エンジニア歴20年のおっさんが語る、いろいろな経験やこれからのソフトウェア業界についてです。

第10話 エンジニアは独立すべきだ!

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 まぁ、正社員のわたしがいうのも何ですが、基本的にエンジニアには「正社員」と言う雇用形態はそぐわないと思っています。理由は後述しますが・……。

 ところで、わたしがなぜこのコラムで匿名の「にゃん太郎」と名乗っているかと言えば、正直いって素性が会社にバレると少々面倒だからです。決して会社の悪口を言うためではない……はずです(笑)。

 実は会社で働きながら、別口で「フリー」としても仕事をしています。副業ですが、昔、会社を経営していた時のお客様が今でもいろいろ相談してくれます。内容的にはシステム開発やコンサルティング、ネットワーク設計やアドバイス、パソコン修理やサーバ保守などです。お客様に紹介されての新規案件というのもけっこうあり、このままいくとどっちが本業か分からなくなる可能性もあります(苦笑)。

 税金とかの兼ね合いもあるので、家族を代表者にした会社で受ける形にしています。こっちをメインにしない理由は「借金」です。とにかくマイナスをゼロにしないとどうにもならないと思ったので。本業での収入は生活費、副業での収入をわたしの小遣い+借金返済にあてています。ただ、あくまでも副業なので本業に差し支えないようにやっています。今は会社にカミングアウトするか、それとも辞めて独立するか少しだけ悩んでいます。

■正規雇用と非正規雇用

 日本では「正規雇用(正社員)」が、ある意味当たり前な感覚があります。これは保険にしろ年金にしろ、いろんな意味で優遇されているからです。逆に非正規社員でも派遣社員、パート、アルバイトなどはどちらかといえば不安定で、あまり優遇されていません。親も世間も正社員として就職しないと「いつまでフラフラしてるの?」なんて勝手に思われます。

 昨年末から「派遣切り」なんて言われて、製造業の派遣社員が大量に、それもほぼ同時に解雇(契約打ち切りもしくは満了)されて話題になりました。契約を更新しない、なんて話は今でもあります。

 社会的な道義はともかく、個人的にはある程度は予想していました。なぜなら、人手が足りないから派遣社員を雇用しているのではなく、何かあった時に簡単に人手を減らすために派遣社員を雇用しているからです。人手が欲しいなら正社員でも良いわけですから。

 日本の法律では、正社員は簡単に解雇できませんが、派遣社員は契約満了を理由に解雇できます。2年以上継続して雇用していたら正社員にしなければならない、という決まりはありますが、いくらでも逃げ道は用意できますし、実際にやっている会社も多々ありました。

 企業活動の中で経費に占める人件費の割合は、決して少なくありません。そのために会社の業績が悪くなると「リストラ」という人減らしが始まります。お金の話については、また次のコラムで書きますが、仕事が減って余剰人員が出ることが一番負担になるからです。製造業の下請け会社もかなり余剰人員は出ていますが、雇用調整助成金と休暇や一時帰休で何とか解雇せずに済んでいるのが現状です。そのため、実際は潜在的失業者はかなりいるんじゃないかと思います。

 前のコラムにも書きましたが、ソフトウェア開発はほとんど「人件費」です。高い単価で人月単価を設定できれば問題ありませんが、人月単価が安くなると利益率はかなり落ちます(人件費などの経費は安くならないから)。正社員で雇用し、派遣で利ざやを稼ぐ会社は技術者の派遣先がないと利益は減る一方で、それが経営を圧迫します。

■ブラック企業

 労働者の権利を守るために「労働基準法」という法律があります。労働基準法は、経営者が一方的に不当行為をしないように定められたものであることはご存じだと思います。一度雇用したら理由なく解雇できない、やむを得ず解雇する時は30日前に予告する、30日に満たない場合は「解雇予告手当」を支払わなくてはならないなど。残業手当や有休、社会保険など(労働基準法以外もありますが)もわりと労働者側に有利となっています。普通に考えると雇い主(経営側)の方が力関係は強いため、それは仕方ないのかもしれません。

 ただ、ソフトウェア業界に限りませんが杓子定規に全部守ってますよ、という会社は中小企業に関しては少ないと思います。これが極端になると「ブラック企業」といわれますが……。

 わたし自身も、ブラック企業っぽいところに1年半ぐらい勤めていました。今さら蒸し返す気もないのですが、健康保険は入社3か月後(建前上は試用期間。でも本当は違反です)、偽装請負、残業代は時間あたり300円程度(それも30時間以上で初めてつく)などです。SEで30代後半でしたが年収は400万円に満たなかったです。これは地方都市なのでまぁ仕方ないかな。一番腹が立ったのが、入社前に会社までの1カ月分の定期券を購入してくれといわれたので、素直に行きやすい方法で購入したら「認められません」といわれてしまったことです。後から基準を聞いて「聞いてない」と抗議したのですが結局認められず、差額は自腹でした(だったら初めから指定しろよ)。

