上げはそれなりにありますが、見込みであまりないと開発費にお金をかけることはできません(赤字が確実なので)。お金をかけずにソフトを作るには開発期間を短くして開発メンバーを極力減らします。そう考えるとPM、SE、PGと分担するよりは1人で全部やった方が良い、と経営する側は考えます。その分だけ人件費も減らせますし、何より打ち合わせなどの時間も開発に当てられます(1人だけなので)。
大きい企業で開発してきた人には、あまりピンとこないかもしれません。「そんなバカな」と思うかもしれませんが、末端ではこんな感じです。現にわたしも、ほぼ全工程で関わってます。エンジニアとして生き残るには、全部の工程が1人でこなせて、なおかつ完成まで早くこぎつけることが求められていると実感します(ただ、本当に1人でやるかどうかは当然、規模によって異なります)。
よく、コミュニケーションスキルのようないわいる「営業的なスキルもこれからは必要」、といわれます。個人的には当然そういうスキルはあった方が良いと思いますが、スキルというよりは「営業」や「経営者」的な考え方は必要だと思います。サラリーマン的な考えだけではいずれ立ちいかなくなるでしょう。
とにかくソフトウェアを「作る」だけではなく、「質」や「サービス」も自ら考えていくことが求められると思いますし、そうなっても生き残るんだという覚悟が必要でしょう。本当に好きでないと、エンジニアという職はつらくなってくると思います。努力することや頑張ることは当たり前で、そのうえで当然のように結果を求められ、結果が伴わなければ給料だって減るでしょう。行き過ぎた実力主義は良くないと思いますが、さすがに売り上げあっての報酬なのでそれも仕方のない流れかもしれません。
■ケース2:エンジニア以外も視野に入れてみる
この不景気、どの業界も決して良いとはいえませんが、それでも職種を問わなければ生きていくことは可能だと思います。わたしは常にそう思って生活していますし。その上でエンジニアというキャリアを将来捨ててみることも、考えとしてはあると思います。
転職市場を見てみれば分かると思いますが首都圏はともかく、地方都市になるとソフトウェア関係の転職は非常に厳しいです。その理由は言わなくても分かると思いますが、当然派遣も同様なので、人によっては生きるために他の仕事に就かざるを得ないでしょう。これは明日は我が身だと思っています。
わたし自身はソフトウェア業界でこれからも頑張って行こう!……と、実はあんまり思っていません。むしろ飽き性なので他のこともしたいな、とよく考えます。とはいうものの自分のキャリアや生活を考えるとソフトウェア開発の現状がベターだとも考えています。
わたしは、リスクヘッジも兼ねて他の仕事も視野に入れておいた方が良いと思っています。あれはイヤ、これもイヤでは希望の仕事が見つからなければ、ニートしか道がなくなります。ニートでもできるならまだ幸せですが、家族がいたりするとそれもままなりません。それこそバイトだろうが何だろうが……になるでしょう(わたしはそうです)。
「手に職」ではないのですが、わたしは履歴書にあまり書かない資格を2つ持ってます。1つは以前に書きましたが「電気工事士」です。ソフトウェア開発にはあまり関係ないので今は履歴書に書きません。ただ、電気工事の仕事は資格がないとできないので持ってるとその手の就職には絶対有利です。取得も筆記試験と実技試験があり、1年ぐらいかかります。
もう1つは調理師です。調理師は昔、母親が飲食店をやっていたので、その兼ね合いで取りました。飲食店をやるには調理師は必須ではないのですが、あると例えば食品衛生責任者は申請だけで取得できます。先ほども書きましたが、調理師は飲食店をやるのに必要ではありませんが、食品衛生責任者は必要です(もっとも講習受ければ良いので日数も費用もそんなにかかりません)まぁ、こっちはないよりはあった方が有利でしょう(多分)でも、さすがに今から料理人を目指す気はないですけど。
「ソフトウェア開発だけ」を楽しくやるんだったら、仕事は別で仕事以外でやるのが幸せだとわたしは思います。自分の好きなことを好きなように誰にも文句言われずできるのですから。ただ、張り合いはないでしょうけど。
仕事によってはコンピューターを使うので、ソフトウェア開発からの転職が有利に働く場合があります。特に中小零細企業はコンピューターを使える人が少ない場合がありますので、ちょっと使えるだけでも結構重宝されます。そう思うのはうちの奥さんが勤める会社がそんな感じで、多少知ってるだけで相当頼りにされているようです。
■ケース3:思い切って起業(独立)してみる
リストラされて、転職先も決まらないから仕方なく起業する……っていうのはなかなか後ろ向きですが、少し考え方を変えて起業もありだと思います。不景気ですが、就職先はなくてもビジネスに関してはそうではなく、不況なら不況なりにどこかで利益が出せる所ってあると思います。そうでないとさすがに世の中回って行かないので。
