エンジニアの肩書き、名刺について
こんにちは、フリーエンジニアの富松です。
今回は、エンジニアの肩書きや名刺について、お話させて頂きたいと思います。
●エンジニアの肩書きについて
このコラムをご覧になっている方は、エンジニアの方が大半かと思います。
皆さん、どのような肩書きをお持ちでしょうか? 最近、新たな業種・業態も次々生れているため、社会全体的に様々な新しい肩書きが増えていますよね。そんな中でも、このIT業界は他と比較して肩書きの種類が多い方ではないでしょうか。
●どんな肩書きを持つか?
最近の日経コンピュータでは、年収の職種格差に関する特集が組まれていましたし、業界全体の市場動向を踏まえて、価値のある肩書き(職種)を名乗る事も重要かと思います。
勿論、肩書きだけ先行し、実際の業務やスキルと異なってしまうのは論外なので、まずは名刺を渡す相手に対して“自分が何をやっているのか”が伝わる肩書きを持つことが大切ですよね。
●フリーエンジニア(わたし)の名刺
サラリーマン時代は当然ながら会社に用意された、会社名・部署名・役職などが記述された名刺を使用していました。
会社を辞めて個人になると、名刺に何を記載するかは自由です。さて、どんな名刺にするか……。随分悩みましたが、最終的に下記のような名刺を作成しました。
肩書きは、特定技術・業務に限定したくなかったので、最も一般的な“システムエンジニア”にしました。そして、通常は会社名が記載されている左上には、“インディペンデント・コントラクター(Independent Contractor)”と銘打っています。
“インディペンデント・コントラクター”、ご存知ですか?
直訳すると「独立業務請負人」。“IC”と略されることもあり、高度な専門性を備え、業務単位の請負契約を複数の企業と結んで活動する「法人化した個人」および「個人事業主」のことをいいます。アメリカではよく使われているらしいのですが、これまで名刺交換させて頂いた中でご存知だった方は、(残念ながら)今のところ3名のみです。
ほとんどの方から「これって会社名ですか?」等と聞かれるので、初対面の方との会話の種になるのは有難いのですが、もう少し知名度が上がってくれればとも思います。
そして名刺の裏面には、請負、業務委託範囲/経験分野、技術/開発言語/保有資格など、仕事上アピールできそうな内容を記載しています。
●ここだけのハナシ
名刺を作成する際、私が考えた内容をデザイナーの友人にレイアウトして貰い、個人事業主として初めての名刺ができました。
手に取った時、何とも言えない喜びがあったのですが、よく見ると“インディペンデント・コンストラクター”となっていたので慌てて作り直したというのは、ここだけのハナシです(苦笑)
ご拝読、ありがとうございました。
それでは、また次回。
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コメント
ばる
会社の肩書きだけではなく、個人のスキルを端的に表せるもう一つの肩書きが名刺にあることは、より多くの情報を受け手に与えられるように思います。
また、広く一般的な(と思われる)「システムエンジニア」は分かりやすいのですが、よりすごい肩書きはアピール度も増すと思います。
MSの「エバンジェリスト」もそのひとつですね。しかし、意味を知らないとコンスト「ラ」クターと同じくらい「?」がつく肩書きでもありますが・・・。
オリジナルの肩書きを考えると、その意味のバランスが難しいですね。
ゆうすけ
フリーランスの方の名刺は、自分でいかようにも出来る分、自分が出来る分野をどのようにアピールするかや、レイアウトや色とのバランス等々、悩みどころも多いんでしょうね。近いうちに名刺を作り変える予定がありますので、今回のコラムを参考にさせていただきます。
富松
>ばるさん
仰る通り、バランスは難しいですね。
肩書きは、企業にとっての社名と同じく、個人にとっての看板だと思いますので、よりアピールできるものにしたいと思います。
勿論、その名に実力が伴うことが必須ですので、しっかり自身を磨いていくことも大事ですよね。
お互い頑張りましょう!
富松
>ゆうすけさん
そうですね、悩みどころは色々あります。
ただ、(名刺に限らず)そんな選択肢の多さがフリーランスの楽しさでもあるかなと思いますよ。
名刺を作り変えるとの事ですが、多少でも参考になりましたら幸いです!