 派遣先が良かったので取りあえず続きましたが、キリの良いところで辞めました。辞めるといったらそこから、上司も会社の人もみんな冷たくなって、悲しいを通り越して笑ってしまいました。ちなみに給与の計算違いも数回あり、最後の最後も今までの手当の計算が間違っていたらしく余計に引かれていました(涙)。

 退職時に「顛末書」を書かされました。客先の契約(正確には客先の客先で二重派遣でしたが)が残っているためにどうして辞めるのかを書けということでした。バカ正直に書いても良かったのですが、ここは堪えてもっともらしく書いておきました。客先の担当者には本当のことを言ってありましたけど。これに良い悪いをいうつもりはないですが、初めての経験なので驚いたと同時に辞めて良かったと思いました。

■病気について

 ソフトウェア業界はメンタルな病気(うつ病や神経症)が多い業種だそうです。こういう病気は自分を追い詰めたり、内向的でなかなか自分の考えを表に出せない人がかかりやすいと言われています。ソフトウェア業界はそういう性格の人も多いので相対的に多く感じるのだと思います。それ以前に、長時間残業や休日出勤が当たり前だと誰だって体調が悪くなると思いますが。

 ただ、残念なことに、なかなか周りに理解されないのが現状だと思います。風邪とかケガならわかりやすいですが、見かけは何ともなく、メンタルな部分は理解しようと思ってもなかなか理解できないからです。これは人間が物事を判断する時の基準が「自分」だからです。自分がうつ病などにかかれば理解できるのでしょうが、そうでなければ心のどこかで「本当?」みたいな猜疑心が常につきまとい偏見につながります。

 わたしが経営者だった頃、1人だけうつ病になりかけた人がいました。実家から1人で出てきて会社の寮に住んでいました。残業が多かったり、休日出勤があったわけでもないのですが、普段から神経質な所があるなぁ、とは思っていました。ある日の朝4時過ぎに携帯に電話が掛かってきて「金縛りにあって動けないので今日は休ませて欲しい」と電話がありました。これで何となく「まずいな」と思い、その人および家族と話し合った結果、退職して実家に帰って行きました。仕事よりは孤独感(家族に会いたい)と責任感がその人を追い詰めたようです。

 メンタル以外の病気もあります。わたしの会社では、ネフローゼ症候群という病気の人がいました。薬の副作用でだるくなったり血圧が下がり、なかなか起きることができないなどの症状があるのですが、やはり周りに理解されない(サボっていると思われる)ので「どうしたら良いでしょう?」と良く相談されました。結局、入院治療が必要になってしまったので退職しました。

 最近は大企業では、メンタルヘルスも含めサポート体制が充実していますが、ほとんどの中小企業はあまり充実していません。個人的には会社もですが、それ以上に自分で予防・ケアすることも大切だと思います。わたしのように、あまり自分で自分を追い詰めない性格なら問題ありませんが(たぶん)、マネージャは余裕を持ったスケジューリングを行なうように心がけ、SEやPGは仕事を残業で片付けないのが当たり前、ぐらいの感覚で仕事をすることが大切だと思います。

 よく「病は気から」といいますが、ストレスを含めて気合だけでは病気は治りません。投薬は必要ですが、なによりその原因を取り除かないと。慢性の病気はうまく付き合わなければならないので、少なくとも上司や経営者はどういう病気でどんな副作用があって……というのを正しく理解すべきです。人材の優劣は病気では決まりません。

■エンジニアに正社員は合わない

 これは制度の問題が絡んでくるので、正社員の部分だけ切り出して論じるのはあまり意味がないのですが、ここではあえてそのことを書きたいと思います。

 高度成長時代、企業の雇用形態は基本的に終身雇用でした。経済も給料も消費も右肩上がりを前提に会社を定年まで勤め上げて退職金を受け取り、余生は年金で暮らすという一種のライフモデルです。ところが、給料もほとんど上がらない、雇用(正社員)もあまりない、働いても生活に窮する(ワーキングプア)、退職金もあてにできないなど、今の時代では「正社員」という考え方そのものが古いとわたしは思っています。

 そもそも、企業が人件費節約のために正社員の採用を減らし、非正社員を増やそうとする現実は、年金や健康保険の未払いを増やし、結果的に将来の年金や健康保険などの制度の破綻を招きます(というか、すでに招きかけている)。年金支給年齢も今は65歳(かな?)ですが、わたしの時はいつになるのか、それ以前にもらえるのか心配になってきます。企業の論理として派遣社員などの非正規雇用を認めて欲しいというのは、経験があるので理解できますが、それは健康保険や年金などの制度も合わせて変更しないと社会全体がおかしくなります。

 エンジニアの価値というのは、本来経験とスキルに裏打ちされた実力だとわたしは思っています。最近の正社員エンジニアは、プロがあまりいないと感じます。要するに「素人」です。設計やプログラミングはある程度できるけど、そこから踏み出せる人が少ないと感じます。まず、やったことがない言語をやれといわれると「やったことがないからわかりません」「自信はないですが……」という人が多いです。

