Chrome CastもAirPlayもOKのミラーリングソフト、Reflector 2
■プレゼンテーションで重宝するReflector
筆者はモバイル機器の活用を説くことが多いので、iPod touchをMacBook Airの画面に映すことができるReflectorを重宝しています。スライドにスナップショットを貼り付けるのではなく、実際に操作している画面をお見せした方が説得力がありますし、聴講していただいている方の理解も進むからです。
■ReflectorがバージョンアップしてChrome Castにも対応
筆者がセミナーでAirPlayを使うために利用しているReflectorがバージョンアップしてReflector 2となり、Chrome Castにも対応しました。iPod touchもNexus 7も同じサーバーで画面のミラーリングができるので、セミナーで実際にアプリを操作している模様をスクリーンに投影できます。
お望みとあらば、複数のデバイスの画面を同時にミラーリングできます。以下のスナップショットは、左側がNext 7の画面、右側がiPod touchの画面をミラーリングしている様子です。
なお、paid upgradeということで、Reflector 2はReflectorとは別のアプリとなっています。したがって、意味はありませんが、同一のMacに両方をインストールできます。既存ユーザーへの配慮もあるのか、ただのキャンペーンなのかは分かりませんが、14.99ドルの商品が5.00ドル割引になるキャンペーンを行っています。
■Zenfone5のChromecastアプリからは繋がらない
画面のキャスト機能は、Android 4.4.3で導入されました。Zenfone5はAndroid 4.4.2なので、ミラーリングにはChromecastアプリを使用します。
実際にChromecastを起動してみると、MacBook Airで動かしているReflector 2を認識するのですが、接続に失敗してしまいます。理由はわかっていませんが、ひとまずよしとして深追いしないことにしました。Nexus 7で使用できるので、Androidのデモを行うという目的を達しているからです。
■プレゼンテーション目的にはApple TVよりも便利
昨秋、アイティメディア社の会議室をお借りして行ったイベントでは、Apple TVを使ってiPod touchの画面をミラーリングし、プレゼンテーションとデモンストレーションを行いました。このイベントは「ガジェットひとつでいつでもどこでも勉強する方法」(動画(YouTube)、資料(SlideShare))でしたから、MacBook Airを使わずにどこまでやれるかをお見せしたかったし、自分でも試してみたかったのです。もっとも、バックアップのため、MacBook Airを持ち込んでいたのは言うまでもありません。
Apple TVの出力はHDMIのみです。自宅では問題になりませんが、出先でHDMIが使えるとは限りませんから、Apple TVの出力が制約になることがあります。実際、筆者がセミナーに利用している会場のモニターにはHDMI入力がありません。
Apple TVと言えば、アプリが動くようになるという噂があります。iOS機器のミラーリングをすれば、機能的には同じかもしれません。しかし、Apple TV単体でできることが、もっぱらAppleの提供するサービスに限られていることを思えば、Apple TVでアプリを動かすことにはユーザーにとっては大きな意義があると思います。