ここを前2つと別にしたのはエンジニアに関係することも関係しないこともあり得るのであえて別選択としました。
エンジニアとして独立して生計を立てるには、技術的な面だけでは多分無理だと思います。自分を商品として売り込むためにプレゼンテーション技術も必要ですし、それこそ営業トークも必要です。後はコネと言うか、人間関係も大切になってきます。いくら自分のスキルに自信があって実績を積んでいても、それだけで「じゃあ、お願いします」とは絶対なりません。いかに人脈を築くかがポイントになります。
わたしの知り合いには思いつきでいろいろ画策し、わたしに「これってどうだろう?」と聞いてくる友人がいます。何となく怪しい雰囲気が漂うこともあるのですが、よほど強固にダメ出ししないと「取りあえずやってみるわ」と言って、本当にあちこち飛び込みで営業してきます。ダメなことも多いですが、それで利益を上げることも結構あります。向き不向きもありますが、それぐらいやれば何でもビジネスになるのかなと思います。
エンジニア的に考えるなら自分でWebサービスの構築っていう手もあります。2番煎じもあり。ビジネス用途に向くなら、値段を下げて中小企業を回ると意外と契約が取れます。その上で「アフターフォロー」を必ず宣伝して実行します。我々エンジニアは日頃いろいろな情報を見ているので同じサービスでも安いか無料のものを個人では選択すると思います。でも、企業でなおかつ中小企業で取りあえずパソコン使ってるような所は意外とそういう面倒を全部見てくれる人を探しています。で、高い金額なら難しくてもサービスを細分化して安くすれば「それなら……」という方も多いです。多少、営業的なセンスが必要ですが、わたしはこの方法で何社かお客様を持ってます。
エンジニアで「営業は向いていない」「接客は苦手」と言う人は結構いると思います。こういう考えの人は基本的に仕事を「できるかできないか」で決めています。雇用されているならそれでも問題ないと思いますが、自分でビジネスをするならそれではダメです。「やるかやらないか」で考え、営業だろうが接客だろうが何でもやるようにしないと成功はあり得ません。
■道は違えど……
去年の暮れから今年にかけては「派遣切り」が話題になりました。最近では「早期退職」という名のリストラも始まり、来年はおそらく正社員の解雇も含めてもっと厳しいものになると予想されます。IT関連の投資も最小限になっているでしょうし、世の中がデフレなら当然、この業界もデフレの傾向は続くと思います。
どの業界でも必要な「スキル」は存在します。ソフトウェア開発のような、どちらかといえばクリエイティブに属する職業は専門職でした。それぞれ役割があり、己の役割を果たしチームで協力して成果を出すことが求められてきました。しかし、これからは何人かでやっていた役割を、1人でこなすことも求められてきます。今は人が減った時に減った分は新たな人ではなく今いる人でやることを要求されます。昔のように猫の手を借りるようなとにかく人をつぎ込むことも最早なく、どちらかといえば「エンジニア」ではなく「スーパーエンジニア」を求めていると感じずにはいられません。
どこも同じではないでしょうが、厳しい状況はしばらくは続くでしょう。それが何年か先に好転するかしないかは…神のみぞ知る、でしょうか。今は踏ん張り時なので頑張るしかないんですよね。




にゃん太郎

インドリ 2009年12月14日 (月) 22:31
にゃん太郎さんお久しぶりです。
私も答えはノーです。今の業界の状態で幸せになれる筈がありません。
IT業界って自分の首を絞める事ばかりしていますよね・・・
この場に及んでまだ官僚的に分業化を進めている節がありますし・・・
希望も何もなく非常に厳しいです。
とはいえ、私の場合は死ぬまで止めるつもりがありません。
仕事が途絶えたらバイトでも何でもして、とにかく生存して情報処理技術を究める事を目指します。
これからの時代は命を賭ける覚悟が必要だと思います。
それでたとえ死んでも必死に生きたという誇りが残ります。
やの 2009年12月14日 (月) 22:34
初めまして。やのといいます。
コラムの内容は現状とこれから考えるべき方向性をよくとらえているなと感じました。
「ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか?」
これについては私も「ノー」だと思います。
理由はやはり「技術のすそ野が広がりすぎ」になると思います。
サービスの内容が様々で新しい技術はどんどん出てきますから
ついていくのがやっと。そうなると基礎的な技術は隠蔽化されて
モデリング?コンポーネント化?サービス提供?