 わたしはこの言葉を言ったことは一度もありません。そもそも「言語の習得」って言葉に違和感を覚えます。コンピュータやOSの仕組み、アルゴリズムの考え方を知っていれば後はそれぞれの環境に当てはめるだけなのでやったことがない言語でも2、3日試行錯誤すれば、たいていは事足ります。(成果物が)「簡単に動く」ことに満足して、自分はエンジニアだと勘違いしている人が少なくありません。

 このような現状は正社員と人月単価の副作用だと、わたしは考えています。厳格にスキルで単価を出しているわけではないので会社も教育しないですし、ある程度動く物ができれば顧客の所に出せます。顧客が気に入らなければすぐに返されてくるでしょうし、顧客の所で揉まれてスキルが上がれば儲けもん、そうでなくても顧客の元でプログラムを組むぐらいなら何とかできるでしょう。これで良しならわざわざコストをかけてまで教育する必要はありません。またコストをかけて教育し、スキルが上がっても転職とかされたらかけたコスト分だけムダになります。お金をかけるのは(教育コストも給料も)将来の幹部候補生ぐらいです。素人みたいなエンジニアが増えてもそれで利益が上がるなら何も問題ありません。

 実際、わたしが見積りを出す時は、開発期間を自分ではなく「一番スキルが低そうなメンバーのレベル」に合わせて考えます。単価は給料が一番高い人が基準、期間は一番スキルが低い人が基準、これでは適正な価格を出せるわけがありません。また、優秀なエンジニアが増えるわけでもありません。業界にとっては間違いなくマイナスです。

 環境が変わらない、ある程度頑張っていれば解雇されることもない状態(それでも最近はうかうかできないでしょうが)ではしょうがないと思いますが、エンジニアはいろいろな環境下で開発を行い、もっと荒波に揉まれるべきだと思います。

 それにはエンジニアの流動化が不可欠です。自分の経験とスキル、資格などで報酬を決め自分自身を売り込んで行き、いろいろな職場で活躍できるような環境ができればエンジニアの淘汰が進み、人月単価も少しは意味が出てきます。「エンジニア総フリー化」になれば、それこそスキルの上昇と共に報酬も上がるでしょうし、逆に契約より短期に納品できれば、その分儲かります。何も考えずエンジニアをやっていれば、そのうち生活ができなくなるでしょう。頑張るのは当たり前で、エンジニアの自分に付加価値がないなら淘汰されても仕方ないのです。

 実際は難しいのですが、建築士や弁護士みたいにエンジニアも独立した職種になれば業界が再編できて、活性化すると思いますが……どっちが良いのでしょうか。

 正社員でさえ明日は解雇(倒産)もあり得ます。実際、わたしもいろいろ経験しているので自分なりにセーフティネットを張りながら働き、生活しています。正社員が悪いとはいいませんが、正社員でなくても生きていけるスキルと心構えは必要だと痛感しています。

■営業スキルもこれからは必要

 唐突ですが、わたしは自分が「エンジニア」であるとあまり思っていません。やろうと思えば事務だって経理だって営業だってなんだってやりますし(っていうかやってた)、「サーバ増設に電源工事が必要だけど……」と相談されれば「わたしで良ければ」と言って電源工事もやります(わたしは資格を持ってます)。システム化の相談をされても、必要ないと思えば業務提案だけで終わったりすることもあります。予算が1万円と言われ、考えた挙句にExcelのマクロ(VBA)でお客さんのところで1日かけてシステムを作ったこともあります(この時は1万5千円くれた)。

 その場に応じて好き勝手? にやっているのでエンジニアというよりはサービスマンの方が近いかな、と思っています。またPMでもSEでもPGでもTE(テストエンジニア)でも与えられた役割があれば、そのポジションで最大のパフォーマンスを発揮する自信があります。どれもプロジェクトの中では重要だと思いますし、そこに選り好みする気はないです(でも、大抵はいくつか兼業になります)自分でできる範囲ならエンジニアの範疇外でもやりますし、それが「プロ」だとも思っています。

 これからはエンジニアといえど「営業スキル」が必要だと思います。あいさつすらロクにできないでは問題外ですが、自分をアピールし、自分を売り込み、ビジネスとして人と接することができなければ淘汰されてしまう、と考えた方が良いと思います。エンジニアはただ黙々と設計・コーディングをすれば良いと言うわけではありません。エンジニアとしてのスキル以外にビジネススキルがないと仕事の幅が広がりません。「営業は苦手です」「営業は向いていません」ではこれからは厳しいと思います。

 わたしは、仕事に関しては「できる・できない」ではなくて、「やるか・やらないか」だと考えています。駆け引きも重要だと思うので、わたしはやったことがないことでも、やったことがあるような顔をして「できます」と言います。

 時には後悔もしますが、それでも試行錯誤しながら当たり前のように納品してきました。これがスキルを磨くチャンスでした。また、このようなチャンスをものにしてきたことで、信頼を得てきたのだと自負しています(時々危なかったことはありましたが)せっかくチャンスが巡ってきても、尻込みしてしまったらもったいないと思うのは、わたしだけでしょうか?

