010_自己投資まつり
初回:2018/10/10
1.今回は、コラムです。
前回、コラムと言語解説を、順番に行っていくと宣言しましたが、今回が、010 番なので、偶数がコラム、奇数が言語解説になります。(※1)
「どうせ、三日坊主でしょ」(※2)
まあ、週1回のペースなので、三日坊主でも残り4日で復活します。
最近、エンジニアライフで自己投資に関するコラムが幾つかアップされています。
「いきなりパクリですか?」(※3)
いや、そういうことではなく、...ごめんなさい。流用しちゃいました。
さて、自己投資ネタが、おまつり状態(※4)になっているので、いっちょ参加すっか?という事で、私の自己投資に関するお話をしたいと思います。
「そんなの、誰も聞きたくないでしょう」
なら、続きは読まなくて結構です!。
「逆切れですか?...ねえ、私は聞きたいなー、知りたいなー」(※5)
そ、そこまで言うなら、続けましょう。
2.自己投資とは
色々と解釈はあるかもしれませんが、投資という名称が付く限り、リターンが必要です。ただ、投資した分をうまく回収できていない場合(※6)や、リターンの確約がないため、一種の博打(※7)になることもあります。リターンがなければ、自己満足で終わります(※3)し、打率は低くても、ホームラン狙いもあり(※8)です。
つまり、自己投資という限り、リターンをいかに得るか、(方法や費用対効果)という課題解決が必要だということです。この辺りは、人により、方法や考え方が色々あって、面白いですね。
では、私は、どのような自己投資をしてきたのでしょうか?
Javaに関しての話ですが、Java WORLD(※9)という雑誌は、定期購読ですべて購入しました。また、トラ本(※10)を始め、Java関連の書籍は、結構購入しました。20~30万円は、軽く超えているかもしれませんが、残念ながら、回収は出来ていません。(※11)
当時、私の仕事は、ハードウエア設計で、Javaを初めて知った時、「なんじゃこりゃ」(※12)という感じで、趣味として勉強しました。その後、子会社の情報システム部門に異動になりました。
「異動じゃなく、飛ばされたんでしょ」(※13)
今は、Pythonにはまっていますが、Python自身は、20年以上の歴史を持つ言語ですが、Rapsbery Piや、AIなど、最近注目を集めており、非常に面白いと感じています。これもまた、今の仕事とはほとんど関係がない趣味の世界の話です。
「投資の話が出てこないじゃない」
実は、今回の自己投資の話の結論は、そこにあります。
3.自己投資じゃなくてもいいじゃないか。
自己投資論になると、リターンがどうとか、効果的な手法がどうとか、色々な話が出てきます。そうなると、リターンがなければ、自己投資は無駄だとか、最初から、自己投資なんてしなければよかったとか、そういう話も出てきます。
私の意見としては、"自己投資"でなく、"趣味"でいいじゃないですか、ということです。
ここで言いたいのは、投資というから、リターンを意識するのであって、趣味なら、リターンなんて必要ないでしょ、という事です。
私は、テニスが趣味ですが、自己投資とは思っていません。テニススクールに通ったからと言って、賞金で回収しようとは思いませんから。
趣味なので、結果は求めませんし、かかった経費は、回収できなくてもかまいません。なので、自己投資などと肩ひじ張らずに、書籍を買ったり、セミナーに参加したり、資格を取ればよいのです。趣味の良いところは、結果を意識せず、プロセスを楽しめるという事にあります。
「社会人として、そんなことでいいの?」
そこで、もう一言追加するとすれば、「チャレンジ」という言葉です。
チャレンジには、失敗はつきものですし、成功したとしても、経費が回収できるかどうかは含まれていません。チャレンジすること自体が、目的でよいのです。楽しみながら、チャレンジすれば、きっと、幸せになれると思います。
「自己投資という話から、なんか、ずれてない?」
4.結論
自己投資ではなく、趣味としてチャレンジしましょう、というのが結論です。
これは、自己投資するな、と言っているのではなく、結果を意識しすぎて、自己投資しないとか、回収がうまく行かないからといって、ムカついたりするくらいなら、趣味にして、プロセスを楽しみましょうということです。さらに、プラスアルファのチャレンジという調味料をふり掛けるだけで、ピリッと美味しくすることができると思います。
「なんか、最後に中途半端な比喩をぶっこんだわね」
恋も仕事も、投資ではなくチャレンジが楽しいのです。
「あなたの場合、恋に関しては、回収の見込みはないもんね」
ほな、さいなら(※14)
======= <<注釈>>=======
※1 偶数がコラム、奇数が言語解説
009.Pythonの辞書の初期化2 の 1.今までの反省 の中で決めました。
オープンソースの世界で標準的な手法としては、バージョンが奇数のものは開発版、
偶数のものが安定版といった暗黙の了解として扱われているものもあります。
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1003/26/news106.html
一方,Linuxでは2.6系でこのスタイルは放棄されました。
https://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/ganshiki-soushi/0023?page=1
※2 「どうせ、三日坊主でしょ」
コラムでは、結構出番がありそうなので、実は喜んでるみたいです。
※3 「いきなりパクリですか?」
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/career/2018/10/334.html
第334回 自己投資について考える の出だしと同じですね。
※4 おまつり状態
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BA%D7%A4%EA%BE%F5%C2%D6
にわかに盛り上がってしまった状態。慣例化していないのに、お祭りのようになってしまった状態。
※5 「逆切れですか?...ねえ、私は聞きたいなー、知りたいなー」
一応、ご機嫌取りしています。
※6 投資した分をうまく回収できていない場合
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/noriwo_t/2018/10/post_102.html
自己投資は大事ですが、投資の分だけ回収できていますか?
※7 一種の博打
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/horus/2018/10/post_40.html
自己投資は博打だ
※8 ホームラン狙いもあり
http://el.jibun.atmarkit.co.jp/abekkan/2018/10/_-_22.html
自己投資の回収打率は低くてもいい -ホームランを狙え!
※9 Java WORLD
Javaの専門書で、ITGジャパン発行の月刊誌です。
1997/12/1 の第1巻第1号 通巻1号から2006/12/22 の廃刊まで、お世話になりました。
※10 トラ本
オライリー・ジャパンのJavaクイックリファレンスのこと。
オライリーの技術本シリーズは,表紙に動物がデザインされており、それが、愛称になっているケースが多々あります。
https://macruby.info/book/oreilly-book-cover-animal-meaning.html
※11 回収は出来ていません。
趣味なので回収不要でいいのですが、書籍について一言。
私は、3000円から4000円もする技術書から、たった1行でも、新しい発見があれば、儲けものだと考えています。そのうろ覚えの知識で、「あれ、なんかあったような...」という記憶から、きちんと調査して使えたなら、知らなかったまま、手間暇かかったり、別の非効率な方法で構築したりする事を避けられたとすれば、十分回収していると思っています。ただし、回収しているのは会社であって、私に直接の実入りはありませんけど。
※12 「なんじゃこりゃ」
刑事ドラマ『太陽にほえろ!』でのジーパン刑事(松田優作)の殉職シーン。
とりあえず、どこでも使える名言です。
※13 「移動じゃなく、飛ばされたんですよね」
移動先の情報システム部門では、Javaはまったく関係ありませんでした。
※14 ほな、さいなら
毎回、考えるのが邪魔くさくなってきたので、今回から、これ一本でいきます。