まぁそういったことができる人材が必要になるのでしょうか。
今後はハード需要も減るだろうしNWエンジニアも減るかも知れませんね。
自前でシステムを用意する風潮も減っていけばさらに
不出来なエンジニアから淘汰されていくのは必然でしょう。
にゃん太郎さんがいくつか選択支をあげられていますが
自分はエンドユーザーがエンジニアを欲っしてお抱えにする
流れができるんじゃないかなぁと思っていたりします。
まぁそこにうまく乗っかかれたらうれしいんですけどね(笑)
信頼できるエンジニアを選ぶためのエンジニアが必要だと思うんですよね。
にゃん太郎 2009年12月14日 (月) 23:13
インドリさん、ありがとうございます。
ほんとにご無沙汰です。
> 今の業界の状態で幸せになれる筈がありません
この一言なんですよね、今の現状って。仕事なので楽しい事ばかりではないのですが、頑張っても幸せになれるのか?っていう所が問題かと。私は多分、インドリさんほど覚悟はないでしょうが、これからはそのぐらい覚悟が必要な気がしてなりません。
不況のせいだけではないでしょうが、不況がそれを加速してるのは否めないと思います。
にゃん太郎 2009年12月14日 (月) 23:19
やのさん、はじめまして。ありがとうございます。
> モデリング?コンポーネント化?サービス提供?
> まぁそういったことができる人材が必要になるのでしょうか。
これはそういう傾向が強くなると思います。現在の開発環境の流れがコードをあまり書かずに済むような方向に向かってると思いますので、ひたすら書くよりは組み合わせて見た目に高度なシステムを作ってお金を取れるようなエンジニアの方が重宝されるかも知れません。
> 自分はエンドユーザーがエンジニアを欲っしてお抱えにする
> 流れができるんじゃないかなぁと思っていたりします。
これはあると思いますよ。私も現にお客様から「お前ひとりぐらい面倒見てやるからいつでもウチに来い」って言われてますから。それでホイホイ行かない自分も天の邪鬼ですが、さすがにこうも不況だとお願いしたい時もあります(笑)
ま、幸せになる未来はないかな、と模索中ですね。
saki1208 2009年12月15日 (火) 00:39
にゃん太郎さん、こんばんは。
saki1208です。
考えさせられるネタですねぇ。
今の状況的に良い方向へ向かうことが想像し難いってのも
ありますが…
私は生涯一技術者で在りたいと思っています。
そのためには好き嫌いせずいろんなコトにチャレンジしな
いとダメだと思っていますし、また、そうする様に心掛け
ています。
# 工程だけの問題ではなく、言語やOS等に関係なく…
スペシャリストも良いですが、得意分野だけで完結できる
ほどこの仕事は甘くありませんから。
PS. NWエンジニアって…
NetWareかと思った。
saki1208 2009年12月15日 (火) 00:49
追記です。
とは言っても、中途半端はダメですけどね。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 07:21
saki1208さん、ありがとうございます。
> スペシャリストも良いですが、得意分野だけで完結できる
> ほどこの仕事は甘くありませんから。
「好きな事して飯が食えれば」と良く言いますが、この業界は昔は多少それが出来たかも知れませんが今は難しいですね。段々と広く深くが求められてきます。昔からやってきた事が真っ向から否定される事はありませんが、それだけではダメでどんどん自分で付加価値をつける必要があります。ビジネスの形態が変わってもエンジニアのやる事は基本的に変わるものではないですが、意識は変えて行かないと対応出来ないと感じます。
EarlGrey 2009年12月15日 (火) 09:20
大変興味深く拝見しました。
@ITはコラム本体もですが、コメントも深いのがいいですね。
非常に『深い』テーマです。同時に『重い』テーマでもあります。
私自身、エンジニア以外の道を探しているところでもあり、