 次はお金の話です。給料や報酬、単価、コストなど。正社員とかだと年末調整とか会社がやってくれるのであまり気にしない人も多いのではないでしょうか。そんなエンジニアに読んで欲しい話です。

Comment(26)

コメント

にゃん太郎さん、こんばんは。

ちょっとネタが被ってしまいましたけど、次に書きました。
明日か、明後日ぐらいに公開かな。

文句言ってるなら独立すりゃいいのにね。
本当にそう思います。

インドリ

にゃん太郎さん、今回もご自身の経験で裏づけされた非常によいコラムでした。
始めこのコラムのタイトルを見たとき「ちょっと言いすぎかな?」と感じましたが、最後までコラムを読んで仰るとおりだと思いました。
やはり技術者は全員フリーで、昔の職人みたいに腕一本で生きなくてはならないと思いました。
それと、にゃん太郎さんのこの言葉にしびれました。
【PMでもSEでもPGでもTE(テストエンジニア)でも与えられた役割があれば、そのポジションで最大のパフォーマンスを発揮する自信があります。どれもプロジェクトの中では重要だと思いますし、そこに選り好みする気はないです(でも、大抵はいくつか兼業になります)自分でできる範囲ならエンジニアの範疇外でもやりますし、それが「プロ」だとも思っています。】
私はにゃん太郎さんの様にプロフェッショナルになりたいです。
まだまだ私はひょっこなのでまだ手が出せませんが、将来電気も学習する事にします。
次回も楽しみにしています。

ヴァン

こんにちは。

かなり興味深い記事でした。

自分も副業的な事はやっており、このまま正社員として働くのが良いのか、
フリーが良いのか悩む時期もありました。

リストラも経験しているので、「正社員=雇用は安心」とは考えていませんが、
家族も有るので、やはりフリーには不安の方が大きいです。

今後も興味深い記事が続きそうなので楽しみにしています。

森姫

こんばんは、森姫と申します。
とても考えされられる記事でございました。
同時に、自分が今まで勤めた会社がほとんど違法なことをしていたことを
知りました・・・。びっくりです。
「あれは違法だったのか!!」と驚きました。

いつかはフリーになりたい気持ちは私にもあります。
でもやっぱり「フラフラして!!」とか言われるのが怖くて、
なによりもまだ技術に乏しいので
フリーになっても仕事がないと思って厳しいです。
フリー=自由と不安
が頭の中にあるんですよね・・・。

ビガー

にゃん太郎さん、こんばんは。

いやいや、失礼ながら思考が自分と似ているなぁと感じました。

>自分をアピールし、自分を売り込み、ビジネスとして人と接することができなければ淘汰されてしまう
私は現在、宅配サービスの小企業の営業を歩合で契約させてもらっているんですが、営業で本当に必要な情報を整理したり分析する技術は要件整理とほぼ一緒です。また、営業技術を日々学んでいます。最近では、大手流通企業と軽い商談までさせてもらっている(社員じゃないんだけど)。

私は、ツテ作りが下手ですが、昔の取引先(半分くらいは倒産しちゃっていますが)からはタマに声をかけてもらったりしています。私自身プロと自負していますが、客観的に判断いただくとやっぱり嬉しいです。縁は大事にしたいものです。

第3バイオリン

にゃん太郎さん

私は今のところ、今の会社で働いていきたいと考えていますが、
実際のところ「ほんとにそんなことできるのかな?」という不安はあります。

少し前まで現状が快適なのでできれば何も変えたくない、私は変わりたくないと思っていましたが、ここ3か月くらいでその考えが打ち砕かれる出来事がいくつかありました。
周りの環境はどんどん変わっていくのに「変わらないでいること」なんてできるのだろうか、いや絶対無理だろうと急に不安になっているところです。
だからといってすぐに何かできるわけでもなく、しばらく不安は続きそうです。

>仕事に関しては「できる・できない」ではなくて、「やるか・やらないか」だと考えています。
テストリーダーになってから、その考えがわかるようになりました。
一度せっぱつまった状況で身動きが取れなくなったとき、尊敬する先輩から
「リーダーなら腹をくくれよ。そうしないと僕も周りも動かないよ」
と言われて覚悟を決めました。
あの瞬間から、「できないときは先輩が助けてくれるかも・・・」なんて甘えた考えは消え去りました。
今は「私がやらなくちゃ誰がやる」という気持ちでいます。

にゃん太郎

生島さん、ありがとうございます。

 ネタが被るのって良くありますよね。私もたまに「やられた!」と思います
(笑)まぁそれだけ思うところや考える事が同じなんでしょうが。

 とりあえず、コラムの方を楽しみにしています。

にゃん太郎

インドリさん、ありがとうございます。

> 私はにゃん太郎さんの様にプロフェッショナルになりたいです。

 おおっ、ありがとうございます。そう言って頂けるとコラム書いている甲斐があ
ります。

 個人的にいつも思うのですが、昔と違い段々専業(SEは設計だけ、みたいな)で
はやって行けないようになっています。腕一本って言うのはちょっと大げさでも、
それに近いぐらいになっていくでしょう。コラムでは少々カッコ良く書きました
が、年齢が上がり、スキルが上がるという事はそれだけいろいろな事が望まれてい
ると感じます。ですから生き残りを考えるなら「何でも屋」を自認するぐらいでな
いとダメだと思っています。

 インドリさんはすでにフリーなのである程度分かっていらっしゃると思いますが、
少しずつ範囲を広げればそれだけ仕事も人脈も広がるんですよね。

にゃん太郎

ヴァンさん、ありがとうございます。

> 家族も有るので、やはりフリーには不安の方が大きいです。

 私の場合もまさにそれなので、よく分かります。結局会社は会社で働いて、それ
以外でも収入を得ようという考えが一番精神的に安定します。

 ただ、今の会社も居心地が良いのかと言われればそんな事もないので、切りの良
いところでフリーになろうとは考えています。さすがに途中で放り出す事は出来な
いので。

にゃん太郎

森姫さん、ありがとうございます。

> 「あれは違法だったのか!!」と驚きました。

 コラムでも書きましたが、なかなか100%法律を守っている会社も少ないとは思い
ます。私も自分で会社を経営して初めて知りました。まだまだ知らないエンジニア
もたくさんいるのでしょうね。中小のIT企業では組合とかも無いでしょうからなか
なか改善要求は出せませんし、難しいです。

 フリーになると言う事はありきたりな言葉で言えば完全に「自己責任」だと思い
ます。収入が不安定になるので(毎月、決まった日に決まった額は入って来ない)
ここなんでしょうね。後は仕事。エンジニアで仕様書眺めながら黙々とプログラム
組んでいるだけなら人脈も広がりませんし、営業スキルも磨かれません。出向なり
派遣なり外に出る機会があるようなので、いろいろな会社の人と仲良くなるように
すれば自ずと道は開けるかもしれません。もちろん、スキルアップも忘れずに。

にゃん太郎

ビガーさん、ありがとうございます。

 これだけ世の中の浮き沈みが激しいとお付き合いする会社も倒産したりするので
例えば売上げが1、2社で占められてしまうと非常に危険ですよね。そういう意味で
は常にいくつかの会社の仕事をこまめに出来るのが良いのですが、フリーだとその
あたりが難しいのかな、と思います。だからあちこちにコネクションを作る事が重
要だと考えています。

 人の縁は簡単に切れますが、つながりはなかなか無いと思います。ビガーさんの
おっしゃる通り、大事にしたいですね。

にゃん太郎

第3バイオリン さん、ありがとうございます。

 会社が倒産する事もありますが、その前に大規模リストラもあり得ます。私の知
り合いの会社は非常に儲かっていましたが、親会社が不振なため、会社ごと外資系
に売却されてしまい、身分がどうなるか不安だと言ってました。形は違えど会社で
働くエンジニアとしても無関係ではいられないと思います。

 大切なのは自分がこの先どうしたいのかという事に尽きると思います。現状のま
までいられるかも知れませんし、ひょっとしたら数ヶ月後に変わるかもしれませ
ん。でも、エンジニアとしてやっていくのなら、それこそ腹括って行くしかないの
でどんな状況になっても生き残れるようにスキルアップしながらいろいろなケース
を考えて日々過ごしていくようにしたいものです。そういう意味でも「やるか・や
らないか」ですよね。

ビガー

たびたびすいません。お客様について少々。

私はフリーになってから、まだ2年くらいなので委託での取引先は5社(その内、2社倒産ですが、親会社が業務を引き継いでいるケースもあるので連絡は取れる)しかなく、まだまだ経験不足です。大きく火を噴いたプロジェクトは、残念ながら繰り返されちゃうみたいで倒産しています。

フリーでもそのプロジェクトに携わる目的やゴールを自分の中で明確にしていれば(私は、そのプロジェクトで求められることと自分が目指すスキル習得に注力しています。ツテを作りたいなどの打算的ものは成功しないみたい(知人談))、馴れ合いではなく、ビジネスとしてのコネクションは作れると考えています。(実際そうなっているので)
あと、小口のお客様と大手のお客様では、入金の安心感などいろいろ違いがあるのでどうしても大手のお客様を優先しちゃいます。基本的に私がそのプロジェクトで得ようと考えていたコトが習得できたら契約を終了(5社ともそうです)しちゃっていますが、大手のお客様は、関係者も多いので長めになる傾向がありますが、それでも半年以内におさまるようにしています。

最近の委託契約の単価下落はヒドイですが、コネクションをうまく使ったり、他の方面(営業など)のスキルを伸ばしたり、やり方次第でフリーにも活路は十分あると思います。

HZ

【コンピュータやOSの仕組み、アルゴリズムの考え方を知っていれば後はそれぞれの環境に当てはめるだけなのでやったことがない言語でも2、3日試行錯誤すれば、たいていは事足ります。】
私もこう思います。
以前、経験した事の無い言語の案件の面接に行った時に、
自分では出来る自信があったのですが、面接官の人に
「スキル表に無いけどホントに大丈夫?」
と言われ、1時間程の口論の末に採用してもらい、プロジェクトの最後まで残る事が出来た事があります。
こういう場合やはり営業のスキルが必須になってくると思います。
「やった事が無いのに何故大丈夫か」という事を相手に納得して貰う話術、でしょうか。