ほとんどの部分で賛成です。好きではじめた仕事なので、悲しい限りですが。
感想ですが、今後はエンジニアも二極化が進むのかな、と思いました。
にゃん太郎さんがおっしゃるところの「スーパーエンジニア」と、
やのさんのおっしゃる、「抱え込まれるエンジニア」。
前者はサービスそのものを作りこむ立場で、
後者はサービスを組み合わせて利用する立場でしょうか。
エンジニアという言葉は同じでも、求められる条件は正反対になります。
現在のエンジニアには絶対的に中間層が多いと思いますので、
技術力を高めて「スーパーエンジニア」化するのか、
交渉力や構成力でユーザ側に抱え込まれていくのか、
いずれにしても厳しい淘汰の時代が、すぐ近くまで来ているように思います。
長文失礼しました。
しっぱ 2009年12月15日 (火) 10:15
こんにちは。しっぱと申します。
おっしゃられている通り、IT業界(抽象的ですかね??)はあまり芳しくない業績の会社が増えております。
また、日本という国全体に関しても不況の波が押し寄せてIT費用だけでなく広告宣伝費まで大手企業がこぞって削減しているご時世です。
その中で良い方向に向かうわけもなく・・・・
といってしまえば実も蓋もない話なのですが、広告業界のSEとしてお話しさせていただきますと、新聞やTVCMなどに代表するマスメディア広告は予算の削減が著しいですが、逆にリスティングやアフィリエイト等成果報酬型の広告予算は大打撃というほどのものではない会社も存在しています。
(経営自体傾いていれば別ですが)
にゃん太郎様のおっしゃられているように様々な方向性、にゃん太郎様はマクロな世界でのお話をされていましたが、私の例はミクロですね。
それだけでも多少動きが変わると思います。
技術特化もいいと思います。独立もいいと思います。
ただ、技術特化しても会社自体に仕事がなくなったら?独立したとして、契約してくれる伝手や仕事があるの?など不安面は多いと思います。
> よく、コミュニケーションスキルのようないわいる「営業的なスキルもこれからは必要」、といわれます。個人的には当然そういうスキルはあった方が良いと思いますが、スキルというよりは「営業」や「経営者」的な考え方は必要だと思います。サラリーマン的な考えだけではいずれ立ちいかなくなるでしょう。
ここが全てを物語っているように思います。
私自身、そのあたりを乗り切るのは自分自身の情報収集力⇒社会情勢の見極めかと思います。
幸いにゃん太郎様も仰られている通り、誰でもいつでも調べ物ができる世の中です。狭い視野で仕事をしていくとどこかで行き詰る気がいたします。
自分自身を最後に救えるのは自分自身のみです。
今、何をすべきか短期的なキャリアでなく、長期的な目線でのキャリアプランを立てる方がいいのかもしれません。
会社が何もかも保障する時代はとっくに終わっています。
「一昔前のサラリーマン精神」は終わっており、会社も社員を日常的にリストラする時代が来ています。
その中で自分はどう生き残っていくのか真剣に考えてしまいました・・・・
長文大変失礼いたしました。
oumi 2009年12月15日 (火) 10:33
「ソフトウェア開発に幸せな未来はあるのか」
私は、「幸せな未来はある」と思っています。
自分そろそろ50に手が届きそうですが、尊敬できる若い人は沢山出てきています。
まつもと ゆきひろ氏のような人もいます。MS本社系のブログにも意外と日本人がいます。
CMS関係ベンチャーも元気のようですし。
ユーザ会も活発です。だいぶ世代交代も進んでいますが。
TOMOYO Linux しかり、SIerも最近は路線を変更しながら頑張っています。
身近なところでも、名前は伏せておきますが、若いのに「すげぇなこいつ」ってな人は沢山いると感じています。
自分が関わる内容も、メインフレーム中心から、UNIX⇒.NET Framework(Windows系)⇒Silverlight(他RIA系) と、かなり変化しています。
(立場も、PG⇒SE⇒経営陣⇒技術者 と結構変わりましたが…)