特に今は不況の影響で採用する側も大変な様で、2~3ヶ月前に登場した様な新技術を使う案件でも「○○経験者の方」という条件がついていたりしますが、私は「それ、経験者で今手が空いてる人って途中で切られた人じゃないの?大丈夫?」と思います。
こういう場合「英語が出来る方」で募集してみんなでヘルプファイル等と戦いながら新技術を習得していく方が良い様な気がします。
「○○経験者の方」の募集だけでプロジェクトが進んで行くと、同じ事しか出来ない人が量産されて行き、業界として衰退してしまうのでは無いかと危惧しています。
エンジニアはもっと色々な事に挑戦してみる好奇心を持つべきだと思います。

にゃん太郎

ビガーさん、たびたびありがとうございます。

 私の場合は基本「何でも屋」なのでシステム開発の様なある程度期間のある物か
らパソコンの設置、アプリインストールなどの細かい作業までやっているのでほぼ
小口のお客様です。お金に関しては少ない場合は作業終了後にもらうようにしてい
ます。まぁ、この辺りが副業になっているゆえんですが、広く浅くやるようにして
います。

 実はそれなりに大きい会社とも取引はあるのですが、どっぷりになってしまうの
でご用聞き程度でやってます。

 ただ、この不況下でメインで取引しているほぼすべての会社の人に「困ったら食
わせるだけの仕事はあるよ」と言っていただけるのがありがたいですし、そう言わ
せたらフリーとしてはある程度成功かな、と思ってます。

にゃん太郎

HZさん、ありがとうございます。

 嘘も方便、では無いですが私も面接の人に「大丈夫?」って聞かれたらいろいろ
話をして納得させるように努力します。時々嘘つきますが、そう言うのって多分相
手は分かっていると思うのですが、それでもそう言う時は半信半疑で使ってくれた
りします。面接ってある意味自分の売り込みなのでそこは真正面から向かうように
しています。逃げの姿勢を見せたら負けですからね。

 今の自分の周りもそうですが、もう少しいろいろ挑戦したらいいのにな、と思い
書いたコラムですが、やはり人材をうまく流動化するような仕組みがないと難しい
のかなと考えています。採用する方もされる方も狭い範囲しか見えなければ意味が
無いでしょうから。

とものぶ

はじめまして。
いつも拝見させてもらっています。

> コンピュータやOSの仕組み、アルゴリズムの考え方を知っていれば後はそれぞれの環境に当てはめるだけなのでやったことがない言語でも2、3日試行錯誤すれば、たいていは事足ります。

これは良く分かります。
自分もC言語やPerl、自動テストツールの独自言語などいろいろな言語を使ってきているので、これから先、他の言語にかかわっても何とかやっていける気がしています。
条件分岐と繰り返しはどの言語でも大して変わらず、あとは文法や標準実装の関数などの違いしかないと思えば怖くはないですね。

> 「やるか・やらないか」
これはエンジニアとしてだけでなく、人間としても重要なことだと思います。
仕事ならお金・経験・人脈など、人間としてなら仲間や友達、感動、達成感など、そういったものが何も得られないわけで。。。

ちょっと趣旨は違いますが、同僚や後輩で「とものぶさんみたいになりたいな~」と言っておきながら何もしない人いて、5年ほど前まで「じゃぁ、なんでやらないんだ!」と憤慨してました。
自分は「思い立ったら即行動」するので当たり前すぎて、他の人にとってはぜんぜん違うことに最近まで気がつかなかったです。
最近は「なりたきゃやらないと、いつまでたってもなれないよ」と言つつ、何も行動しない人には内心で「君は一生そこで妄想していなさい」とちょっと見下した目線を送ってます。。。(ーー:)

こうゆうのは若い人に多く感じられ、いろいろと将来が心配になってきます。

> 雇用形態について
海外やプロのスポーツ選手ではよくあるヘッドハンティング(引き抜き)。
レースのF1業界では、ハントされた人が3ヶ月~半年の休暇をとって別のチームへ行く話しを良く聞きます。
自分の周りではこうしたヘッドハンティングの話題をまったく聞きません。
あまり明るみに出したくない話題だからでしょうか?
正規・非正規どちらしろ、この業界でもヘッドハンティングが日常的に行われるようになれば、「優秀なエンジニアとして箔が付けば、もっといい会社にヘッドハントされるかも」とモチベーションも上がり、優秀なエンジニアが育っていくんじゃないかと思います。
にゃん太郎さんの周りでどうなんでしょう?
そんな話題があればどこかで紹介して下さい。


次回を楽しみにしています。

にゃん太郎

とものぶさん、ありがとうございます。

> こうゆうのは若い人に多く感じられ、いろいろと将来が心配になってきます。

 私もそう思います。口は達者である程度はやれるけど細かいところまではなかな
か目が行かない、そしてプライドが高いのでおせっかいを焼くと反発します。もう
すでにおっさんの領域なので愚痴ばっかりですが、心配しています。もっともこの
コラムを始めようとおもったきっかけがこういう現状をどうしたらいいだろう?っ
て考えて始めたものですから、これからもいろいろ書きたいとおもいます。

> にゃん太郎さんの周りでどうなんでしょう?