つい最近、弊社の若い衆が日本のある企業が特許を持っている超高速データ転送技術を使ったプロジェクトに関わった事がありますが、色々内容を聞くと「まだまだ日本の技術は素晴らしい」と思えました。動きは鈍い面がありますが・・・
もちろん「ITバブル時代のような、誰もが簡単に稼げる」、悪く言えば「馬鹿でも稼げる」という時代は既に過ぎ去った過去のものですが。
そのような意味においては、好転はありえないでしょう。
でもそれは逆に「正常化」に向かっているとも言えるのではないでしょうか?
言い方を変えると、あって当然の経済的・ビジネス的な変化・変革が起きているだけなんじゃないでしょうか。
日本人は実際、変化に強い国民のはずだと思っているのですが・・
今からでも、諸外国に負けないIT先進国を目指す事は可能ですし。(政治・経済・教育の問題はおいておいて・・)
若い人には頑張ってほしぃ。もちろん年寄りも(w)
まずは、日本を除く、東南アジア圏の若い人たちに負けないスキル(知識)と言語力とバイタリティを見に付けて欲しいと思います。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 11:09
EarlGreyさん、ありがとうございます。
> 現在のエンジニアには絶対的に中間層が多いと思いますので
その通りだと思います。そしてその人たちが今の状態を下支えしていると思います。個人的には「スーパーエンジニア」化は反対ではありませんが、それだけを突き詰めていくと完全に二極化してしまいます。私自身は適材適所である程度スキルを平均化した方が効率という面では有利と考えています。ただ、納期が短縮され人員が減らされる現状では結局この中間層がいろいろな意味でしわ寄せが来るでしょう。
> いずれにしても厳しい淘汰の時代が、すぐ近くまで来ているように思います。
これはもう周りを見ても感じます。今のところ、周りに比べると私はマシな感じはしますが、それでもいつ淘汰されるかと考える事は多いです。最近、特にそう感じるのでこんな感じのコラムになったのですが。
好きで始めた仕事が嫌いになる事ほど不幸な事ってないと思います。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 11:36
しっぱさん、ありがとうございます。
広告業界もかなり不況の影響を受けたとされる業種ですよね。うちの会社でもそうですが、広告費って売り上げの中で結構占めているのでバカにならないと思います。やはりある程度経てば広告費や人件費をまず削ろうと考えるのは自然だと思います。
> 自分自身を最後に救えるのは自分自身のみです。
> 今、何をすべきか短期的なキャリアでなく、長期的な目線でのキャリアプランを
> 立てる方がいいのかもしれません
そうだと思います。目先も確かに大事なのですが、自分の現在の状況を分析しつつ、先々どう持って行けば良いかは常に修正しながら考えて行く事が今までは「望ましい」でしたが、これからは「必要」だと思います。よほど潤沢な貯えがあれば別ですが、そうでなければきちんと考えないとすぐに職も住居も失いかねないと思います。特にこれからは年金もらっても年金だけでは食べて行けない可能性も大です。
> 会社が何もかも保障する時代はとっくに終わっています
さすがに本気で会社が面倒見てくれると考えてる人はほとんどいないとおもいますが、もう正社員ですら狭き門となりつつあります。今は雇用助成金などでなんとか繋いでいる会社もこの先何年もそれで維持できるとは思えません。税収が減り、それでも景気回復のために国債を発行して景気を押し上げようとしていますが、無い袖を振るわけですから、このツケはいずれ来るでしょう。どう転ぶか分からない以上、いろいろな選択肢を考える事は必要だと思います。
インドリ 2009年12月15日 (火) 12:09
希望がないと言ったまま終わるのも何なので書きます。
この流れを変えるには「エンドユーザーがエンジニアを直列屋う」か「鑑定士/アナリストを増やす」しかないと思います。
そうすると、自然と市場原理が働いてまっとうな業界になるのではないでしょうか?
そうすれば、プロジェクトが円滑化しますし、ブラック企業も減ります。
次に、多様化する必要があるかと思います。
今は主に人月単価に頼り、一元化してしまっています。
しかしながら、情報処理技術そのものは社会にとって必要なので、多様化すれば仕事も増える(発見できる)かと思います。
なにはともあれ、今の状況はエンドユーザーが変わらないと劇的には変化しないと思います。
本当はIT業界が変わればいいのですが、今の硬直化した多重請負状態から脱却するのは残念ながら無理だと思います。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 12:22
oumiさん、ありがとうございます。
> 私は、「幸せな未来はある」と思っています。
見方によってはこれもアリだとも思います。もっとも仕事していく上でお先真っ暗だとやる気も失せるので、本来はこう書くのが一番かも知れません。
oumiさんの例を読むと確かに明るい未来もあるのかな、とは思います。ただ、正直言うとそういう人って多分一握りなんですよね。私も良く「若いのにすごいな」と思うエンジニアに出会う事はあります。スキルは言うに及ばず、発想と柔軟性がずば抜けていると感じます。こういう所で自分が歳取ったとも感じますが。
でも、産業としてはむしろこういう人たちではなく一般に働く人たちが下支えしないと発展は難しいと思っています。コンピュータと言うハードウェアは基本は昔から何も変わっていません。ソフトウェアの考え方も基本は昔から同じです(だから今でもやれると思ってますが)では何が発展してきたかと言えば応用技術に他なりません。どんな言語やフレームワークで隠蔽してもその先はあまり変わらないでしょう。であるなら、産業としての発展は一部の先駆者たちが道筋をつけ、それを下支えする大勢のエンジニアの努力があってこそだと考えています。その人たちはこれからどうなのか、スキルが無いから、使うだけで何も生み出さないからか、ただ単純に比較してしまう事はあまりにも乱暴だと思ってます。
私は逆にスーパーエンジニアが増えてそれがある種普通になってきた時が一番危険だと思ってます。技術の広がりは悪い事ではないですが、それだけでは競争と選別を煽るだけとも言えます。
先の事業仕訳でもスパコンの所で「世界で2番じゃダメなんですか?」と言う所がクローズアップされています。これは逆を言えば「世界一である事の必然性」を聞いていると思うのですが、ここに明確な答えが出てない事が現状の業界とダブります。テクノロジーとしては最先端でも良いと思います。でも、産業としてはそれだけではダメで、むしろ2番だって確実な方が大切だったりします。
> でもそれは逆に「正常化」に向かっているとも言えるのではないでしょうか?