 IT業界では入社時や辞める時に「退職後、1年間は同業他社で働かない」と言う
宣誓書みたいなものを書かされる事が多いと思いますが(私も半分以上の会社で書
いた)これが業界内の習慣になっているでしょうね。構造的に派遣や出向が多いの
で欲しい人材のメドはかなりあると思いますが、それが出来ないのだと思います。
ただ、日本では家族的な考えが組織にもあるので風土としてあまり根付いていない
とも思います。もっともヘッドハンティングされるような人はエンジニアとしてで
はなく、マネージャーや経営者クラス(俗にエグゼクティブクラスと言われる人た
ち)でしょうけど。

 ヘッドハンティングかどうか分かりませんが、昔、先輩SEがお客様に引き抜かれ
て転職していった事がありました。この時は上司もお客様とのパイプが太くなると
逆に喜んでいましたけど。

とものぶ

> IT業界では入社時や辞める時に「退職後、1年間は同業他社で働かない」と言う
宣誓書みたいなものを書かされる事が多いと思いますが(私も半分以上の会社で書
いた)これが業界内の習慣になっているでしょうね。

転職したことが無く、また、秘密保持契約書には沢山署名と印鑑を押しましたが、「同業他社で働かない」という文面はありませんでしたので、そうゆう習慣があるとは知りませんでした。

>もっともヘッドハンティングされるような人はエンジニアとしてで
はなく、マネージャーや経営者クラス(俗にエグゼクティブクラスと言われる人た
ち)でしょうけど。

なるほど。
自分はテストエンジニアでずっとテストの現場にいるので、余計にヘッドハンティングとは縁遠いのかもしれません。。。

ヴァン

こんにちは。

>IT業界では入社時や辞める時に「退職後、1年間は同業他社で働かない」と言う
宣誓書みたいなものを書かされる事が多いと思いますが

こういうのは無かったですね。
「お客さん先はやめてね」ってのはありましたね。
でも、かなりの人がお客さん先に転職してましたけど。

一応話し合いで、関わりのない部署になってましたけど。
なので、

>この時は上司もお客様とのパイプが太くなると逆に喜んでいましたけど。

こんな話はありませんでした。

この歳で同業じゃなかったら安月給になり、生活できませんって。

Soda

こー職人を目指す方には、「エンジニア総フリー化」に魅力を感じるようですねぇ。
スキルがあるものだけが生き残るのが正しい世界というようなイメージでしょうか?
私もそのように考えていた時期がありましたが、現在はちょっと違うかな。

>それこそスキルの上昇と共に報酬も上がるでしょうし

理想はそうなんですよねぇ。
だけど現実は値下げ競争の激化になりませんか?
お客からみたら目的のものが安くできればいいですよねぇ。
必要以上のスキルは求められず、高いスキルがあっても、金額が高ければ受注できないように思います。

>逆に契約より短期に納品できれば、その分儲かります

予定納期よりも早く納品できても金額は上がらないですよね?
これはー早く納品したら、時間が空くから別の仕事ができて別の利益を得られるということでしょうか?

お客からみても、信頼性という点でフリーエンジニアに直接仕事を出すのも難しそうですねぇ。
最低でも、エンジニア免許など、罰則が伴う身元証明が必要になるんじゃないかなぁ。(^^;
あと、一人ではできない規模の仕事が困るかな?

>これからはエンジニアといえど「営業スキル」が必要だと思います。

直接お客と話す機会がある人は、「営業スキル」が無いと厳しいですねぇ。
昔に比べ、プログラムを組める人の数は相当増えているし、プログラムを作る環境も敷居が下がってますよね。
職人さんはヌルくなったと感じるかもしれませんが、私は昔ほど特別な職業ではなくなってきたんだなと思うのですよ。
コードが書けるのは当たり前で、それ以外のことができないと差を付けられない時代なのかなと。

にゃん太郎

Sodaさん、ありがとうございます。

 理想と現実と言う意味では現在はSodaさんのおっしゃる事の方が正しいと思
います。現在のような「人月単価」のままだと総フリー化と言うのはあまり意味が
ないのでそこをどうするか、と言う問題に突き当たります。

 ただ、ソフトウェアの品質を上げる(=エンジニアの質を上げる)と言う観点で
考えた場合に「総フリー化」が一番手っ取り早いのでは?と考えています。

 もっとも個人的にはプログラマ等はこれからは非正規社員が増えるんじゃないか
なと考えています。理由はSodaさんがおっしゃる通り「プログラムを作る環境
も敷居がさがっている」からです。極端な話、誰でもコードが書けるんであればそ
この人件費を削る方向に動いてもおかしくないと思います。