これはあると思います。ただ、最近はそれを通り越しているような気もしますが。
> 日本人は実際、変化に強い国民のはずだと思っているのですが・・
昔はそうだったと思います。敗戦から戦後復興を考えるとすごいです。ただ、世代が変わり、その様相は徐々に薄れていると思います。我々の親の世代が割合裕福なためにそれに甘えるような構図になりつつあります。だからか分かりませんが、打たれ弱くなってる気がしてなりません。
長々書いてしまいましたが、決して「幸せな未来」を否定して悲観してる訳ではないです。逆に「幸せな未来」になって欲しいので書いているのはあります。やはりレベルやスキルはどうであれ、頑張って努力したエンジニアがなるべく報われる業界にしたいとの願いは常に持ってます。「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が映画になりましたが、ネガティブな側面が映画になるような業界と思われたくないですね、本当は。
forseti 2009年12月15日 (火) 12:59
こんにちは。forsetiです。
私の場合役割の兼務より、
多様化した言語に対応するという点で苦労しました。
多少慣れたおかげか、
主言語の開発の合間に別言語でツール作成の依頼を受けられるようになり、
今では仕事の幅が随分広がって苦労が報われた思いがあります。
「広く浅く or 狭く深く」ではなく、
「広くそれなりに、かつ得意分野は深く」くらい無いとこの先生き残れないかもしれません。
> 頑張って努力したエンジニアがなるべく報われる業界にしたい
当たり前なはずなのに、この言葉が聞けるだけでものすごく安心してしまいました。
何とか生き残って文字通り当たり前にしていきたいです。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 15:30
インドリさん、ありがとうございます。
> 今は主に人月単価に頼り、一元化してしまっています。
人月単価の話は年末か年始にやろうと思います。
> 今の状況はエンドユーザーが変わらないと劇的には変化しないと思います。
劇的ではありませんが、ソフトウェアに関しては徐々に内製になりつつあるような感じがします。理由は多重請負(法令遵守と単価引下げのため)を解消するのと機密保持の観点から、みたいです。もっともこれがどこまで広がるかは分かりませんが。システムのライフサイクルを広げて、とにかく開発・保守費を抑える方法を模索しているようです。ただ、こういう流れは下流からしわ寄せが来ますけど。
にゃん太郎 2009年12月15日 (火) 15:44
forsetiさん、ありがとうございます。
> 今では仕事の幅が随分広がって苦労が報われた思いがあります。
こういう感覚って大事だと思うのですが、なかなか報われた感って最近はないです。営業には納期をつつかれ、上からは突然仕様変更が降ってきて、結局、最初の設計と違う機能がてんこ盛りになってたりします。
仕事の幅の広がりって本来は大切だと思うのですが、最近はあまり重要視されなくなっている気がします。まぁ、「Web」「Java」「C#」「DB(SQL)」はやってて当たり前な風潮があり、やってないと「何でこんな事もやってないの?」みたいに言われる事があります(私はやってますが)これも少しおかしい気がしますが、テクノロジーありきで進むので大事な基礎がおろそかになっちゃうんでしょうかねぇ。
「自分はこの仕事に向いているんだろうか?」と自問自答しながら結局20年が経ちました。技術的にも環境的にも随分様変わりしましたが(関係ないですが、私が過去に所属した会社の半数はすでにありません)段々おかしくなってる気はします。いろいろな要因のせいにするのは簡単ですが、エンジニアひとりひとりが真剣に考える時に来ているんでしょうね。
ちょびちょび 2009年12月17日 (木) 15:18
はじめまして。通りすがりのちょびちょびです。
10数年前に個人的な不況(子どもはめでたく保育園入園を果たしたが、私が仕事に復帰できるまでのこと)を体験した身として、不況の利点を1つ。不況とはまさに不幸な状況に陥ることです。今まで温水プールでばしゃばしゃしてたのを「水泳」だと思っていたら、思いっきり崖から海に突き落とされるようなものですね。でも、生還さえできれば確実に水泳は上達しています。元来怠け者な私には最適なコーチングだったかなと思います。
私は育った時代がたまたまラッキーだったから未経験で歓迎してもらえました。育児休業を終え、海に飛び込むとき、おそらく装備として空のペットボトル1本ぐらいは抱えていたと思います。しかし近頃、新卒の内定率云々のニュースを聞くと、先輩の一員として、新人に立派な設備のプールを用意できなかった責任を感じます。自分の仕事もままならないのに、大変おこがましい発言ですが、かつて社会からペットボトル1本を贈られた身としては、こんな状況だからこそ頑張って起業してたとえ極小でも崖の下にセーフティネット張らなくちゃ、と考えます。