 コラムに書いてある通り、この部分だけ切り出してもあまり意味はないんですが
構造的な問題点を出すには良い例だったんであえて書いてみました。先行きは難し
いですね。

Soda

>にゃん太郎さん

「人月単価」を完全に理解できていないので、フリーの人になぜ「人月単価」が関係するのかわからなかったりします(^^;
1つまえのエントリでの

>スキルがない会社(納期が長いもしくは大人数)の方が確実に利益が上がる

ってのも、ピンとこなかったり(^^;
請求金額が高くなるということならわかるんですよ。
でも、利益が上がる理屈がわからない。
単純に考えて、請求金額が高い会社には発注しないと思うのですよ。

http://el.jibun.atmarkit.co.jp/g1sys/2009/08/post-ae94.html

こちらをみて、色々勉強になりましたが・・・やっぱりわからない(^^;;;;
委任や派遣で労働時間に対して報酬が発生する場合でも、スキルが無いエンジニアは報酬が高くなるから雇わなくなると思うわけで(^^;
まま、この辺の話は次回のコラムの内容と関係しそうなので置いておきますね。

> ただ、ソフトウェアの品質を上げる(=エンジニアの質を上げる)と言う観点で
>考えた場合に「総フリー化」が一番手っ取り早いのでは?と考えています。

フリーになってしまうと、過去のソースをみる機会が減らないかなーと。(^^;
会社勤めだと先輩とかに教えてもらったりできますよねぇ。
ベテランや中堅どこがフリーになるのと、始めからフリーなのでは初期段階での差がありすぎないですか?
結果的に始めからフリーな人は淘汰される可能性が高くなるんじゃないかなぁ。
成功させるとしたらー他の世界の職人のように誰か師匠を見つけるような感じ・・・かな?

まぁ、そこまでの質を求められているかどうかってあるんですよねぇ。

oumi

色々なところで、色々な人が「エンジニア総個人事業主化」的な話が盛り上がってる気がしますが・・

もし、もしですよ、空想なので現実的名意味はないかもしれませんが、ほんとうに技術者が皆個人事業主になったとすると・・・
淘汰が進んで、今より一層失業者が増え、頑張って稼いでる人の税金は、失業者対策に回される。という事になっていくような気が・・・


エンジニアには営業力が必要だ!なんてのは、どこのセミナでもどんな人も言いますが、私はそうとは思っていません。
エンジニアって、人との対話が必要なポジションもありますが、より仕組みや最終的な昇華のさせかた、といったものを突き詰めて考える必要のあるポジションも多いと思います。
つまり、こういった部分は、自問自答を激しく繰り返していく必要があり、内向的にならざるをえません。内向きに強い人は、外向きに弱い傾向がありますね。

ですので、総フリーというよりは、内向、外交、中庸、そういった人達のバランスなんじゃないかと思います。

ただ、圧倒的に外向きな力のある人が少ないという現状から、「たまたま」営業力が必要だ!とか、コミュニケーション能力が必要だ!なんていい方になるのではないでしょうか。

営業力(仕事を取る力やゴマをする力、プレゼンス力などなど)もあり、コミニケーション能力も当然ある、技術も人並み以上にある。
一般的な、問題分析手法にも通じている。

そんな人は・・・数千人に1人いるかどうか・・・
MSCの赤間さんなんかは、そんな神レベルかもですが。


私は現状、総フリー化は反対。エンジニアや学生に冷たい風があたりすぎると思う。自信のある人だけでよいと思っています。

にゃん太郎

oumiさん、ありがとうございます。

 正直、「独立」っていう部分だけ現状で論じても仕方ないと私も思っています。
ただ、このまま進んでいっても失業者は増えると思いますが。

 「営業力」って言うと大げさですが、コミュニケーション能力が低い人が増えて
きてプロジェクトにも支障が出てくるようになっている現状ではITスキルだけで良
いのか、という提案が出てくるのは自然の成り行きだと思います。

 コミュニケーション能力(営業力とは違い、基本的なものです)が乏しいとあい
さつはしない、話しかけてもほとんど反応ない、注意すると反発する…そんな人が
確実に増えている中ではすでにエンジニア以前の話になります。会社もスキルに偏
って(スキルがないと意味ないので)しまいその他の部分は目をつぶっている事も
多いので余計です。

 oumiさんのおっしゃる通り総フリー化は学生やエンジニアの大半には厳しいと思
います。ただ、一生懸命頑張っているエンジニアが報われるようにする事とトレー
ドオフの関係もあるのでどちらが良いかは難しいですね。

 個人的には、いろいろなエンジニアにも考えてもらえるようにやや極端な事も書
いています。そういう意味ではいろんな人に意見がもらえるのはそれはそれで成功
かなと思います。

ビガー

こんばんは、たびたびですいません。

フリーの立場での委託契約に関する記事でリンク張らせてもらいました。
その内公開されます。

私は、総フリー化賛成です。これからは、本当にスキルのあるヒトしか生き残れないし(自分がどうかは置いといて)、ダメ(合わない)なヒトは、20代の内に別の業界に行った方が救いようがある気がします。

別の話ですが、民主党の派遣関係の規制は、委託のフリーでやっていくには、実現されると危険だな~と思います。

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