1人1人が少しずつでも意識を変えていく。それしか好転はありえませんよね。
にゃん太郎 2009年12月17日 (木) 16:21
ちょびちょびさん、ありがとうございます。
就職氷河期っていうのは何も今に限った話ではないのですが、さすがに今回のは少し気の毒だなとは思います。個人的には入口ぐらいは何とかしてあげたいとは思います。そこから先は別として。
> 1人1人が少しずつでも意識を変えていく。それしか好転はありえませんよね。
でも、これが一番難しいんですよね…どうしたもんか。
あとむ 2010年1月 8日 (金) 15:29
こんにちは。通りすがりの31歳のweb系フリーエンジニアです。
私はエンジニアの未来は非常に明るいと思っています。
日本の産業構造を鑑みると確かにIT業界の実質多重請負的な部分があり、
これを変えるのは難しいと思ったりします。(私も過去いた現場で見てきました)
ただ、既出の通り、web系ベンチャー企業等が実際に取り組んでいるように、
自社開発/内製の流れも出てきています。
今は過渡期と言えるのかもしれませんが。
①技術自体にこだわりがある人はスーパーエンジニア
②技術の使い方にこだわりがある人は抱え込まれるエンジニア
③サービスそのものにこだわりがあるはエンジニアを抱え込む方
④技術経営にこだわりがある人は起業家
⑤上記どれもそれほどこだわれない人は他業種
上記のような淘汰が自然と発生しているのだと思います。
私には至極自然なことのように思われます。
私自身としては①~④いずれも魅力的だと思いますが、
④のように起業し、旧来の日本の産業構造を少しでも良い方向に持っていく
働きの一助を担えたら良いと考えています。
特に④として考えた場合、特にweb系はスモールスタートで起業しやすい
環境が整ってきているのを実感しています。
このような流れの中で、私は未来は明るい、と考えています。
にゃん太郎 2010年1月 8日 (金) 16:48
あとむさん、ありがとうございます。
なんだか嫉妬しそうなぐらい分かりやすい意見です(笑)
フリーランスや起業した方ですと、サラリーマンエンジニアと違い技術的な事と同時に経営的な事も考えなければならないのでエンジニアとしては非常にバランスが取れると思っています。それはどちらも真剣に考えないと生き残って行けないので基本的にエンジニアはフリーか小集団であるべきだと考えています(以前のコラムにも書きましたが)そういう意味であとむさんの意見は非常に的を得てると思います。そういう人が増えてこれば明るい未来も描けると思うので、是非頑張って欲しいと思います。
> 特にweb系はスモールスタートで起業しやすい
> 環境が整ってきているのを実感しています。
これは私も思います。ただ、その分ライバルも多いので(特に今のソフトウェア開発ではデザインも含めたWeb系はかなり熾烈だと思います)戦略を充分練って行く必要性があり、差別化も必要でしょう。これは1度失敗した先輩(=私)の実感です。
フリーの人にも厳しい時期ですが、頑張って下さい。
あとむ 2010年1月 8日 (金) 17:42
激励ありがとうございますm(_ _)m
確かに厳しい時期ですが、今の現場でも派遣切りが行われている中、
私は何とか?切られずにやっていくことができております。
貴重な経験をお持ちの先輩の言葉、率直にすごく有り難いです。
仰る通り、やはり収益構造=ビジネスモデルをどう構築するかが、
起業においては一番の課題と痛感しています。
焦らず、起業が目的化することなく、虎視眈々と力を付けて行こうと思っています。
丹人(常にホームページ制作中) 2010年1月26日 (火) 11:37
デフレの流れを止めることはかなり難しいのではないかと思います。
工数単価がどこまで落ちてゆくのかを考えるときには
中国の人件費を考慮しなくてはいけない時期が間も無くやってくるのではないかと
感じることが多くなりました。
Webに関しては設計のみを日本で行い開発は中国で行うことが普通になってきています。
また、中国のほうでもこれまでと違い日本的な仕事の進め方を目指してやっている会社も出てきました。
最終的にはディレクターがしっかりしていれば仕事が成り立つのではないでしょうか。
逆に、中国側では全体を俯瞰して細かな部分まで気を使いながらディレクションできる人材がなかなかいないようなので、ゼネラリスト的な素養を身につけることができれば中国から仕事が生まれる可能性はあるのではないかと思っています。